バスフィッシングを楽しむアングラーのみなさん、こんにちは! 今回の「釣りたいバス釣り日記」では、ぼくが25年以上通い続けている淀川のバス釣りスポット――「庭窪ワンド」と「八雲ワンド」エリアをご紹介します!
淀川でのバス釣りは、正直なところ難易度が高く、なかなか釣果に恵まれないことも…。以前、お子さん連れのお父さんから「子供にバスを釣らせたいんですが、淀川で釣れる場所はありますか?」と聞かれたこともありました。
そんな声に応えるべく、今回はぼくの実体験と過去の釣果をもとに、バスとの出会いの確率が高いポイントをピックアップ! ストラクチャーとカバーの関係を理解することが、淀川攻略のカギになります。地形の変化や釣り場の特徴をわかりやすく解説していきますので、フィールドに立つ前のマップスタディとしても活用してみてくださいね。
では!「淀川バス釣りポイントを紹介!!」庭窪ワンド・八雲ワンド編の始まりです(^O^)/
- 淀川のバス釣りポイントを紹介!!庭窪ワンドってどんな所?
- 「淀川バス釣りポイントを紹介!!」庭窪ワンド・八雲ワンド編本流とのアクセスがある鳥飼大橋橋脚と第一ワンド
- 「淀川バス釣りポイントを紹介!!」庭窪ワンド・八雲ワンド編 ワンド内でも目立つ取水塔のカバーを持つ第二のワンド
- 「淀川バス釣りポイントを紹介!!」本流とのアクセスが途絶えイタセンパラの飼育に使われる第三ワンド
- 「淀川バス釣りポイントを紹介!!」庭窪ワンドの第4ワンド:駆除の中でも生き残る、タフなバスのいる浅場
- 「淀川バス釣りポイントを紹介!!」庭窪ワンド・八雲ワンド編 マスゲンがスピナーベイトで45アップを釣った第五ワンド!
- 「淀川バス釣りポイントを紹介!!」庭窪ワンド・八雲ワンド編 ストラクチャーフィッシングの考えが不可欠な第六ワンド
- 「淀川バス釣りポイントを紹介!!」シャローフラットが続く第七ワンド:風と濁りに注意したい静かなエリア
- 『設置に感謝!』八雲ワンドには八雲河川公園のトイレが利用できます
- 『時間に注意!』八雲河川公園の駐車場情報
- 「淀川バス釣りポイントを紹介!!」庭窪ワンド・八雲ワンド編 まとめ
淀川のバス釣りポイントを紹介!!庭窪ワンドってどんな所?
庭窪ワンドは、鳥飼大橋の左岸側から数えて7つのワンドで構成されている、淀川屈指のバスフィッシングスポットです。春にはスポーニングを迎えたバスが集まる産卵エリアとして知られ、シーズン中は多くのアングラーでにぎわいます。
このフィールドは、メディアでもたびたび紹介されており、過去には『Theフィッシング』で西山徹さんや下野正希さんが訪れたこともあるほど。最近では、一誠の赤松健さんも挑戦された注目のエリアです。駐車場やトイレなどの設備も整っているため、ファミリーや初心者にも安心して楽しめる人気スポットとなっています。
それでは、順に各ワンドの特徴や釣果実績を紹介していきます。地形やストラクチャーの違いを知ることで、釣果アップにつながるヒントがきっと見つかるはず! フィールドに立つ前のマップスタディとしても、ぜひ活用してみてくださいね。
「淀川バス釣りポイントを紹介!!」庭窪ワンド・八雲ワンド編本流とのアクセスがある鳥飼大橋橋脚と第一ワンド
写真に写っているのは、鳥飼大橋から数えて最初の庭窪ワンドです。約25年前まではアシに囲まれた自然豊かなエリアで、バスの隠れ家としても機能していました。しかし、開発が進むにつれてアシは姿を消し、現在ではへら台が数台並ぶ釣り場へと変化しています。

