「ブラッバスの食事」ブラックバスが食べる餌についての考察!

ブラックバスがどんな餌を食べるのかについて、Bassmaster.comに面白い記事があったので紹介します。バスフィッシングを楽しむうえで、バスがどのようなベイトフィッシュを捕食しているのかを知る事は、とても大切な事です。

何故なら、ブラックバスがどんなベイトフィッシュを食べるのかを知ることで、通っている釣り場のバスに対してマッチザベイトさせる事に役立ち、バスに違和感なくバイトを誘発させる事が出来るので、更なる1尾を釣るのに繋がるからです。

紹介する記事では、バージニア州狩猟内陸漁業局の漁業生物学者、ジョン・オデンカーク氏とフロリダ州魚類野生生物保護委員会の生物学者フレッド・クロス氏の研究について触れられています。

オデンカーク氏によれば、バスの胃の中を調べると、昆虫、ザリガニ、カエル、トカゲ、ヘビ、他の魚、そして鳥の赤ちゃんまで捕食していたそうです。

フレッド・クロス氏はスレッドフィン・シャッドはラージマウス・バスの大好物だと仰っていますし、大型のバスは大きなベイトフィッシュを捕食する事も示唆しています。

このように、ブラックバスを釣るのが好きな釣り人なら、知っておいて損はない情報が満載なので、是非読んでみて下さい。

では!! 「ブラッバスの食事」ブラックバスが食べる餌についての考察!の始まりです(^O^)／

アメリカの生物学者によるブラックバスが食べる餌についての考察!
ブラックバスが唯一食べないモノは野菜のようです
何がバスを食べるのか？　ブラックバスの天敵について!
おわりに

アメリカの生物学者によるブラックバスが食べる餌についての考察!

もしあなたがラージマウス、スモールマウス、スポッテッドバスなら、夕食に何を食べる？答えは簡単かもしれない。バスを釣るのが好きなら、知っておいて損はない。なぜなら、たくさんの餌の選択肢がある中で、有効なルアーを見つけるのは、自分にとって良さそうなものを選ぶのと同じくらい簡単なことがあるからだ。

ラージマウスバスを研究する生物学者は、魚の胃の内容物を調べて魚について詳しく知ることがある。バージニア州狩猟内陸漁業局の漁業生物学者、ジョン・オデンカーク氏は、バスが何を食べているかを調べることで、個々の魚だけでなく、同じ水域に生息するすべてのバスの健康状態を判断するという。

「湖や池のバスの個体数全体の健康状態を決定するものは3つある：加入、つまりバスの赤ちゃんがどれだけ成魚に成長するか、成長、つまりバスの成長スピードと成長時の健康状態、そして死亡率だ。つまり、何がバスを殺すのか、どのくらい生きるのか、そういうことです」と彼は説明する。「胃の中にある様々な餌を見ることで、彼らがどれだけよく食べているかを判断することができる。もしバスが十分に大きくなっていないのであれば、より多くの餌を与えることで助けることができるかもしれません」。

生物学者たちは、バスが大きく成長するのに十分な餌がない湖に、シャッドやニシン、アユなどの餌魚を放流することで、バスの食いつきを良くしている。大きなバスを釣りたくない人はいないだろう。しかし、たいていの場合、バスは自分たちだけで十分やっていける。ほとんどすべての湖、池、川には、バスが食べる餌が少なくともいくつかある。

オデンカークによれば、バスの胃の中にあるものは、手に入るものと口に入るものに限られているという。昆虫、ザリガニ、カエル、トカゲ、ヘビ、他の魚、そして鳥の赤ちゃんまでもが夕食のメニューになる。バスはお互いを食べ合うことさえある。生きるために他のバスを食べなければならないのなら、バスはそんなことは考えないだろう。

フロリダ州魚類野生生物保護委員会の生物学者フレッド・クロスによれば、バスは日和見主義のフィーダーだという。そのため、何を食べるかは口の前を泳ぐものによって決まることが多い。つまり、住んでいる場所で手に入るものなら何でも食べるのだ。彼はバスの胃の中からウナギ、ヘビ、アヒルの赤ちゃんを発見した。

