ブラックバスの習性と生態を理解すると釣りが楽しくなる!

ブラックバスの習性と生態

ブラックバスの習性と生態を理解する事はブラックバス釣りをゲームフィッシングとして楽しむ為に必要な知識でありバスの生態を知ることでブラックバスが釣れるようになります。

日本のバスフィッシングを牽引してくださった西山徹氏はブラックバス釣りを上手くなりたければ、ブラックバスをウォッチする事だと話されていました。ブラックバスの習性と生態を知る事がバスをキャッチする為の近道になるのです。

この記事では、ブラックバスの種類や生態、そして季節ごと取る行動にはじまり、ブラックバスの五感である視力・聴力・嗅覚・味覚の機能にも触れています。また、ブラックバスの記憶力や学習能力についても記載させてもらいました。

では!! ブラックバスの習性と生態を理解すると釣りが楽しくなる!の始まりです(^O^)/


ブラックバスは亜種を含めると11種類、ブラックバスの生態は?

・ノーザンラージマウスバス

・ノーザンスモールマウスバス

・ノーザンスポッテッドバス

・フロリダラージマウスバス

ブラックバス(Black bass)とは、スズキ目・サンフィッシュ科のオオクチバス属の淡水魚でMicropt学術名Micropterus salmoides、ブラックバスの種類は8種類で亜種を含めると11種類が学術的に分類されています。

日本で生息しているブラックバスの種類は4種類確認されています。しかし、大半のブラックバスの種類はノーザンラージマウスバスとの事です。

ノーザンラージマウスバスは1802年にラセベーデという人物によって命名され原産地は北米大陸にある五大湖からアメリカ南東部にかけて生息していました。

日本には1925年に実業家の赤星鉄馬によって、アメリカのカリフォルニア州のSanta Rozaからオオクチバスを持ち帰り箱根の芦ノ湖に約90匹を放流したのが最初とされています。ブラックバスはゲームフィッシングの対象魚や食用として養殖の容易な魚であることから、政府の許可のもと放流されました。

ブラックバスは河川や湖沼に生息し、肉食性で他の魚類や水生節足動物、水面に落下した昆虫、カエル等を捕食するフィッシュイーターです。春から夏にかけて産卵床を作り産卵します。卵と稚魚はオスが保護し外敵から守る習性があります。

ブラックバスは個体差はありますが、1年目に5cmから20cm、4年目に20cmから41cmに成長します。これまで記録された最大のブラックバスの長さは97.0 cmでした。 記録された最大重量は10.1キロ(22ポンド)です。

オスは通常、メスよりも成長が遅く、メスはオスの2倍の大きさに成長することができます。 ブラックバスは水温の高くない涼しい場所では長生きする傾向があります。

野生のラージマウスバスは平均して15歳まで生きています。記録された最長年齢は23歳でした。飼育下では、オオクチバスの寿命ははるかに短く、平均年齢は6歳、記録されている最長の年齢は11歳です。

ブラックバスにも天敵は存在します。ブラックバスの幼魚は、ライギョ、ドンコ、カワアナゴ、ギギ、ハス、ウグイ、ニゴイ、ナマズなどの魚類や鳥類のカワウやカワアイサなどに襲われます。

幼魚は、水生昆虫のタガメやタイコウチや同じ魚種のブラックバスの成魚から襲われる事もあります。


ブラックバスが取る季節の行動! ブラックバスのシーズナルパターンとは!

ブラックバスは季節による水温の変化と太陽光の量によっても行動が変化すると言われています。季節の変化に対してブラックバスが取る行動をシーズナルパターンといいます。

人間の場合は4つの季節に分けて生活しますが、ブラックバスの場合は6つの季節に分ける事でブラックバスの行動の理解が深まります。

この季節の変化などでプラックバスが移動行動する事をマイグレーションといいラージマウスバスの移動を記録した初期研究のいくつかは1913年には行われ、20世紀にはバスの移動する理由が解明されてきました。

バスの種類によって移動距離が違うようで、スポッテッドバスは最も移動が少なく、ラージマウスは最も動き、スモールマウスバスは その中間の移動量にあるようです。


冬のブラックバスは水温が7℃を割ると新陳代謝も落ち込み捕食の回数も減る季節なので釣るには難しい季節ではあります。主にこの季節は水深のある深場へ水温の安定を求めて移動します。

この季節のラージマウスバスは深場に群れる事が多いので釣れると連発する事が多い季節でもあり、 そのエリアは翌年の冬にもバスが群れを形成するので、覚えておくと冬でも釣りが楽しめます。

