復刻!ヘドン ザラスプーク 原点回帰シリーズのインプレ

ルアーインプレッション

原点回帰シリーズとは1930年代の当時のヘドンルアーがどのようなモノだったのかを再現したシリーズです。今回紹介するのは原点回帰シリーズのザラスプークです。

見た目に大きく違う点はラインアイの位置ではないでしょうか、1939年に発表されたザラスプークはラインアイがノーズに取り付けられていました。これにより現在、販売されているオリザラとはアクションも違ってきます。

では! 原点回帰シリーズのザラスプーク インプレを始めたいと思います(^O^)/

復刻! へドン ザラスプーク原点回帰シリーズとは

へドン原点回帰シリーズは2018年に販売された、プラドコからスミスに販売の打診があった珍しいシリーズです。スミスファクトリーとは全然関係のないシリーズのようです。

スミスファクトリーは往年のへドンのクオリティーを再現しようとスミスが塗装、アッセンブリーを日本で行っているリシリーズです。

原点回帰シリーズはヒロ内藤さんが命名したシリーズでルアーの製作をプラドコの工場で塗装からアッセンブリーの装着まで行ったモデルです。

1930年代と古いへドンのカラーパターンをラインナップされており、原点回帰シリーズにはそれ相応のプラドコのコダワリが詰まったシリーズだと言えますね。 

     


ヘドン ザラスプークの歴史を知って原点回帰シリーズと1stザラスプークとのスペックの違いを知ろう!

■LENGTH: 4-1/2inch 11.4cm
■WEIGHT :3/4oz 13.0g
■HOOK :#1/0

原点回帰シリーズの1stザラスプーク特徴として、ザラスプークが誕生した1930年代を中心とした往年のルアーカラーを現代に蘇らせ再現しています。

また、原点回帰シリーズの1stザラスプークと同じ様にラインアイをノーズアイに設置した2フック仕様になっています。

ラインアイがノーズアイ仕様
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スティンシル はオリジナル ザラ スプークが印字

しかし、原点回帰シリーズはスティンシルが1stのような書き方にはなっておらず、オリジナル・ザラスプークの文字が印刷されています。本物の1stザラスプークと区別できるようにワザと変えてあるのかもしれませんが、チョット残念な部分ですね。


へドン ザラスプークの歴史

ウッド製のザラゴッサからへドンは当時の最新技術だったプラスチック成型を使ったルアー作りに挑戦し、1939年に以下の3種類のザラスプークが同時に発表されます。

1stザラスプークの種類

・♯9260  3フック モデル

・♯9250  2フック モデル

・ザラ・スプークJr

No.9250はボデイの長さは4インチ半と現在のザラと大きさは同じで2フック仕様になってます。原点回帰シリーズのザラスプークはこの♯9250の復刻モデルになります。

No.9260は3フック仕様でフックサイズは#1/0で現在とは異なります。カラーラインナップはカタログには6色がクレジットされていますね。

3種類目のザラはザラ スプークJr.という3インチサイズのルアーもあったようです。

ルアーのスペックはカラーとノーズアイ、フックサイズはオリジナルザラスプークと同じになりますがノーズアイになる事でアクションに変化が生まれます。

アクションに付いては実釣インプレの方で詳しく触れたいと思います。


へドン ザラ スプーク原点回帰モデルを使ってみた感想

原点回帰シリーズのオリジナルザラスプークをインプレッションするのに使用したタックルは以下の2タックルになります。

・HIROism・ A.I.R The Answer カリプソLJ

・スティーズCT SV TW

・ユニチカ シルバースレッドSAR 20LB

・スコーピオンXV 1581F-2

・スコーピオン70HG

・ユニチカ シルバースレッドSAR 20LB

今回のインプレでは2種類のタックルで原点回帰シリーズのザラスプークを使ってみました。どちらのタックルも原点回帰ザラスプークを動かすには最高のタックルでした。

HIROism・ A.I.R The Answer カリプソLJ の方がファーストテーパーなので上級者向きですがウエイトのあるザラスプークは動かしていてロッドがルアーウェイトを吸収するので良い感じです。

スコーピオンXV 1581F-2 はレギュラーファーストテーパーなのでとてもザラスプークが動かしやすいロッドで現行品で価格も安いですし、初心者の方やペンシルベイトに不慣れな方にはおすすめのロッドになりますね。


原点回帰ザラスプークのアクション

原点回帰シリーズのザラスプークはラインアイがノーズに付いているのでオリジナル・ザラスプークとは大きくアクションが違っています。

ノーズアイタイプの原点回帰のザラスプークはトゥイッチ&ダイブアクションが得意なルアーになります。トゥイッチ&ダイブ アクションとは、ザラが水中にダイブするアクションの事を言います。

フィッシングプレッシャーが高いフィールドや透明度の高い場合に効果のあるアクションでルアーをバス側に近づけてバイトを誘うテクニックです。なので、ラインアイがスロートに付いているオリジナルザラ スプークと使い分けると面白いです。

こんなに効果的なアクションが生まれるなら、何でオリザラのラインアイの位置は変更されたのかと言う疑問が生まれます。

もともと1930年に作られたザラスプークは後のトーナメントでの使用の為に機能性を発達させていく歴史があります。チャーリーキャンベル氏がザラスプークのラインアイの位置をノーズからスロートに変更させます。

