春に向けて「プリスポーンのバス釣り」プロの思考から学ぼう!

タクティカル フィッシング

3月に入り春のデカバスを釣ろうと、天気予報が気になり始めているアングラーの皆さんこんにちは!今回の釣りたいバス釣り日記は、「プリスポーンのバス釣り」にスポットを当てて、プリポー二ングバスを釣る為の考え方をジェイソン・クリスティー氏とビル・ローウェン氏の記事から学びたいと思います。

プリスポーニングの季節は何時からなのか、ボクがヒロ内藤さんから学んだ水温から得られる知識としては、フィールドの最低水温からプラス7℃~10℃に水温が上昇すると個体差は有るでしょうが、ブラックバスは、産卵を意識し始めるという事です。

春になり日照時間が長くなる事で、気温が上昇し風が吹く事で対流し水温上昇が起こります。バスは変温動物ですから、水温上昇と共に代謝が促され餌を活発に捕食します。また、産卵を意識したブラックバスは、マイグレーション(移動)を始めるのですが、この辺りのロジックをジェイソン・クリスティー氏の記事から学ぶことができます。

プリスポーニング期のバスが、ストラクチャーとカバーに対してどの様な行動を取るのか、プリスポーンのバスへのアプローチはどうするべきかも学べます。また、釣ったバスの体色からバスの状態を読み解く考え方にも触れられています。

ビル・ローウェン氏の記事では、水温上昇によるブラックバスの行動の傾向について触れながら、プリスポーニングのバスを釣る為の考え方が学べます。

では!! 春に向けて「プリスポーンのバス釣り」プロの思考から学ぼう!の始まりです(^O^)/


ジェイソン・クリスティーのプリスポーンのバスを先回りする方法

ジェイソン・クリスティーは、バスフィッシングのプロトーナメントでボートを曳きながら、アメリカのハイウェイシステムを熟知している。具体的には、バスの季節的な移動ルートのロジックを利用して、バスの動きを先取りし、常に自分のところに魚が来るようにするのだ。

湖のメインチャネル、クリークアーム、セカンダリーチャネル、スポーニングフラットを例に、クリスティはシンプルな例えを提示する。

「州間高速道路、州道、郡道、そして車道があるが、主な交通は州間高速道路と州道だ。魚の回遊も同じです」

「ドライブウェイに着くと、そこには1匹か2匹の魚がいる。高速道路で多くの人が目にする場所といえば、コンビニエンスストアだろう。あそこは人々が車を停め、食事をし、休憩する中継地点なんだ。それは魚が移動するときの行動とよく似ている」

春のブラックバスにとって魅力な条件は

これをプリスポーンの動きに当てはめると、クリスティは、シャローウォーターでのフィーディングとウォーミングアクセス、そしてディープウォーターへの接近という好条件を兼ね備えたエリアを見つけたいと言う。

ポイントは典型的なプリスポーンのオプションであり、特にクリークのアームやポケットの内側にある二次的なポイントだ。特にクリスティが好むのは、深い水深へと急降下するポイントだ。

「プリスポーンは、魚がシャローに行き、寒くなると引いてくるという典型的な例だ。「だから、深さやストラクチャーが選べるような場所に集まるんだ」

もうひとつの例: クリスティは、水深がないためにプリスポーンの選択肢が限られているシャローリザーバーでは、レイダウンをプリスポーンのベストターゲットのひとつと考えている。

「幹は水深2フィートかもしれないが、外側の枝はクリークの水路まで届くかもしれない。「寒い日には、魚は木の端の方にいるが、暖かくなれば、幹の周りの浅いところに移動する。これは一日のうちでも変わることがあるから、状況に応じて魚がどこにいたいかを知る必要がある」。

クリスティは、プリスポーンの成功には、キーとなるステージングエリアを見極めるだけでなく、この季節の動きの受け皿となるようなアドバンス・アンド・フォールバック戦略をとることが必要だと知っている。

クランキングであれ、ジャークベイトのトゥイッチであれ、ジグのドラッグであれ、オクラホマのプロは、魚が去っていくスポットではなく、魚がやってくるスポットを釣りたいのだ。

ブラックバスの体色を読むことで分かる事

魚のタイミングがわからない?バスの体色をチェックすれば、いつ、どこで釣れるかわかることが多い。

「私ができる最善のアドバイスは、釣れたらその魚をよく見ることです」とクリスティは言う。「大きくて太ったプリスポーンの魚は、群れで泳いでいることが多い。痩せたバンクランナーとは違って、ヘビーフィーダーなんだ」

