スミスウィック・トップ20ログの真価と淀川オカッパリ活用術

ルアーインプレッション

バスフィッシングを楽しまれているアングラーのみなさん、こんにちは!今回の釣りたいバス釣り日記は、廃盤になってしまいましたが、スミスウィック社の「トップ20ログ(Top 20 Rogue)」を紹介したいと思います。

【この記事で分かること】
・トップ20ログの特徴(20ft到達の理由)
・淀川で効く理由(威嚇スイッチ)
・シンカーリグの具体的セッティング
・タックルデータ

桜の季節が過ぎ、新緑が瑞々しく輝き出す頃、ボクたちアングラーの心は一気に加速します。沈黙を破り、水面下に生命の胎動が満ち溢れる春のフィールドは、一分一秒がドラマに満ちた特別な空間です。優しく変化する南風を感じながら、水温の上昇とともにビッグバスの気配を追う時間は、何物にも代えがたい至福のひとときと言えます。

この躍動する春の舞台で、貴重な一投をどのルアーに託すか。それはその日の釣果だけでなく、アングラーとしての満足度をも大きく左右する重要な選択です。気難しくも一発の爆発力を秘めた気高き春のターゲットを相手にするなら、小手先の誘いではなく、本能を激しく揺さぶる力を持った道具が必要です。

ボクが春の淀川というタフな攻防の中で、ここぞという大舞台で全幅の信頼を寄せているのが、スミスウィック社が放つ「トップ20ログ(Top 20 Rogue)」です。

一見すれば、定評あるディープダイバーの延長線上にあるルアーに見えるかもしれません。しかし、その潜行能力の裏側には、単なるトローリングルアーの枠を超えた、淀川のモンスターを狂わせる「威嚇」と「欺瞞」のポテンシャルが秘められています。今回は、ボクが淀川で使い込んで見えてきた、この「デカログ」の真価と意外な活用術をインプレッションとしてお届けします。

では!! スミスウィック・トップ20ログの真価と淀川オカッパリ活用術の始まりです(^O^)/


トップ20ログの特徴|20ftまで潜る理由と内部構造

トップ20ログのアイデンティティは、その名の通り20フィート(約6メートル)以上の深淵を直撃できる卓越した潜行能力にあります。名作「パーフェクト10」と同じ5.5インチのボリュームあるボディと、あの独特なコトコト系のラトルサウンドを継承しながら、リップ形状の最適化によって更なる深みへと誘う設計がなされています。

筆者撮影 トップ20ログ(Top 20 Rogue)

かつて、このレンジをキャスティングや細工で攻めるには、レーベル社のスプービルミノーのリップに鉛を貼るなどの調整が必要な時代がありました。しかし、トップ20ログはその手間を過去のものにしてくれました。

本来、深いレンジにサスペンドするウォールアイやキングサーモンをトローリングで仕留めるために開発されたルアーだからこそ、そこにはアングラーの期待を裏切らない圧倒的なタフさと基本性能が宿っています。

メーカーの担当者が「No gimmicks, no drama, and no apologies(ギミックも、ドラマも、言い訳も無用)」と断言するように、ボクがこのルアーをキャストして感じるのは、純粋な「結果」だけを追い求めた無骨な実力です。

“If you like trolling for deep suspended Walley lake trout Kings or stripers you need a lure that works as hard as you do and I promise you the top 20 is it.”

(ディープにサスペンドするターゲットを狙うなら、あなたと同じくらいハードに働くルアーが必要だ。トップ20こそが、まさにそれであることを約束しよう。)

▼ 関連:同じ5.5インチ系の「パーフェクト10」の実釣インプレはこちら⇩
「スミスウィックADR5パーフェクト10ログのインプレッション」


淀川で効く理由|5.5インチ“デカログ”が威嚇スイッチを入れる

トップ20ログが5.5インチという、通称「デカログサイズ」を冠していることには、極めて実戦的な理由があります。

筆者撮影 トップ20ログで釣った淀川バス

ボクがホームとする春の淀川。4月中旬から5月にかけてのスポーニングシーズン、バスたちが本流のディープからワンド、あるいはシャローのコンタクトポイントへと差し込んでくる時期、ルアーに求められるのは「餌(マッチ・ザ・ベイト)」としての完成度だけではありません。むしろ、エリアへの侵入者を排除しようとするバスの「本能・敵対心」を叩く力が必要です。

この時期、周辺をクルーズするプリスポーンの大型のメスや、コンタクトポイントを意識している個体に対して、一回り大きな5.5インチのボリューム感は圧倒的な「威嚇効果」を発揮してくれます。

一般的なミノーやワームのフィネスアプローチでは天才心で見切ってしまう個体が、デカログサイズの強烈なプレゼンスに苛立ち、怒りを剥き出しにした攻撃的なバイトを叩きつける――。実際に淀川のタフなバスを相手にして、この「威嚇のスイッチ」を入れる力こそが、デカログをデカログたらしめている真価だと確信しました。

