今回は3種類のキャロライナシンカーの根掛かりの度合いを調べてみました。根掛かりが軽減されるキャロライナシンカーがあればキャロライナリグで攻められるエリアが広がると期待している人も多いと思います。
実釣に使用したシンカーはリューギのビーツTG、Lindy Rattlin No-Snagg Slip Sinker、バレットシンカーの連結での使用の3タイプです。
結論から申し上げると魔法のような根掛かりしないキャロライナリグシンカーは残念ですが存在しません。インプレを見て頂くと分かりますが、使うエリアは過酷なエリアで試してみました。
では!3種類のキャロライナシンカーのインプレを始めたいと思います(^O^)/
「伊藤巧が作ったキャロライナシンカー!」リューギビーツTGのインプレ!
まずは!伊藤巧氏が作り出して話題になっているリューギのビーツTGを使用してみたので色々と気付いた点を書いていきたいと思います。
結論から言いますと、リューギのビーツTGは残念ながら5キャストで淀川のリップラップにスグに根掛かりしてしまいました。リップラップでのキャロライナリグでの使用は厳しいので、オープンエリアでの使用が望ましいです。
リューギのビーツTGを検証する為に組んだ、キャロライナリグのタックルセットアップは下記のタックルになります。
実釣した場所は、淀川の豊里大橋の周辺の水中堤防を攻略できるか試してみました。伊藤巧プロが考案し実釣では根掛かりがほぼ無いと各誌で話されていたので、一度試してみようと購入しました。
根掛かりに強いシンカーと謳われていますが、連続する岩やリップラップでは根掛かり回避は厳しいようですね。
写真にT字に黒っぽく映っているのが、淀川の豊里大橋周辺のメジャースポットの水中堤防です。
5キャストで600円もするタングステンシンカーをロストしたので更にウェイトがあり根掛かりし易い3/4ozでチェックする必要は無いと考えビーツTGの使用は止めました。
また、鳥飼大橋の周辺でも試してみましたが、数投でスタックしてシンカーをロストしてしまいました。これからは根掛かりの少ないフラットエリアで使おうと思います。
キャストのフィーリングは普通のキャロライナリグをやボトムの感知は流石にタングステンシンカーだけあるなと感じました。
ここまで強烈なリップラップでなければ、根掛かりが少ないシンカーだと思います。他の場所でも使いこんでみたいと思います。
キャロライナシンカー! リューギのビーツTGの仕様とラインナップ!
ビーツTGのウェイトは3タイプあります。1/2ozを加えていないところを見るとヘビキャロ側に重きを置いたラインナップになっています。
メーカーの説明では先端のパイプが根掛かりを軽減させる優れた効果を出すパーツだそうです。パイプが障害物にあたる事でラインを水面方向へ誘導するので根掛かりが少なくなるそうです。実際のビーツTGは写真の用に下側のパイプは出ていないです。
壺のような形状はボトムの変化を感じやすくする為の形状だそうです。実際に使ってみて感度はよかったですが、タングステンシンカーという素材が一番に影響しているように思います。
小売価格は5/8ozが630円 3/4ozが720円 1ozが900円となっています。やはりタングステンシンカーは高いですね、この辺りの事情も踏まえて根掛かりしにくいシンカーを選んだのですが? でも、環境問題を考えるとタングステンシンカーを使った方がいいですね。
Lindy Rattlin No-Snagg Slip Sinkerのインプレ!
次に検証するのは、プラドコの傘下ブランド、リンディーから販売されているNo-Snagg Slip Sinkerです。このシンカーは、タラのトローリング釣り用シンカーからヒントを得たデザインで、ラインアイの側に浮力体が取り付けられており、水中で立つことで根掛かりを減少させます。また、ウェイトの先端がボトムに接触するため、底の感触をしっかりと伝えるキャロライナシンカーとなっています。
Lindyの Rattlin No-Snagg Slip Sinkerも1ozと3/4ozも使ったのですが、1ozの方はウェイトが重いせいなのか3/4ozのシンカーと比べて根掛かりは多いですが、リューギのビーツTGと比べると根掛かりの頻度は抑えられた感じです。
3/4ozのNo-Snagg Slip Sinkerの方は根掛かりしてロストはしましたが、キャストフィーリングは落ちますが、感度も良く価格も2本で1020円なのでありがたいです。数時間の間は釣りが出来たのでNo-Snagg Slip Sinkerの方がスナッグレス性能があるのかもしれませんね。
違うエリアでは淀川本流の鳥飼大橋から上流へ釣り上がって行った時も3時間ほどの釣行で根掛かりは1度ありロストしました。水中にブロックが入ったエリアですが、それなりに根掛かりを回避していると感じました。
No-Snagg Slip Sinkerのシリーズはラトル入りとノンラトルのバージョンも販売されています。
「案外いける!」バレットシンカーを連結させて使ってみた!