ブラックバスは3℃以下の水温では生きていけないので水温の高いエリアに移動します。           水は比重の関係でいくら深場に行っても水温は4℃までしか下がりません。                 水温の1度の差はバスに取って生死を分ける重要な事です。

バスの1℃の水温差は人間の5℃の差と  同じとも言われていますので、かなりの差である事が理解できると思います。                      

ポイント

ブラックバスは水温3℃以下の水温では生きていけない


表水温が年間最低水温から7℃ほど上昇するとブラックバスは産卵のために行動を始めます。産卵行動は3つに分かれプリスポーニング、スポーニング、アフタースポーニングと言う順に進みます。

プリスポーニングのブラックバスの状態は産卵前の状態でコンタクトポイントと呼ばれるシャローへ アクセスしやすいカケアガリやチャネルと呼ばれる地形の変化する場所で待機しています。

プリスポーニングの時期になるとオスが産卵床(ベッド)を作る為に浅瀬に移動してきます。

ポイント

プリスポーニングの開始は表水温が年間最低水温から7℃ほど上昇


プリスポーニングから更に水温が3℃ほど上がるとメスバスがコンタクトポイントを離れて産卵の為に 浅瀬に移動して来ます。一年で一番、岸にバスが寄って来る季節でもあります。

産卵は新月と満月の大潮の直前から数日間に渡って行われると言われています。太陽の日照時間が  産卵を促すなど様々な研究結果が諸説あります。

この時期は大型のメスバスが岸から見える位置にいるので、このバスをサイトフィッシングで釣る方法もあります。釣ったオスバスをスグにその場で逃がすとベッドに戻って卵を守るのですが、余りにも プレッシャーを与え過ぎるとベッドを放棄する事例もあるようです。 この辺はアングラーの道徳心にお任せしますが日本は自然孵化しかブラックバスが増えない事も頭の隅に置いて下さい。


ブラックバスの産卵は水温が20℃前後になるまで続きこの時期から産卵を終えたバスたちも見受けられる産卵が終わった直後のメスは産卵床の近くに数日留まった後にディープ(深場)へ移動する為、コンタクトポイントと同じぐらいの水深でサスペンドして体力の回復に努めます。

オスは産卵床に残り卵を外敵から守りながら卵が孵化した後もしばらく稚魚を守った後に元の生活に戻ります。この時オスはホルモンバランスが産卵モードなので捕食はせずただひたすら子供を守ります。

ポイント

バスの産卵は20℃前後まで続くと覚えておこう


産卵を終えたバスたちが体力を回復させる為に捕食活動が活発になるのが夏の前半の季節です。    水温も適水温まで上昇し水生植物などの身を隠せる障害物も増えてきますので、バスにとっても    良い季節ですし、バスアングラーとしては、とてもエキサイティングなシーズンです。

夏も季節が進み水温が27℃を超えだすとブラックバスは2種類の行動パターンを取り始めます。     深場に移動するタイプと浅瀬の日陰になる障害物や流れのある場所に付くタイプです。どちらのタイプも涼しい水温と餌となる魚などを求めての行動です。

ポイント

夏のブラックバスのタイプは2種類に分かれる


水温が低下し20℃前後まで下がると深場に居たバスたちも浅瀬に上がって捕食するようになります。この時期は餌となるベイトフィッシュの群れに付く事が多いので、今朝良かったポイントも翌日には バスの姿が見えないという事もありますが、ハマれば数釣が楽しめる季節です。 

また、この時期、雨が降る事でバスがクリークやシャローに移動する要因になるので雨や台風の通過は活性が上がりやすいと言われています。逆に台風の通過後は水が濁る事で釣りづらくなります。      

秋が深まり水温が下がり始めると少しづつバスを釣るのが難しくなってくる季節でもあります。あと、この時期よく言われるのがフォールターンオーバー現象です。                 

寒冷前線の通過で湖の水がかき回される現象をフォールターンオーバー現象といいます。詳しくは別の記事で触れる事にします。

ポイント

秋のバス釣りはベイトフィッシュを探すことが重要

シーズナルパターンを更に詳しく解説している記事はコチラです。


ブラックバスの性別判断3つのポイント 大きい個体はメスの可能性が高い

①8ポンド以上大きなバスはメスの可能性が高い

②産卵中や直後のバスの肛門開口部から出る物質で判断する

➂肛門開口部の形が円形ならオスである可能性が高い

ブラックバスの雄雌の判断をするのにスポーニングの時期だと判断しやすいです。ベッドを守っている個体はオスです。ペアリングしている時の大型のバスはメスだと理解できますが、具体的にはどれ位の大きさのバスを指すのかと言うと8ポンド以上の大きなバスはメスの可能性が高いです。

