冬の寒さに負けずフィールドに足繁く通われるアングラーを見ていると、ホントこの人はバス釣りが好きなんだなっと感心してしまうモノです。
今回はそんな冬の低水温期に大型のサイズのバスを狙う方法を紹介したいと思います。バスプロのケビンバンダム氏はこの時期に大型のバスを釣るテクニックとしてスピナーベイトを上げています。
冬の低水温期のスピナーベイトのテクニックには、タンデムブレードのスピナーベイトを使ったスローロールテクニックや更にスローにスピナーベイトを操作して釣る事ができる、シングルコロラドのスピナーベイトの出番です。
寒波が入り水温が下がり過ぎると、ブラックバスの食性の部分を刺激するプラスチックワームでは、リアクションバイトが取りずらくなり、バイトへ持ち込むのが難しくなる場合があります。そんな厳しい時期に大型のバスを釣る為のスピナーベイトテクニックを調べてみました。
冬スピナーベイトでビックバスを釣る5つのポイントを調べてみたのはじまりです(^O^)/
冬スピナーベイトでビックバスを釣るためのフィールドの状況
Kevin VanDam氏にとって冬になると温度計を見てスピナーベイトに備える時期です。ラージマウス・バス、スモールマウス・バス、スポットなどの種に関係なく大きなプロファイルのスピナーベイトは秋と冬にビッグ・バスを誘うといいます。
冬にスピナーベイトを使う上で理想的な水温の状態は45度から55度とバスプロのKevin VanDam氏は記事に書かれています。華氏45度から55度という事は摂氏7℃~13℃ぐらいの水温になります。
狙うポイントは、岬、チャンクロックバンク、レイダウンです。急深な場所にからむレイダウンは魅力的でスピナーベイトを岸近くの倒木の幹の付け根からディープに倒れた先端までスローロールで攻め、同様に急な岩のポイントも釣ります。
冬の寒波による低水温時にはシャローまたはディープであってもスピナーベイトをスローに使用します。
冬に実績のあるスピナーベイトは大きなブレード
冬のこの時期にKevin VanDam氏はスカートを整えたりブレードのカップを曲げたりはしませんが、リアブレードを6番または7番に大きくしてスローに釣るそうです。
この時期は大きなプロファイルが欲しいそうです。バスは主にシャッドを食べておりスピナーベイトは大きなベイトフィッシュに似ているからだそうです。
岸の近くのにバスが居るの場合はタンデムブレードのNo.3.5とNo5のウィローリーフのブレードを付けた1/2オンスのスピナーベイトをすすめます。
ニゴリがキツイ場合は、コロラドまたはインディアナの大きなブレードベイトを使用します。澄んだ水から少しのニゴリでは、ダブルウィローまたはウィローとコロラドです。
スピナーベイトをスローに動かして浅いレンジを保つためにブレードサイズが大きくなります。
Kevin VanDam氏は8フィートより深い水深では、シングル・ウイローリーフを使って釣ります。
更に深く、特に北部の自然湖でのディープのウィードを釣るには、別のアプローチが必要になります。3/4オンスのスピナーベイトに5番のウィローリーフまたはダブル・ウィローでスローロールし生き残ったウィードの奥深くにスピナーベイトを送り込むそうです。
他の人がリップレスクランクベイトや他のルアーでバスを釣るよりも、スピナーベイトで釣る方が大きなサイズを釣る事ができるとKevin VanDam氏は説明します。
冬のスピナーベイトにはシングルコロラドという選択もある
冬の間に釣りをする良い方法はいくつかありますが、Kevin VanDam氏のお気に入りの1つは昔ながらの方法でコロラドブレードのスピナーベイトの釣りです。
これは、誰もが夏の夜釣りのルアーとして知っているのですが、冬の間も同様に効果的です。
ほとんどの釣り人は、タンデムスピナーベイトを好みます。しかし、冬の間はコロラドブレード1つでさらに多くのアプローチができます。シングルコロラドをゆっくりと巻くと、あらゆるゾーンをさまざまな速度で釣ることができます。
もちろん、ジャークベイトやアンブレラリグなどの他のルアーも良いですが、水が濁っている場合はシングルコロラドのスピナーベイトを選択するそうです。
スピナーベイトのスカートの色の決め方
Kevin VanDam氏はこの時期スカートの量を減らしたりしませんが、水の透明度でスカートの色を決定します。 澄んだ水質やシャッドベースの湖では、透明感のある色をしたスカートの「ナチュラルシャッド」が彼の通常の選択です。
気象の変化で水の色がステインウォーターや更に濁りがキツイ場合では、チャートリュースと白色が効果的なカラーだそうです。
他にも 彼のお気に入りのカラーには、彼がデザインしたブルーギルとスモーキーシャッドのパターンがあります。
冬のスピナーベイトのタックルセットアップ、ラインの使い分けが重要!