▼ 関連:春の淀川のポイントマップ
「淀川バス釣りポイント紹介!城北ワンドでサクッと釣る方法!」


トップ20ログ×シンカーリグの使い方|ヒロ内藤式の応用

そして、ボクがこのトップ20ログを淀川で使う上で、絶対に欠かせない秘密兵器とも言える使い方が、ヒロ内藤氏が提唱する「シンカーリグ」を用いた特殊なアプローチです。元々は、ボーマー社の(B24A)ディープロングAで使用する方法を紹介されていたのですが、その方法をアレンジしました。

筆者撮影 トップ20ログで釣った淀川バス

これは、メインラインにシンカー止めと7g前後のバレットシンカーをセットし、その先にトップ20ログを結ぶという、一見するとプラグの概念を覆すようなヘビーデューティーなセッティングです。

メインライン

シンカー止め

7gバレットシンカー

トップ20ログ

なぜ、このリグが必要なのか。それは、このルアーが絶妙な姿勢で浮く事にあります。ベッドの卵を狙いに来た侵入者が卵を捕食しているように見えるからです。

シンカーによって強制的にボトムや狙いのレンジへと沈められながらも、ルアー自体が持つサスペンドタイプですが、ボトム付近で独特の「浮遊感」を演出するのです。

  • 操作の極意: ロッドを上方向へと優しくワークさせることで、トップ20ログの巨大なリップが障害物を綺麗にかわしつつ、エリアに点在するゴロタ石や障害物をかわしながらコンタクトポイントを舐めるようにスローにトレースできます。
  • 視覚のギャップ: 周りのアングラーから見れば、遠目には繊細な「ワームの釣り」をしているように見えるかもしれません。しかし水中では、巨大なデカログが猛烈な水押しを伴って、カバーの周辺を直撃しているのです。

ボトムでホバリングするように踏みとどまり、次の瞬間には強烈な波動で威嚇する。この「静」と「動」の対比は、ワームでは決して演出できない、トップ20ログのシンカーリグだけが持つ独壇場の世界です。


タックルセッティング|ロッド・リール・ラインの最適解

淀川のワンド内での、複雑なカバー周りでこの釣りを展開する場合、タックルへの妥協は文字通り「敗北(ラインブレイク)」を意味します。特に春の淀川のビッグバスはパワーが凄まじく、生半可なセッティングでは一瞬でカバーに潜り込まれてしまいます。

スミスウィック・トップ20ログを扱ったタックルセッティング

この「トップ20・シンカーリグ」のポテンシャルを100%引き出し、確実に獲るために、ボクが絶対の信頼を置いているタックルデータを紹介します。

タックル項目ボクの選択・セッティング
ロッドヒロイズム「ウィザード 64CSW」 または 「バウンス 666PDF」
巨大なリップの引き抵抗やシンカーの負荷に負けず、かつボトムの質感を繊細に感知して操作できるMH~Hパワーの強靭なブランクスが不可欠です。
リールタトゥーラスティーズ SV TW などのハイスピード(ハイギヤ)モデル
バイトがあった瞬間、一気にカバーから引き剥がし、主導権を渡さないための巻き取りスピードが求められます。
ラインナイロンライン20lb〜30lb
PE 2.5号(メイン)+ ナイロンリーダー 25lb〜30lb
この極太ナイロンリーダーこそが、淀川の荒いゴロタやカバーに擦れさせながら攻略するための、ボクにとっての最強の「保険」です。

ナイロンラインと言えども25lb位になるとリールスプールへの収まりが悪いので、PEラインを使うと扱いやすくなります。PEラインとリーダーの結線はFCノットで結んでいます。


最後に:ターゲットを見極める眼識と次の一手

トップ20ログを手に取るアングラーに、最後に求められるのは「ターゲットを見極める眼識」です。

スポーニングエリアの手前、あるいは一歩手前のブレイクで、今バスがどんな状態にあるのか。アグレッシブにベイトを追っているのか、それともプレッシャーや気候の変化で静観しているのか。

その気配を察知し、淀川のシャローカバーへ、このデカログを送り込む。それは、単なるルアーフィッシングの枠を超えた、アングラーと知略に長けたモンスターバスとの魂の削り合いです。

トップ20ログは、単なるディープ用のトローリングルアーではありません。アングラーの創造力と勇気次第で、シャローからディープまでを蹂躙する最強の兵器へと変貌します。

さあ、問いかけてみてください。あなたが通うフィールドの、その深闇には、今どんな怪物が潜んでいますか? ボクは次の一投も、このデカログに夢を託してキャストを続けます。

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スミスウィック・トップ20ログの真価と淀川オカッパリ活用術の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば嬉しいです。

では!! よい釣りを<(_ _)>


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