オカッパリに最適!スティーズ キングボルトF-スペックのインプレ!

ロッドインプレッション

今回の「釣りたいバス釣り日記」では、十数年ぶりにスピニングタックルを新調した喜びをお伝えします。今回インプレするのは、少し古いモデルですが、スティーズのキングボルト F-スペック 641LFS-SVというロッドです。

川村光大郎氏が作り出した、オカッパリでのスピニングバーサタイルロッドの位置づけになるロッドです。現在は、ファイヤーフラッシュが販売されて、そちらをメインに使っていますが、チューブラー構造で作られたキングボルト F-スペック 641LFS-SVを使い続けているアングラーも居られます。

ボク自身は、スピニングタックルを使う事が無かったのですが、久しぶりのフィネススタイルでのバス釣りでしたが、なんと!驚くほどバスが次々に釣れたので、バスフィシングの楽しさを再発見しました。

また、フィネスワームを使うことで、サイトフィッシングにも挑戦するようになり、サイトの際にバスの行動を観察するのもまた一つの楽しみになっています。

では!! オカッパリに最適!スティーズ キングボルトF-スペックのインプレ!の始まりです(^O^)/


ダイワ スティーズ キングボルト F-スペック 641LFS-SVの使用感

スティーズ キングボルト F-スペックに合わせたリールはルビアスFC LT2500Sにラインはシーガーのフロロマイスター4lbをスプールして実釣してみました。

筆者撮影 スティーズ キングボルト F-スペック

使用した感想はロッド自体はシャッキとした感じは少なくライトアクションも手伝ってか、中弾性なロッドを使っている感じです。軽量なノーシンカーワームのキャストもウェイトがロッドに乗せやすい印象です。

ダブルハンドルですが短いのでシングルハンドでのキャストもやり易いですし、ダブルハンドでの遠投時もスナップが効かせやすいです。ガイド径は大きいと言われていますが、古いスピニングを使っている人には違和感は感じられません。

製造された時代なのか、ガイド径が大きいので見た目は野暮ったいですが、キャスト時の飛距離の妨げにならないので、フィネスな釣りには有利だと感じました。

筆者撮影 ドライブクローラー 3.5

ドライブクローラー3.5の自重は1.8g程ですが、ノーシンカーワッキーリグでも十分にキャストする事ができます。ドライブクローラー4.5になるとロッドワークには問題ないですが、ワームに重さがあので4lbラインではスムーズなキャストの限界を感じました。

ダウンショットリグも試しました。ウェイトを0.9g、1.3g、3.5gと試しましたが、快適に使えるウエイトは1.3gだったので2.0gまでが限界なのかもしれません。

筆者撮影 ラッキークラフト ベビーシャッド

ベビーシャッドも使ってみましたが、パキバキなワームロッドではないので小型のシャッドの操作性もよくルアーウェイトがオーバーしなければ快適に使える印象です。

ルアーをアクションさせる時にロッドのグリップ形状がラッパ型になっているのでグリップの凹みに人差し指を置いてロッドをシェイクする時のあっどロッドワークがとてもやり易いです。また、リールシートにリールをセットする時にレバーを回すとクリック音がします。

筆者撮影 ダウンショットリグ

この辺は高級ロッドを使っていると感じさせてくれる部分ですね。ブランクスがSVF COMPILE-Xなので軽いですし、バイトがあった時は金属的な感じで手元にアタリが伝わります。フックアップのタイミングも計りやすく子バスが吹っ飛んでくる事も度々ありました。

写真のようにダウンショットリグをロッドに引っ掛けて持ち運ぶ事ができるのでキングボルト F-スペックのフックハンガーはとても便利です。取り付け位置にも拘れたようでダブルハンドでキャストする時にもフックハンガーが邪魔にならない位置についています。

しかし、取り付けやすくはないのが難点です。ファイヤーフラッシュではフロントにフックハンガーが戻されている事からも不評だったのでしょう。

筆者撮影 フックハンガー部の拡大写真

ただボクが購入したキングボルト F-スペックは中古だったのでフックハンガーにガタが来ていてグラつきが生じているので補強しようと思います。中古を購入する時は気を付けたいポイントですね。

筆者撮影 ドライブクローラー 3.5で釣った淀川バス

強風の中でもバイトに対しての感度がよく子バスですが、沢山のバスを釣る事が出来ました。バイトの感じ方も金属的な感じで手元に伝わって来ます。

数年ぶりにスピニングタックルを使用しましたが、こんなに進歩しているんだと感心しながら使っていました。

実際にバスを掛けた時のロッドの曲がりはロッド全体でバスの動きを受けてめてくれるのでバスとのファイトを楽しむ事が出来るロッドですね。


キングボルト F-スペック 641LFS-SVのスペックから見てみよう

スピニングロッドを新調するに当たって考えたのがフィネススタイルの釣りを満喫するという点でした。候補はブラックレーベルやリベリオンの中からも探したのですが、思うようなロッドがなく過去のロッドシリーズを調べるとこのロッドが良さそうだったのでキングボルト F-スペックにしました。

