スピナーベイトの重さによる使い分けとブレードサイズとの関係!

タクティカル フィッシング

バスフィッシングを楽しんでいるアングラーのみなさん、こんにちは!今回の「釣りたいバス釣り日記」では、「スピナーベイトの重さ」に焦点を当て、その使い分け方法を詳しく解説していきます! さらに、ヘッドウェイトの違いがブレードサイズにどのように影響するのかも掘り下げて紹介します。

ゾーンやリトリーブスピードに応じたスピナーベイト選びをマスターすれば、釣果アップに繋がるのがスピナーベイトです。

スピナーベイトの重さにはさまざまな種類があり、軽量なマイクロスピナーベイトは1/8oz、通常のスピナーベイトでは1/4ozから1ozまで幅広いラインナップが展開されています。

重さの使い分けのポイントは、まず狙う水深(ゾーン)を明確にイメージすること。そして、そのゾーンをどれくらいの速度でリトリーブするかを決定したうえで、最適なスピナーベイトのウェイトを選ぶことが重要です。

しかし、スピナーベイトの釣りを理想通りに楽しむためには、単にウェイトを選ぶだけでは十分ではない場合があります。

スピナーベイトのウェイトに加えて、ブレードのタイプブレードサイズといった要素が重要な役割を果たします。それらの選択が、スピナーベイトの動きや狙ったゾーンでの効果に大きく影響するからです。各要素を組み合わせて初めて、思い描いたフィッシングスタイルに近づくことができます。

今回はスピナーベイトのウェイトの使い分けを中心に様々な要因にポイントを置いて使い分けを紹介したいと思います。

では!!! スピナーベイトの重さによる使い分けとブレードサイズとの関係の始まりです(^O^)/


スピナーベイトの重さの表示はヘッドのウェイトが表記されている!

スピナーベイトの重さはオンス(oz)やグラム(g)で表記されますが、ルアーの重量にオンスが使用される場合、半減法が適用されています。たとえば、1オンスは約28gですが、1/2オンスであればその半分の約14gとなります。

筆者撮影 ウォーイーグル タンデムウィロー3/4oz

重要なポイントは、スピナーベイトのウェイト表記が全体の重さを示しているわけではないということです。

ウェイト表記はヘッドの重さを基準としています。そのため、1/4オンス(約7g)と記載されているスピナーベイトでも、ブレードやアームの重量を加えれば、実際にはそれ以上の重さになることを考慮する必要があります。

これは全体の重さで表示すると規則性が失われ、選びにくくなる可能性があるため、よりシステマチックで使いやすいようにヘッドウェイトのみを表記しているのではないかという考えです。


スピナーベイトの重さによる使い分けは狙っているゾーンとスピードで選ぶ!

スピナーベイトにはさまざまな重さがありますが、それは主に狙う水深(ゾーン)のコントロールリトリーブスピードの調整のためです。ルアーメーカーは、こうした理由から異なる重さのスピナーベイトを提供しています。

筆者撮影 スピナーベイトのヘッドの重さは狙いたいゾーンとスピードで選ぶ

ブラックバスをスピナーベイトで釣る際には、ターゲットの水深(ゾーン)とスピナーベイトを泳がせるスピードが釣果に直結します。バスプロのジミー・ヒューストン氏も「水中でスピナーベイトが見えるか見えないかの層を引くことから始める」とアドバイスしています。

ニュートラルスピードの重要性

スピナーベイトを使う際には、まず沈みも浮きもしない「ニュートラルスピード」を把握することが基本です。このスピードを理解したうえで、重さによる使い分けを考えていきます。

例えば、タンデムウィローの1/2オンス(14g)のスピナーベイトを「ニュートラルスピード」で使用した場合:

  • 3/4オンス(21g)のスピナーベイトを同じスピードでリトリーブすると、より重い分深い層を泳ぎます。
  • 1/4オンス(7g)のスピナーベイトを同じスピードでリトリーブすると、軽い分浅い層を泳ぎます。

スピード調整による違い

次に、重さに加えてスピードを調整する方法を考えます。 例えば、水深50cmをキープしながらリトリーブする場合:

  • 1/4オンス(7g)の軽いスピナーベイトなら、ゆっくり巻くだけで水深50cmをキープできます。
  • 3/4オンス(21g)の重いスピナーベイトの場合、同じスピードでは深く沈んでしまうため、スピードを上げる必要があります。

このように、スピナーベイトの異なる重さを活用することで、ゾーンとスピードを自在にコントロールすることができます。適切な重さのスピナーベイトを選ぶことで、狙った層での釣果を最大化できるでしょう。


スピナーベイトの重さ以外でもレンジとスピードがコントロールできる!

