ジャークベイトとラインの関係!ラインの素材による影響を解説!

タクティカル フィッシング

今回は、ラインの素材によるジャークベイトへの影響やラインの選び方について解説したいと思います。ボク自身、ジャークベイトを使用する際のラインはナイロンラインが好ましいとボクは考えていましたが、最近は違う素材のラインをセットアップして使うことで、考えが変わって来ました。

長くジャークベイトを使用し続けていくにつれ、ジャークベイトにも状況によってラインセレクトをした方が、ジャークベイトの可能性が広がると感じています。

実際にジャークベイトの釣りをするの中で、ボクが感じたラインの種類による影響やプロの方のタックルセットアップや考え方を紹介したいと思います。

では!! ジャークベイトとラインの関係!ラインの素材による影響を解説!の始まりです(^O^)/


ジャークベイトに使用する際のラインの種類

ジャークベイトの釣りを楽しむうえで、使用するラインの種類はジャークベイトに大きな影響を与えます。現在はジャーキングで使用されているラインの種類は以下の3タイプです。

① ナイロンライン

② フロロカーボンライン

③ PEライン

3タイプのラインの中で使用頻度の高いラインはナイロンラインとフロロカーボンラインです。PEラインを使ったジャーキングは珍しいですが、新たな仕様として紹介させて貰います。

では、各種ラインがジャークベイトにどの様な影響を与えるのか、見て行きましょう。


「ジャークベイトに使用するライン」ナイロンライン

ナイロンラインは比重が1.14で軽く、水に馴染む特性を持っています。ボクはジャーキングに使用する際、ラインが伸びてしまいルアーの動きが鈍くなるため、20lbのラインを選んでいました。

しかし、最近では、伸びの少ないナイロンラインが開発されていますので、以前と比べると細いナイロンラインを使用する事ができます。ナイロンラインを使ったジャーキングと言えば、ヒロ内藤さんやバスプロのジムビッター氏のスタイルは有名です。

ナイロンラインを使って広いフラットエリアをロングキャストしてジャークベイトで探るシチュエーションの場合には、飛距離を出すために更に細いラインを使用するので、ラインの伸びでフッキング率が下がる現象やルアーの動きがスポイルされる現象が起きます。

なので、広いエリアをサーチルアーとしてジャークベイトを使う場合にはナイロンラインは使いづらい部分があるようにボクは感じます。

ナイロンラインの伸びは季節によってはジャークベイトには大切な要素!

ナイロンラインが伸びる事で起こる弊害もありますが、ピンスポットを短い距離で太いラインを使う分には使い易いラインです。ボクは殆ど、このスタイルでジャーキングを楽しんでいます。

ここで、問題なのが、ナイロンラインの伸びは全てダメなのかという点です。ここで、紹介したいのがヒロ内藤さんの早春のジャークベイトのラインの考え方です。早春のバスは、まだまだ活発に餌を追えないので、ジャークベイトが動き過ぎると追うのを止めてしまうと話されています。

なので、伸度の高いラインをワザワザ開発された程です。この様にジャークベイトを扱うのだから全て良く動いた方が良いという考えだけでは無いという事が言えます。

ナイロンラインはトラブルが少ない

ナイロンラインは、しなやかで飛距離も出しやすく耐摩耗性に優れたラインですから、誰が使っても使い易いラインだと言えます。バックラッシュをしても直しやすく、その後の使用時もフロロカーボンラインやPEラインと比べてもラインブレイクする心配は低いです。

バスプロのリッククラン氏は、サスペンドタイプのジャークベイトを冬に使用する際、ナイロン10lbを使用するそうです。理由はナイロンの方がトラブルが少ないからだそうです。清水盛蔵氏もスローライザーに浮くジャークベイトでの釣りでは、ナイロンラインを使われています。古くからナイロンラインを使われている人は、ナイロラインの素晴らしさに気付いているのも事実です。


「ジャークベイトに使用するライン」フロロカーボンライン

バスプロのジャークベイトのタックルセットアップを見ていると、ほとんどの方がフロロカーボンライン8lb~12lbを使ってジャーキングをしています。

フロロカーボンラインを使う事で、細いラインでも伸びが少ないのでロッドのアクションがルアー伝達しやすく、ライン径が細い事でジャークベイトの限界潜行深度を稼ぐことが出来ます。

ただ、ロングポーズを取るとラインの重さで、ジャークベイトが引っ張られる現象が起きますが、ジャークベイトの浮力調整をすることで不自然さを抑える事ができます。また、冬の厳しい状況ではポーズ姿勢が頭下がりでスローに沈むセッティングを推奨するプロも居られます。

ハイシーズンになるとポーズさせる時間も短く0.5秒から1秒、ジャークベイトが止まっていてくれればいいので、ラインの影響は気にする必要は無いと感じます。


「ジャークベイトに使用するライン」PEライン&リーダー

ラインの進化が進むことでジャーキングの考え方や扱い方にも新たな領域が生まれています。それが、PEラインを使ったジャーキングです。ジャーキングにPEラインと驚かれる方もいると思います。

PEラインは伸びがなく、ジャークベイトが動き過ぎたりロッドに伝わる振動が大きいのでボクも、どうなんだろう?っと考えていたのですが、ヒロ内藤さんに、PEラインを使ったジャーキングのメリットを教えて頂いたのでご紹介します。

PEラインを使う事で多段引きの限界を超える事が出来ると教えて頂き早速試してみました。以前よりもストロークをコンパクトにして、ロッドの戻しを更に早く力まずに行う事で楽に5段引きがこなせるようになり、慣れてくると7段引きも確かに行えます。

タックルセットアップは、ロッドは5.2フィートのミディアムライトクラスを使い、リーダーには低伸度のナイロンライン12lbを使いました。

ボクの場合はリーダーをナイロンで試しましたが、リーダーをフロロカーボンラインにする事で、また新たなジャーキングの世界が広がるかも知れませんね。


ラトリングログの開発された時代はナイロンラインしかなかった

ジャークベイトと言えば、スミスウィック社のラトリンログですが、ラトリンログの誕生は1970年代です。フロロカーボンラインも1971年に日本で開発されていますが、当時、ラトリンログをテストしたのはナイロンラインだと考えます。

なので、当時のラトリンログのポテンシャルを発揮していたラインは伸びのあるナイロンラインだという事になります。何が言いたいのかと言うと、ルアーが開発された時代によっては、ルアー開発で使われているラインの種類にも違いが大きく関わっている点を考えないといけないと思います。

ここで、ルアーの開発された年代とその当時の主要ラインを組み合わせる事がベストなのかと言うと、そこはボクは違うと考えます。

時代が進み技術が進歩した事で、更に多様なルアーの使い方が誕生しているからです。ただ、現代のルアーを購入する際にそのルアーがどの様な素材のラインでテストをされて出来たのか、また、どのラインを使うとイメージどうりに使えるかなどを、開発者に問う事で更なる楽しさに繋がるのではないかと考えます。


おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます。今回はジャークベイトを使うときのラインの種類についてご紹介しました。ボク自身もジャーキングはナイロンラインを使う事が多いのですが、近年ではフロロカーボンラインを使ったりして、見識を広げる努力をしています。

また、PEラインを使う事のメリットをヒロ内藤さんから教えて頂いたので、ジャークベイトのアプローチを更に広げる事が出来ました。皆さんも一度、様々なラインを使う事で新たな気づきが得られると思います。

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ジャークベイトとラインの関係!ラインの素材による影響を解説!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^O^)/


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