「テーパーの妙!」スティーズ 24キングバイパーのインプレ!

ロッドインプレッション

今回はダイワの24キングバイパーをインプレしたいと思います。24キングバイパーは、現代の厳しいフィールドに適応するために進化したオカッパリに特化したヘビーバーサタイルモデルのロッドです。前モデルである18キングヴァイパーが3.5ozまでのビッグベイトに対応していたのに対して、24キングバイパーは適合ルアータイプを変えずに、適合ルアーウェイトの上限を3ozまで下げました。

この変更は、より頻繁に使用されるジグ&ワームや2ozクラスのビッグベイトへの対応を強化するためです。また、24キングバイパーはヘビーウェイトのスピナーベイトやマグナムクランクなどのファストムービングルアーにも対応力を向上させています。

ロッドのティップは、レギュラーテーパーで繊細な操作性と感度を持ち、バット部分はスローテーパーに曲がる不思議なマルチテーパーロッドです。どんなウェイトのルアーでもキャストが安定しています。24キングバイパーはキャスタビリティ、粘り強さ、感度、操作性、そして、フッキングレスポンスを兼ね備え、現代のフィールドに最適なヘビーバーサタイルロッドとして作られています。

では!!「テーパーの妙!」スティーズ 24キングバイパーのインプレ!の始まりです(^O^)/


スティーズ24 キングバイパーはヘビーバーサタイルなロッドだった

2024年モデルのスティーズショアコンペティション(SC)のキングバイパーを使って2024年5月に淀川で使用して見ました。タックルセットアップとしては、リールがダイワのジリオンSVTWのノーマルギアにラインがナイロン20ポンドとフロロカーボンラインの16ポンドをスプールした状態で使ってみました。

ジリオンSVTWとの組み合わせ

キングバイパーはヘビーバーサタイルなタックルとして販売されていますので、ガチガチのロッドなのかと言うと、そうではなくロッドにパワーを掛けて行くと次第にベリーまで曲がるマルチテーパーです。マルチテーパーと聞いてダルダルなイメージを持たれる方もいるでしょうが、そうではなく、7gシンカーを使ったワームの釣りでは、レギュラーテーパーな使い心地です。

ファイアウルフは少しクセがありますが、24キングバイパーはキャスト時もルアーウェイトをロッドに乗せるとロッドが綺麗にしなりながらルアーを押し出してくれるので、キャスティングが楽なロッドに仕上がっている印象です。

また、歴代のスティーズショアコンペティションのブランクスはとても美しい色合いですが、下の写真でも分かる様に24キングバイパーは深いウィードのようなグリーンで渋くまとめ上げています。

ブランクスが綺麗なグリーン

24キングバイパーは前作と同様にセパレートグリプです。素材はEVAからコルクグリップに変わっています。コルクグリップの方が軽量で感度が良いと言われています。しかし、上質のコルクが年々手に入りにくくなっており、使用による汚れが目立つ側面があります。

ボク的には昔使っていたロッドがコルクが多かったので、抵抗は有りませんが、握り心地は自然素材のコルクならではの温かみを感じます。

反対側にフックハンガーが付いています

24キングバイパーはセパレートグリップの位置にフックハンガーを備えており、ルアーを掛けて移動が可能です。フックハンガーがあると非常に便利で、ベイトリールの上面がキズに強い処理を施されているリールであれば問題ありませんが、ジリオンのように傷がつきやすいリールにはフックハンガーが特に役立ちます。

24キングバイパーは6.9フィート有りますが、とても軽く感じるロッドです。リールを取り付けた時のバランスはフロントグリップにあたる位置でバランスが取れるようになっています。十分に軽く感じのですが、更に手元側のリールのレベルワインダーの位置までバランスをヅラしてもらえると更に操作性は良くなると感じました。

24キングバイパーは6.9フィートですが、グリップ側を少し長くしているので、ロッド自体はファイアウルフと比べて短いので縦のロッドワークは細かくすることが出来ます。

次に使用したルアー別に使用感を解説しますが、ワイヤーベイトからワームの釣りをしていて扱いやすいロッドだと感じました。


スティーズ24 キングバイパーで使用したルアー達を紹介

スティーズ24 キングバイパーを使ってトップからボトムの釣りまで試してみました。重いルアーもマルチテーパーのおかげで、楽にキャストする事が出来る素晴らしいロッドです。

下限が1/4oz表記になっていますが、キングバイパーでは軽いルアーは扱いやすいとは正直思いません。7gのルアーをキングバイパーでピッチングでキャストするのは、ボク的には難しいと感じました。

