「どこが違うの?」スミスウィック ラトリンログの種類と見分け方

タクティカル フィッシング

スミスウィック社の人気ジャークベイトであるラトリンログですが、大きさや浮力の違うサスペンドタイプなど様々な種類が販売されています。

フローティングタイプのARB1200やADRB1200そしてサスペンドのASDRB1200など見た目がほぼ一緒なので種類と違いが分からないと思います。

こんなに色々なタイプのラトリンログが販売されているので、何処を見れば見分けが付くのか知りたいと思われている方も多いと思います。

なので、今回はスミスウィック社のログの種類とよく似たログの判別する為のポイントを紹介したいと思います。この記事を読むことでラトリンログの違いを把握する事ができます。

では!!「どこが違うの?」スミスウィック ラトリンログの種類と見分け方の始まりです(^O^)/


ラトリンログ ARA1200・ARB1200・ADRB1200の見分け方と違い!

ARB1200とARA1200はボディの長さが違うので見た目で違いがスグに分かると思います。また、限界潜行深度も異なる点がポイントでもあります。ARA1200が1ft(30cm)でARB1200の限界潜行深度は2ft(60cm)と倍の深さの違いがあります。

品番ボディレングス 限界潜行深度 
ARA1200 3 1/2in1ft
ARB12004 1/2in2ft
ADRB12004 1/2in4ft

ARA1200は2024年現在は廃盤になっており手にする事が難しくなっています。中古ルアーショップ等で見かけた時に手に入れて見てはどうでしょうか。

ARB1200とADRB1200も同じく倍の深度の差がありラトリンログを60cm~1m20cmのゾーンで使い分けて使用する事もできます。


ラトリンログARB1200とラトリンログADRB1200を見分ける方法

ARB1200とADRB1200を見分ける方法は限界潜行深度が違うのでリップの長さが異なります。写真上がADRB1200下がARB1200です。

上 ADRB1200 下 ARB1200

リップの長さを見るとADRB1200の方が長いので見分けてが着くと思います。また、リップの大きさだけではなく、硬さも違いADRB1200のリップは厚みがあって硬いです。

ラトリンログARB1200とADRB1200は内部に入っているラトルの素材や大きさも違うようです。ラトリンログARB1200の方がスピナーベイトに付いているビーズが11個入っておりADRB1200の方は小さな鉛玉が10個入っています。

アメリカンルアーショップSAVAMさんのBlogで実際にボディを削って内部のラトルの違いをチェックしているのでコチラの記事も参考にして下さい。


番外編 ラトリンログARB1200とオリジナルログAB1200の見分け方

こちらも随分前に生産が終了した廃盤のオリジナルログAB1200とラトリンログARB1200の違いをみて行きたいと思います。スミスウィック社からログが誕生した時はラトルは入っていませんでした。そのログを復刻したのがオリジナルログAB1200です。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20240225_1120180551-edited-1-scaled.jpg
上AB1200 下ARB1200

外見から分かる点としてはスプリットリングがオリジナルログAB1200には真鍮製のスプリットリングが使用されている点です。そして、大きな違いとしてはオリジナルログAB1200にはラトルは内蔵されていません。

発売した時のカラーラインナップとしてスミスウィック社の定番カラーとヒロ内藤さんのスペシャルカラーがラインナップされていました。写真のオリジナルログAB1200はヒロ内藤さんのスペシャルカラーです。

※スミスウィック社のログの開発の歴史やログがナゼ釣れるかについても記事にしていますので、よろしくお願いします。


「これで完璧!」サスペンドタイプのラトリンログの種類と見分け方

パーフェクト10やASSRB1200はボディの長さやリップが大きいので見た目として大きく違いがあるので判別しやすいですが、サスペンディング・ラトリンログとELITE8ではボディの長さが同じなので判別がしずらいです。2024年現在ELITE8は廃盤になっています。