バレットシンカー7gを3連結にして3/4ozにして使用してみました。鉛のバレットシンカーなので感度は落ちますがスグに根がかると思っていましたが、思いのほか根掛かりが少なかったです。シンカー自体のフォルムがコンパクトに成っる分、岩の間をすり抜けてくるのかもしれません。
ワームが岩にスタックして切れてシンカーは戻って来たので、3連結のテキサスリグにしてスタックするか試してみました。風があったので10m先のブレイクに絡む岩を通してみました。最終的には根掛かりを起こしロストしましたが、思いのほかリップラップをすり抜けてくれたので使えました。
安価でリップラップのキャロライナリグを使用するにはいい方法ですが、環境の事を考えると微妙です。まだ試していませんが、タングステンのバレットシンカーを先端に使う事で感度が得られるかもしれませね。
「重要!」キャロライナリグで使用する際のパーツの重要性!
コチラが使用後のキャロダンスイベルです。向かって右側が正常な状態ですが、まず真ん中のスイベルですが、ラインを結び直すのに誤ってハサミをリングを挟んで切ってしまったのですが、このように簡単にリングが切れてしまいました。
右側は根掛かりを回収した後のスイベルですが、リングのが左に曲がって変形しているのが分かってもらえると思います。正直に言わせてもらうと作りが弱すぎるように感じました。以前に使った安物のスイベルでもここまでは変形はありませんでした。
リューギのスイベルは使い切った時点で実釣でボクはこのスイベルを使う事はないと思います。
キャロライナリグのタックルセットアップもシンカー止め以外は伊藤巧プロの組んでいるやり方に近い方法で試してみました。
リューギのストッパーではないのですが、リグの作り方に強度的に問題があるように感じました。
1ozのバナナシンカーに変えてキャストしてみましたが、10投ぐらいで根掛かりしました。淀川の水中堤防のリップラップでは、なかなか厳しいです。根掛かり回収後にリグを見てみるとシンカー止めのゴムが裂けてしまうトラブルが起こりました。
この事も踏まえて、強度的にもシンカーを止めるにはビーズが無難なようです。しかし、穴の小さいビーズだと結び目をキズつけてしまうのでこの辺のタックル調整が課題ですね。
おわりに
今回はキャロライナリグのシンカー3種類を使用した感想を書かせてもらいました。リップラップでは思いのほかスナッグレス効果は感じられませんでしたが、他のウィードエリアやもう少し小規模なカバーがあるエリアで使っていきたいと思いますし、更に情報をアップデートしていきたいと思います。
あれだけ伊藤巧プロも根がからないとアピールしているので、もう少し違うシチュエーションでビーツTGのスナッグレス効果を検証したいと思います。
また、キャロライナリグのパーツで面白そうなモノがあれば使っていきたいと思います。今回の釣行でもシンカーとスイベル間のライントラブルを軽減する為に新たな方法を考える課題もできました。
この記事が参考になれば幸いです。
コメント
結論から言うと陸っぱりから
リップラップ攻めるのは
ヤバ過ぎだと思います😅
根掛かりという位ですから
ボートでオダを攻める程度の
意味合いなのでしょう😊
僕なら1oz級の高比重ワームの
ノーシンカーやると思います。
如何でしょうか😃
次男坊さんコメントありがとうございます😊
やっぱり!やり過ぎてましたかね😅
でも巧プロが根がからないって強調するもんだから、
チョット意地悪したくなりません😄
シンカーは使い続けてその結果をリライトして報告していきますので
よろしくお願いします。高比重ワームも使ってるんですが、遠投して使うのは
なかなか感度の部分で厳しい部分があり、現在試行錯誤中です😄
バスフリックス動画の
津久井湖編で使ってましたが、
アノ場所って、土のフラット
なんで、そもそも、あまり
根掛からない場所なんすよね。
ただ、物の形状とか材質は
面白そうなので、別の
シチュエーションで使って
みるのが面白いと思います😊