カレント(水の流れ)や風がブラックバス釣りに与える影響!

タクティカル フィッシング

バスフィッシングを楽しまれているアングラーのみなさん、こんにちは!今回の釣りたいバス釣り日記は、水の流れ「カレント」について詳しく解説したいと思います。

バス釣りでは、カレントの方向や強さをしっかりと考えることが欠かせません。例えば、風が吹いている日と穏やかな日では、釣果が大きく異なることも。先週は爆釣だったのに今日は全然ダメ…そんな経験ありませんか?その原因の一つがカレントの変化にあるかもしれません。

風が水面を押して流れを生み出すことで、魚たちがどのように反応するかを理解するのが鍵です。風の力による水の流れが強い日には、プランクトンが舞い上がり、小魚が集まり、バスも活発になる傾向があります。一方で、風や流れがない日はバスの動きも鈍くなることが多いです。

こうしたカレントの影響を釣りの計画にしっかり組み込むことで、自然条件を活かしながら釣果を向上させられるでしょう。次の釣行では風や流れに注意してみてください!

では!!カレント(水の流れ)や風がブラックバス釣りに与える影響!の始まりです(^O^)/


風によって起こるカレント(水の流れ)に対するブラックバスの行動!

風は釣りの結果に大きな影響を与える重要な要素です。例えば、下の図の様に左から風が吹くことで水面の水が押されて流れ、岸に当たって反転流が右側に流れます。この動きにより、水が掻き回され、プランクトンが舞い上がり、食料となる小魚が集まる環境が生まれるのです。そしてバスは、この小魚を岸に追い込んで捕食するポジションを取ることができます。

さらに、岸に風が当たると流れが生じるため、この流れを考慮して岸に向けてキャストすることが重要です。このテクニックを使うことでバスが餌を追い込む状況を利用することができます。一方で、オープンウォーターの場合、風上に向けてルアーをキャストすると、バスの前を通るリトリーブパスを作ることができ、効率的に釣果を上げることが可能です。

このように風の流れや効果を正しく理解し、それを釣りの戦略に組み込むことで、より多くのバスを釣る成功につながるでしょう。自然の風を味方につけて釣りを楽しんでください!

川のカレント(流れ)によるブラックバスの位置を把握しょう!

川釣りをする際に重要なポイントの一つが、流れに応じたバスの位置の理解です。下の図の様に川が右から左に流れている場合、バスは流れに逆らう形で上流側に頭を向けていることが多いです。これは流れに逆らって泳ぐことで体を制御しやすくするためで、バスに限らず多くの魚にも共通した特性です。

もし透明度の高い川を観察する機会があれば、ぜひ魚がどのように流れに対峙しているかを確認してみてください。その様子から、魚たちが流れを利用して体勢を保っていることがよくわかります。

釣りにおいては、流れに応じた適切なルアーのアプローチが重要です。この場合、ルアーを上流から下流に向けてキャストし、バスの目の前を通すことが理想的です。自然なリトリーブパスが作れることで、バスにとって違和感のない餌の動きを演出できます。

流れが存在する環境では、これらの要素を計算に入れて戦略を立てることが釣果を左右します。自然の流れを味方につけ、バスの生態を理解しながら楽しんでください!

活性によるバスのポジション

流れのあるポイントでバス釣りをする際、魚の活性を考慮することが非常に重要です。例えば、橋脚のようなハードカバーを狙う場合、活性の高い、餌を積極的に探しているバスは流れに逆らう形で上流側にポジションを取ることが多いです。一方で、活性が低いバスは流れが弱い箇所を好むため、下流側の橋脚の影などに身を潜める傾向があります。

こうしたバスの習性を理解したうえで、アプローチ方法を変えることが釣果に直結します。例えば、活性の高いバスを狙う場合は、上流側からルアーをキャストし、自然な流れで下流に流しながら狙うのが効果的です。逆に、活性が低いバスには流れのゆるいポイントを意識し、テンポを落として丁寧に探るアプローチが求められるでしょう。

このように、流れと活性の組み合わせを考えながらポイントを探り、戦略的にキャストを決めることで釣果を上げることが可能です。自然の条件を最大限に活用して、楽しい釣りの時間を過ごして下さい。

