シルバースレッドHiro’s Choiceを使用して10カ月程たちHiro’s ChoiceのPEも使ってきましたので、あらためてラインの追加情報も合せてバス釣りをする上での、おすすめのナイロンラインであるシルバースレッドHiro’s Choiceを紹介したいと思います。
ボクのバス釣りは、ほぼ90%の割合でナイロンラインのシルバースレッドを使っています。ナイロンラインは伸びると言われていますが、釣り方にもよりますが、そこまで伸びを感じることは無いのです。
そしてシルバースレッドHiro’s Choiceは前作のシルバースレッドSARよりも更に低伸度で耐摩耗性も上がった素晴らしいラインです。
では!おすすめナイロンライン! シルバースレッドHiro’s Choiceのインプレを始めます(^O^)/
ユニチカ シルバースレッドHiro’s Choiceは4つの異なる性能を持つライン
シルバースレッドHiro’s Choiceは、バスフィッシング専用のラインで、プロデュースはバスフィッシングのレジェンドであるヒロ内藤さんの経験とユニチカ技術力で作られた高品質ラインです。
このラインは4つの異なる性能を持ち、使用するルアーによって細分化された今までにないコンセプトのラインです。
・ジャーキング専用ライン
・クランキング専用ライン
・スピナーベイト専用ライン
・トップウォーター専用PEライン
シルバースレッドHiro’s Choiceは、前作のシルバースレッドSARを上回る低伸度と耐摩耗性を実現し、バス釣り用ラインとして高い評価を受けています。
それでは、シルバースレッドHiro’s Choiceの各ラインの使用感をインプレしたので見て行きましょう。
シルバースレッドHiro’s Choiceジャークベイトの使用感
Hiro’s Choiceジャーキングラインを見て最初の印象はラインの視認性が高い点です。オレンジ色のラインは昔使ったバスフィッシングラインのイメージに近いノスタルジックな感覚があります。
ジャーキングでの使用感は低伸度でジャークベイトの反応もよく扱いやすいです。また、ヒロ内藤さんの話では、ジャーキングでもラインに出るアタリをとる為に視認性の良いオレンジ色にしたそうです。
手でHiro’s Choiceジャーキング12ポンドを引っ張ると、Hiro’s Choiceクランキングと比較してラインが伸びる感じがします。しかし、伸びっぱなしというわけではなく、高い伸度を感じることができます。
低水温期のジャーキングを想定して高伸度の12lbラインをラインナップしています。低水温期のジャークベイトのアクションを吸収する為に伸度を上げています。
ボクが使った感じではペンシルベイトをゆったりスライド幅を広く取りたい釣り方にもマッチしそうなので、トップウォータールアーをゆったり操作したい方にもおススメです。
シルバースレッドHiro’s Choiceスピナーベイトの使用感
Hiro’s Choiceを使用した感想として、まずSARと比べると、ラインの伸びが少ないため感度が高まっていると感じます。伸びの感覚については、Hiro’s Choiceは引っ張った後の復元感があります。
実際にスピナーベイトのシングルコロラドをスローロールで使用しましたが、リトリーブ中の感度が上がっていると感じました。
ゲーリーヤマモトのファットイカを使って釣り上げたバスの写真には、スティーズマシンガンキャストType2のロッドと16スティーズSV TWのリールが使用されています。
このロッドはレギュラーテーパーであり、本来はワーム用ではありませんが、ラインのおかげでバスの微細なバイトも敏感に察知できるようになりました。
実際に、Hiro’s Choiceスピナーベイトのラインを交換せずに約9カ月間使用しても、トラブルは一切なく、問題もありませんでした。
SARと比較しても、耐久性は格段に向上していると感じます。今回はテストとして巻き替えを行いませんでしたが、一般的にはシーズンごとの巻き替えをお勧めします。
シルバースレッド Hiro’s Choiceクランキングの使用感
Hiro’s Choiceクランキングを試してみた感想としては、テトラ帯でのクランキングにおいて、シルバースレッドSAR16ポンドラインと比較しても、ラインの耐久性が異なることが感じられました。Hiro’s Choiceは明らかに優れた強度を示しています。
Hiro’s Choiceクランキング専用ラインは12lb、15lb、18lbで低伸度ラインなので使う用途が一番多いラインになると思います。
Hiro’s Choiceのクランキング12lbは低伸度ラインなので、スプール径の小さいリールを使う時に馴染みが良く使い易いです。写真の小型スピナーベイトも良い感じに使えますし、トップウォータールアーやジャークベイトと汎用性は広いラインです。
シルバースレッド Hiro’s Choice トップウォーターPEラインの使用感!