「もし釣れた魚が青白い色をしていたら、その魚がそこに着いたばかりである可能性が高い。しかし、もしあなたが堤防の上にいて、魚の体が深海に適応したために黒っぽくなっている魚を釣っているなら、それは魚がしばらくそこにいて、おそらく次の行動を起こす準備をしていることを物語っている」

アプローチをリバースエンジニアリングする

こうしたことを考慮した上で、クリスティは、帰り道を意識することを提案する。週間前にコンビニで出くわした人たちが、1週間後にまたあなたに微笑んでいるかもしれない。

「魚は波のように移動するので、タイミングが重要だ」とクリスティは言う。「魚がいない場所を見つけたとしても、魚の群れが入ってきて、2、3日釣りをすると、魚はいなくなってしまう。その5日後にまた群れが入ってきて、また同じ展開になる。

「しかし、2週間ほど空けると、また同じ群れが湖に戻ってくる」

魚が産卵を終えたら、フォールバックのポイントに戻れば、再びアクションがやってくる。

このようなステージングエリアでは、リップレスクランクベイト、ジャークベイト、ジグに勝るものはない。さらにカバーに入るようになると、シャロークランクベイト、スピナーベイト、ソフトプラがルアーチョイスの定番になる。


ビル・ローウェンによるプリスポーンの分析

プリスポーンを分析する際にまず必要なことは、それがいつ起こり、どのようなもので、どのように動くのかを理解することだ。

まずは、バスの地域的な動きとして考えてみよう。私はインディアナ州南部に住んでいる。月下旬、この辺りは気温30度台(-1.1℃)だ。水温はそれほど高くない。今はプリスポーンなんてない。でも、ここから100マイルほど南は暖かい。とても早い時期のプリスポーンはすでに始まっている。しかし、南の方では、この現象はしばらく前から起こっており、地域によっては、少なくともその大部分はすでに産卵を終えている。

どこに住み、どこで釣りをするかが重要だ。全ては地域性だ。

今言ったように、中西部でプリスポーンの時期が来るのはそう遠くない。最後の寒さが去り、数日暖かくなれば、ベッドに向かって上がってくる魚がいるだろう。

サーチを始めるなら、スポーニング・エリアへと続くアウトサイド・ブレイクがベストだ。大型のメスは上流に移動し、最初のブレイクで止まる傾向がある。天候と水がしばらく冷たくなれば、メスは移動するが、それほど遠くには行かない。動きは始まっており、そう長くは止まらないだろう。今は母なる自然が主導権を握っている。

その日の魚の居場所について誰もができる最善のアドバイスは、水温と電子機器に細心の注意を払うことだ。周囲より暖かい水を見つけたら、そこで釣りをする。そしてもちろん、SONARで魚が見えたら、それを釣ることだ。

さて、特定の水温について話していないことにお気づきだろうか。それは、この時期の傾向の方が重要だからだ。40度(4.4℃)の水温に比べて50度(10.0℃)の水温は暖かい。そして60度(15.6℃)の水は50度の水と比べて暖かい。絶対的なものよりも相対的なものなのだ。

この時期の私のお気に入りで最も効果的なルアーは、フラットサイドのバルサ製クランクベイトだ。地元で売られているカスタムメイドのものが好きだ。そうでないときは、ストライクキングのチックマグネットフラットサイドクランクベイトを使う。バルサじゃないんだけど、まるでバルサのような性能があるんだ。

ロングキャストをして、バスを見つけるまで、そしてバスが何を欲しがっているのかわかるまで、いろいろなリトリーブでルアーを戻す。速く釣る。ゆっくり釣る。安定した釣りをする。ストップ&スタートの釣りもするし、ストップの長さも変える。

ボートに積めないほどたくさんのカラーがある。どれがいいとは言えない。誰にでも好みがある。その土地の水質で魚に見えるものを選び、色もサイズもその土地の餌に合わせれば間違いはない。

アーリープリスポーンの釣りは不動産と似ている: 場所がすべてだ。単純明快なことをロケット科学にしないでほしい。


おわりに

今回は、プリスポーニング期のブラックバスを釣る上での、ポイントになる記事を2つご紹介しました。水温上昇と地形変化がとても大切なファクターになる事が、理解できたのではないでしょうか?

春の水温上昇で鍵になる水温の目安として、ボクがヒロ内藤さんから伺ったのは、冬から春への水温上昇と夏から秋への水温低下での18℃です。春の水温上昇の18℃は、産卵も含めバスの活性も高くなっていますので、釣りをする上で頭に置いておくと良い目安になる水温です。

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春に向けて「プリスポーンのバス釣り」プロの思考から学ぼう!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^O^)/


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