圧倒的な軽さと感度を持ちながら、ランカーを掛ければ凄まじいトルクで主導権を渡さない…。相反する二面性を持つ、バスロッドの最高峰モデル「STEEZ」。その開発の裏では、世界に誇るトップアングラーたちが、厳しい意見を日々フィールドから発信。開発陣は粘り強く現場の声をロッドスペックに刻み込んでいく。その蓄積が、今シーズン新たなモデルとして結実。さらに強く、さらにフィネスに…とそれぞれに強い個性を持ち、最高峰モデルに新境地を切り拓いていく。
■641LFS-SV 【KINGBOLT F-spec(キングボルト F-スペック】
ライトリグを最も幅広く扱えるスペックで、究極の感度と軽さを実現するSVF COMPILE-Xを採用したフィネスバーサタイルロッド。6’4″のレングスは、繊細な操作性とキャスタビリティを両立。テーパーは、高いバーサタイル性を誇るキングボルトをベースに、ライトリグの操作性に標準を絞ったライトアクションモデル。負荷に応じてベントカーブの頂点がバット方向に移行する綺麗なテーパーを描きつつも、キングボルトの血統を汲んだ掛け感のあるベリーと強靭なバットパワーは堅持。ロッドのネジレを防ぐX45の特性と相まって、狙ったピンスポットへ確実にリグを運び、バットブレの無い最高のシェイクバランスを有す。SVF COMPILE-X採用によりはボトムの情報やバイトを明確にアングラーへと伝達し、シャープで力強いフッキングを実現。4.5lb.前後のフロロでもライン放出抵抗を軽減した大口径元ガイドを採用することで飛距離をロスせず、軽量リグをラクに運んでくれる。操作性を重視したセパレートグリップは、シングルハンドでラクに振り抜け、なおかつダブルハンドキャストでもグリップ長に合わせて握るだけで自然にコンパクトなフォームとなり正確なキャストを生み、操作時にも違和感を感じる事も皆無。また、ワンタッチでリグを掛けられるフックキーパーは、キャスト時にラインが引っ掛かることの無いセパレート部に搭載し、スピーディーなタックルチェンジや移動を快適にこなす。ダイワテクノロジーとリアルなフィールドワークの融合が可能にした、究極のライトリグバーサタイルロッド。
引用 ダイワ


6フィート4インチという長さは、いい意味で中途半端で長い側の限界をついていると感じるロッドレングスです。ロッドワークに特化したら6.2フィートのキングボルト F-スペックがあればボク的には最高に面白いと感じます。

しかし、ルアーのリトリーブパスを決めるのにラインメンディング等の処理を行うには6.4フィートは使い易いレングスです。

グリップ周りは川村光大郎氏も考え抜かれているので素晴らしいフィット感で操作性は抜群ですね。フックハンガーの位置もトラブルがなく使い勝手がいいですね。ボクは別途フックハンガーを付けないので、とても気に入っています。

ガイドの径は大きいので見た目は古いロッドに見えてしまいます。しかし、軽いワームをキャストするには飛距離も十分に出るので見た目よりも機能を優先している点は素晴らしいと感じます。

ブランクスはフィネスに特化したロッドなのでシャキッとしたロッドなのかと思いきやそうでも無かったのは意外でした。ボク的にはもう少しシャキッと感が欲しかったです。ブランクスはSVF COMPILE-Xなので、95gとロッドが軽いのでアタリが取りやすいです。

ボクが使用しているスピニングがかなり前のモデルなのでキャスト時のブレと振幅が気になっていましたが、キングボルト F-スペックはX45も使われているのでキャストのブレが抑えられています。


キングボルト F-スペックの2022年の落札相場!

キングボルト F-スペックの定価は税別で61000円で販売されていましたが、2022年での中古の落札相場は20000円半ばから30000円前半で取引されているようです。

筆者撮影 キングボルト F-スペックで掛けたバス

ボクは25000円程で購入しました。現行のスティーズはなかなか手にするのは難しい価格ですが、少し前のフラングシップモデルなら手に入れる事が出来ので選択の一つとして考えて見てはどうでしょうか?

2014年製のキングボルト F-スペックですが、ボク的には機能も見た目のデザインも良いので気に入って使っています。


おわりに

今回はスティーズ キングボルト F-スペックを購入したのでインプレ記事を書いてみました。何で釣りたいバス釣り日記は新しいスティーズを購入しないのか?と言う疑問があるでしょうが、グリップジョイントはいいのですが、デザインが好きになれないのです。

そのうち慣れて好きになるかもしれませんが、気が変わったら新しいスティーズも使ってみたいと思います。でも、昔のロッドからしたらキングボルト F-スペックもオーバースペック過ぎるんですけどね。釣り人は何処までも贅沢になってしまいますね!

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また、Amazonからキンドル本「アメリカンルアーの歴史と起源」を販売しています。ルアーの誕生秘話や歴史に興味がある方は一読して下さい。キンドル・アンリミテッドに契約されている方は0円で読むことができます。

今回のスティーズ キングボルト F-スペックのインプレッション記事があなたのフィッシングライフのサポートになったのであれば幸いです。

では!! よい釣りを・・(^_-)-☆


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