「伝承!」ヒロイズム カリプソSJ2のインプレッション!

ロッドインプレッション

今回、紹介するロッドは待ちに待った!ヒロ内藤さんが開発しSMITHから発売になったHIROismカリプソSJ2です。新たなHIROismカリプソは1ピースモデルと2ピースモデルのSJとLJが販売されました。

ボクが購入したのはカリプソSJ2です。スモールジャークベイトとあるように4インチ以下のジャークベイトや小型のルアーを扱う為のロッドになっています。

今回のインプレ記事ではタックルセットアップはPEラインとナイロンラインで実釣した感想を書かせて貰いましたし、前作のTHE Answerシリーズとの違いをボクなりに感じた事を書かせてもらってます。

では!! HIROismカリプソSJ2のインプレの始まりです(^O^)/


「HIROism!」カリプソSJ2のPEラインでの使用感!

ヘドン スーパースプーク ボヨ

この日のタックルセットアップはロッドがカリプソSJ2にリールアルファスAIR TWにラインはHIRO’s ChoiceのトップウォーターPE0.8号をスプールしリーダーはSAR12LBで組んでいます。

最初にNEW HIROismカリプソSJ2を使って動かしたのがヘドン社のスーパースプークボョです。NEW HIROismカリプソSJ2を握った感触は丁度いい握りやすさでグリップへのコダワリが感じられます。

いつも通りキャストすると3インチ短くなったカリプソに違和感がありました。そして、思いのほかロッドにパワーがあるように感じます。以前のTHE Answerシリーズと比べると硬い印象です。

ロッドが短くなった分ロッドのふり幅などに違和感があるかどうかと言えば、PEラインなので反応もよくロッドのふり幅が短くてもしっかりドッグウォークしてペンシルベイトは動いてくれます。

ヘドン ベイビートーピード

次にヒロ内藤さんもこのロッドで使って欲しいと話されていたルアーでもあるへドン社のベイビートーピードを結んでみました。ピンスポットへのキャストは流石!ヒロ内藤さんが設計したロッドなのでいつも通りバシバシ決まります。

しかし、ロッドが短くなり少し硬いので何時も通りにキャストするとルアーが左へ流されてしまいます。そこでラインの垂らしを通常よりも20cm以上取るようにして行うとロッドにルアーウェイトが乗りキャストがしやすくなりました。

ヒロ内藤さんのYouTube動画でも垂らしが長いと思いながら見ていましたが、そういう事だったんですね!

レベル ポップR P60

カリプソSJと言えば外せないルアーがレベル社のPOP-RのP60ではないでしょうか、NEWカリプソも同じく使い易いロッドになっています。

更にロッドが3インチ短くなり張りのあるブランクスなのでファーストステディーポッパーのアクションが楽に行えますね。


「HIROism!」カリプソSJ2のナイロンラインでの使用感!

スミスウィック ラトリンログ ARA1200

次はナイロンライン16LBを使用してHIROismカリプソSJ2を使っていきます。リールはスティーズCTです。ヒロ内藤さんがYouTubeチャンネルで使っているタックルに近いセッティングです。先ずはラトリンログARA1200を使ってみました。

以前のモデルは軽量のAGSガイドシステムを搭載して軽さを追求していましたが、今回のモデルはSICのガイドに変更されました。トゥイッチ、ジャークのアクション行いましたが以前のモデルと同様に動かしやすいロッドです。

コンパクトスピナーベイトもこなしてくれます。BOOYAHのマイクロポンドマジックで掛けた1尾です。この時の使用ラインはシルバースレッド、ヒロズチョイスの中からクランキングラインの12lbをセレクトしました。

1/8ozのマイクロポンドマジックを扱うにはカリプソSJはキャストもしやすく細かい誘いも行えるのでシングルブレードのスピナーベイトを使い切る事ができます。

ヘドン タイニートーピード

軽量ルアーもキャストしてみました。SJならこのタイプのスモールプラグも使い切りたいところです。タイニートービードもボーマーの13Aもしっかり飛んでくれています。

スパイラルガイドはラインの摩擦抵抗を減らしてくれますが、太いラインを使ってこのクラスのルアーを使うとラインの滑りは良くなくリールのラインを巻き直す時に滑りが悪いのも事実です。

ボーマー ロングA 13A

ジャーキングを行っていて感じた事は小指と薬指の間にロッドグリップのトリガーを挟んでアクションした時の小指への負担が軽減されています。また、手首の可動域を広げてアクションさせる時にトリガーに指を挟まない場合もアクションさせやすいです。

魚を掛けた時にロッドを持ち直してトリガーに指を挟む動作もやりやすそうですね。

ヘドン ベビーバド

最後に少し重めで抵抗のあるベビーバドを使ってみました。SJを使うならこの辺のウェイトまでのルアーがボク的には使い易いです。ウェイクで使ってもロッドはパワー負けしないので快適に使えます。今回はサブサーフェスまでのルアーを使ってみました。


新生ヒロイズム! カリプソSJ2のスペックを見てみよう!

