ドンキーリグが2000年代前半に流行ったリグですが、それよりも以前に2つのトップウォータールアーを使ったリーディングルアーをヒロ内藤さんが紹介していました。
ルアーの使い方の概念が凝り固まっていると、こんな使い方の発想は生まれませんが、リーディングルアーはバスにベイトフィッシュの取り合いをさせる事を目的としたリグです。
アラバマリグが使われる前からあったルアーを複数使うリグ、リーディングルアーのリグの作り方か操作方法を学んでいきましょう。
「ヒロ内藤さん考案」リーディングルアーとは

トップウォータールアーのペンシルベイトとポッパーの組み合わせやポッパーとポッパーを連結して ブラックバスを誘うリーディングルアーを知ったのはヒロ内藤さんの著書、ヒロ内藤のハイパーバッシングを読んで知りました。
著書にはこうあります。
一尾のバスが捕食を始めるとその周辺にいるバスの活性が急に上がる事がことがよくある。理由は弱っているベイトフィッシュを取り合いをするからで・・・時には2尾のバスが1つのルアーに掛かる事もある。そんなバスの習性を利用して、小魚がおわれている状況を作り出してバスの活性を上げるのがリーディングルアーの目的だ。
著書にあるように、このリグを使うと、競争心が働きバスは相手に捕食される前に横取りしようというバスの競争心を使った本能に働きかけるアプローチです。
この当時の1997年にはリーディングルアーは大型のポッパーに小型のポッパーを連結する方法が紹介されていました。ここがリーディングルアーのスターティングポイントです。
リーディングルアーのリグ方のポイント
ポップRを使って説明していますが、ポップRには大きなサイズからP71、P65、P60、P50とラインナップされています。この中で著書ではP65サイズとP50サイズを使ってリグるとされています。
リグり方は上の図にあるように、ルアー間の距離を30cm程取って結ぶと完成です。ここで、ポイントが通常の速度で使うならリーディングルアーを通常の状態で取り付けますが、競争心を煽るのに早いテンポで誘う場合はリーディングルアーのリアフックを外して逆さまに付ける事で余分な水の抵抗がなくなり早いテンポでバスを誘えます。
リトリーブとアクションはポップ×2ショートポーズを1サイクルとして動かすと良いそうです。
リーディングルアーのバリエーション
1997年に著書、ヒロ内藤のハイパーバッシングで紹介されたリーディングルアーですが、その後、 リーディングルアーのルアーの組み合わせに変化が生まれます。

ルアーマガジンTHE Movie Vol11でアメリカンルアーの使い方でヒロ内藤さんが出演しています。

このDVDでの釣行でジョイテッドレッドフィンのチューニングとリーディングルアーが紹介されていますが、リーディングルアーはポップRのP50ですがトレーディングルアーはスパースプークJrを使用しています。
YouTube動画ではレーディングルアーにオリジナルザラスプークを使ってリーディングルアーの解説をしています。
このようにリーディングルアーは組み合わせを変える事もできるリグなので新たなルアーの組み合わせも試して見たくなりますね。
ヒロ内藤さんがリーディングルアーについての解説動画!
ヒロ内藤さんのYouTube、HIROismのポップRのLure anatomyの回でリーディングルアーのリグ方から使用方法が語られています。
動画内でのリーディングルアーの解説でリーディングルアーを使う時期について触れられています。
リーディングルアーの使用時期は夏後半から秋がベストで理由はバスの捕食に対する競争心が上げやすい季節だからだそうです。

リーダーの距離は50cmを目安にして離れすぎるとバスの競争心が薄れてしまいリーダーが短すぎるとルアーの操作がしにくくなるそうです。
通常はポッパーにバイトが多くサイズは望めないが後ろのペンシルベイトに出る場合はサイズが良いそうで秋には両方のルアーにアタックする事もあるそうです。
ヒロ内藤さんのリーディングルアーの釣りが.Lurenet.comで2017年に紹介されています。 The Tandem Pop-R Spook Rigと英語では言うんですね。
ザラとポップRを組み合わせたリーディングルアーを試してみました!

リーディングルアーを実際にやって見るとメリットやデメリットも含めて体感できました。
タックルセットアップは以下の通りです。
・ロッド ウィザードCS6.4
・リール タトゥーラSV TW
・ライン シルバースレッドSAR 16LB
・ルアー オリジナル・ザラスプーク ポップR P50
まず最初に感じるのはリグのが面倒だと感じますがこれは仕方がありませんが。移動中に絡まりそうで気を使います。キャストは思っている程、良く飛びます。
ザラスプークとポップRの組み合わせはキャスト時のトラブルが少ないように感じます。ポッパー&ポッパーで風がある時には空気抵抗によっては絡まるかもしれませんね
ドッグウォークも通常のザラのみで操作しているのとあまり変わりはありません。良い感じで首を振ってくれますし、ポップRも地味に泡を出してくれます。
でも、やはり使っていて目立ちますね、周りがライトリグの中でリーディングルアーを使うのは中々の勇気がいる行動です。でも、使っているとバスが出そうな期待感はあります。
リーディングルアーを使っているとシャローフラットの琵琶湖で使ってみたいと思いました。
リーディングルアーってどんなリグ? まとめ
今回はヒロ内藤さんが考案したリーディングルアーを紹介しました。リーディングルアーにはポッパーを2つ使用したリグとペンシルベイトを使ったリーディングルアーがあります。
飛距離の安定やトラブルを考えるとトレーディングルアーにペンシルベイトを使う方が良いのでこのようなリグに変化していったのかもしれませんね。
ルアーを複数使うリグにドンキーリグやアラバマリグが登場しました。アラバマリグが流行った頃にはルアーを複数付けて釣る事に賛否が分かれていたのもありましたが、今ではあまりキャストしている人も見なくなりましたね。
ボク自身は複数ルアーを付けて釣る釣りは苦手ですが、勉強のために試してみした。でも、根が掛かるとお財布へのダメージが大きいそうですね。
この記事が参考になれば幸いです。
コメント
某ドクターは、なんと
3つも付けてトリプルヒットを
狙ったこともあるそうです👀
釣り人の釣りたい欲というのは
果てしないものですね(笑)
次男坊さんコメントありがとうございます。
某ドクター凄いですね😀
ギネスにでも挑戦しようとしてるんですかね😆
いや!本当に釣りたい欲望は果てしないです。
リーディングルアーって実は昔からあるみたいなんですよ、過去にはビルノーマンから専用ルアーも発売されてました。
まぁ日本に広く紹介したのはヒロさんでしょうけどね。
多分原点はフライフィッシングに古くからあるフライを連結するリグか、トップウォーターにジグをぶら下げるホワイトバスのトレーラーリグ辺りだと思ってます。
シゲさんコメントありがとうございます😆
フライフィッシングに確か枝バリを付けているリグを見た事があります。
トップウォーターにジグをぶら下げて釣るリグがあるんですね、カジキのトローリングにもダミーの
ルアーを複数泳がせて釣る方法もありますし、シゲさんの言う通りリーディングルアーの発想は昔から
あったんでしょうね😃
確かに言われてみればビルノーマンのルアーでリーディングルアーのようなのありますね
ヒロ内藤さんとビルノーマンどっちが先か気になります😁