また、産卵中や産卵直後のバスのお腹を優しく絞ることで肛門の開口部から白い物質が出れば、それは精子や白子なのでオスと判断できます。

見た目で判断する場合は通常、オスの肛門開口部はメスの肛門開口部よりも円形だそうです。メスは楕円形なのでオスである可能性が高いです。しかし見極めは難しく学者でも見誤るそうです。


ブラックバスの動体視力は人間の3倍! ブラックバスの視覚について

引用 ヒロ内藤ハイパーバッシング

バスの動体視力は人間の3倍あるので情報量も3倍得る事ができ動く物をよく見えています。

例えてばスピナーベイトをリトリーブしている時に人間には赤いビーズが見え続けますが、     ブラックバスにはブレードが赤いビーズを隠すのも全て見えいます。

バスは目を支点にして30°、視野の10%開いた一方から他方へ移動する物にすごく興味を示します。ブラックバスも人間と同じで早く移動することで視野が狭まってしまいます。

例えば餌を追いかけるブラックバスに目掛けてルアーを投げ入れても視野が狭いためルアーの存在に 気付かないことがあります。

ブラックバスの視野は片目で約210°あり周りのものは全て見えているようですが、遠近感のない   状態で人で言うなら片目を瞑って端の物を見ているような見え方です。

ブラックバスが立体的に物が見れるのは鼻先から12cm~25cmでモノの焦点が合うので本当に興味を 持って何かを見るときは水面に浮いているモノなら頭を斜め上に上げてモノを見ようとします。

逆に底のモノを見る時は頭を下げて焦点を合わせようと体を傾けるのでバスがルアーに興味を示しているのか、どうかはルアーに対してバスが取る姿勢から判断ができます。

ポイント

バスは視野は広いですが視力は人間よりも劣り、視力は人間でいう0.1程度と考えられてます。  バスは大きくなるにつれ視力も上がるそうで、デカイ個体が釣りづらいくなるのはその為です。


ブラックバスは真上は良く見えている ブラックバスの視野を知ろう!

引用 ロッド&リール

ブラックバスの視野の範囲は後方の一部を除いて300°も見え頭の真上は良く見えています。

しかし、水中の中に真っ直ぐな棒を立てると水面を境界線として棒が曲がって見えます。光も同じように水がレンズの役割をするので水中で曲がります。

バスはこの屈折した光フィッシュウインドーを通して外の世界と水中の世界を見ています。

このフィッシュウインドーは視野が円錐形をしているので円錐視野えんすいしやとも呼ばれ円錐の角度、臨界角は97°よりも外側は水面が鏡になり深くなれば水底が映って見える現象が起きます。

では、釣り人として、水際のどれ位の距離まで近づくとバスは人を目視できるのか気になりますね。バスが水面下10cmに居たとして人が14m離れても19m離れようが人影はバスからは潰れた映像として見えている事が分かりました。

※更にブラックバスの視覚に関する事が知りたい方は下記リンクもあわせて読んでみて下さい!


ブラックバスの目の構造は人間と同じ細胞を持っている!

引用 ロッド&リール

バスの目は人間と同じく2種類の受容体、ロッド細胞とコーン細胞を持っています。受容体とは外からの刺激を感知するセンサーの役割をする細胞の事で、 受容体により光の強弱や色の判別が出来きます。 


ブラックバスは色盲ではない! バスり目は色彩を28色も認識している!

引用 ロッド&リール

ブラックバスは人間と同じく色を認識している事も分かっています。人間の網膜は青、緑、赤のそれぞれの色を感知しています。

引用 ロッド&リール

ブラックバスやブルーギルのサンフィッシュ科の魚は緑、赤の2色が感知する事ができ、特に赤系の色の違いは判断できます。

ブラックバスの研究で有名なDr ローレン・ヒル氏の研究によるとブラックバスは赤からスミレまで28色の色を認識できることが分かっています。


ブラックバスの目は星の光だけの光量でも獲物を捕食できる!

