今回はラトリンログARB1200のインプレを行いたいと思います。有名なジャークベイトなので今さら感もありますが、実は先日にSAVAMのオリジナルカラーを購入したのでこの機会に書きました。
見た目からTHE AmericanLureなルックスをしているラトリンログですが、使った人を虜にする魔性のジャークベイトでもあります。
近年のラトリンログはフックのアッセンブリの変更もあるのでその辺も紹介したいと思います。
では!ラトリンログARB1200のインプレの始まりです(^O^)/
「今更ですがやっぱり最高!」ラトリンログARB1200の使用感!

ラトリンログARB1200はジャークベイトを学ぶのに最適なルアーの一つです。ロールアクションによる明滅も素晴らしく重心移動などの機能がボディに組み込まれていないので、ロッドワークに対するレスポンスも良く使用感もロッドに掛かる圧力もそれとは違い軽快です。
国産の重心移動システムや低重心ウエイトを装備されたジャークベイトも安定感や大きくダートする動きも楽しいのですが、ログには独特の動きがあり良く釣れるジャークベイトでもあります。

ボクはログのオレンジベリーカラーがとても好きでSAVAMのオリカラログはルアーが見える水深で使っているとバックもベリーも派手なカラーなので、ルアーの位置や動きが掴みやすく周りの変化にも目が行き届きやすいカラーですね。
ラトリンログは使い方が分かって来ると良く釣れるジャークベイトなので初めてジャークベイトを体験するにはとても良いジャークベイトです。

ラトリンログARB1200のスペックはボディの長さが4 1/2インチあり、ルアーウエイトは1/3ozあります。限界潜行深度は20LBの場合はタダ巻きで9m地点で限界の90cm潜ります。
ジャークを加える事で更に短い距離で限界潜行深度に到達します。また、ライン径によっても潜り方に変化があるので、狙いたい水深に対してラインをチョイスする必要があります。
ボクはラトリンログARB1200を使うにあたってヒロ内藤さんの影響もあり長年ナイロン20LBを使う事が多かったです。よくラトリンログが飛ばないと言われますが、近年の国産リールを使っていれば使用に足りる十分な飛距離が出せます。
近年のラトリンログARB1200のフックの仕様が変わってる!

ラトリンログARB1200のフックといえば上の写真のようなスミスウィック社がイーグルクロー社に特別に作らせたカーブドインポイントのフックがセットされているのですが、近年のラトリンログのフックの仕様が変更されているようです。

こちらは2021年にSMITHから発売したリミテッドカラーのログなのですが、フックを見てもらうと分かる通りフックポイントもストレートでゲイブの幅も広いフックに変更されています。
この時だけフックの仕様を変えたのだと思ったのですが、昨日に購入した2022年のSAVAMのオリカラのラトリンログもこの仕様のフックに変更されています。フックのウエイトはコチラの方が軽くなっています。
ラトリンログARB1200をラインを変えて使ってみる

最近はシルバースレッドのHIRO’s Choiceのラインを使う事が多くなりラインが低伸度になったのでラインを16LBに落としても昔の20LBラインと変わらない操作性になっているので色々と試せるので、これが、なかなか面白いです。
基本的にはHIRO’s Choiceのジャークベイト用ラインからチョイスするのですが、水の色やレンジなどでラインを変えたいと思う時はクランキングラインを使うとラトリンログの使い方のバリエーションが増えます。
ジャーキングライン | 12LB | 16LB | 20LB |
kg | 6 | 8 | 10 |
参考号数 | 3 | 4 | 5 |
標準直径(m/m) | 0.285 | 0.330 | 0.370 |
クランキングライン | 12LB | 15LB | 18LB |
kg | 6 | 7.5 | 9 |
参考号数 | 3 | 3.5 | 4.5 |
標準直径(m/m) | 0.285 | 0.310 | 0.350 |
参考までにジャーキングラインとクランキングラインのスペック表を記載します。見て分かる部分としてそれぞれにライン強度に違いがあります。ライン径の違いもあるのでラインを変えることで深度のコントロールが選択できます。
ジャーキング20LBとクランキングライン18LBにはライン径が違いますので深度の微調整やキャスタビリティーの好みで選択することができますね。
この二つのラインは伸度に違いがあるのでその部分での使い分けができます。ジャーキングラインよりクランキングラインの方が伸びが少ないのでよりルアーを動かすのに少ない力で動くはずです。
ラトンリログだけではなくラインの特性を変えることでルアーの機能を特化する事ができます。
ラトリンログARB1200を使う前にはトゥルーチューンが必須です!
ラトリンログARB1200を使用する時に注意したいのがパッケージから出してスグに使うことです。なぜかと言うと真っすぐに泳がないモノが多いからです。
なので、パッケージから出したラトリンログは釣り場で必ずトゥルーチューンを行ってから使う様にしましょう。トゥルーチューンは至って簡単でルアーをリトリーブして右に曲がって戻って来る時はラインアイを正面に向けて左に曲げる事で泳ぎが補正され左に曲がる場合はその逆にアイを曲げます。
これで十分使える状態なのですが、ボクはここからラトリンログのウォブリングと潜り出しを自分の好みに調整します。
ラトリンログARB1200の特徴や機能

オリジナルログが1950年代に登場しその後、ラトリンログARB1200はバイブレーションルアーで注目されたラトルの機能をジャークベイトに最初に取り入れたのがARB1200です。
オリジナルログは数年前に復刻し販売していた時期がありましたが、現在は廃盤になっています。1950年代に作られたオリジナルログはプロトタイプの時点で完成度が高かった為そのまま販売される事になった珍しい経歴のルアーでもあります。
しかし、ジャックスミスウィック氏は当時のプロト用の金型を製品に使用する為に量産が難しく1日中休むことなくプレスしていたそうです。ご自身もログの何が優れていたのか理解していなかったので新しい金型を作っても同じものが作れないと考えていたようです。
ログが釣れる理由は現在は解明されており先ずはボディの六角形のウロコ模様でるバルコニウムがボディと水を乖離するので切れのある動きが生まれる点と装着されているリップが柔らかいビューレットいう素材を使用することで水圧の逃げ方で突発的なアクションがバスに効くと言われています。
しかし古いラトリンログの中にはリップが硬い素材で作られていた時代のモノがあるので、中古で購入する際は注意してください。
おわりに
今回はスミスウィック社のラトリンログARB1200のインプレ記事を書いてみました。あまりに有名なジャークベイトなのでインプレするのを忘れていました。
記事を読んでラトリンログARB1200を使ってみたいと思われた方はコチラから購入する事ができます。
1950年代から釣れ続いてるジャークベイトであるスミスウィックのログですが、子供の頃に最初に見た時は大丈夫?と思ったりしましたが使うと手放せなくなるジャークベイトです。
この記事が参考になれば幸いです。
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