また、バスは大きさによっても餌を選ぶ。バスが大きければ大きいほど、食事も大きくなる。カリフォルニアのラージマウスは10～12インチのニジマスを食べることが多く、クロスは10ポンドのラージマウスの胃の中から12インチのコノシロを見つけたことがある。しかし彼は、小さなグラスシュリンプがぎっしり詰まった大きなラージマウスの胃を調べたことがある。

「もし手に入るなら、スレッドフィン・シャッドはラージマウス・バスの大好物だろう。バスの胃袋の中に入っているのを何よりもよく見かけます」とクロスは言う。「シャッドはソフトレイの魚で、ブルーギルほどヒレがとがっていない。ヒレの柔らかい魚は飲み込みやすいのです」。

しかし、スレッドフィンをはじめとするシャッドは、すべての湖や池に生息しているわけではない。実際、彼らが生きていくためにはプランクトンのいる水が必要なのだ。プランクトンとは、水中に浮遊する小さな植物のことである。あなたの湖にプランクトンがいるかどうか、どうやって見分けることができますか？水の色を見てください。緑色や薄茶色の湖にはプランクトンがいるでしょうが、透明な湖にはいません。お気に入りのバスレイクにスレッドフィン・シャッドがいなくても心配はいらない。ブルーギル、クラッピー、ミノー、その他の魚はいるはずだ。

クロスもオデンカークも、昆虫は子バスにとって重要な食料源だと言う。小さな虫がいなければ、子バスは大きなバスに成長できない。健康な湖、池、川の多くには、水生昆虫、つまり水中に生息する昆虫が豊富にいる。

「ラージマウス・バスは8インチくらいになると、昆虫食から魚や他の大きな獲物を食べるようになります」とクロスは言う。

ブラックバスが唯一食べないモノは野菜のようです

バスが食べないもののひとつに植物がある、とクロスは言う。バスの胃の中から水生植物が見つかることはよくあるが、彼や他の魚の専門家は、バスが餌を食べているときにバスの口に入ってしまうのだと考えている。わざと食べているわけではないのだ。

「バスは獲物を吸い込むが、獲物は水生植物やその周辺に生息していることが多い。シャッドやブルーギルを捕らえたとき、彼らは口を開けて植物質を取り除こうとしないので、ただすべてを飲み込んでしまうのです」と彼は言う。「バスはあなたのように植物からの栄養を必要としない。

オデンカークによれば、バスの胃の中から釣り針やルアーの破片が見つかることがよくあるという。場合によっては、魚は消化されないものを通過させる。フックのような他のものは、食べ物を消化する強い酸のおかげで胃の中で分解される。

バスがなぜ何を食べるのかを正確に解明することは、いまだに謎のままだとオデンカークは指摘する。彼はヴァージニア州のいくつかの川でスモールマウスバスを研究しているが、大きな魚の胃の中にナマズの仲間であるマッドトムがいるのを何度も見てきた。

「スモールマウスには他に選択肢がたくさんあるのに、なぜ鋭くとがった3本のヒレを持つマッドタムを食べるのか、私にはまったくわからない。私が担当する川にはシャイナーやマンボウなど、マッドトムほど棘のない餌魚がたくさんいるが、彼らはマッドタムを好むようだ」と彼は言う。

生物学者は、バス（および他の魚）が他の餌よりもある種類の餌を選ぶのは、その餌が成長に必要なビタミンやミネラルを供給してくれるからだと考えている。

良いニュースは、次に釣りに行くときに本物の魚や他の生き物に完璧に合わせる必要はないということだ。プロのバスアングラーのタックルボックスを見れば、自然界のものとは似ても似つかないルアーがずらりと並んでいる。スピナーベイト、バズベイト、そして様々なワイルドなソフトプラスチックルアーがバスを釣る。ラージマウス、スモールマウス、スポッテッドバスは他の動物と同じように好奇心が旺盛で、場違いなものをじっくり観察する。

しかし、あなたなら手でつまんでよく見るかもしれないが、バスは口でつかんで何度か齧り、食べる価値があるかどうかを判断する。つまり、あなたの好きなルアーが本物の生き物に見えないからといって、釣れないとは限らないのだ。バスは何でも食べることがある！