「軽妙洒脱!」スティーズ ファイア フラッシュのインプレ!

ロッドインプレッション

今回のロッドインプレッションはスティーズ・ショアコンペティションシリーズのファイア フラッシュSC S64L-SV・STです。川村光大郎氏がオカッパリの釣りをする上で考え尽くされたロッドシリーズです。

スティーズ・ファイア フラッシュはスピニングの釣りにおけるバーサタイル性能を追求したロッドになっています。フィネスワームの釣りからシャッドや小型のミノーなども使える汎用性の高いロッドです。ロッドブランクスもSVF COMPILE Xを使いX45フルシールドでロッドのネジレを抑えています。

ファイア フラッシュの大きな特徴はMEGATOPと呼ばれるカーボンソリッドを使用している点です。感度を損なわず、スタックしたワームを優しく外す事ができる様になりました。

では!! 「軽妙洒脱!」スティーズ ファイア フラッシュのインプレ!の始まりです(^O^)/


スティーズ・ファイア フラッシュを使用して感じた事を紹介!

スティーズのファイア・フラッシュの使用感を感じる為に、2024年6月1日と6月2日に淀川へ行って来ました。ファイア・フラッシュを初めて見て感じるのは、ロッドブランクスの美しさだと思います。ワインレッドにパープルカラーが混ぜった様な独特なカラーです。

太陽光の入り方で、色彩が微妙に変化するので見ているだけで所有感が増します。その他のShore・Competitionのロッドも美しく川村光大郎氏のコダワリを感じます。

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レールシートやグリップ周りも使い易く進化しています。グリップは前作のキングボルトFスペックと同様、ラッパ形状になっており、人差し指を添えた時のフィット感は最高ですし、細かい操作感も増します。素材は感度の向上を狙っているかコルクグリップで見た目も自然なテイストに落ち着いています。

リールシートは飴色に輝き美しくなっています。また、キングボルトFスペックとは異なり、段差を排除したデザインになっていますので。中指と薬指の間のフィット感は向上した印象です。

リールの取り付けノブを回すとキングボルトFスペックはラチェット音がしましたが、ファイア・フラッシュは音がしないので、この辺の高級感は損なわれました。ガイドも小径のモノが使われているので、見た目の野暮ったさはなくなりました。

小径ガイドに成った事でのキャストフィーリングは損なわれておらず、ファイア・フラッシュの方が振幅が少なく感じました。ソリッドティプと言われないと分からない位に綺麗な曲がりをしてくれるのでキャスティングも違和感が無く快適でした。

キングボルトFスペックを使用してダウンショットリグで移動する際、シンカーを引っ掛けるのに苦労しイライラすることがありました。しかし、ファイア・フラッシュのフックハンガーは前方に配置されており、フックやシンカーを引っ掛けやすく、キングボルトFスペックを使用するよりも快適です。

ファイア・フラッシュのセパレートグリップは間隔が広くなったことで、デザイン性がアップしています。また、エンドグリップの上部が平らになっているので、バスを掛けた時に肘を付けてロッドを保持してファイトがしやすくなりました。

チョットしたデザインの変更ですが、とても扱いやすくなっていますし細部までコダワル、川村光大郎と言うアングラーの凄さを感じてしまいます。


スティーズ・ファイア フラッシュでフィネスワームの釣りを楽しんだ!

今回の釣行でのタックルセットアップはリールはダイワ ルビアスFC LT2500Sにラインはダイワのデュラセンサー+Siの0.6号にユニチカのコンパクトショックリーダー5lbをサージェンスノット&ハーフヒッチで結束して使いました。

先ずは虫系のワームのノーシンカーをキャストしてみました。ワームはスミスのモッサ2.2にニシネルアーワークスのドロップショットフックをセットしています。総重量は2.5g程度ですが、しっかり飛距離も出ますし、ロッドを立てて水面で細かく動かすアクションも繊細に行う事ができます。

次に使用したのが、ブレーバーマイクロのダウンショットリグです。1日の釣行ではこのリグで掛けたのですが、写真とは違いマスバリ仕様だったせいかバラしてしまい入魂ならずでした。

操作感はソリッドティプとは思えない感度を持っていますし、カバーにスタックした後も優しく外す事ができるので、更にライトリグの釣りの精度が上がった感じがします。

ダウンショットリグに使用しているシンカーは1.3gのタングステンシンカーです。高感度のロッドとの組み合わせで使っていると鉛のシンカーとの違いが分かりすぎてしまいます。ロッドもそうですが、全てのタックルバランスを整える事で、ロッドの性能を発揮すると思います。

そして、翌日にリベンジ釣行に行って来ました。まだ、淀川はスポーニングが続いていたので、サイトフィッシングが楽しめます。丁度、足元にペアリングしていたバスを発見したので、ブレーバーマイクロのダウンショットで怒らせるとバイトして来ました。

淀川で釣れた55cmのバス

途轍もない力で引っ張られドラグは出っぱなしで主導権を与えてもらえません。この時にエンドグリップが平らだったので肘にグリップエンド当てがっう事ができて良かったです。しかし、バスの動きは止まらず、アシを突き抜けてへら台の下へと逃げ込んでいきます。

