今回はスミスから先日発売になったヒロイズム ウィザードCSW2のインプレを行いたいと思います。ヒロイズム ウィザードCSW2を使用した感想としては、千変万華に対応するバーサタイルなロッドです。
新作のヒロイズム ウィザードCSW2の開発に関してヒロ内藤さんは、以下の様に語られています。
バス釣りに出掛ける時にロッドを1本しか持たずに出かけるとしたら、それも時期や釣り場すら決めていないとしたらどんなロッドを選ぶべきなんだろうか!?こんな条件を自分に問いかけてみると使えるルアーの幅を広げておく必要性が出てくる。もちろん、ルアーの機能を使いこなすというロッドの操作性は絶対条件になる。こんな発想からロッド開発が始まったのがウイザードというロッドであった。更に長さ的にシリーズの中央に位置するオールマイティー的なこのロッドで僕がメインで使うルアーを3つ決めてみました。この3つがC:クランクベイト、S:スピナーベイト、そしてW:ワームなのです。
引用 スミス
ヒロイズム ウィザードCSW2がどこまでバーサタイルなのか、クランクベイト、スピナーベイト、ワーム以外のトップウォータールアーやジャークベイトの釣りも、ボクが試してみたので紹介します。
では!! 千変万華に対応!「ヒロイズム ウィザードCSW2」のインプレ!の始まりです(^O^)/
ヒロイズム ウィザードCSW2は使用範囲の広いミディアムヘビーなロッド
購入したヒロイズム ウィザードCSWを試しに2024年5月24日、淀川へ行って来ました。新作のヒロイズム ウィザードCSWは前作のヒロイズムAIRジアンサーとは異なり、リアグリップがセパレートのコルクグリップに変更され、ガイドもスパイラルガイドシステムになっている点が違います。
ロッドのテーパーはレギュラーファーストと言った感じのテーパーです。ワームの釣りを意識しているとの事ですが、旧作との違いをボクはあまり感じませんでした。ブランクスはスレッドが巻かれており、高級感があります。また、ヒロ内藤さんのメッセージのForever Bassfishingの文字が、入っているのが良い感じです。
キャストフィーリングはエンドグリップが、Luna Sea Fishing Rod Cushionを取り付けた様にかなり太くなり見た目はチョット不格好に見えますが、使用するに従いこの太いエンドグリップのおかげでキャストが定まりやすい事に気付きます。
グリップエンドには伝承HIROismの文字が入ったエンブレムが装着され、鏡明仕上げなのでキラキラして美しいです。写真で見ても分かる通り、かなりエンドグリップの太さが違います。ヒロ内藤さんは今回のロッドについてデザインよりも機能を重視していると以前に語られていました。
全てのヒロイズムロッドにスパイラルガイドシステムを導入している点も機能を重視しているからだそうです。売れるデザインではなくアングラーが使い易いロッドを設計しています。
リールシートはフジのモノを使われています。トリガーは小さいので小指と薬指の負担を軽減してくれます。コイルグリップになった事で感度が上がっています。特にワームの釣りをした時に感度が向上したように感じました。
リールを乗せたバランスも前作よりも若干ですが、手元側に重心がくるようなバランス設定になっていました。以前からヒロ内藤さんのロッドはリールの近くでバランスが取れるように設計されているので、持ち重りも感じられず一日釣りをしても疲れにくいバランス設計です。
ヒロイズム ウィザードCSW2を使ってクランクベイトとジャークベイトを試してみた!
ヒロイズム ウィザードCSW2を使って各種ルアーを試してみました。タックルセットアップはリールがスティーズリミテッドSVTW7.1にラインがシルバースレッドSAR20lbをスプールして使いました。
では、最初にヒロイズム ウィザードCSW2を使ってシャロークランクを使ってみました。ヒロイズム ウィザードCSW2のCはクランクベイトの略です。使用したクランクベイトは、コットンコーデル社のビックOシリーズのC78、3/8ozのクランクベイトです。
新作のヒロイズム ウィザードCSW2もシャロークランクはとても扱いやすかったです。ただ、グラスロッドやグラスコンポジットのロッドでクランキングされている方は、全然テイストが違いますので注意が必要です。カーボンロッドの感度を使ってカバーをクリアしていく釣りに適したロッドです。
ボーマー社のスクエアAも試しましたが、3/8ozクラスのシャロークランクからもう少し大きめのクランクベイトが使用範囲の範疇に入ると感じました。
次にミッドレンジのクランクベイトを試してみました。ボーマー社のファットAの6Fです。このクラスのクランクベイトを巻いていても問題はありません。
ナイロンライン20lbを使用しているせいか感度はそこまで良いとは言えず、感度重視ならバウンスPDFを使ったクランキングになると感じましたが、ラインをPEやフロロにする事でクランキング時の感度は増すと考えられます。
次にジャークベイトを使ってみました。使用したジャークベイトはスミスウィック社のラトリンログシリーズの中からADRB1200をチョイスしました。今年は淀川の本流をリッピングで釣るパターンを模索しているので試してみました。
ヒロイズム ウィザードCSW2を使った感想としては、とてもやり易かったです。一気に1m近くログを引っ張った後にトゥイッチアクションを加えるのですが、6.4フィートのロッドなので、小技も聞かせる事ができます。
ヒロイズム ウィザードCSW2を使ってスピナーベイトを試してみた
ヒロイズム ウィザードCSW2を使って次はスピナーベイトを試してみました。ヒロイズム ウィザードCSWのSはスピナーベイトの略です。
