「淀川バス釣りポイント紹介!!」太間地区でバスを釣ろう!

淀川バス釣りポイント

バスフィッシングを愛するアングラーのみなさん、こんにちは!今回の「釣りたいバス釣り日記」では、淀川の注目ポイントのひとつ――寝屋川市にある「太間地区」をご紹介します!

太間地区は、淀川河川公園の一部で、駐車場や野球場、芝生広場なども整備された、家族連れにも人気のエリアです。でも、実はこの場所、バスフィッシングの実力派スポットとしても知られているんです!

また、太間町の地名の由来が面白く、昔、淀川の氾濫を防ぐために「茨田堤(まむたのつつみ)」という堤防を築くのですが、その工事が難しく、特に太間のあたりは「断間(たえま)」って呼ばれるほどの難所だったそうです。それが時を経て「太間(たいま)」と言う地名になったそうです。

さらに『日本書紀』には、堤防工事の安全を願って人柱の話が出てくるのですが、瓢箪(ひょうたん)を沈めるかどうかで、神の真偽を試すっていう伝説もあるそうです。その舞台がまさに太間だったと言われています。

なので、地形はボトムの起伏が激しく、ストラクチャーフィッシングの練習にもぴったり。しかも、ラージマウスバスだけでなく、スモールマウスバスの釣果も報告されているので、まだスモールを釣ったことがない方にもチャンスありです!

では!! 「淀川バス釣りポイント紹介!!」太間地区でバスを釣ろう!の始まりです(^O^)/


「淀川バス釣りポイント太間地区」01エリア ナチュラルバンクエリア!

今回ご紹介する太間地区は、駐車場が完備されているため、車で訪れるアングラーにとっても非常に便利なフィールドです。しかも、駐車場から釣りポイントまでの距離が近く、気軽にバスフィッシングを楽しめるのが魅力

さらに、周辺にはトイレも整備されているので、長時間の釣行でも安心。快適な環境が整っているからこそ、集中して釣りに向き合えるんです。

それではまず、駐車場からアクセスしやすいエリア01とエリア02について、詳しくご紹介していきます!

引用GoogleMAP 01エリアと02エリアの航空写真

エリア01は、ボトムに起伏があり、深い落ち込みと樹木によるシェードが絡む好条件のポイントです。手前にはゴロタ石が点在しており、沖合は砂地が広がっていると見られます。地形の変化が豊富で、バスの付き場を探るにはうってつけのエリアです。

一見すると入り口が分かりづらいですが、降りられるルートが数か所整備されており、慎重に進めばアクセス可能です。ただし、高低差があるため足元には十分注意が必要。滑落の危険もあるので、小さなお子さんとの釣行には不向きなエリアと言えるでしょう。

筆者撮影 01エリア周辺の風景

このエリアの水深はかなり深めで、実際にコットンコーデルのスーパースポットを使ってカウントダウンで測定したところ、約9カウントで着底。1カウントを30cmとすると、およそ2.7mの水深があることになります。

ただし、Googleマップの航空写真に映るブレイクラインにはまだ届いていないことから、沖側はさらに深くなっている可能性が高いです。水深の変化が大きいこのポイントでは、レンジコントロールが釣果に直結するので、ルアーの沈下速度や着底感覚をしっかり把握することが重要です。

01エリアのフィールド風景

このポイントは目立ったカバーが少なく、狙いどころが絞りづらい印象を受けます。実際に釣りをしていても、明確なカバーが少ないため、アプローチに工夫が必要です。

しかし、岸沿いにはベイトフィッシュの群れが確認できたほか、ドロップオフ(カケアガリ)に沿って回遊するバスの存在も期待できるため、タイミング次第では十分に釣果が狙えるエリアです。ベイトの動きや水中の変化を意識しながら、レンジを合わせて探っていくのが攻略のカギになりそうです。

01エリアのへら台のあるポイント

エリア01にはヘラ台が設置されたポイントがあり、地形の変化が釣りのヒントになります。下流側は浅く、やや張り出したような地形になっていて、バスの待ち伏せにも使われそうなスポットです。

一方、上流側に向かうにつれて水深が深くなり、落ち込みがはっきりと現れるのが特徴。偏光グラスを使えば、手前にブレイクラインが走っているのが確認できるため、レンジを意識したアプローチが効果的です。地形の変化を活かして、バスの付き場を探る楽しみが詰まったポイントです!