ボクもこのままでは、ラインが切れるのでバスを追いかけ無理くりへら台と足の中からバスを引きずり出してランディングできました。このサイズになるとスピニングタックルは厳しいですが、タックルバランスが良かったのか、運が良かったのか分かりませんがバスをキャッチできました。

興奮冷めやらないのですが、インプレを続けていきます。次はスクパーフロッグをダウンショットリグで試してみました。シンカー3.5gと1.8gです。操作感は3.5gではワームの動きは良いのですが、ロッドの操作は使いづらく感じました。

1.8gだと動きがゆっくり過ぎたのでロッドの操作感は良いですが、もう少し重いウェイトの方が良さそうです。ノーシンカーでも使いましたが、ノーシンカーはキャスタビリティーも良く操作性も良いので使っていて楽しかったです。

スティーズ・ファイア フラッシュでホバストに挑戦してみました

55cmのバスが釣れて以降はボトムや中層での釣りにイマイチ反応が良くなく唯一、子バスも含め反応したのがホバストの釣りでした。ホバストと言ってもタックルセットアップはそのままなので、簡易的なホバストです。

ルアーはPDLスーパーホバリングフィッシュやOSPのマイラーミノーにフックとウェイト0.3gはリューギ社のモノを使いました。

このセッティングで、何とか1匹は釣る事は出来てホバストデビューを果たしましたが、フロロ5lbではラインが重いので、ワームの移動距離が大きくなります。また、ファイア フラッシュではアクションを与えていても腕が疲れてしまうので、ホバストには余り向いていないと感じます。

簡易的なホバストは出来るので、必要な場面ではファイア フラッシュを使ったホバストやミドストを試してみてもいいのではないでしょうか。


スティーズ・ファイア フラッシュでハードルアーの釣りを楽しんだ!

スティーズのファイア・フラッシュを使ってハードプラグの使用感を感じてみました。最初にOSPのジャークベイト、ドゥルガ73Fを使ってみました。ドゥルガ73Fは全長73mm、ウェイトが4.4gという小さめなジャークベイトです。

ファイア・フラッシュでジャークしてみましたが、キャスト時も投げやすく動かしていても、ソリッドティプですが、違和感なくドゥルガ73Fを快適に使用する事ができました。

O.S.P DURGA 73 F

今までは、ドゥルガ73Fを使う時はベイトフィネスタックルで使っていましたが、これからはファイア・フラッシュでも使っていきたいと思います。この辺りのジャークベイトの釣りはハマれば強力なので楽しみです。

次にO.S.Pのシャッドプラグ、ハイカットFを使ってみました。ハイカットFはレングスが60.0mmウェイトが5.1gのシャッドプラグです。 シャッドなので少し巻き抵抗があるのですが、通常のリトリーブスピードでの使用感は許容範囲内です。 

O.S.P HighCut F

しかし、ラッキークラフトのベビーシャッド50も使ってみましたが、ハイカットFと比べると、ボク的には3.2gのベビーシャッド50の方が使っていて快適です。理由はファイア・フラッシュで高速リトリーブした時のロッドに掛かる抵抗の感触がパワー負けしている感がある為です。

次にOSPのベントミノー86を使ってみました。ベントミノー86は86.0mmのレングスでウェイトが5.9gあります。5グラムを超えだすとキャスト時にルアーウェイトがロッドに乗ってよっコラショ感が出てきます。もうひとサイズ小さい方が使い易そうです。 

BENT MINNOW 86 F

ベントミノー86はそんなに水圧が掛かるルアーでも無いので、トゥイッチやパニックアクションもさせる事は全然できます。

ティムコのグリマー6は60mmの全長でウェイトが4gです。キャストのフィーリングはとても良いです。ファイア・フラッシュで扱うプラグのウェイトはボク的には5グラムまでのプラグが扱いやすいと感じました。

ティムコ Glimmer 6

連続トゥイッチをさせてグリマー6にロールアクションを与えるのですが、ソリッドティプのおかげかキングボルトFスペックよりも余計な力が入らず、やり易く感じました。

最後にダイワのメタルバイブSSの5gを使ってリフト&フォールとステディーリトリーブで使用して見ました。飛距離は言うまでもなくカッ飛んでいきます。

リフト&フォール時にはメタルバイブSSのバイブレーションはしっかり感じ取る事ができますし、着底した瞬間もロッドを通して感知することができます。今年はスピニングタックルを使った夏や冬のメタルバイブの釣りが楽しめそうです。

ダイワ メタルバイブSS

スティーズのファイア・フラッシュは、この辺りのルアーが快適に扱えるので、スピニングタックルだけでも色々なルアーを使った釣りが楽しめます。前作のキングボルトFスペックよりも使用できるルアーの範囲が広がった印象です。


おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます。数年前からスピニングタックルを使った釣りを復活させましたが、道具の進化によって数十年前とは違い快適にフィネスな釣りが楽しめ大きな魚も獲れるようになったんだと感心しています。

今回のインプレッション記事を読んでダイワの『スティーズ・ファイア・フラッシュ』を使ってみたいと思われたら、下記のリンクから購入する事ができます。

「軽妙洒脱!」スティーズ ファイア フラッシュのインプレ!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^O^)/


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