ダイワ ファイヤーフラッシュFスペックを徹底インプレッション!

ロッドインプレッション

バス釣りを楽しまれているアングラーのみなさん、こんにちは! 今回の「釣りたいバス釣り日記」は、繊細なアプローチを極めたいあなたに贈る特別編。 ダイワのスティーズショアコンペディションに新たに加わった注目の一本——「ファイヤーフラッシュFスペック」を、実釣を交えて徹底インプレッションしていきます!

フィネススタイルに特化したこのロッド、ただの追加モデルじゃありません。 感度・操作性・バランス、そのすべてが“タフ状況での”釣りを支えるために磨き上げられた、まさにフィネスのためのFスペックです。

都市を流れる淀川ならではのプレッシャーの中で、このロッドがどんなポテンシャルを見せてくれたのか? 感度、操作性、そして掛け感——フィネスに求められる性能を、リアルな実釣シーンを交えて徹底レビューしていきます。 「次の一本」に迷っている方、ぜひ最後までチェックしてみてください!

では!! ダイワ ファイヤーフラッシュFスペックを徹底インプレッション!の始まりです(^O^)/


ファイヤーフラッシュFスペックで淀川実釣インプレ

2025年11月末から12月上旬にかけて、淀川でダイワ ファイヤーフラッシュFスペックを実際に使用しながら、じっくりとバス釣りを楽しんできました。 タックルセッティングは2パターン。ひとつはダイワ 20ルビアス FC LT2500Sにフロロカーボン4lb、もうひとつはPE0.4号+リーダー4lbの組み合わせで、状況に応じて使い分けながらの実釣です。

ファイヤーフラッシュFスペックを手にした第一印象は、自重68gという驚異的な軽さ。その軽快さはキャスト時にもはっきりと感じられ、操作性の高さにすぐ気づきました。 普段から6.4フィートのファイヤーフラッシュを愛用しているボクですが、ブランクス設計からガイドセッティングに至るまで、フィネス特化に振り切ったこのFスペックは、まるで別物のような個性を放っていて、正直その違いに驚かされました。

筆者撮影 ダイワ ファイヤーフラッシュFスペック

155gの20ルビアス FC LT2500Sとの組み合わせでは、リールのスプールエッジ付近でバランスが取れ、持ち重りも感じず非常に快適な使用感でした。 ファイヤーフラッシュFスペック自体が非常に軽量なロッドなので、このくらいのリール重量がちょうどよく、操作時のストレスもありません。

ただし、これ以上に軽いリールを組み合わせると、ロッド先端がやや重く感じられる“先重り感”が出る可能性も。 フィネススタイルでの繊細な操作性を重視するなら、リールとのバランスも意識してセッティングするのがポイントですね。

筆者撮影 PE0.4号のセッティング

トップガイドにはバイトの視認性を高めるために赤いスレッドが巻かれており、視覚的なアシストが施されています。 ただ、ぼく自身はラインの動きでバイトを取るスタイルなので、正直なところこの視認性の恩恵はあまり感じませんでした。

一方で、注目すべきはソリッドティップに採用された「メガトップR」。 ウィードに軽く触れたときでもティップがしなやかに追従してくれるため、弾かれることなく自然にアプローチできます。 さらに、バイトが出た際の感度も非常に高く、違和感なくアタリを手元に伝えてくれるので、ストレスのない繊細な釣りが楽しめました。

ガイドセッティングにはAGS(エアガイドシステム)とCWS(カーボンラッピングシステム)を採用しており、キャストフィーリングは明らかに向上しています。 キャスト後のブレ(振幅)が抑えられているため、シャープで狙い通りのキャスティングが可能。特に軽量リグをピンポイントに撃ち込むような場面で、その恩恵を強く感じました。

ただし、AGSガイドはカーボン製でしなやかさがないため、ロッドを踏んだり強い衝撃が加わると破損しやすいという特性があります。 万が一破損した場合は修理費も高額になるため、取り扱いには十分な注意が必要です。

ブランクスはパープル寄りのワインレッドで、落ち着いた高級感のある仕上がりです。所有欲をくすぐるデザインも魅力のひとつです。 また、フックハンガーはロッドの斜め45度の位置に配置されており、移動時にフックやシンカーを掛けやすくて便利。 ただし、PEライン使用時は風に煽られてラインがフックハンガーに引っかかることがあり、ラインブレイクのリスクもあるため、こちらも注意が必要です。