トップウォータールアー

24キングバイパーで大きめのトップウォータールアーを淀川の本流のフラットで広範囲に攻める使い方をしました。今回はニシネルアーワークスのアビノ―110Fを使いました。アビノ―110Fは25.5gありますが、飛距離、パワーは申し分なく扱いやすいロッドです。

このクラスの重さのルアーをファイアウルフで使うとキャストが辛く感じる部分もありましたが、24キングバイパーでは、とても扱いやすく感じました。

6.9フィートの長いロッドのなので、ロッドワークをし続ける釣りには限度がありますが、ロッドがかなり軽量ですので、多少の無理は出来ます。

次にバズベイトを試してみました。ルアーはOSPのバズベイトです。ヘッドウェイトは7gですが、とても良く飛んでくれるバズベイトです。キングバイパーでキャストする際、ロッドがスローテーパーの様に曲がってくれるので、ルアーのプレゼンテーション時にルアーを水面に置くようなキャストが出来るので、バズベイトをキャストして着水、リトリーブの流れに余裕を持って対応する事ができます。

これが、ファーストテーパーのロッドで行うとアングラー側でキャストをコントロールする必要が出て来るので、神経を使う部分でもあります。24キングバイパーを使っていて感じたのはラインをPEでセッティングして、小型のフロッグを使った釣りも面白そうだと感じました。


2024年モデルのキング バイパーは1/2oz以上のスピナーベイトに最適!!

次はスピナーベイトを使ってみました。カタログスペックにもスピナーベイトの使用が謳われていましたので、使用感は申し分ありません。ファイアウルフでは1/2ozのスピナーベイトの使用感がイマイチでしたが、24キングバイパーはとても使っていて気持ちが良かったです。

3/8ozも使用しましたが、この辺りのウェイトのスピナーベイトは使い易いと感じました。1/4ozはボク的にはファイアウルフの方が使い易いと感じました。

ボトムアップ ビーブル1/2oz

ビーブル1/2ozのダブルウィローを高速リトリーブで使っているとウィードから突然出てきてバイトしてきました。ピックアップ寸前でのバイトだったので、焦りましたがロッドが思いのほか弾く事も無かったので、バラス事もなくランディングする事が出来ました。


スティーズ24キング バイパーはワームも使える万能ロッド!!

スティーズ24キングバイパーを使ってフリーリグも試してみました。シンカーのウェイトは5gと7gを使いました。キャストはどちらも快適に行う事ができました。

ラインはフロロとナイロンで使い分けて見ましたが、感度はフロロカーボンラインの方が良いように感じました。この程度のウェイトを使ったワーミングだとティップで操作している感が強くスローなテーパーな感じはありません。

ピッチングやフリップもやり易く、足元のカバーを攻める際も扱いやすくロッドになっています。6.9フィートもあるので、半歩後ろからポイントに対してアプローチできるので、バスに余計なプレッシャーを与えずに済みます。


24キングバイパーで高比重ワームを使ってみた

次に24キングバイパーで高比重ワームのOSPのスピンナッツ65を使ってみました。スピンナッツ65はフックを含めたウェイトが9gほどあります。

OSP スピンナッツ65

周りに藪に囲まれている状態でのピッチングで投げる場合はロッドにワームのウェイトが乗せずらいですが、テイクバックが取れる状態ではキャストは可能です。キャスティングの際も垂らしを長めにとる事で、よりルアーウェイトをロッドに乗せてキャストする事ができます。

スピンナッツ65を着底後にアクションさせたところ、同じ長さのファイアウルフロッドと比較して、キングバイパーロッドの方がロッドブランクスが少し短いため、アクションがしやすいと感じました。それでも、6.9フィートのロッドを操作する感覚です。


スティーズ24キング バイパーは2ozのビックベイトも使えるロッド!

ボクが24キングバイパーを購入したいと考えていたのは大型のルアーを春のサイトフィッシングで扱うためのロングロッドを求めていたからです。手持ちの2ozのビックベイトが有ったので、キャスティングやピッチングで投げてみましたが、問題なくキャスティングができます。

モンスタージャック

これぐらいの重さのルアーになるとロッドは曲がりスローテーパーのような投げ心地になりますが、ボク的には、とても投げやすいと感じています。ハリのあるロッドで投げるよりも曲がってくれてロッドのパワーでルアーを送り出すロッドの方が体力的にも楽だと感じました。

ボクの釣りの中でビックベイトは、ほぼ使わなかったのですが、この24キングバイパーを購入した事を切っ掛けに2oz程度のビックベイトも研究したいと思っています。


おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます。ロッドの技術の進化を感じさせてくれるのが、24キングバイパーだと言えます。バーサタイルなロッドはちよっとと言われていますが、こんなに広くルアーを扱えるロッドが作れるんだと驚いています。

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では!! よい釣りを(^O^)/

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