スロートに変更する事でドッグウォーキンのアクションの初動をスムーズになりアクションがさせ易くするのが狙いなんですね。

また、1930年モデルとオリザラの違いはフックのサイズも違います。オリザラの方がフックサイズは小さく変更され浮力を持たせるようになっています。

原点回帰シリーズのザラスプークはオリザラと同じフックサイズなのでアクションのレスポンスはそのままで快適に動かす事ができます。

アクションをさせる時にストロークを長めにするとトゥイッチ&ダイブし上方向にロッド動かしてアクションさせるかストロークを短めにアクションさせるとドッグウォークします。

この辺の加減は実際に原点回帰シリーズのザラスプークを使うと分かってもらえると思います。


ヘドン ザラスプーク 原点回帰シリーズのインプレ まとめ

今回は2018年に発売になった原点回帰シリーズのザラスプークのインプレをご紹介しました。

1939年に登場したザラスプークのカラーを再現しスロートの穴も無いので金型も新規で作ったのかもしれませんがヒロ内藤さんの情熱が感じられるシリーズでもあります。

実際の1930年の1STザラとの違いをまとめると大きく4点あると思います。

・ラインアイの位置が違う

・スティンシルが違う

・フックサイズが違う

・プラスチック素材が違う

原点回帰シリーズのザラスプークは動かすとザラの歴史が感じられるルアーですし、この記事を読んで原点回帰シリーズのザラスプークを購入しようと思われたら下記リンクから購入できます。

オリザラと比べてもトリッキーなアクションが与えられるので、使う人の技量でアクションに幅が生まれるのが原点回帰シリーズのザラスプークだと思います。

この記事が参考になれば幸いです。

コメント

  1. 次男坊 より:

    NEO投稿第1弾あらためて
    おめでとうございます😃

    初の記事に原点回帰シリーズの
    ZARAを持ってくるあたりに
    ただならぬ情熱を感じます😊

    追伸
    アドレス入力必須になりましたね!
    これでDMできるのかな!?笑

    引き続きお世話になりますm(_ _)m

    • nagamasa より:

      次男坊さんコメントありがとうございます。

      ワードプレスに変えてブログを続ける事にしました。
      いたらない所も多々ありますがご指摘してもらえると改善に役立つのでよろしく
      お願いします。

      アドレス入力の必須の件はたった今変更したのでイケてると思います。
      半信半疑(笑)

      流石!次男坊さん、記事内容に触れてくれる辺りとても嬉しいです。
      原点に戻って頑張りたいとおもいますので、今後ともよろしくお願いします(^O^)/

      NAGAMASA

  2. 豆造 より:

    はじめまして
    原点回帰ザラカラーでアゴにアイがあるオリザラが存在するのご存知ですか?

    アメリカでザラスプークリミテッドでプラドコの通販サイトで3ドル99セントで売られていたザラを

    • NAGAMASA より:

      豆造さんコメントありがとうございます😃
      オリジナルザラスプークで1930年代のカラーリングのザラが売られていたとは知りませんでした。
      原点回帰シリーズはPRADCOから日本へこんな事できますがどうですかとオファーがあった企画だった
      ようなので、本国アメリカでもカラーリングだけ近づけたのかもしれませんね😅
      ラインアイがスロートに付いているって事は普通のオリザラのボディなんでノーズにアイを変更する事が
      出来るので2度おいしいと考えたのかもしれませんね😄
      豆造さんのコメントが途中で切れていますが、買われたんですかね? 教えて頂けると今晩はよく眠れます😉

      • 豆造 より:

        コメント切れてて申し訳ないです

        原点回帰ザラはスミスに入って来た時アゴにアイがあり送り返したらしいのです
        次でまたアゴに着いていたから送り返して3回でやっと鼻先にアイの着いたのが来たと
        言う話です

        推測ですがプラドコではアイを付け替えて納品では無く
        新たに作って日本に送って
        余ったアゴアイの原点回帰カラーをプラドコの通販サイトで通常より安く売ったかと

        通販サイトに有った時にアメリカの釣具屋で通販やってる所数件はチェックしたが無かったですね

        2019年の6月位まではプラドコの通販で売っていたのを確認その後無くなっていました

        もしかしたらアメリカの釣具屋に流したか?
        この辺は確認出来てません

        ebayには出品されてますね

        そして日本では愛知のマイルストーンってショップが数カラー輸入して販売してます

        自分は14KCDとXRSを通販で購入

        原点回帰買って鼻からアゴに付け替えれば良いだけなのですが(笑)

        • NAGAMASA より:

          豆造さんコメントありがとうございます😀
          面白いお話が聞けてとても参考になりました。3回もミスする辺りが
          PRADCOぽいエピソードですね🤭
          マイルストーンさんでも取り扱っているんですね、確か旧ブログのゼルポップの
          記事をマイルストーンさんに乗せて頂いたはずです。
          でも、被リンクとかこちらの操作ミスで切れちゃってるんでホント申し訳ないです😅
          豆造さん貴重なお話ありがとうございました😁

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