グリップ周りのデザインに関しては、個人的には前作ファイヤーフラッシュの方が凝った印象を受けました。 特に、コイルグリップ先端の“ラッパ形状”がFスペックでは控えめになっており、その分グリップのフィット感がやや落ちたように感じられたのは少し残念なポイントです。

また、リールを固定するねじ込み部分がEVA素材に変更されているため、見た目の高級感はやや控えめ。 とはいえ、実際に握ったときのフィット感は向上しており、操作時の安定感はしっかり確保されています。 このあたりはデザイン性を取るか、実用性を取るかで好みが分かれる部分かもしれませんね。

セパレートグリップは前作と同様の仕様で、ロッド全体にシャープな印象を与えるデザインになっています。 特に注目したいのがグリップエンドの形状です。肘が当たる部分が平らに成型されており、キャスト時やファイト中のフィット感が非常に良好です。 見た目には地味かもしれませんが、ロッドをしっかりと保持するうえで、確かな役割を果たしてくれるパーツだと感じました。

実際、前作ファイヤーフラッシュで55cmのバスとやり取りした際にも、グリップエンドを肘に当ててしっかり固定しながらファイトすることで、滑ることなくロッドを安定させ、強烈な引きにも余裕を持って対応できました。 このような細部の設計が、実釣時の安心感や操作性にしっかりとつながっているのは、さすが川村光太郎監修といったところです。

※ダイワ ファイヤーフラッシュFスペックを使用しているYouTube動画もあるので、実際のロッドの調子などをコチラでも参考にして下さい。


ファイヤーフラッシュFスペックのフィネススタイルでの使用感!

ファイヤーフラッシュFスペックを使って、フィネススタイルの代表的なリグやルアーをいくつか試してみました。 まずは、ボク自身もよく使うダウンショットリグです。0.9g〜1.8gのシンカーに、スクーバーフロッグベイビーブレーバーマイクロといった小型ワームを組み合わせて実釣してみました。

このような軽量リグでも、ファイヤーフラッシュFスペックはしっかりと操作感があり、キャストからアクションまで非常に快適でした。 以前はファイヤーフラッシュやキングボルトFスペックを使っていましたが、このFスペックはより扱いやすく、繊細な釣りがスムーズに展開できる印象です。

また、サイトフィッシングでもキャスト精度が向上した実感があり、狙ったスポットへピンポイントでリグを送り込むことが可能になりました。 これまでのタックルよりも明らかにコントロール性が高く、ハイシーズンにはさらに楽しい展開が期待できそうな予感がしています。

実際の釣行では、ダウンショットリグを使って複数のバスをキャッチすることができ、Fスペックのポテンシャルをしっかりと体感できました。 繊細なアプローチを求められる場面でも、しっかりと応えてくれる信頼感のあるロッドです。

筆者撮影 ファイヤーフラッシュFスペックを使って釣り上げた淀川バス

ノーシンカーのスクーバーフロッグベイビーも、PEラインを使ったセッティングなら問題なく扱うことができ、軽量リグでもしっかりと操作感を得られました。 さらに、1.8gのジグヘッドを使ったミドストや、0.5gのネイルシンカーを埋め込んだホバストにもトライ。 これまではファイヤーフラッシュで“無理くり”こなしていたような釣りも、ULパワーのFスペックに持ち替えることで、操作感が格段に向上しました。

ルアーの動きが手元にしっかり伝わり、意図したアクションを繊細に演出できるので、フィネススタイルの幅が一気に広がった感覚があります。 軽量リグを自在に操る楽しさを、改めて実感できる一本です。

ノーシンカーワッキーやスモールラバージグといった軽量ルアーの釣りも試してみましたが、3.5g前後のルアーであれば、ファイヤーフラッシュFスペックだけで十分に対応可能だと感じました。 実際の淀川での釣行でも、キャスト精度・操作性・感度のバランスが非常に良く、1本で幅広いフィネスリグを快適に扱えるのは大きな魅力です。

筆者撮影 スモールラバージグ

なお、ファイヤーフラッシュFスペックは、従来のファイヤーフラッシュよりも2インチ短くなっているため、飛距離が求められるライトキャロライナリグの釣りにはやや不向きな印象です。 また、リアクションダウンショットのように5g前後の重めのシンカーを使う釣りでは、Fスペックよりも従来のファイヤーフラッシュの方が効率的にアプローチできると感じました。

Fスペックはあくまで繊細な操作性を重視したフィネス特化モデルなので、リグやシチュエーションに応じて使い分けることで、より快適な釣りが楽しめそうです。

ファイヤーフラッシュFスペックを使ったハードプラグゲーム!

