今回のロッドインプレッションは、スミスから発売したヒロイズムのカリプソLJです。長かったですね~とうとう手元にヒロイズムのカリプソLJが届きました。ヒロ内藤さんのファンはもちろんの事、ヒロ内藤さんのYouTubeチャンネルを見て気になっていたショートロッドだと思います。
近年はショートロッドが見直されて各メーカーが販売していますが、ヒロ内藤さんが開発したショートロッドなると期待値も上がると思います。
また、逆に興味はあるけど5.2フィートのショートロッドを使うのに抵抗があったり、使用感はどうなのだろうと不安に思われている方は是非、この記事を最後まで読んでください。
トップウォータールアーからサブサーフェスのジャークベイト、シャロークランクそしてジャークワームをヒロイズムのカリプソLJを使って実釣してみました。
では!!「伝承!」ヒロイズム カリプソLJ2のインプレッション!の始まりです(^O^)/
「HIROism!」新生 カリプソLJ2のインプレション!
HIROism カリプソLJ2のタックルセットアップはリールはスティーズCTにラインはシルバースレッドSAR16lbをスプールして使いました。 カリプソLJ2を使った最初の印象はTHE Answerモデルよりも張りがあって硬い印象です。
カリプソLJ2を使うにあたり先ずは、トップウォーターの使い心地を書いていきたいと思います。オリジナル ザラスプークを使用した時には、3/4ozあるザラをキャストした時もロッドがパワー負ける事なくワンハンドでキャストできました。
また、スパイラルガイドシステムも飛距離を損なう事もなくルアーをキャストすることが出来ます。ショートロッドにスパイラルガイドのロッドは世界でもカリプソだけです。
ドックウォークアクションも5.2フィートのロッドなので、スライド幅の調整も思いのままに動かせますし、ハーフスティッピングをさせるのも問題ありませんでした。
REBELのPOP-R P71を使いましたが、こちらも使い易く首振りアクションも軽快にこなす事ができます。ポップ音とチャガー音の使い分けも以前のモデル同様にアクションさせやすいロッドになっています。
ロッドが短くなったのでポッパーを引き切るダイブ&トゥイッチはやりにくくなるかもと思っていましたが、そんな事もなくポッパーに細かなアクションを付ける事ができるロッドです。
HIROism カリプソLJ2を使ってサブサーフェスルアーで遊んでみた!
ボクは4インチ以上のジャークベイトはカリプソLJで操作していました。カリプソSJでも使えますが、ラトリンログARB1200クラスのジャークベイトはカリプソLJで使うのがボク的には好みです。
今回のカリプソLJ2でのジャーキングやトゥイッチングアクションはロッドが硬い調子で作られているせいか、更にロッドの操作性がキビキビと動かせる印象です。リッピングは5.2フィートのショートロッドなのでやや限界がありますね。
今回のモデルはコイルグリップに変わったのでEVAと違って手の中でのロッドグリップの滑りが、なめらかに動くので、コイルグリップの感触の良さを再発見できました。
続いてシャロークランクベイトのBomber Square Aをキャストしてみました。実釣している場所はソフトべジテーションが生えているフィールドでしたので、クランクがウィードにコンタクトした瞬間を感じ取ることが重要になります。
カリプソLJ2は感度も申し分なくウィードをほぐしながらのクランキングやロッドワークを与えながらのリトリーブもバッチリこなせます。 B05SLサイズのクランクをファーストステディーにリトリーブしてもロッドがパワー負けすることはありませんでしたよ。
3/16ozの小型のスピナーベイト、BOOYAH Mini Shadも使ってみました。小型のスピナーベイトなのでカリプソLJ2では操作がしやすいスピナーベイトです。ステディーリトリーブやバーニングリトリーブなどもしっかりこなしてくれます。
カリプソLJ2は様々なルアーが使える汎用性の高いロッドという印象を強く感じました。ただ、ショートロッドにも弱点はあります。
バンク沿いにリトリーブパスを取る時にはロッドが短い分カバーをかわしにくい部分もありますし、足場の高い場所ではルアーのゾーンがシャロー側に引っ張られる傾向が強くなります。この辺りのデメリットもある事を抑えて使う必要があります。
HIROism カリプソLJ2を使ってワームで遊んでみた!
ヒロイズムのカリプソLJ2はワームの釣りもこなしてくれるロッドです。写真のようなジャークワームはもちろん使えますし、3.5g程度のライトテキサスリグの釣りも楽しむ事ができます。
YUM フディーニシャッドを使った釣りでは、ジャーキングを与えてダートさせる釣りではショートロッドの利点を発揮してくれます。
写真は取っていませんがストレートワームに1/8ozのネイルシンカーを入れたワッキースタイルも試しましたがキャストも出来て釣りとして成立します。
ヒロイズム カリプソLJ2は2ピースロッドと感じさせない作りとパワー!
