スピナーベイトを結ぶのにスナップを使用している人を見かけます。ボクはスナップを使った結束はせずにクリンチノットやユニノット、ハングマンズノットでスピナーベイトを結びます。
スピナーベイトのRアイにスナップを使うとRアイの良い部分が台無しになってます。スピナーベイトをスナップで結束するならクローズドアイのスピナーベイトを選択したほうが、利点があるのでおすすめです。
今回はスピナーベイトの付け方はスナップを付けるそれとも付けない?スピナーベイトのスナップ利用について書き進めて行きますので、よろしくお願いします(^O^)/
Rアイのスピナーベイトにスナップを付ける時の注意点!

スピナーベイトにスナップを使って結束する事はおすすめしません。理由は以下の5点です。
1 ラインが傷む
2 ゴミが掛かりやすい
3 立ち上がりが安定しない
4 泳ぎが安定しない
5 フォール姿勢が悪い
ライン絡みを解消する為のRアイをワザワザ、ゴム管などでスナップの移動をしないように固定するくらいなら直接アームに結んでいる方がラインブレイクに繋がるリスクを下げられます。

スナップを付ける事でウィード等のゴミを拾いやすくなります。その都度、ゴミを取り除けば問題はありませんが、釣りのリズムが崩れてしまいます。スピナーベイトの釣りはサーチルアーの役割が多大にあるルアーなので、広範囲に探る為にテンポは重要です。


Rアイにゴム管などもせずアイにスナップを取り付けるとアイの位置からスナップが脱落し着水後のスピナーベイトの立ち上がりが悪く泳ぎも安定しません。
また、カーブフォールやヘリコプターと言われる落とし込みのテクニックを使ってもフォール姿勢が悪く、着底後のルアーの動きが安定しません。
以上、Rアイにスナップを使うとダメな理由を5つ挙げました。
スピナーベイトの進化! アイの種類とRアイの誕生
スピナーベイトには、ラインアイの種類にクローズドアイとRアイの2種類があります。


Rアイが誕生したのは、スピナーベイトをキャストしていると、飛行姿勢が安定せずスピナーベイトがラインを跨いで回転してしまうトラブルから生まれます。
アームにラインが絡むことでラインを傷つけてラインブレイクに繋がる為です。Rアイではアームがラインを跨いだ状態でも力が加われば元の位置に結び目が戻ります。
では!クローズドアイは全てダメなのかと言うとそんな事はありません。ケースバイケースで使い分ける事が重要になってきますが、アイの形状の違いによるメリットデメリットは次の項目で触れていきたいと思います。
スピナーベイトのクローズドアイのメリット&デメリット!

80年代のスピナーベイトでは多かった閉じられたアイですが、現在でも各メーカーから販売されているのですが、パイクを狙うためのスピナーベイトにクローズドアイが使われています。
クローズドアイの場合にはスナップを使う場合がありますが、ゴミを拾う点は避けられませんがラインブレイクの軽減になります。
クローズドアイのメリットとデメリットを見て行きましょう。
・メリット
ブレードのバイブレーションがヘッドに伝わりやすくスカートの動きを良くする
大物が来てもワイヤーが伸ばされてバレるトラブルが軽減される
・デメリット
ラインがアイを一周してラインブレイクの原因になる (スナップを使って軽減できる)
クローズドアイのメリットはブレードの回転による振動をローアームからヘッドに伝えスカートの動きを良くする点が挙げられます。後、大物とのファイトでアームが折られたりしてもアイからラインが脱落しないので、バレの防止にもなります。
デメリットは先ほども触れましたが、直接ラインに結線した場合にはラインがスピナーベイトに絡んでいないか注意して取り扱う必要があります。
ゴム管の代わりにスプリットリングを使ったチューニング!

バスプロのバーニー シュルツ氏のスピナーベイトのチューニングです。日本ではスナップを使って交換できる様にゴム管を使ったチューニングをされる方がいますが、これはスプリットリングを使ったチューニングになります。
スピナーベイトのアームにスプリットリングをかます事でワイヤーが広がる量を制限します。これによりワイヤーアームの開閉による摩擦熱を減らし破損を防ぎます。また、ビックバスとファイト中にワイヤーが折れた場合もアイからラインが外れるのを防止するチューニングです。
バーニー氏によるとRベンドのアイのスピナーベイトはワイヤーが振動しやすいのでクローズドアイのスピナーベイトではなくRベンドのアイで耐久性を上げたい時に使うチューニングだそうです。
ゴム管を使うよりもコチラのチューニングの方がスピナーベイトの機能を上げてくれると思われます。
スピナーベイトは1917年に誕生!スピナーベイトの歴史と遍歴を知ろう

スピナーベイトの歴史的にどの様に現代のスタイルに変わっていったのかを知る事でRアイが画期的なラインアイであることを知る事ができます。
スピナーベイトの原点は1917年にシカゴにあるW.J.JAMISON CO.社のJ.Pシャノンが作り出したたシャノン、ツインスピナーが最初と言われています。ラインアイは当然、クローズドアイです。

現代のアッパーアームとローアームを持つスピナーベイトのスタイルを作り出したのがコットンコーデル氏が1957年にシングルブレードのオワシタスピナーが世界で初めてのスピナーベイトといわれています。当時のモノはジグスピナーのようなスタイルだったようです。
ボク自身は80年代の途中からRベンドのラインアイのスピナーベイトを見る機会が増えた記憶があり、当時はこれじゃあスナップが使えないと言う事を話していたと記憶します。
ボク的にはスナップを使いたいのであればクローズドアイのスピナーベイトにスナップを使用する事をおすすめします。
おわりに
スピナーベイトのラインアイの形状でスナップを付けるか付けないかを選択する必要があるとボクは考えます。Rベンドのラインアイではラインを直結する方が、ラインの結び直しの頻度もあがりラインブレイクを防止する事に繋がると考えますし、なにより、スピナーベイトの動きが良くなると思います。
クローズドアイを使用する時にラインブレイクを気にするならスナップを使う事で軽減できると考えます。ご自身が釣りに対してどの部分に重きを置くかで、スナップの使い方も変わると思います。
ボクの場合はルアー交換の楽さよりもラインブレイクと動きの方を優先したいので直結で結びたいと思います。今回はスピナーベイトにスナップを付けるOR付けない? という記事を書いてみました。あなたはスナップを付けるますか?それとも付けないですか?
この記事が参考になれば幸いです。
コメント
時代背景的にR形が主流だったゆえ
付けたこともなかったですし、
そもそも付けるものなのか!?
という感じでした。なるほど、
付けている派の方々はルアー
ローテーションの観点なんですね😊
次男坊さんコメントありがとうございます😀
いつからかゴム管付けてスナップ付ける人が出始めて折角のRベンドの
意味がないんだけどなぁーって思ってみてました🤔これ誰がやり始めたんだろうって考えたら
村上晴彦さん辺りがやり出したんじゃないかなぁ? と思うんですよね。