日中はコーン細胞を主に使って物を見ているが日が陰り光量が落ちてくるとロッド細胞を使ってモノを見るようになります。

ブラックバスは夜もモノが良く見えているようで月明かりのある状況なら95%から100%の確率で捕食することが可能なようで星あかりでも50%の確率で捕食できます。ブラックバスは人間が感じる1/100の明るさがあるだけで獲物の動きを感知する事ができます。

夜釣りにルアーを選ぶ時にはブラックバス方からコントラストが抜けてはっきり見える黒色が効果的ですが、ライトなどが灯されている場所では色の識別はできると考えて置いたほうが釣果に結びつくとも考えられます。     


ブラックバスの聴覚機能は2種類あり!20m先の音も聞こえている

ヘドン ソニックのカタログ抜粋 この時代でバスの聴力に触れている

水の比重は水温が4度で1となり空気の比重と比べると約7500倍と非常に大きいです。音の伝わるスピードは空気中では1秒間に約340m、水中では1秒間に1400m以上にもなります。

ブラックバスは音を感じる聴覚器官が2種類あり、一つは高周波域を聞く聴覚器官で30~1500Hz  くらいの音を聞きもう一つが側線で4~200Hzの低周波域の音を感じています。

側線の数は生まれた時から変わりませんが成長すると間かくが広がるので、音を対して敏感で正確に 捉えることが出来るため大型のブラックバスを釣るのが難しいと言われています。ブラックバスはルアーがどれ位の距離近づいたらルアー存在に気がつくのでしょうか?

ブラックバスはおよそ20mぐらい離れた位置からでもルアーの出す音が聞こえており、興味のある  音には、5mぐらい近づくと反応し3mを切る距離まで近づくと正確な位置を把握できます。

ボーマー社にはルアーのスイムテスト用のプールがあり、ルアーの発する音も聞けるような設備に  なっており、ラトルの音色も聞けるのですが、サイレントタイプのルアーもスプリットリングとフックが接触することで起こる音が思っているほどよく聞こえます。


「ブラックバスの味覚!」ブラックバスも人間と同じく味覚がありますよ!

バスと人間は必ずしも同じように食べ物を味わうとは限りません。しかし人間と同じように化学物質の多くを味わい、匂いを嗅ぐ能力があります。


バスの感覚システムは、一般的に2段階の情報フィルターのように機能する傾向があり、味と匂いに  ついては、最初のフィルターには水溶性分子に反応する化学受容器細胞が含まれています。

2番目のフィルターは脳内にあり、バスが匂いや味を感じる事ができる全ての物質のうち、脳によって 魅力的であると解釈されるのはごく一部のモノです。

リバーサイド社のフィールドテストにバスプロのハロルド・アレンが味の付いた、ワームをどれぐらいの時間くわえ続けているか観察すると1分間もワームを口に咥えたままのバスもいました。この研究で分かるように味覚はバスを手にする為には重要な部分であることが解ります。


「ブラックバスの味覚」ブラックバスはアミノ酸が大好き!

引用 ロッド&リール

タンパク質には20種類のアミノ酸で構成され生き物にとって大事な栄養素でもあります。もちろん、ブラックバスに取ってタンパク質が人と同じく重要な栄養源です。

図を見てもらうと分かる通り、アミノ酸がバスの味覚や嗅覚を考える上で重要な要素になります。グラフの上、4項目のプロリンから以降はアミノ酸でバスがどのアミノ酸に味覚、嗅覚が反応するかが、グラフを見てもらうと分かります。

嗅覚に対して反応が良いのは、アルギニン、システイン、リシン、というアミノ酸です。嗅覚に対してはどのアミノ酸にも反応している事が分かり、臭いにアミノ酸は不可欠な成分なのが分かります。

味覚でも反応はアミノ酸による違いが見られます。システインは嗅覚には反応は出てるが味覚には反応がなく。アルギニンやリシンに関しては味覚、嗅覚、共に反応が良いのが分かります。

アルギニンやリシンは魚に多く含まれるアミノ酸なのだそうでバスが好反応を示すのは納得できます。


ブラックバスの嗅覚について バスは7m60cm離れた餌の匂いが分かる

雨や風などの気象の変化で水が濁ることで相対的濁度が急激に上がった場合や生殖行動ではブラックバスにとって嗅覚は大事な器官となります。

ブラックバスの鼻は人間の鼻とは違い4つの穴から臭いを嗅ぎます。ブラックバスは魚類の中では   バスは臭いには鈍感な部類ですが、猟犬以上の嗅覚を持つ凄い嗅覚です。

具体的にはバスは7m60cmほど離れている餌の臭いを嗅ぎ分けることが出来き嗅覚は人間の1000倍はあります。ブラックバスは大きいバスの方が小さい個体に比べて臭いを感じる細胞が多くなり臭いを敏感に嗅ぎ 取っています。優れた嗅覚を持つ魚ですが、捕食に対して嗅覚よりも視覚情報を優先します。

しかし、バークレイ社の研究ではアトラクタント(集魚剤)をワームに施した場合にはストライクの   回数が約2倍に増え食わえている時間も2倍以上に長くなる結果が出ています。

