「魚探の使い方!」魚探の掛け方とポイントの見極め方!

ボート関連

魚探の使い方を学ぶ上で魚探の映像の読み方だけを理解するだけでは効率よく魚探を使いこなすことには不十分です。魚探を使うにはボート操船が重要になり、ボートの操船しだいで情報収集に差が生まれてしまいます。

今回は魚探の掛け方の参考としてポールアライアス氏とハロルドアレン氏の解説で河川とロックパイルそして岬でどの様にボートの操船を行いながら魚探を掛けるのがベストな方法なのか紹介します。

また、魚探を使う中でストラクチャーやカバー以外の部分でバスを釣る為にチェックするポイントも解説しています。

では!! 「魚探の使い方!」魚探の掛け方とポイントの見極め方!の始まりです(^O^)/


河川での魚探の掛け方とボトム形状からのアプローチを考える!

ポールアライアス氏によるオクチョビ水系での魚探の掛け方から学んで行きましょう。この川の中央部の水深が12m程の深さがある川で、フロリダの水系としても水深がある川です。

魚探を掛けるために、最初に行うのが時速30㌔までボートの速度を落とし魚探のスイッチを入れてから湖底の状態のチェックを始めます。

img085

まず、上のイラストのようにポールアライアスは、ボートを岸から5m位の位置までボートを進めると今度は沖に舵を切り川の中央部に戻ります。そして再度、岸側に舵を切り岸から3mぐらいの所まで進めます。ボートで蛇行運転を400m程、繰り返しながら魚探を掛けて進んでいきます。

何故ボートを蛇行運転しながら魚探を掛ける理由は、ポールアライアスはこの場所で初めて釣りをしました。水温や水質も重要なチェックポイントですが、この水域の水深やボトム形状を知ることがバスを釣る上で大事だとストラクチャーフィッシングの重要性を話します。

魚探でチェックした川の形状は、中央部が水深12mで岸から3m地点での水深が1.5mあり、沖側には大きな地形の変化がないので、岸側が釣りをするにはいい事が分かります。

ポールアライアスが釣りを行う時期が夏なので、この先にボトムに変化がある場所があるかどうかも確かめてからシャローかディープか釣りを選択していくプロセスを踏んでいきます。


魚探でのロックパイルの地形を把握とプラスαな要素の重要性!

次にロックパイル(砂利山)があるエリアで、ポール アライアスが魚探を掛ける際のボート操船です。イラストのようにボートを操船して、ロックパイルの上をボートでトレースすることでボトムの形状を把握します。

img086

そして、ポールアライアスは理想的な地形変化である、このポイントで釣りをするか考えますが、ある要素が足りないので釣りは行いませんでした。

何故このポイントがダメなのかには理由があり、ベイトフィッシュの存在が魚探に写し出されていないのが理由です。ボトムは理想的な地形変化ではあるが、水の動きもあまりなく今は魚を引き付ける要素が足りていないと見ています。

なので、トーナメントでは効率的にバスを釣らなければトーナメントで勝てないので、このような、ポイントは捨てていくそうです。


魚探による地形の把握と魚探以外の情報収集とルアーアプローチ!

次にハロルドアレンが、岬を魚探でチェックする際のボート操船のイラストがこちらです。このように円を書きながら魚探を掛けて操船することによって、幾つか注意するポイントがあります。

img087

数回、岬の尾根をまわって魚探を掛けて水深の変化だけではなく、バスが尾根の日なた側に付いているか、または、日影側に付いているかもチェックします。

そこまでチェックする事で、バスの活性までもが、キャスティングする前から把握する事ができると説明されています。イラストの右側から左側へ湖に流れがあるならば、活性の高いバスは流れの上流側に付きます。逆に活性が低ければ流れの和らぐ岬の左側にバスが、ポジショニングすると考えられます。

風が吹くことでカレントが発生したのなら、どのように水が流れているのかを考える事で、バスがどっちの方向に顔を向けているのか推測する事ができます。バスがルアーを発見しやすいリトリーブパスを決める事が出来ると考えられます。

ハロルドアレンは、バスがボトムにタイトに付いているのを確認したのなら、ボートをシャロー側に持って行き沖に向かって、キャストしてアップヒルで攻めます。理由は、バスの目線にあうように、出来るだけボトムからルアーが離れないようにアプローチしたいからです。

逆にボトムから60cm~90cmの中層でバスが浮いている事を魚探で確認できたのであれば、岬に対してボートを沖側に持って行き、岸に向かってキャストしダウンヒルでアプローチすると答えています。

ボートを沖側にポジショニングすることで、ワームのアプローチはボトムからワームが離れて中層を泳ぎながらワームの移動距離が大きくなるので、このようなアプローチをします。

魚探を掛けた上でその情報からアップ ヒル ストラテジーかダウン ヒル ストラテジーのアプローチを考えた上でルアープレゼンテーションを行うことが大事になるのです。


ハロルド アレンのシャローエリアで魚探を使う上でのアドバイス!

ハロルド アレン氏が魚探を使う上でのアドバイスは以下の通りです。ハロルド アレンはシャローでの釣りでも水深をチェックしたいので、魚探のスイッチを切ることなくシャローの水深の変化も確認します。こうする事で、釣りのパターンを選定する上での情報を収集します。

例えば、グラスベッドの釣りで水深によってバスが付いていない場合もあり、バイトがあれば直ぐに水深のチェックをすることで、より良いパターンの選定をする事が出来ると話しています。

また、魚探は使い込んでいかなければ、いつまでたっても馴染めないのでとにかく使い込んで慣れていくことが必要とアドバイスしています。


マーカー・ブイとルアーを使って地形変化を3次元化する!

魚探を掛けていく中で、ストラクチャーやカバーに対してマーカーブイを使ってマーカーする事で何も無い水面にボトム変化の位置を把握する事で釣りがやり易くなります。

イラストのようなハンプ(水中島)に魚探を掛けながらボートを操船します。ストラクチャーに対して5m位離れた位置にマーカーを打って行きます。離れた位置に打つことでルアーのトレースラインを確保します。

img080

更にポイントにラバージグやキャロライナリグ等のボトムを感じられるルアーを通す事により細かい湖底の変化もロッドを伝って感じ取る事ができるので、ストラクチャーやカバーの形状がより立体的に掴めてきます。

魚探の2次元映像の情報を頭の中で、3次元の立体的なボトム形状にイメージする事が出来るので、これらの作業は攻めの釣りには欠かせない要素になってきます。

※マーカーブイを使い方をまとめた記事は下記リンクから読むことができます。あわせて読むことで更なる理解が深まります。


おわりに

今回は魚探の使い方でも重要になるボート操船による魚探の掛け方を紹介しました。魚探の映像の見方に興味があるのですが、実はストラクチャーやカバーに対しての魚探の掛け方はとても重要なので紹介しました。

魚探を使ってストラクチャーの構造を知ること以外にもベイトフィッシュの有無やカレントなどの水の流れも感じながら総合的にポイントを見る能力が必要になってくることが理解できたと思います。

魚探でストラクチャーとカバーの状況を知る事でルアーアプローチもより精度の高いものが出来るようになりますので、チャレンジしてみて下さい。

ボクはX(旧Twitter)でもバスフィッシングの情報を発信しています。記事を読んで興味を持ってもらえたら「X(旧Twitter)のフォローやいいね!」を頂けると今後の活動の励みになります。また、記事の感想などがあれば、お問い合わせフォームからコメントして下さい。

「魚探の使い方!」魚探の掛け方とポイントの見極め方!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^O^)/


コメント

タイトルとURLをコピーしました