このワンドは、Googleマップの航空写真でも確認できるように、鳥飼大橋側が特に深くなっているのが特徴です。ワンドのマウス部から約3mの水深に落ち込む地形で、リップラップが入っているため、バスの付き場としても期待できます。
また、橋の架け替え工事の際には支柱や矢板が設置されたこともあり、人工的なストラクチャーが点在するポイントです。見た目は教科書通りの好条件ですが、淀川は非常にタフなフィールド。バスの個体数が少ないため、ボウズ覚悟で挑む必要があります。

それでも、春には60アップの実績もあり、ぼく自身も50アップを釣ったことのある夢のある場所。夏にはバズベイトやトップウォーター、ジャーキングでも良型の釣果が期待できるエリアです。
ボクの2021年の釣行では、SMITHのスピナー「AR-SバスモデルⅡ」でバスをキャッチすることができました!このスピナーは、着水直後からブレードが高速回転し、強いバイブレーションでバスを引き寄せる優れモノ。特にリップラップ周辺やカバーの際でのリフト&フォールに強く、タフな淀川でもしっかり結果を出してくれました。
このルアーの魅力や使い方については、ボクの以下の記事でも詳しく紹介しています。初心者の方にもわかりやすく、スピナーの選び方やアクションのコツをまとめているので、ぜひチェックしてみてください!
2025年の釣行では、鳥飼大橋周辺でBOOYAHのマイクロポンドマジックを使ってバスをキャッチすることができました!この極小スピナーベイトは、ハイプレッシャーな淀川でもしっかりアピールしてくれる頼れるルアー。特にリフト&フォールのアクションが効いて、ショートバイトでもしっかりフッキングできました。
この釣行の様子は、YouTube動画「【淀川バス釣り】BOOYAH! マイクロポンドマジックで秋の淀川バスを釣る!」で公開しています!実際のヒットシーンやルアーの動きも見られるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
「淀川バス釣りポイントを紹介!!」庭窪ワンド・八雲ワンド編 ワンド内でも目立つ取水塔のカバーを持つ第二のワンド
庭窪ワンドの2つ目は、写真にも写っている取水塔があるエリアです。この取水塔は、周辺で行われた大規模な工事によって新たに設置されたもので、比較的新しいハードカバーとして注目されています。

このエリアは、毎年秋になるとバスがシャローに差してくる傾向があり、トップウォーターでの釣りが楽しめるスポットでした。特に2020年頃までは沈船などのカバーも点在しており、バスの付き場として機能していましたが、現在ではそれらの船は撤去され、地形も変化しています。
取水塔の手前は浅く、ゴロタ石が入ったリップラップエリアになっています。左側は深くなっており、本流側の側面では水深4mほどあるため、バスの回遊ルートとしても期待できます。ただし、岸からのアプローチではルアーが届きにくく、右側のバンクからアクセスする必要があります。藪漕ぎが必要なので、装備や安全対策はしっかりと!

ウェーディングスタイルで釣りをされる方も多いポイントですが、ワンド外側は急激なブレイクがあるため、落水には十分注意してください。命に関わる危険もあるので、無理な立ち込みは避けましょう。

取水塔エリアでウェーディングする時は、気を付けてくださいね。
ワンドの外側は急激にブレイクが落ちているので、命の危険があります。
「淀川バス釣りポイントを紹介!!」本流とのアクセスが途絶えイタセンパラの飼育に使われる第三ワンド
第3のワンドは、2019年頃に写真奥の流れ込みが岩で護岸整備されたことで、地形が大きく変化したエリアです。かつては本流からバスが入り込み、居着くこともあった実績のあるポイントでしたが、ここ10数年で魚影はかなり薄くなってしまいました。

特に2020年にはワンドの底が掘り返され、写真左側の一部は水深2m近くまで深くなっている場所もあります。しかし、現在はバスの姿を見ることは少なく、釣果も厳しい状況が続いています。