ボクがHiro’s Choice PEを使用して感じたのは、その視認性の高さです。ラインは釣行の3回ごとに交換するのが良いと思います。毛羽立ちはないものの、コーティングの限界か色褪せが始まると、見た目も気になります。
ルアー操作に関しては完璧で、PEを使った繊細な操作が求められる釣りには、Hiro’s Choice PEは非常に優れたラインです。ベイトフィネスリールとの組み合わせで、Hiro’s Choice PEは釣りの新しい世界を開いてくれると感じました。
Hiro’s ChoiceトップウォーターPE1号に、ロッドはヒロイズムエアーのCalypso SJにアルファスAIRを組み合わせて使いました。
小型のクランクのクランキングでも使用したのですが、この釣り方もなかなか面白く小型のルアーを使ったプラッキングの可能性を広げてくれるラインです。
クランクには、コットンコーデル社のBIG-Oの最小サイズC76やREBEL社のバンブルバグ7/64ozを使用し、高速リトリーブやトップウォーターのようにトゥイッチとポーズを織り交ぜて使います。これはアメリカンルアーを活用した虫パターンの一例です。
Hiro’s ChoiceのPEラインはトップウォーターフィッシング用に設計された視認性の高いピンク色です。色落ち防止加工が施されていますが、釣行一回で色が褪せることがあるため、PEライン専用のコート剤を使用すると色持ちが格段に向上しますので、事前にコーティングすることをお勧めします。
シルバースレッドSARは廃盤!代わってU-TEC SHIN-SAYAが登場!
現在は残念ながらシルバースレッドSARは廃盤です。それに代わるラインとして、ユニチカからエステルラインとナイロンラインを組み合わせた、U-TEC SHIN-SAYAが販売されています。
U-TEC SHIN-SAYAは二重構造になっており、ラインの中心部がエステル素材で外側がナイロン素材です。耐摩耗性に問題があったエステル素材をナイロンで覆う事で耐摩耗性を向上させています。
エステル素材を組み合わせることで、ナイロンラインの伸びを抑制し感度を高め、ルアーへのアクション伝達も改善されています。
※U-TEC SHIN-SAYAに興味がありましたら、U-TEC SHIN-SAYAのインプレション記事も掲載しているので、あわせてお読みください。
数値でシルバースレッドSARとHiro’s Choiceをスペック比較してみた!
シルバースレッドHiro’s Choiceの性能を比較する為にシルバースレッドSARの20ポンド、16ポンド、12ポンドを使って実釣してみました。シルバースレッドSARには15ポンドは無いので代わりに16ポンドを使って比較する事にしました。
・シルバースレッドSAR 0.388mm
・Hiro’sChoice 0.370mm
まず、ボクが良く使用するライン径20ポンドラインで比べた場合に0.01mm細くなっているのが分かると思います。
・シルバースレッドSAR 0.295mm
・Hiro’s Choice 0.285mm
12ポンドではシルバースレッドSARが0.295mm/Hiro’s Choiceが0.285mmこちらも0.01mm細くなっています。シルバースレッドSARと比べると0.01mmはライン径が細くなり、ラインの性能としては向上していると言えますね。
Hiro’s Choiceの耐摩耗性と伸度は専用ライン別に違いがある!