筆者撮影 01エリアにあるへら台エリアの風景

このエリアはボトムに起伏があり、ブレイクラインを意識した釣りが展開しやすいのが特徴です。ただし、目立ったカバーがなく、砂地が広がっているため、バスの居場所を絞るのが難しい場面もあるかもしれません

とはいえ、ヘラ台が設置されていることから、ベイトフィッシュが溜まりやすい要素がある可能性も。地形とベイトの動きを読みながら、タイミングを見てアプローチすれば、思わぬ一尾に出会えるかもしれません。

ナチュラルバンクからチョコレート護岸に変わるエリア

エリア01を上流へ歩いていくと、道がクランク状に曲がる地点に差し掛かります。この周辺は、土のナチュラルバンクと護岸されたバンクが切り替わる大きな地形変化があり、バスの付き場としても注目のポイントです。

筆者撮影 01エリア上流部のナチュラルバンクが切れるエリア

ナチュラルバンク側では、岸近くにブレイクラインが確認できるほか、杭の向こう側からチョコレート護岸へと変化するエリアが広がっており、地形の読みが釣果に直結します。

ただし、ボトムにはゴロタ石や枝が点在しており、根掛かりのリスクが高いうえに、周囲を木々が囲んでいるためキャストが非常に難しいエリアでもあります。アプローチには工夫と慎重さが求められますが、条件が揃えば一発の可能性も秘めたスポットです。

「淀川バス釣りポイント太間地区」02エリア 「太間排水機場」 水路

エリア02は、水門と水路が設置されたポイントで、構造物による流れとカバーが絡む魅力的なエリアです。ただし、落差があるため、柵を乗り越えての釣りは非常に危険。安全第一で、無理なアプローチは絶対に避けましょう。

筆者撮影 02エリア 水門01の水路

このエリアではバスの釣果も報告されており、大型のバスがヒットする可能性もあるため、ランディングネットの準備は必須です。水路を進んでいくと水門の放流口に出られ、流れのあるスポットに加え、ハードカバーとソフトカバーが混在する視覚的にも魅力的なポイントが広がっています。

ただし、バスはスレている可能性が高く、慎重なアプローチが求められるエリアでもあります。実際にバスやベイトフィッシュの姿を目視できたこともあり、タイミングと戦略次第で釣果が期待できるフィールドです。

「太間排水機場」水門周辺

このエリアは水深が浅く、偏光グラスを使えば底がはっきりと確認できるほどのクリアなポイントです。実際にぼくはブルーギルをキャッチしましたし、近くのアングラーも子バスを釣っていたので、魚の反応は十分に期待できます。

筆者撮影 02エリア 水門01

また、本流から水が取り込まれるタイミングでは流れが発生し、釣りづらくなる場面もありますが、バスの活性は上がる傾向にあります。流れの変化をうまく活かせば、チャンスが広がるエリアです。

ただし、足元は傾斜がきつく、落水の危険もあるため、十分な注意が必要です。安全を確保しながら、状況に応じたアプローチで釣りを楽しんでください!

「太間排水機場」鉄柱周辺

水門の上流側には、鉄柱のハードカバーが設置されており、コンクリート護岸の張り出しの沖側に立っているため、タイミング次第では好反応が期待できるポイントです。

筆者撮影 02エリア 水門脇の鉄柱

ボク自身、3回の太間釣行ではこのエリアで釣果は得られていません。また、護岸沿いを回遊するバスの姿も確認できませんでした。ただし、この鉄柱が回遊ルート上のカバーである可能性もあるため、タイミングが合えば一発のチャンスがあるエリアとも言えます。

なお、平らな足場は限られており、奥の鉄柱を狙うにはチョコレート護岸まで進む必要があるため、足元には十分注意してアプローチしてください。地形と回遊の読みが試される、チャレンジングなスポットです。