第三ワンドは、2年前の2020年の12月から行われた工事で、ワンドの底を掘り下げて
水深が深くなっているので、お子さんと釣りをする場合は気を付けて下さいね。
このワンドは、絶滅危惧種イタセンパラの保護・飼育エリアとしても活用される予定があるため、今後は釣りの対象エリアとしての制限が設けられる可能性もあります。現時点では他の魚種の放流も行われておらず、ヘラ師の姿もあまり見かけません。
釣りを楽しむ際は、こうした保護活動への配慮も忘れずに、自然と共存するスタイルでフィールドに立ちたいですね。
「淀川バス釣りポイントを紹介!!」庭窪ワンドの第4ワンド:駆除の中でも生き残る、タフなバスのいる浅場
第4ワンドは、イタセンパラの飼育エリアとして指定されており、定期的にブラックバスの駆除活動が行われているワンドです。外来魚の影響を抑えるための取り組みが続けられているものの、バスは何とか生き延びているようで、時折釣果報告も聞かれます。

このワンドは全体的に浅く、水質も濁り気味なのが特徴。2019年まではトップウォーターやサブサーフェスの釣りが有効で、シャローに差してきたバスを狙うスタイルが楽しめました。ぼく自身も、春にスピナーベイトのスローロールで50cmのバスをキャッチした実績があります!
ただし、現在は駆除活動の影響もあり、バスの個体数はかなり少なくなっています。釣りをする際は、保護活動への配慮を忘れず、静かに自然と向き合うスタイルが求められます。
第5ワンドは、近年の護岸整備によって大きく様変わりしたエリアです。奥が岩で護岸されたことで魚の行き来が制限されていましたが、最近では一部が開放されることもあり、再び魚の回遊が見られるようになってきました。

この護岸整備により、第5ワンドへのアクセスは以前よりもスムーズになりました。ただし、足元は岩が多く滑りやすいため、釣行時は十分な注意が必要です。

2025年の春には、ロングビルミノーを使ったスポーニングの釣りで45アップのバスをキャッチすることができました!このルアーは、深場のブレイクラインをタイトにトレースできるのが強みで、特に春の低活性時にはスローなアクションが効果的です。
「淀川バス釣りポイントを紹介!!」庭窪ワンド・八雲ワンド編 マスゲンがスピナーベイトで45アップを釣った第五ワンド!
第五ワンドは、右側のバンクが急激に深くなっているため、釣行時は安全に十分注意してください。本流側に向かうにつれて一旦浅くなり、ワンドのマウス周辺では水深が3mから6mへと急激に落ち込むリップラップエリアが広がっています。足元は岩で護岸されているため、滑りやすく不安定な箇所もあるので、しっかりした装備で挑みましょう。

このワンドは地形変化が激しく、浅い側がフィーディングエリアとして機能します。水生植物などのカバーがある年は、その周辺にバスが着く傾向が強く、トップウォーターやサブサーフェスの釣りが効果的です。一方、カバーがない年は、岬のストラクチャー付近に本流からスクールが入ってくるタイミングで、一時的に釣れ出すことがあります。2024年の春には、ロングビルミノーで45アップのバスをキャッチしました。
写真の右上に写っている取水塔は現在は無くなっています。ここは本流と繋がっているので魚の出入りはありますが、近年はあまり釣れていないように感じます。

ちなみにマスゲン釣りチャンネルのマスゲン氏がたまに来るエリアでもあります。
「淀川バス釣りポイントを紹介!!」庭窪ワンド・八雲ワンド編 ストラクチャーフィッシングの考えが不可欠な第六ワンド
第六ワンドも本流とのアクセスがあるため、バスが産卵時期に入り込むことができるワンドです。手前のバンクは深く、左右は浅くなっている地形で、底質は砂地。夏になるとウィードが伸びてくるエリアとしても知られています。

最近では雑草の処理が行われたようで、見晴らしが良くなり左側のバンク沿いへのアクセスは改善されています。ただし、夏には再び草で覆われてしまう可能性があるため、季節によって釣りのスタイルを調整する必要があります。