では、更に流れの中でどの様にバスを釣れば良いのかを「3 Rules for Bass Fishing in Current」と「How to Finesse More Bass in Strong Current」2つの記事を要約、編集したのでそちらから具体的な釣り方を学んで行きましょう。


流れのある水域でのバスフィッシングの3つのルール グレッグ・ハックニー

グレッグ・ハックニーは、20年以上のプロフィッシング経験を持つマーキュリー・プロ・チームのメンバーで、自分の直感を信じて行動することを学んできました。ただし、実際にカレント(水の流れ)に向き合う場合は例外です。

彼は、カレントがバスの位置や行動に大きく影響を与える、最も予測しやすい要因の一つであると考えています。バスマスター・エリート・シリーズのベテランとして、彼はカレントに依存するバスを見つけるための戦略について、次のように共有しています。

1. 流れに関連するパターンと季節的な変化

グレッグ・ハックニーによると、流れはバスの行動を大きく左右しますが、その影響は季節によって異なります。年間を通して、流れはバスが餌を探す重要な手助けをしますが、特に春と夏には特徴的なパターンが見られます。

  • 春: 産卵前と産卵後の時期には、バスは流れを利用して餌を確保します。しかし、産卵期間中は、強い流れを避けるために移動することが多いです。この行動は、漁場の環境によって変化します。
    • 「川の流れの中で生きる魚は、通常メインの流れに留まりますが、産卵の際には岸辺に移動します」とハックニーは述べています。
    • 一方、ルイジアナ南部のような地域では、魚は温暖な運河の奥へ移動して産卵します。
  • 夏: 雪解け水や春雨による強い流れが落ち着くと、川の水量が減少します。この時期、バスにとって流れはさらに重要になります。水質が悪化し水温が高くなるため、流れは餌だけでなく快適な生活環境をも提供します。
    • ハックニーは「ディープサウスでは、生活の質向上と餌の機会の両方のために流れが必要不可欠です」と強調します。

夏の戦略: 流れの源を探る

夏季には、流量の減少に対応して一時的な流れの源を探すことが鍵となります。例えば、流入排水路、閘門の開放、ダムからの放水などが挙げられます。テネシー川のような発電用貯水池では、特に午後の発電サイクルが重要な釣り時となります。このとき、ダムのすぐ後ろの流出部である「テールレース」エリアはバスが餌を求めて集まる絶好の場所です。

ハックニーのアドバイス:

  • 大きな岩や流れを遮るポイントを狙いましょう。
  • 混乱した小魚を待ち構えるバスを釣るチャンスを活かしてください。

2. 低流量時の戦略とハックニーのアプローチ

夏から初秋にかけて、多くの地域では低流量と高温が重なり、バスが活発でなくなることがあります。このような状況下で、グレッグ・ハックニーは短期間の高速流れの発生源や「ネックダウン・プレイス」(狭い水路)に焦点を当てます。

2022年レッド川での実績

  • ハックニーが2022年のバスマスター・セントラル・オープンで2位に入賞した際、彼は流れが非常に緩やかな川で困難に直面しました。
  • 解決策として、ボートのロック操作時に発生する「流出水」がターゲットに。
  • 「ネックダウン・プレイス」を見つけ、2つのバックウォーター間の流れを利用して釣果を上げました。
  • 「水が動くたびにバスはより攻撃的になった」と述べています。

潮と流れの活用

  • 風や潮の変動も同様の効果を生むことがあります。
  • 特に潮の引き潮時には、バスの餌食いが活発になる傾向があります。
  • ハックニーは浅いエリアから潮が流れ出る地点を狙い、効率的に釣りを行っています。

3. グレッグ・ハックニーのタックル戦略

ハックニーが重視するポイントは「プロファイル」「重量」です。流れの中で釣りをする際、バスは水柱の上部で待ち伏せする傾向があるため、自然なベイトフィッシュのプレゼンテーションが効果的だと彼は指摘します。

ルアーの選択:

  • 重さ: 強い流れでは重めのルアーが必要。軽いものでは、ルアーを魚に届かせることが困難です。
  • 種類: ハックニーの定番ルアーには以下が含まれます:
  • 1オンスのスピンナーベイト(Strike King Bottom Dweller)
  • ヘアジグ
  • クランクベイト
  • ソフトプラスチックのスイムベイト(濁った水にはStrike King Rage Swimmer、澄んだ水にはShadalicious)
  • ブレードジグ(Strike King Thunder Cricket)とRage Swimmerトレーラーの組み合わせ