「淀川バス釣りポイント太間地区」03エリア 「太間排水機場」水門周辺

03・04エリアは駐車場から少し離れていますが、周辺にはトイレも設置されているため、安心して釣行できる環境が整っています。ただし、護岸の傾斜を降りて釣りをする必要があるため、小さなお子さんとの釣行には不向きなエリアです。

引用GoogleMAP 03エリアと04エリアの航空写真

二つ目の水門は駐車場からも近く、地形の変化が大きいため人気のスポット。人が多く集まるエリアですが、水門周辺だけでなく、沖に一文字状に伸びる水中堤防も狙い目です。

この水中堤防は上流側に位置し、ウィードが生えているほか、下流側にはドロップオフが形成されているため、バスの付き場として期待できます。実際に、対岸で釣りをしていたアングラーがバスをキャッチしているのを確認しました。

周囲はコンクリート護岸で囲まれており、水門の放水や吸水によって流れが生まれる可能性があるエリアですが、ボクが訪れた際には強いカレント(流れ)は発生していませんでした

なお、護岸が岸から約1.5mほど張り出しているため、クランクベイトやジャークベイトは扱いづらいのが難点。巻き物を使うなら、リップレスクランクやスピナーベイトのほうがコントロールしやすく、攻略に向いていると感じました。


「淀川バス釣りポイント太間地区」04エリア 太間テトラ帯エリア周辺

04エリアはテトラが入ったポイントで、数メートル沖にも沈みテトラが確認できる、流れの当たる好条件のエリアです。上流側はテトラ帯、下流側はコンクリート護岸の張り出しがあり、地形の変化が豊富でバスの付き場としても魅力的です。

筆者撮影 04エリア テトラ帯エリア

一見すると水深がありそうに見えますが、下流側は浅く砂が堆積しており、途中から深くなる構造。特に、上流部のテトラが切れるあたりから水深が浅く変化しているため、レンジの見極めが重要です。

ただし、足場は不安定で、落水や転倒による怪我のリスクがあるため、安全には十分注意が必要です。

ボクはこのエリアで、ダウンショットリグを使ってテトラ帯に生えているウィードエッジを狙い、3匹のバスをキャッチすることができました!釣行の様子はYouTube動画でも紹介していますので、釣り方の参考にしていただけたら嬉しいです

さらに別日には、バイブレーションルアーでの釣りにも挑戦し、小型ながらバスをキャッチすることができました。こちらの釣行もYouTube動画で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください


「淀川バス釣りポイント太間地区」05エリア 「太間排水機場」水門周辺

05エリアは駐車場から少し離れた場所にあり、足場や環境の面で注意が必要なポイントです。特にこの周辺は傾斜や障害物が多く、釣りをする際は油断すると大怪我につながる可能性もあるため、慎重な行動が求められます。。

引用GoogleMAP 05エリア、06エリア07、エリアの航空写真

このエリアの最後に位置する水門は、ボトムの起伏が大きく、写真でも確認できるように吸い物周辺はコンクリートで浅く、左側は深くなっている構造です。地形の変化がはっきりしているため、バスの付き場としても期待できます。

筆者撮影 05エリアの水門

右側から先端へ進めるようですが、草が生い茂っていて足元の安全が確保できないため、ぼくは立ち入りを控えました。それでも、地形的には釣れそうな雰囲気が漂うエリアなので、装備や安全対策を整えたうえで慎重にアプローチすれば、攻略の価値は十分にあると感じました。

「太間排水機場」水路周辺

この水路は、足場にかなり高さがあるため、ランディングネットがないと釣りにならないレベルです。特に、柵を乗り越えての釣りは非常に危険なので絶対にやめましょう

筆者撮影 05エリアの水路

人の出入りが少ない静かなエリアですが、だからこそ安全を最優先に、落ち着いて釣りを楽しむことが大切です。

水路自体は、ボトムに大きな変化があるようなポイントではありませんが、バスが付いている可能性は十分にあると感じました。足場の高さを考慮すると、ネットは必須アイテム。しっかり準備して、安全に釣行を楽しんでください!


