バス釣りが面白くなる「マーカーブイの使い方!」地形を捉えろ!

ボート関連

今回は、バス釣りのストラクチャーフィッシング戦略で必要な、マーカーブイの使い方を紹介します。マーカーブイはボートで釣りをしていて、見渡す限り広い湖で目標物になる建物などが遠くにあり、風でボートが流されて自分自身が湖のどの位置に居るのかが定まらない場合に使用します。

また、湖の沖合でバスの付き場を確認する為に、魚探で湖底のストラクチャーやカバーの状態を見ながら目印になる位置をマーキングするために使用します。

低活性なウィンターバッシングでのディープの釣りでは、ストラクチャーの形状の把握に使用します。具体的には、かけ上がりの傾斜角度を把握したり地形の変化を3次元で立体で把握する為に使います。

マーカーブイはただ投入するのではなく、魚探を使いシステムを組んで使うことで、バス釣りの現場で威力が発揮するツールです。

では! バス釣りが面白くなる「マーカーブイの使い方!」地形を捉えろ!のはじまりです(^O^)/


ストラクチャーやカバーにマーカーブイを投入する際の注意点!

イラスト2にある湖底から隆起したハンプ(水中島)を釣る場合に、先ずは魚探でハンプの形状を把握する必要があります。魚探の掛け方とマーカーブイの落とし方はイラストにあるようにストラクチャーに対して周囲5m程度の距離を取った位置に落としましょう。

マーカーブイを使用する人は、自分の中にマーカーブイを使用するシステムを作らなければいけません。大半の人はストラクチャーの真上にマーカーブイを投入しますが、フィッシングプレッシャーが高いフィールドでは、真上から落ちてくるオモリにバスを警戒させてしまいます。

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引用イラスト ヒロ内藤 バスタックル

なので、ストラクチャーやカバーを発見したら、ストラクチャーやカバーを中心に半径5m程の円を想定し、その円周上にマーカーブイを投入します。マーカーブイに対してどの方向にストラクチャーやカバーが有るのかをシステム化していきます。

イラスト3はハンプ(水中島)のストラクチャーを横から見たイラストです。このハンプの場合はハンプの頂上は水深5mで、水中島の回りは水深が30mから35mと急激な水深の差があるストラクチャーです。こんなに深いとマーカーブイのロープの長さが足りない事が起きます。そんな時はどうするか?

ここで、考えたいのはマーカーブイはストラクチャーに対しての目印に過ぎませんから水深にもよりますが、この状況でマーカーブイを使用する場合は、水中島のトップ5mの真上へブイを投入するしかありません。リザーバーのような湖岸線が近い時は不要になります。


マーカーブイを使った! ウィードエッジと水深の把握のしかた!

イラスト4のようにウィードのエッジを攻略する場合には、魚探でウィードのエッジにマーカーブイを投入する事でウィードの全体像が把握する事が出来ます。魚探を掛けながらウィードのエッジに5~6個のマーカーブイを投入してウィードエッジを把握します。

マーカーブイ間を直線で結んだ線がウィードエッジになるので、ルアーをキャストする際にも狙っているポイントが目で見ても分かりやすく具体化されます。

また、イラスト4の下のように3mのドロップオフの水深を決めてマーカーブイを投入する事で、マーカーブイを結ぶラインに仮想の等深線を引く事ができます。これにより、ドロップオフ(かけ上がり)の地形変化の全体像が把握する事ができ、狙う水深の位置が一目で分かるようになります。


マーカーブイを使った! リバーチャネルや浚渫の把握のしかた!

イラスト5のようなリザーバー(人造湖)によく見られる水没した昔の川の跡(リバーチャネル)や人工的に湖底を掘り起こした(浚渫)などのストラクチャーを目で見て、イメージしやすくするためのマーカーブイの使い方は以下のとおりです。

イラストのようなリーバーチャネルは蛇行部分のイメージがしにくい場合、魚探を掛けながら、リバーチャネルのアウトサイドと呼ぶ、蛇行部分の頂点付近にマーカーブイを入れることで、リバーチャネルの全体のイメージがしやすくなります。

こうする事で釣りをする時にもアウトサイド側は水深が深くなっているので、ルアーのアプローチをアップヒル深い側に投げて浅い側へルアーを操るのか、ダウンヒルという浅い側から深い側へルアーを通すのか等のルアーのプレゼンテーションの具体的な攻めが出来るようになります。


魚探が無くてもマーカーブイで水深が把握できる!