写真左側の岬の先端からは急激に深くなる地形が広がっており、ストラクチャー的には非常に魅力的なポイントです。ただし、釣果は安定しておらず、タイミング次第で良型が狙える可能性があるといった印象です。
このワンドのマウス部分は水深約3mでリップラップが入っているため、根掛かりしやすいエリアでもあります。昔はバンク沿いを攻めるだけで釣果が出ていた時期もありましたが、現在はそういったイージーな釣り方では通用しません。水中のカバーをしっかり把握し、ストラクチャーを意識したアプローチが釣果につながるようです。
チャックヘドンのベビートーピードを使ったトップウォーターゲームでも釣果がありました。このルアーは、1942年当時のカラーを再現したヴィンテージモデルで、独特のペラ音と水押しがバスを引き寄せます。第六ワンドの実釣の様子は、YouTube動画「チャックヘドン!ベビートーピードが炸裂!」でチェックできます!
同じく、第六ワンドでスミスウィックのデビルズホースAF200を使った釣行も公開中。ダブルスイッシャーの繊細な水面アクションが効いた一投で、バスが水面を割って出てくる瞬間は必見です!動画はこちら「【淀川バス釣り】デビルズホースAF100に秋の淀川本流バスがバイト!」からどうぞ!
「淀川バス釣りポイントを紹介!!」シャローフラットが続く第七ワンド:風と濁りに注意したい静かなエリア
第七ワンドは全体的に浅く、なぜか昔から魚影が薄いことで知られるワンドです。淀川は風が吹き始めると濁りが立ちやすいフィールドですが、このワンドも例外ではなく、濁りが発生しやすいエリアと感じています。

アクセスするには、第六ワンドのバンク沿いを歩いて向かう必要がありますが、雑草が生い茂る季節には藪漕ぎが大変なエリアでもあります。特に夏場は草が背丈ほどに伸びることもあるので、長袖・長ズボンや虫除け対策をしっかりしておくと安心です。
釣果は安定しないものの、風の影響や水質の変化によっては、思わぬタイミングでバスが差してくる可能性もあるため、状況を見ながらのアプローチがカギになります。
『設置に感謝!』八雲ワンドには八雲河川公園のトイレが利用できます
八雲ワンドでは、駐車場に隣接したトイレと、河川敷を降りたところにある「つどいの部屋」の2か所でトイレを利用することができます。
ただし、駐車場のトイレにはトイレットペーパーが常備されていないため、事前に持参するか、駐車場の管理をされている方にお願いすれば、紙を分けてもらえることもあるようです。

また、近くには水道も設置されているので、釣行後の手洗いや道具の軽い洗浄にも便利です。特にファミリーや長時間の釣行を予定している方には、こうした設備の有無は大きな安心材料になりますね。
『時間に注意!』八雲河川公園の駐車場情報
八雲ワンドへ車でアクセスする際に利用できるのが、八雲河川公園の駐車場です。 この駐車場は朝9時から夕方17時まで利用可能となっており、17時を過ぎるとゲートが閉鎖されてしまいます。ゲートが閉まると、翌朝9時まで車を出すことができなくなるため、釣行の際は時間に余裕を持って行動するようにしましょう。

また、八雲河川公園はテニスや野球を楽しむ方々にも人気のスポットで、特に土日や祝日は駐車場が満車になることも多いです。車で来られる方は、できるだけ早めの到着をおすすめします。
「淀川バス釣りポイントを紹介!!」庭窪ワンド・八雲ワンド編 まとめ
今回は淀川の庭窪ワンドと八雲ワンドを紹介しました。25年程前から通っているフィールドですが当時はバス釣りブームでもソコソコ、バスも釣れてとても楽しめたフィールドでした。
現在はバスの駆除活動や様々な工事、フィールドも自然の影響によりワンドの水深も浅くなっており1尾のバスを釣るのにもとても難しくなっています。
バスの全体数が少ないのでこのルアーを投げたら釣れるという単純な状況では無いのが淀川の現状だと思います。しかし、難易度の高いバス釣りを楽しまれるのであれば、淀川のバス釣りも楽しいモノになると言えます。
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淀川のワンドでの釣りでは記事でも紹介したように、水深が深くなっているエリアもありますので、初めて来る方は落水には気を付けて釣りを楽しんでください。
「淀川バス釣りポイントを紹介!!」庭窪ワンド・八雲ワンド編の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/



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