 「淀川バス釣りポイント太間地区」06エリア 水門隣の段差下のエリア

06エリアは水門から少し上流に位置するポイントで、なだらかな地形とシャローフラットが形成された捕食エリアとして期待できます。バスがスクールで入り込んでくるタイミングに当たれば、一気に釣果が伸びる可能性もあるスポットです。

筆者撮影 06エリアの風景

カバーは手前のゴロタ石程度と少なめで、全体的にはプアーな印象ですが、地形と回遊の読み次第で十分に勝負できるエリアです。

この辺りは、歩いて散策する人も少ないため、静かで釣りに集中しやすい環境でもあります。ただし、太間地区全体に言えることですが、水辺にアクセスするにはバンクを降りる必要がある場所が多く、転倒には十分注意が必要です。安全を確保しながら、じっくりとフィールドを攻略してみてください!


「淀川バス釣りポイント太間地区」07エリア シャローエリア

このエリアも、起伏のあるバンクを下りた先に広がるポイントで、アクセスには少し注意が必要です。人の手が加えられている形跡があり、コンクリートが敷かれている場所も点在しています。

筆者撮影 07エリアの風景

地形はシャローフラットで、バスが捕食のために差してくるタイミングに当たれば、釣れるチャンスが十分にあるエリアです。少し外れた場所にあるため、分かりづらく人も少ない静かなポイントですが、その分、落ち着いて釣りに集中できる環境でもあります。

地形の変化とタイミングを見極めながら、安全にアプローチしてみてください!


太間地区を攻略するのに使用したサーチルアーとワークルアー!

太間地区を散策する中で、ボクが使用したハードルアーはバイブレーションルアーとスピナーベイト。本流エリアでは水深の変化が大きいため、サーチルアーとして活用しました。特にバイブレーションルアーでは実際に釣果も得られたので、状況に応じて有効な選択肢だと感じています。

筆者撮影 サーチルアーとして使ったバイブレーションルアー

もちろん、季節やタイミングによっては他のルアーでも十分に釣れる可能性があるため、柔軟なルアーローテーションが大切です。丁寧に探っていると時間はあっという間に過ぎてしまうので、釣り場の情報収集に使う“サーチルアー”と、ピンポイントでバスを狙う“ワークルアー”の使い分けは必須だと思います。

プラスチックワームのリグでは、フリーリグとダウンショットリグを中心に使用しました。これは、太間地区の地形に高低差が多く、足場の高い場所からの釣りが多かったためです。

筆者撮影 ワークルアーとして使ったフリーリグ

一方で、シャローフラットエリアではスプリットショットリグやキャロライナリグの方が効率的ですが、ぼくはあえてハードプラグでサーチするスタイルに留めてエリアを巡回しました。地形と状況に合わせたリグ選びが、釣果への近道になると感じています。

※サーチルアーやワークルアーについて学びたい方は、コチラのバスプロのハロルドアレンが解説する「バスを効率的に釣る為に「サーチルアーとワークルアー」を知ろう!」の記事に詳しく書かせて頂いています。


太間エリアには、淀川河川公園の無料駐車場があるので便利です!

淀川河川公園の無料駐車場を使って太間エリアにアクセスするには、駐車場もしくは太間地区の無料駐車場から歩いて散策する必要があります。ボクの足で駐車場からエリア01まで歩いて5分程度で着きました。

筆者撮影

また、淀川河川公園の駐車場は利用時間が定められていますので、利用時間が過ぎると翌日まで車を出す事ができないので注意して下さい。ゲートを閉める時間が近づくとアナウンスが流れますが、利用時間は確認しておきましょう。


おりに

太間地区は、歴史ロマンだけじゃなく、バスフィッシングの隠れた好スポットとしても注目のエリアです。特にボトムバンピングでの攻略には、今回紹介した情報が役に立とおもいます。このエリアでは、根掛かりを避けつつ、地形や底質の変化を感じ取れるので、ストラクチャーフィッシングを学べると思います。

フィールドの表情を読み解きながら、ルアーの特性を活かして一尾を狙う――そんな釣りの醍醐味が、ここ太間には詰まっています。ぜひ一度、足を運んでみてください!

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では!! よい釣りを(*^^)v


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