イラスト6のようにマーカーブイのロープの色を水深ごとに変える事で、魚探がなくてもロープの色で水深が分かるようになります。初心者がストラクチャーフィッシングを精通するのに入りやすい方法です。

また、5~6個のマーカーを使って魚探を掛けながら一部が深くなっている地形変化にマーカーブイを打つことで水深の変化を把握できるので、バスが集中して留まる(ハニースポット)も探しやすくなります。


マーカーブイを使ってブレイクラインの角度が分かる!

ブレイクの地形変化がどのように変化しているのか知るのに、イラスト7のようにマーカーブイを使う事で、ブレイクの傾斜角度を把握する事ができます。水深ごとにマーキングされたマーカーブイをシュアラインから水深5mの地点にマカー1を投入し、更にボートで沖へ進み水深10mの地点にマーカー2を投入したとします。

この場合、水深の差が5mになります。1個目と2個目のマーカーの距離を見ることで、ブレークの変化を知ることが出来ます。この場合はマーカーブイ間の距離が空いているので、湖底が遠浅な地形なのが理解できます。

イラスト7-②のように1個目と2個目のマーカーブイ間の距離が、5mなら直角二等辺三角形になりるので傾斜角度は45°の角度を導き出すことができます。更に三角関数を使う事でブレイクラインのおおよその角度が分かります。

イラスト7-③のように1個目と2個目のマーカーブイ間の距離が近くなれば急なドロップオフになっていると解釈できます。


ウィードフラットでのマーカーブイの便利な使い方!

フラットエリアでサーチルアーを使って広範囲にサーチしながらボートを流して行く時には、足元にマーカーブイを用意する事をおすすめします。例えば、ボートポジションを3mの水深と決めてボートを流しながらクランクベイトやスピナーベイトを投げながらバスの付き場を探したとします。

バスが釣れた瞬間にマーカーを足で蹴って投入しますが、その時に陸地にある建物等とマーカーを結ぶ相対的な位置関係を覚えることで、釣れたポイントの方向が明確になり、ボートの位置がズレてもバイトした位置が分かる事で、釣れたポイント周辺を再度正確にルアーを送り込む事が出来ます。

ヒロ内藤さんがYouTube動画の中でマーカーブイの使い方を解説しています。こちらもあわせてみる事で理解が深まると思います。

魚探が進化しているので、マーカーブイは不要と考える事もありますが、アナログな方法の方が直感的に掴みやすい事は多々あるので、覚えて得おくと便利です。


オリジナルのマーカーブイが欲しい方へ! 「マーカーブイの自作方法!」

市販のマーカーブイでは機能的にもデザイン的にも良いモノがないと感じる方には、オリジナルのマーカーブイを自作する事をおすすめします。下記イラストを参考に作ってみて下さい。

作り方は、浮力体になる発泡スチロールや加工が簡単なバルサ材を使ってイラストの様に形を切り出して張り合わせ25m位の長さの糸を穴に通して自作のマーカーブイを作る事ができます。

浮力体のデザインを変えることでオリジナルのマーカーブイが作れます。また、糸で深さが見た目で分かるように水深で色が変わるPEラインで作るといいかもしれませんね。


おわりに

今回はマーカーブイの使い方を紹介しました。最近は魚探にボートの位置をセーブできるものあり、マーカーブイを使う機会も少ないでしょうが、しかし、マーカーブイは使い方でアングラーにフィールドの状況を教えてくれるツールになることが分かったと思います。

この記事を読んで「マーカーブイ」を使った釣りを試してみようと思われたら方は、下記のリンクら購入する事が出来ます。

まだまだ、アングラーの発想で便利に使えると思われるマーカーブイなので、自分独自の使い方を考えてみても面白いかと思います。

バス釣りが面白くなる「マーカーブイの使い方!」地形を捉えろ!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^O^)/


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