この動画内でヒロ内藤がシルバースレッドHiro’s Choiceについて解説されています。低伸度、耐摩耗性が上がったのですが、シルバースレッドSARと比べてどうなのか?その辺が知りたくコメント欄で質問したところご返答して頂きました。
ヒロ内藤さんのご回答から、シルバースレッドHiro’s Choiceの特徴を比較してみたいと思います。
△ Hiro’s Choiceの耐摩耗性の比較
強い スピナーベイト用➡クランキング用➡ジャークベイト用➡SAR➡PE 弱い
シルバースレッドHiro’s Choiceのスピナーベイト専用ラインが一番耐摩耗性に優れたラインであるので、ヘビーカバー攻略の時のラインセレクトのヒントにして下さい。
△ Hiro’s ChoiceとシルバースレッドSAR 20ポンドラインの耐摩耗性の比較
強い スピナーベイト用➡ジャークベイト➡SAR 弱い
シルバースレッドHiro’s Choiceの20lbでは耐摩耗性が高いのはスピナーベイト専用ラインです。フィールドのカバーの濃さや種類などの状況によって20lbラインをセレクトして下さい。
△ Hiro’s ChoiceとシルバースレッドSARの低伸度の比較
低い PE➡スピナーベイト用➡クランキング用➡ジャークベイト用➡SAR 高い
シルバースレッドHiro’s Choiceの低伸度の比較です。スピナーベイト専用ラインが一番低伸度ですが、20lbと25lbと太いラインしかラインナップされていないので、取り扱うルアーに合ったラインの太さも考慮に入れてセレクトしましょう。
△ Hiro’s ChoiceとシルバースレッドSAR 12ポンドライン高伸度の比較
低い クランキング用➡SAR➡ジャークベイト用 高い
シルバースレッドHiro’s Choiceには、伸度が異なる12lbラインが2種類あります。したがって、ルアーの演出方法を考慮して選択してください。
どうでしょうか、ラインの特徴が明確になったと思います。耐摩耗性が高く伸びが少ないのはスピナーベイトに最適で、その後にクランク、ジャーキング、そしてSARが続きます。したがって、Hiro’s Choiceのライン性能は全体的に大きく向上しています。
ヒロ内藤さんのタックルセットアップから見るHiro’s Choiceの使い分け!
ヒロ内藤さんの動画でヒロ内藤さんがどのようにHiro’s Choiceを使い分けているか見て行きましょう。それぞれ専用ラインのように表記はされていますが、ルアーの使い方や攻め方でラインセレクトが変わることが学べますよ。
Hiro’s Choiceジャーキングではジャークベイトはもちろんの事トップウォータールアーにも使用されていますね。デビルズホースの回ではHiro’s Choiceジャーキング20lbを使用されています。
操作性を考えると伸びの少ない16lbか20lbを選択する事でルアーのアクションにキレがでます。ジャーキング専用ラインはオレンジなので、視認性を重視する人に向いていると思います。
この動画内ではHiro’s Choice PE0.8にリーダー18LBを使用して小型のトップウォータールアーのスーパースプークボヨを使われています。動画内では低伸度でライン径を細くして使い易くする為にHiro’s Choiceの12lbをセレクトされることも示唆されています。
ボク自身は1/4ozクラスのトップを使う時にクランキングの12lbを使用しています。ライン径が細くなる事でガイどの接触が弱くなるのか飛距離も伸びますし、軽いルアーも投げやすくなります。
スピナーベイト専用ラインは耐摩耗性が一番高いのでラバージグやワームの釣りにも使われたりシャロークランクのカバー打ちにも使われていました。
ヘビーカバーになるとルアータイプに関係なくHiro’s Choiceのスピナーベイトをチョイスすると良いようです。 カバーの濃さで20lbと25lbを使い分けて使う感じですね。
まとめ
Hiro’s Choiceを使い続けて感じた事は低伸度で感度が上がっている点と耐摩耗性が上がった事で更にラインの寿命が延びているように感じます。トップウォータールアーやジャークベイトのサブサーフェスルアーの釣りを主体に考えているなら Hiro’s Choiceジャーキングをセレクトするといいでしょう。
また、カバーを果敢に攻める釣りをされる場合はHiro’s Choiceのスピナーベイトをセレクトして下さい。耐摩耗性が高いのでカバーに絡めた釣りができます。
スピナーベイト専用と謳われていますが、ワームの釣りにも最適なラインです。ヘビーカバーを攻略する釣りには最適なラインです。
ロッド1本で全ての釣りをカバーしようと考えるならクランクベイト用が最適です。ラインサイズも12~18LBと丁度間を取ったセレクトになってますし、20lbの使用に抵抗のある方も18LBなら抵抗なく使えるライン径ではないでしょうか?
おわりに
今回はシルバースレッドHiro’s Choiceを使い続けて気付いた点などを紹介させてもらいました。巷ではフロロVSナイロンとか言ってますがボクが少年時代はナイロン一択でフロロはハリスで高価なラインでしたラインは適材適所で使い分けるためにも一度はナイロンラインを使ってみて下さい。
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おすすめナイロンライン! シルバースレッドHiro’s Choiceのインプレの記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
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