※コチラの記事はブラックバスがベイトフィッシュの排せつ物からベイトフィッシュの存在を感知する能力などを紹介した記事です。興味があれば下記リンクから読んでみて下さい。


ブラックバスの記憶力について バスは3カ月前に釣られた事は覚えてる

ブラックバスは釣られた後、どれぐらいの期間に渡って釣られた記憶が残っているのか? また、釣られた後、ブラックバスはルアーを学習するのだろうか? この章ではブラックバスの記憶力と学習力を考えて見たいと思います。

記憶力に関してバークレイの実験でブラックバスの記憶できる持続期間を調べたところ、3ヶ月間は釣られた記憶が残っている事が分かりました。

魚の記憶の持続期間は人間と比べると短く例えば、秋に生命に危機的な経験をしたとしても、個体差はあれ、1年も経てばその事を忘れてしまっているようです。

しかし、こんなデータもあります。イリノイ州の湖で行われた実験でブラックバスが再捕獲される確率を調査したところ、平均ブラックバスは、1年間のうち2回釣られているという結果が出ました。また、中には1シーズンで6回も釣られていた個体もいます。

※更にブラックバスの記憶力に関する事が知りたい方は下記リンクもあわせて読んでみて下さい!


鯉やナマズは賢いがブラックバスはどう? ブラックバスの学習能力!

引用 ロッド&リール

このグラフは魚に電気ショックを与え電気ショックを避ける事を学習させる実験から出た結果です。 グラフを見るとストライプドバスと比べるとラージマウスバス、スモールマウスバス共に学習能力が低い事がグラフの数字を見ると分かります。

バスのエサに対しての選択行動はあるエサになり得るベイトが大量発生したとして、ブラックバスは 同じ種のベイトばかり捕食するとイメージの確立が起こり近い体形のベイトであっても種類が違えば、捕食はせず、確立されたベイトがいなくなるまで捕食してしまいます。

何故このような行動を取るのかそれは、原始的な本能による行動なので遺伝子レベルで制御している行動からは抜け出せなくなり形や色が違うと口を使ってくれない現象が出てくる事を覚えて下さい。


「ブラックバスの生態を学ぶならコレ!」 おすすめDVDを紹介! 

ブラックバスの生態を学ぶならこの「THE ANSWER -Game 1:バスの生態学」がおすすめです。ボク自身もブラックバスが釣れなかった時や釣りをしていて疑問に感じた時に見返して疑問を解消する事もあるクオリティーの高いDVDコンテンツです。

ヒロ内藤さんの解説がとても解りやすいのはもちろんの事、バスの生態を知ることでさらにバス釣りを楽しいモノにしてくれる作品です。

現在、Amazonのプライム会員の方はプライムビデオでTHE ANSWERの全てのコンテンを見る事ができますので、DVDを購入するよりお得に視聴する事ができます。

まだ、「Amazonプライム会員」に登録されていない方は下記リンクから登録する事が出来ますので興味のある方はこちらへどうぞ。


おわりに

バスプロ界のレジェンドと言われるリッククラン氏はバスプロになる前の職業はコンピューターの  プログラマーでした。

彼はその経験を活かしてトーナメントの釣り場の様々な情報をコンピューターに入力しては、解析させてバスの行動を理解しようとしていたのです。

トーナメント期間中の水温と優勝パターンが湖のどこのエリアから生まれるのかを調べたそうです。この話はヒロ内藤さんの著書に書かれていた内容でバスを理解する事の大切さとして書かれています。更にご自身の言葉としてこうも書かれています。

大事なことはルアー側から考えるのではなく、常に魚側から考える様にすることだ」 

ボクがバス釣りを飽きずに楽しめているのはこの言葉があったからかもしれません。ブラックバスが理解出来ないからこそ、理解しようとバスを追いかけ続けられるのかもしれません。 

ボクはX(旧Twitter)でもバスフィッシングの情報を発信しています。記事を読んで興味を持ってもらえたら「X(旧Twitter)のフォローやいいね!」を頂けると今後の活動の励みになります。

ブラックバスの習性と生態を理解すると釣りが楽しくなる!は如何だったでしょうか?この記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!!よい釣りを(^O^)/


コメント

  1. 次男坊 より:

    最後の纏めにグッと来ました☺️

    • NAGAMASA より:

      次男坊さん ありがとうございます😀

      しかし、本当に中学生頃に毎日通っていた小さなタックルショップで内藤さんの
      著書に出会うことが出来たことで楽しくバス釣りを続けることが出来ています。
      次男坊さんも含め、ボクと同じ思いの人は沢山いると思いますよ😆

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