釣り方:

  • 岩の上を軽く叩きながら進めることで、ブレードの振動とスイムベイトの動きで魚を誘います。
  • スイムベイトトレーラーの利点は、ジグが岩に引っかかるのを防ぎ「浮かせる」役割を果たすことです。

タックルの選択:

ハックニーは6.2:1のギア比を持つベイトキャスティングリールを好みます。これにより、ルアーを自然なドリフトで操作でき、魚にとって自然な動きを提供します。ハイスピードリールでは、ペースが早すぎてルアーの自然さが失われることがあるため注意が必要です。

太いラインを使用することで、流れの中で強いバスと戦える準備を整えます。流れの中では大型の魚がターゲットになることが多いからです。

※今回の記事は以下の原文を要約、編集してお届けしました。原文を読みたい方は以下⇩のリンクから読むことが出来ます。


強い流れの中でバスを効果的に釣る方法

流れのある水域でのバスフィッシングは、大きな成果を期待できる反面、独特の課題も伴います。流れはバスを予測可能な位置に導きますが、エサを効果的に提示するためには、試行錯誤と継続的な工夫が欠かせません。

先週末、私は自宅近くの湖で開催されたトーナメントに参加しました。激しい雨の影響で、ジョージア・パワーの通常の夜間流れ生成とは異なり、ほぼ一日中洪水ゲートが全開状態という状況でした。この環境に適応するため、私は「その場の状況に即した対応」を余儀なくされ、自分の comfort zone を超えて新たな挑戦を試みました。魚たちは川岸の段差に集中しており、代替プランがなかったため、数時間の中で強い流れでの釣りを効果的に行う方法を学ぶことができました。

土曜日に記録を打ち立てることは叶いませんでしたが、パートナーと協力して非常に良い結果を残せました。トーナメントを通じて得たシンプルながら実用的な教訓を以下に共有します。この経験が、皆さんのフィッシングにお役立ていただければ嬉しいです。

丸型のジグヘッドは避けた方が良い

多くのアングラーがテキサスリグウェイトや丸型ジグヘッドを好むものの、強い流れではこれらが最適でないこともあります。以下は私が経験した問題と、その解決策です。

丸型ジグヘッドの課題:

  • 1/4オンスの丸型ジグヘッドを使用したところ、ワームが流れに流され、ストライクゾーンに留める時間がわずか数秒しかありませんでした。
  • 流れが激しい状況では、ジグヘッドが転がるなど不自然な動きをし、引っかかりやすくなります。

改善策:フットボール形状や平らなヘッドを採用

  • VMCラグビージグやバクアイプロモデルスポットリムーバーが効果的でした。
  • これらのヘッドは流れの中で安定性を保ち、ルアーを自然にプレゼンテーションできます。
  • 岩場でも転がらず、警戒心の強い魚にワームを長く見せることが可能です。

重要なポイント:

流れの強い環境では「ルアーを留める」能力が釣果に直結します。丸型ジグヘッドから適切な形状へ切り替えるだけで、結果が大きく変わります。

流れのある水域でのロッド操作のポイント

流れの強いエリアでは、ロッドの先端を高く保つことで問題が生じることがあります。以下はその課題と解決策です。

課題

ラインの曲がりによる感度低下:

  • ロッドの先端が高いと、ロッドと水面の間に多くのラインが張られ、流れがラインを横に曲げます。
  • この曲がりがアタリを感知する能力を妨げ、特に冬のような微妙なアタリが重要な時期には致命的です。

底との接触不足:

  • 高いロッドの先端では、貝床や岩の変化、倒木など底の構成を感じることが難しくなります。

解決策

ロッドの先端を低く保つ:

  • 水面近くにロッドの先端を置くことで、ラインの曲がりを防ぎ、感度を向上。
  • 底との接触がより明確になり、小さな構成変化も察知できます。

流れの強いエリアでの特別な操作:

  • ロッドを水面直上に置くことで、底の動きをより鮮明に捉えられます。
  • 見た目はキャロライナリグを引きずるように見えるかもしれませんが、この方法が釣果につながります。