ファイヤーフラッシュFスペックを使って、ハードベイトの釣りにもチャレンジしてみました。 最初に試したのは、メガバス社のX-70SP(約70mm/4.5g)を使ったジャークベイトの釣り。 一見するとフィネスロッドには不向きに思えるジャンルですが、Fスペックにはしっかりとした張りがあるため、意外にも操作性は良好です。 軽量ジャークベイトでもキレのあるトゥイッチが可能で、狙ったレンジをしっかりトレースできる印象でした。

筆者撮影 メガバス X70SP

6.2フィートという短めで軽量な設計のおかげで、ロッドの戻し動作もスムーズ。 グリップエンドが肘に当たることなく、ジャークやトゥイッチといった細かい操作も軽快に行えるのが印象的でした。 この取り回しの良さは、小型のトップウォータールアーを繊細に操る場面でも活きてきそうで、フィネスロッドながらハードベイトの操作にも十分対応できるポテンシャルを感じました。

続いて試したのは、ラッキークラフトのベビーシャッド60SPOSPのハイカットSPといったシャッド系ルアーです。 どちらもフィネス寄りのハードベイトですが、特に快適に扱えたのは、約4gで潜行深度も浅めなベビーシャッド60SPでした。 Fスペックの張りと軽快な操作性がマッチしており、ショートピッチでのトゥイッチやストップ&ゴーもスムーズに展開できます。

OSP ハイカットSPも使用してみましたが、ファーストリトリーブではロッドがややパワー負けしている印象があり、ステディリトリーブでの使用には少し扱いづらさを感じました。 特に連続した巻きの釣りでは、ルアーの引き抵抗に対してロッドが追いつかない感覚があり、快適とは言えない場面も。

しかし、ジャークやトゥイッチングのようにテンションが抜ける操作では問題なく扱うことができショートピッチでの誘いやストップ&ゴーでは十分に対応可能です。 このあたりは、リトリーブスタイルに応じて使い分けることで、Fスペックの特性を活かせるポイントだと感じました。


ファイヤーフラッシュFスペックの仕様

ファイヤーフラッシュFスペック(SC S62UL-SV・ST・AGS)は、ダイワのスティーズ・ショアコンペティションシリーズの6本目として、「川村光太郎氏」が監修して作り上げた、超フィネス対応のスピニングロッドです。

🔥ファイヤーフラッシュFスペックの主なスペックと特徴

  • 全長:1.88m(6.2ft)
  • 継数:2本(グリップジョイント)
  • 仕舞寸法:165cm
  • 自重:68g
  • ルアー重量:0.45~3.5g(1/64~1/8oz)
  • 適合ライン(ナイロン):1.5~4lb
  • 先径/元径:1.1mm/10.4mm

🌊 特徴ポイント

  • メガトップR搭載:「へ」の字テーパーで繊細なアタリも感知できる高感度ティップ。
  • マルチテーパーデザイン:キャストのしやすさとシャッドのノリの良さを両立。
  • AGS(エアガイドシステム):軽量でシャープな操作性を実現。
  • SVFコンパイルXブランクス:ULながらも反発力があり、フッキングパワーも十分。
  • 2インチ短縮設計:従来のファイヤーフラッシュより短く、より繊細な操作性を追求。
  • ZERO SEAT(コンパクトフィット):軽量化と操作性をさらに向上。

オカッパリでの超軽量リグやスモールプラグに対応しつつ、バーサタイル性も高い一本。川村光大郎さんのこだわりが詰まった、まさに“オカッパリフィネスの極致”って感じのロッドです。


おわりに

繊細な操作性と高い感度を兼ね備えたファイヤーフラッシュFスペックは、フィネススタイルを突き詰めたいアングラーにとって、まさに信頼できる一本。小さな変化を感じ取り、意図通りに操る楽しさを、ぜひこのロッドで体感してほしいです。

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ダイワ ファイヤーフラッシュFスペックを徹底インプレッション!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(*^^)v


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