引用 SMITH

THE Answerシリーズのカリプソとは大きくスペックが違うのがCalypso SJ2です。大きく違う点はロッドの長さが3インチ短くなりヒロ内藤さんのロッドはEVAのグリップが多かったのですが、今回はコルクグリップ仕様になっています。

そして2ピースロッドがラインナップに加わった点です。使用した感想としては2ピース特有の節があるような曲がり方はせず1ピースと遜色ありませんでした。ロッドのデザインはシックなデザインになり、HIROismのデカールも昔に近いデザインです。

ガイドがSICに変更されたことでガイドを曲げてしまっても交換がAGSに比べて安価になりました。ロッドのウェイトも97gと以前のモデルに近いウェイトにまで近づけています。

グリップ周りはトリガーが短くなったのが大きな違いですがリアグリップの太さや握りやすさは変わりなく握りやすい太さです。フロントグリップも同様に人差し指を当て易い形状を継承しています。

リールをセットした時のロッドとのバランスも2ピースでも変わりなくリールのレベルワインダー付近にバランスが取られているのでルアーを操りやすい細部にまでこだわったロッドです。

グリップエンドのデザイン

グリップエンドに伝承の文字が刻まれています。このデザインはヒロ内藤塾の講義を全て受けた人が貰えるステッカーがあるのですがそのデザインに近いです。伝承の文字がカッコイイです。このエンブレムを見ると何故か?バス釣りをちゃんとしなきゃって感じてしまいますね。

つなぎ目を合わせる目印

スパイラルガイド仕様のロッドなのでロッドを繋げる時にどうするのかと心配しましたが、ちゃんと目印を付けてくれています。THE Answerシリーズはダイワがロッドの製作をしていたのでロッドにDAIWA Technologyの文字がありましたがNEWロッドにはありません?

ボクはてっきりダイワのブラックレーベルが元になっている思っていましたが実際はどこが作っているのかヒロ内藤さんに聞いてみたいです。

ショートロッドの宿命ですが、ラインメンディングをする時やバンク沿いにルアーを通す時、そして足場が高い場合ではロッドレングスが短い事でルアーコントロールがしにくい場面があります。

しかしショートロッドのキャスタビリティーとロッドワークの釣りにはカリプソは唯一無二なショートロッドです。


THE AnswerカリプソSJとカリプソSJ2との違いを語る!

初回出荷分にはヒロ内藤さんからステッカーがプレゼントされます

安価でTHE Answerシリーズが手に入ると思っている方がいるとしたら、その考えはチョット違いますね。THE AnswerシリーズとNEWカリプソの違いをボクは感じた部分をお伝えしたいと思います。

使用感はNEWカリプソSJ2の方が張りがあって硬く更にロッドが短くなった分ファーストテーパーに感じます。THE Answerシリーズの方がテーパーがマイルドです。

NEWカリプソの方がノーシンカーワームを使った釣りが面白いとも感じました。ロッドが短くなったのでキャスタビリティーは向上しスキッピングは更にやり易くなりました。

2ピースになったので、ロッドの持ち運びは楽になりましたね! 5.5フィートでも短いですが電車などの公共交通機関を使った釣りでは短いとは言え周りに気を使います。しかしNEWカリプソSJ2は人にぶつかる事を気にならないので最高です。

ロッドのウェイトも測ってみましたが、THE Answerシリーズの方が軽く仕上がっています。当時のテクノロジーをつぎ込んだのですからこのTHE Answerシリーズのロッドは特別と言えますね!!


ブラックレーベル5.5とカリプソ5.2のお話をヒロ内藤さんにお聞きしました!

先日、フィッシングショー大阪2023に行った際にヒロ内藤さんにお会いしてカリプソ5.2の製作についてのお話を聞く事が出来ました。

ボクは今回のカリプソ5.2は何処で製作されているか質問したところ、内藤さんもスミスが何処へロッドの製作を依頼しているは知らないそうでした。

そして内藤さんは元々はカリプソと言えばダイワのテクノロジーを使って作りあげたロッドなのでダイワから販売すると思われたでしょうが、長くロッドの販売する事を考えてスミスから販売する事を決めたそうです。また、現在ダイワから販売されている5.5フィートのロッドの件もお話して頂きました。

ダイワからもロッド出すお話しが合ったそうですし、ブラックレーベルの5.5フィートのロッドにヒロ内藤さんは関わっていたそうです。

ヒロ内藤さんのお考えもありスミスから販売する事になりダイワには丁寧にお話をしたそうです。ブラックレーベルの販売を止めた方が良いですかとダイワから打診もあったそうですが、内藤さんは気を遣わず販売して下さいという事になりブラックレーベルから5.5が販売されたそうです。

ヒロ内藤さんのお話では現在販売されているカリプソが歴代のロッドシリーズの中でも最高のロッドに仕上げたと話されていましたよ。


おわりに

今回は待ちに待った! HIROismカリプソSJ2を使用してみました。オフトが会社をたたみヒロ内藤さんがコロナ化でプラドコを退職されHIROismシリーズのロッドは販売されるのかどうか?ファンとして気になっていた人も多いと思います。

ボクがヒロ内藤さんに2018年に開催したヒロ内藤ルアー塾でお会いした時にロッドの発売について質問したところ発売は必ずしますと聞いてから4年の歳月が流れました。当時はヒロ内藤さんもプラドコで勤務されていたのでまさかご自身の人生が急展開するとは夢にも思っていなかったと思います。

ボクとしても機会があるごとに新生HIROismカリプソの記事をブログで書いて盛り上がって来たので実際にロッドを使っていると嬉しい反面、祭りが終わったような少し寂しい気分です。

とまあれ、狙ったスポットにルアーをキャストしルアーを操ってバスを釣るショートロッドを探されているなら、 HIROismカリプソSJ2はおすすめです。

皆さん注目されていたロッドなので初回生産分は売り切れのショップが多く手に入らないようです。現在、Amazonでは販売している模様です。

今回のロッドインプレッションがあなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。


コメント

タイトルとURLをコピーしました