まず最初に使用したのが、ブーヤー社のコバートスピナーベイトの3/4ozを試してみました。トレーディングブレードはヒルデブランドの#7のブレードに交換しています。いわゆる春のビックブレードのスピナーベイトです。
今作のヒロイズム ウィザードCSW2もこのクラスの重さのスピナーベイトを使っても問題は有りませんでした。今回はハイギアタイプのリールを使っていましたが、リールのギア比を落とすと、もっと負担がなく扱えると思います。
リトリーブしていてもブレードの回転をしっかり感じ取ることが出来るのでバイトもしっかり獲れる感度を有したロッドです。スピナーベイトはイメージでゾーンをキープするので着底やカバーにぶつかった振動などしっかりと感じられるロッドが扱いやすいのですが、ヒロイズム ウィザードCSW2はとても使い易いです。
次にコバートフィネスの1/2ozをチョイスしました。1/2ozクラスのスピナーベイトは良く使うシチュエーションも多いウェイトですよね。使用感は問題ありませんが、ボク的にはヒロイズム ウィザードCSW2はクランクベイトよりもスピナーベイトを扱うのにとても重宝しているロッドです。
スピナーベイトの使用感としては下限が3/8oz~上限が3/4ozがヒロイズム ウィザードCSW2のスピナーベイトの範疇だと感じます。1ozのスピナーベイトに♯8のビックブレードも引く事は可能ですが、扱いに余裕を持ちたいので、最近は1ozのスピナーベイトはヘビーロッドのバウンスで使用しています。
ヒロイズム ウィザードCSW2を使ってトップウォータールアーを試してみた
ヒロイズム ウィザードCSW2は汎用性が高いロッドなのでボクはよくウィザードを1本持って釣りに行きます。どうしてもオカッパリで淀川の本流を攻める時にはある程度の距離をキャストしてサーチするシチュエーションがあります。
トップウォータールアーを使ってサーチを掛ける時には風がなければ、ザラスプークのようなペンシルベイトを使ってサーチしていきます。ウィザードCSW2は3/4ozクラスのトップウォータールアーも投げやすいです。
ロッドレングスが長いと疲れてしまいますが、6.4フィートなのでそこまで負担に感じる事はありません。風が吹く事が多い淀川ではスイッシャータイプのルアーを使う場面が多くなります。
スミスウィック社のデビルズホースAF200は1/2ozあるので投げやすくウィザードCSW2でも扱い易いルアーです。6.4フィートですが、着水後のシバリングテクニックもロッドバランスが良いので操作できます。
写真にはありませんが、ヘドンのベービートービードも使いましたが、連続トゥイッチさせる事もしっかりこなせるロッドです。ヒロイズムのロッドシリーズの中では一番、バーサタイルなロッドです。
ヒロイズム ウィザードCSW2を使ってワームの釣りを試してみた!
新作のヒロイズム ウィザードはCSにワームのWが付いています。ボクは以前のモデルでもワームを使用していたのですが、テーパー的には変わりが無いのでキャストした感じは、何が違うのかイマイチ分かりませんでした。
ただ、ブランクスの素材やコイルグリップとスパイラルガイドの影響か使っていると、鉛のバレットシンカーでも石に当たった事も鋭く感知できます。なので、前作よりもワームの使用時の感度が増している様に感じます。
写真のバスは少し遠投した先のワームが着底後、2アクション目でバイトしていきましたが、アタリも明確に感じ取れました。YUMのリボンテールの頭をカットしてシンカーは5gでオフセットフックはイチカワ社の#2/0を使っています。
フッキング時もバットパワーがしっかりあるので、しっかり決まります。バスとのファイトもこのクラスの魚なら簡単によってきます。テキサスリグやフリーリグの釣りもこなしてくれるので、オカッパリの釣りで色々したい方にはおススメです。
ヒロイズム ウィザードCSWのスペック
ヒロイズム ウィザードCSWのスペックを見ると1ピースモデルと2ピースモデルがラインナップされています。ボクが今回、購入したのはヒロイズム ウィザードCSW2、2ピースモデルです。
今後の輸送費の事も考えると遠征に行く時なども考慮してボクの場合、センターカット2ピースを選びました。ボクの場合はバイクで釣りに行く事がほとんどなので、釣行時も運びやすいのが嬉しいです。
公共交通機関を使って釣りに行くのでセンターカット2ピースは機動力が増します。なかなか電車に1ピースロッドを持って行くのは周りに気を使いますし、万が一ロッドが折れたり傷が付いたりすると折角の楽しい釣行が台無しになってしまいます。
2ピースの連結部には白いマーキングを合わせる事でガイドの位置がちゃんとセット出来る様になっています。ロッドのスペックやヒロ内藤さんのロッド開発についての詳細はスミスのホームページを参考にして下さい。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございます。新作のヒロイズム ウィザードCSWはヒロイズムシリーズの中ではバーサタイルなロッドの地位付けになります。オカッパリで1ロッドでトップからサブサーフェス、そしてワームの釣りをこなせますので、Calypsoの次に購入する1本としては最適だと思います。
インプレッション記事を読んでスミスから発売された「ヒロイズム ウィザードCSW2」に興味を持ち購入したいと思われたら、下記のリンクから購入する事ができます。
千変万華に対応!「ヒロイズム ウィザードCSW2」のインプレ!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
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