流れの渦とカバーの影響を理解するポイント

流れの渦は必ずしも目立つものではなく、表面からは非常に見えにくいこともあります。エリア分析を行う際には、複雑に考えすぎないことが肝心です。

バスの行動と流れの関係

効率的な捕食: バスはエネルギーを節約するため、木や岩などのカバーのダウンストリーム側に位置し、流れの緩やかな場所でくつろぎながら獲物を待ちます。

釣りのアプローチ

流れの方向を確認:

  • 流れが左から来ている場合は、カバーの右側にキャスト。逆の場合も同様。
  • これにより、バスがいるであろう位置を正確に狙うことができます。

エリア分析の簡略化:

  • 流れが複雑に見える場合も、基本的にはバスは餌が簡単に手に入る場所を好む点を考慮しましょう。

流れを理解し、自然の動きに合わせて戦略を組むことで釣果を大きく向上させることが可能です。

流れのある水域でのボートコントロールとキャスティング戦略

川底の段差を狙う際に重要なのは、ボートの位置とコントロール、そしてキャスティングの方向です。流れを活かした効果的な釣りをするために以下を意識しましょう。

課題と解決策

垂直キャストの問題:

  • エサが底に届く前に流れに流されてしまう。
  • 解決策: 上流に向かってキャストすることで、魚を効果的に狙える。

下流キャストの問題:

  • ボートのコントロールが難しく、段差の上に乗り上げてしまう。
  • 解決策: ボートの先端を流れに向けてキャストすることで安定を保つ。

ボートの位置のポイント

ボートを流れに正対させる: 流れに向けることで、トローリングモーターで細かい調整が容易になります。流れがボートに当たる面積が減り、キャスティング角度を維持できます。

6速設定で運用: 流れに押し戻されるのを防ぎ、狙った地形を正確に攻めることが可能です。

効果的なキャスティング

上流キャストの利点: バスが流れに向かっている習性を活用し、自然なエサの提示ができます。川岸の地形変化に合わせた精確なキャスティングがポイントです。

フィネスな釣りでアタリを感知する方法

スピニングを使用したフィネス釣りでは、アタリを感知するスキルが特に重要です。ロッドの先端だけに頼ると、多くの魚を逃してしまう可能性が高く、特に流れが激しい状況ではその傾向が顕著になります。

改善策: 人差し指を活用する

人差し指でラインに触れる: ロッドを握る手の人差し指を、リールを巻いていない間、常に張った釣り糸に触れてておきます。

効果:

  • アタリのエネルギーが直接伝わり、感度が向上します。
  • 流れや風による影響を受けにくく、微妙なアタリも感じ取れます。

具体的な利点

ロッドの先端がアタリのエネルギーを吸収するのを防ぎます。

底を感じやすく、流れの中での釣果を最大限に引き出します。

根掛かりは避けられない

流れのある場所でバスフィッシングをする際、根掛かりは避けられません。しかし、冷静に対処すればタックルを取り戻せる可能性が高いです。

根掛かりが起こる原因

  • エサが岩の裂け目や木のカバーの隙間に流される。
  • 強い流れがエサを思わぬ方向に押しやることも。

冷静な対処法

1.無理に引っ張らない: 引っ張るとさらに引っかかる可能性が高まります。

2.ワームの上流側に移動する:

  • 上流に移動してからラインを一定のテンションで引く。
  • フックが完全に刺さっていなければ、多くの場合取り戻せます。

3.ドラグは締めない: 冷静さを保ち、ラインが切れないように注意。

メンタルのコツ

根掛かりは、釣りの一部と受け入れる。イライラせずリラックスして対処する。

※今回の記事は以下の記事を要約し編集しました。原文を読みたい方は以下⇩のリンクから読むことができます。


おわりに

今回の釣りたいバス釣り日記は、水の流れ「カレント」がブラックバスに与える影響や釣りをする上でのアプローチについて解説しました。

アフタースポーニングが落ち着きサマーシーズンに入る頃に備えて、水温上昇期や河川での釣りで知識を活かして貰えると嬉しいです。

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カレント(水の流れ)や風がブラックバス釣りに与える影響!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを( `ー´)ノ


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