品番ボディレングス限界潜行深度
ASDRB12004 1/2in 6ft
ELITE84 1/2in 8ft
パーフェクト105 1/2in 12ft
ASSRB1200    6.0in10ft

でも、よく見るとサスペンディング・ラトリンログとELITE8では違いがあるのでポイントを抑えると判別が出来ますので見て行きましょう。


サスペンディング・ラトリンログASDRB1200とELITE8の見分け方

ASDRB1200とエリート8はボディの長さが同じなので見た目に区別がしずらいですが、リップの長さがELITE8の方がサスペンディング・ラトリンログと比べると長く作られています。

左ASDRB1200 右ELITE8

ASDRB1200のリップにはSuspending Rogueと記載されています。ELITE8のリップにはELITE8と刻まれていますので区別はできます。


番外編 サスペンディング・ラトリンログには2種類のボディ塗装があります

サスペンディング・ラトリンログにはボディの塗装が2種類あり、ログの特徴でもある盛り上がったウロコ模様が厚手のクリア塗装されているログとARB1200のように盛り上がったウロコ模様の2種類があります。

写真上 塗装薄い 下 塗装厚い

理由は不明なのですが、製造年代なのかカラーの違いで塗装を変えているのかも知れません。ログの塗装方法には2種類ありウロコ模様が盛り上がっているログは水の剥離が良いので動きに切れがアリ、逆にクリアコートされたログは水がまとわり付くので切れが抑えられたアクションになると考えられます。

低水温期はクリアコートされたサスペンディング・ラトリンログを使い高水温期には塗装の薄いサスペンディング・ラトリンログを使うなど使い分けて使うのもいいかも知れませんね。


現代的なジャークベイトの機能を盛り込んだサスペンディングスーパーログ

スミスウィック社のサスペンディングスーパーログASDRD1200とサスペンディングスーパーログジュニアASDRE1200です。スーパーログにはフローティングタイプも販売されていました。

上ASDRD1200 下ASDRE1200
品番ボディレングス ウェイト 
ASDRD12005 (inch)5/8 (oz)
ASDRE12004 1/8 (inch)5/16 (oz)

サスペンディングスーパーログはサスペンディングとありますが、比重調整はスローライザーと呼ばれるゆっくりと浮く比重設定にされています。

リップとボディが一体成型されており、なので、取り付けリップとは違いアクションのレスポンスは上がっていると考えられます。また、サスペンディングスーパーログシリーズは重心移動システムが搭載されています。アメリカンルアーにしては現代的な機能を備えたジャークベイトです。


番外編 不人気でスグに廃盤になったディッドスティク ログ

デッドスティック ログはスーパーログによく似たデザインですが、リップの長さが短いのでそこで判別する事ができます。デッドスティック ログのスペックは ASJRD1200 5in 3/8oz #6Hks サスペンディングタイプのジャークベイトになってます。

ASJRD1200

タダ巻きでもジャークでも動かない特殊なログだったのでスグに廃盤になりました。当時のカタログに使用方法が紹介されていますが、最大の特徴はサイトフィッシングで使うことを念頭に置いていると書いてあります。

そしてリップが極端に短いのもあえてそうしているようでジャーキングでのルアーの切れは良いと書かれています。

ジャークベイトの切れとは色々感じ方が人それぞれでしょうが、ジャークベイトが停止したその場から次の場所に移動するスピード感と解釈してください。動かし方はジャーキングとトゥイッチングの間くらいとカタログには書かれています。


おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。今回はスミスウィック社のラトリンログの種類や判別の方法を紹介させて貰いました。

ログシリーズは様々あり廃盤になったモデルなども多いので全てを紹介することは難しいですが、出来る範囲で紹介してみました。手持ちのログがどの様な品番でどの様なモデルなのか区別する事が出来たのなら嬉しく思います。

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「どこが違うの?」スミスウィック ラトリンログの種類と見分け方の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!!よい釣りを(^O^)/


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