スピナーベイトのヘッドウェイトだけでなく、アイディア次第でレンジやリトリーブスピードを調整することが可能です。その具体的な方法をいくつかご紹介します。

引用 プラドコジャパンニュース
  1. アームの調整 スピナーベイトのアッパーアームとローアームの開きを絞ることで、同じ重さでもリトリーブスピードを上げられます。これにより、水面ギリギリの層をスピーディーに通す釣り方が可能になります。
  2. ブレードのサイズ変更 リトリーブスピードを上げたい場合、ブレードを小さいサイズに交換することで対応できます。これにより、同じ重さのスピナーベイトでも早く動かすことができます。
  3. バレットシンカーの使用 交換用のブレードがない場合、ワーム用のバレットシンカーを使用してスピナーベイトのウェイトを増やす方法も有効です。これにより、小型のスピナーベイトでも簡単にリトリーブスピードを上げることができます。

これらの方法を活用することで、釣り場や状況に応じた多様な使い方が可能になります。ぜひ、いろいろと試してみて、自分だけのスピナーベイトセッティングを見つけてください!


ヘッドウェイトの違いだけではスピナーベイトを理解するのは不十分!ブレードサイズによってフォールスピードに違いがある!

一般的には、同じブレードサイズでヘッドウェイトが異なるスピナーベイトでは、重い方(例: 3/4オンス)がより速く沈みます。しかし、市販されているスピナーベイトの多くは、ウェイトごとに最適なブレードを組み合わせているため、単純にウェイトだけを基準にすると、実際に狙いたいゾーンへ正確に送り込めていない場合があります。

実例: ブーヤ社のシングルコロラドスピナーベイト

以下のデータはブーヤ社のシングルコロラドのスピナーベイトの着水後3秒間のカウントダウンした時の沈んだ水深とリトリーブの軌道が記載されています。

  • 興味深い点として、1/2オンスのスピナーベイトはブレードサイズが大きいため、1/4オンスのスピナーベイトよりも沈む速度が遅いことがあります。
  • このデータは、フォールスピードやリトリーブ軌道が単純なウェイトだけで決まらないことを示しています。

こうした誤差を補正し、理想的な釣りを実現するために、サイズの異なるブレードを用意しておくことが有効です。これにより、より正確にイメージするゾーンでの釣りを楽しむことができます。


オカッパリで使うスピナーベイトの重さは1/4oz~1/2ozで決まり!

スピナーベイトに集中して釣りをするなら、1オンスから1/4オンスまでのさまざまなブレードタイプを揃えることが理想的です。しかし、オカッパリではタックルの量を制限したい場面も多く、スピナーベイトのタイプとウェイトを選ぶ際に工夫が必要です。

筆者撮影 ブーヤスピナーベイト1/2オンス

スピナーベイト選びの基準

  • シーズナルパターンに基づく選択
  • 春:スポーニングシーズンには、ビッグブレードのスピナーベイトで存在感をアピール。
  • 秋:ファーストリトリーブで攻めるなら、シングルウィロータイプが効果的。
  • 釣り場の状況に合わせる
  • 立木が多いフィールド:コロラドブレードのスピナーベイトで障害物を回避。
  • ウィードが多いフィールド:ダブルウィローで引っ掛かりを最小限に。

風のある日の対応

風が強い日はスピナーベイトが最適な状況ですが、軽すぎるウェイトではキャストが決まりにくくなります。そのため、1/4オンス~1/2オンス程度のスピナーベイトを選択すると安定感が増します。

また、レンジやスピードをコントロールするために、交換用ブレードを数枚用意しておくと釣り場での対応力が向上します。


おわりに

今回はスピナーベイトの重さによる使い分けとブレードサイズとの関係について紹介しました。スピナーベイトをこれから始めようと考えておられるなら、先ずは使い方の幅が広いシングルコロラドの3/8オンスと1/2オンスを使うのがおすすめです。

国産ではあまりシングルコロラドのスピナーベイトは見受けられませんが、今回の記事でも紹介したブーヤ社のシングルコロラドは使い易です。紹介したデータを頭に入れて使う事でイメージどうりにスピナーベイトを楽しめると思います。

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スピナーベイトの重さによる使い分けとブレードサイズとの関係!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^O^)/


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