Kevin VanDam氏が使用するロッドの長さは6フィート、10インチまたは7フィートミディアム・ヘビーアクション、ラインは20ポンドのナイロンラインを使います。
ディープの釣りではフロロカーボンラインの14ポンドを使います。理由はライン径が細いとスピナーベイトを落とし込むやすいからだそうです。
また、状況によってはPEラインも使用するそうです。
冬スピナーベイトはギブンアクション&ヨーヨーテクニック
冬のスピナーベイトの最後のピースはリトリーブの方法にあります、リトリーブ中にロッドのティップをよく振るとKevin VanDam氏が説明しています。
ギブンアクションをスピナーベイトに与えることは、バスを釣る為に非常に重要です。5フィート程のリトリーブごとに、ロッドの先端を振ってスカートをフレアさせます。
水温が華氏45度(7℃)近く水温が落ちるとスピナーベイトの使い方をリフト&ドロップやヨーヨーリトリーブにすることが「本当に効率的」になるようです。
ショートアームのシングルコロラドにチューニングして使い切る
また、アームの長さ1/3にカットすることで、オリジナルのショートアームのシングルスピナーベイトを作成する事ができます。
重いシングルコロラドブレードのスピナーベイトを見つけるのは難しいので、Kevin VanDam氏は、そうするそうです。アッパーアームが短いため、ヘリコプターテクニックをする時にフォール時のブレードのの動きが良くなり役立つそうです。
シングルコロラドを、ブラフエンド、橋の杭、さらには立っている木のような、より急な垂直のストラクチャーやカバー周りで釣ります。バスはこれらのストラクチャーを利用して冬の間は上下に移動します。そのため、スピナーベイトは非常に適しています。
ヨーヨーテクニックで、バスがどこに居るか判断するまで、さまざまな深さで釣りスピナーベイトがサーチしているすべてを感じることができるように、ラインを張って落と込んでみましょう。ほとんどのストライクは降下時に発生し不快にさせるストライクではないそうです。
バスに違和感を与えないようにトレーラーを付けた状態でスピナーベイトが水平にフォールしていることを確認してください。
冬のスピナーベイトのトレーラーにリボンテールワーム!
Kevin VanDam氏はリトリーブで使う場合にはフルスカートのスピナーベイトを好み、スローに釣ることができるプロファイルと大きなトレーラーを追加します。
Kevin VanDam氏のお気に入りのトレーラーの一つは7インチのリボンテールワームです。
シングルコロラドのスピナーベイトのトレーラーとして柔らかいプラスチックのパールカラーのレイジテールグラブを追加するのが好きです。尾は落下時に余分なアクションと振動を与え、その大部分は餌があまりにも速く落下するのを防ぎます。
また、トレーラーとしてフィネススイムベイトを試しています。私のお気に入りは4インチのSwimmin’Shinerです。それは良いアクションを持っており、餌が落ちるときに落下を妨げることはありません。
まとめ
今回はBassmasterに紹介されていたKevin VanDam氏の冬のスピナーベイトテクニックを紹介しました。冬のスピナーベイトを使う上での5つのポイントとしては?
・冬のバスの付き場を知る
・大きなブレードに交換する
・攻めるゾーンに合わせてラインを変える
・水温に合わせてアプローチを変える
・釣り方によってトレーラーを選ぶ
この5つの項目を抑えて冬のバス釣りに挑めば結果がついて来るかも知れません。冬は本文でもあったとおりメタルバイブやバイブレーションルアーの釣りが主流になっています。
冬の時期にイッパツ大物が釣りたいと考えるアングラーはスピナーベイトの釣りにチャレンジしてはいかがでしょうか?
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冬スピナーベイトでビックバスを釣る5つのポイントを調べてみたの記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
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