カリプソLJ2はスーパースプークサイズのトップウォーターも使えるとヒロ内藤さんが仰っていたので試してみました。これぐらい重いルアーになるとキャスト時に2ピースのロッドの特有の繋ぎ目を感じたりするのでは? っと思っていました。
実際にキャストしましたが、繋ぎ目を感じる違和感はほぼありませんでしたし、スーパースプークサイズもワンハンドでキャスト出来たので驚きでした。アクションを与えていてもキビキビと動いてパワー負けする事はありませんでした。
2024年に5月に発売になったヒロイズムのカプリコーンTWの方がパワーがありリアグリップが少し長い分キャストもアクションのキレも出せるロッドなので、好みで使い分ける事ができます。
ヒロイズムのカプリコーンTWのインプレッション記事も書いていますので、下記のリンクからあわせてご覧ください。
新生ヒロイズム! カリプソLJ2のスペックを見てみよう!
新たに作られたヒロイズム カリプソのスペックを見て行きましょう。ボクが購入したのは2ピースモデルのCalypso LJ2です。1ピースモデルもありますが、携帯性を考えて2ピースモデルにしました。2ピースモデルでも1ピースモデルと変わらない使用感なので気に入っています。
バットエンドには伝承の文字が入ったエンブレムが埋め込まれています。コイルグリップと相まってシックなデザインです。グリップもTHE Answerモデルと同様の握りやすい形状と太さで仕上げられています。グリップのトリガー部は小さくなり指への負担が軽減されています。
スパイラルガイドの2ピースロッドなのでつなぎ目に目印が施されています。スレッドもバット部に数か所、巻かれておりロッドの見た目の高級感を持たせたデザインです。
ロッドのHIROismのロゴデザインもYouTubeチャンネルで使われているデザインに似ていますね。フォーエバーバスフィッシングの文字がヒロ内藤さんのロッドに込めた思いを感じる事が出来ます。
THE AnswerカリプソLJとカリプソLJ2との違いを語る!
THE AnswerシリーズのLJと比べるとロッドの重量は若干ですが重くなっていました。以前のモデルがガイドにカーボン素材のAGSを使うなど値段に糸目を付けずに作られたロッドなので簡単には超えられないと思います。
しかしカリプソLJ2は安価に抑えて沢山の人に使ってもらう事がコンセプトの一つなのでこのスペックでこの価格はありがたいと思いますし、ルアーの操作性やキャスタビリティーは新生カリプソが上回っていると感じます。
そして、ロッドに刻まれたメッセージも変わりました。以前のロッドにはLure The Spiritの文字が入っていましたが、新たなロッドにはForever Bassfishingとメッセージがが添えられています。
“Forever Bass Fishing”
直訳すると「永遠なるバス釣り」となりますが、こちらを言い換えますと「素晴らしいバス釣りの世界を将来的にもっともっと面白くしていくために…」というような意味合いを含んでおります。
バスフィッシングは素晴らしいものです。
だから、「楽しんで行ける道具づくりを一緒に創造して行きましょう。」
このワードに賛同して頂いたヒロ内藤氏と共に、HIROismのプロジェクトが進行しました。
引用 SMITH
バス釣りの環境は厳しいですが、いい方向へ進めていく為のメッセージが刻み込まれています。THE AnswerカリプソLJとカリプソLJ2の使用感の違いは思っているよりもボクは感じました。ティストが違うのでカリプソLJ2を使うとこのロッドの世界観があって楽しいです。
ブラックレーベル5.5とカリプソ5.2のお話をヒロ内藤さんにお聞きしました!
2023年2月に、フィッシングショー大阪2023に行った際にヒロ内藤さんにお会いしてカリプソ5.2の製作についてのお話を聞く事が出来ました。
ボクは今回のカリプソ5.2は何処で製作されているか質問したところ、内藤さんもスミスが何処へロッドの製作を依頼しているは知らないそうでした。
そして内藤さんは元々はカリプソと言えばダイワのテクノロジーを使って作りあげたロッドなのでダイワから販売すると思われたでしょうが、長くロッドの販売する事を考えてスミスから販売する事を決めたそうです。また、現在ダイワから販売されている5.5フィートのロッドの件もお話して頂きました。
ダイワからもロッド出すお話しが合ったそうですし、ブラックレーベルの5.5フィートのロッドにヒロ内藤さんは関わっていたそうです。
ヒロ内藤さんのお考えもありスミスから販売する事になりダイワには丁寧にお話をしたそうです。ブラックレーベルの販売を止めた方が良いですかとダイワから打診もあったそうですが、内藤さんは気を遣わず販売して下さいという事になりブラックレーベルから5.5が販売されたそうです。
ヒロ内藤さんのお話では現在販売されているカリプソが歴代のロッドシリーズの中でも最高のロッドに仕上げたと話されていましたよ。
おわりに
丁度、インプレション記事を書く為にカリプソLJ2をフィールドに持ち出して釣りをしていたのが木曜日でしたので、ヒロ内藤さんのYouTubeチャンネルに購入のご報告をさせて貰ったところ、ありがたい事に内藤さんから返信が帰ってきました。
いやー4年前から話されていたNEWロッドが完成し新たな攻めの釣りの面白さを様々な形で伝えて頂けると思うと楽しくなって来ますね!
今回の記事を読んで「HIROismカリプソLJ2」を使った攻めのバス釣りを体感したいと思われたのなら下記のリンクから購入する事が出来るので是非試してみて下さい。
「伝承!」ヒロイズム カリプソLJ2のインプレッション!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
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