バスフィッシングを愛されているアングラーのみなさん、こんにちは! 今回の釣りたいバス釣り日記は、スミスウィック社の「ADR5パーフェクト10ログ」をインプレションしたいと思います。
ジャークベイトの釣りをされる方にとって、スミスウィック社のログは外せないジャークベイトの一つです。今回紹介する「ADR5パーフェクト10ログ」は早春のランカーバスを狙う人に人気なモデルです。
ボディサイズはARB1200と比べると大きく、5.1/2インチもあるので使用に躊躇される方もいますが、ボディサイズが大きいことで、大きなアクションから小さなアクションまでロッドワークで演出できるのが、パーフェクト10ログの特徴だと思います。
ボクが通う淀川では、早春に「ADR5パーフェクト10ログ」を使用した釣りでは目立った成果は得られませんでした。
しかし、スポーニングシーズンに入ってからは、そのルアーの特徴的なボディの大きさを活かした釣りを楽しむことができました。
この時期のバスは威嚇本能が強く、その本能を刺激するために「パーフェクト10ログ」の存在感が抜群でした。特に、大きなボディがバスの注意を引き、アグレッシブな反応を誘発する点で効果的だったと感じています。
では!! スミスウィックADR5パーフェクト10ログのインプレッション の始まりです(^O^)/
スミスウィック社の「ADR5パーフェクト10ログ」をインプレション
今回の「ADR5パーフェクト10ログ」のインプレッション釣行は、4月中頃の淀川で行いました。桜も満開に咲き誇り、一部は青葉が見えだしている季節の中で淀川中流域のワンドには、スポーニングへ向けた行動をするブラックバスの姿が確認できます。
ブラックバスの産卵行動を理解しておくことで、アングラーがどの状態のバスを釣る為のアプローチをするのか考えて釣りを組み立てていく事が大切になります。
「ADR5パーフェクト10ログ」をこの時期に使ったのは、ボディサイズにあります。所謂、デカログサイズの5.1/2インチもあるので、存在感が凄いです。
しかし、アクションのレスポンスはとても良く、ログ独特のロールアクションをしてくれます。使っているうちにスグにボディが削れているのは、良いアクションをしてくれている証です。

「ADR5パーフェクト10ログ」の魅力の一つは、10ft(約3.0m)から12ft(約3.6m)の潜行深度を誇る点です。この深さは一見、オカッパリでの使用には不向きと思われがちですが、実は工夫次第で1m程度の浅いレンジでも十分に活用できます。
このルアーはサスペンドタイプでありながらスローライザー設定を備えており、ゆっくりと浮き上がる特性を持っています。この特性は、産卵期のバスが持つ天敵への攻撃性を引き出すのに役立ちます。特に、サスペンド状態で存在感をアピールすることが重要となります。
さらに、スローライザーの特徴を活かし、ジャーク&トゥイッチの後に1秒ほどのキル(静止)を入れると、ゆっくりと浮上します。また、ロッドアクションを上方向にしたり、キャスト距離を抑えることでボトムにコンタクトせずにトレースすることが可能になり、効率的なアプローチが実現します。

この時期の釣りでは、「ここぞ」と思うポイントを数回にわたり丹念に確認することが重要です。実際、この日写真に収めたバスは、一方向から数回キャストしても反応がなく、逆方向からアプローチした数回目のキャストでようやくバイトしてきました。
また、別日では「ADR5パーフェクト10ログ」をサーチベイトとして使用していた際、足元でルアーを追い払うような行動を示すバスを目撃しました。その後、チューニングを施したロングビルログを投入したところ、バイトには成功しましたが残念ながらフックアウトしてしまいました。
春の季節は、ベッドを形成していないバスであっても産卵行動に関連して非常に攻撃的になることが特徴です。この特性を活かしたルアー選びやアプローチ方法が成果につながる可能性が高いでしょう。
「ADR5パーフェクト10ログ」を楽しむ為のタックルセットアップ
今回、「ADR5パーフェクト10ログ」を最大限楽しむために組んだタックルセットアップを2種類紹介します。
1つ目のセットアップでは、ロッドにヒロイズムのウィザード64CSW2を選び、リールにはスティーズリミテッド7.1を使用しました。そしてラインにはシルバースレッドSARの20lbをスプールすることで、パーフェクト10ログの釣りに適した組み合わせを実現しています。このセットアップは、「ADR5パーフェクト10ログ」の特徴を最大限引き出し、様々なシチュエーションで活躍する構成と言えます。

ウィザード64CSW2はミディアムヘビーアクションのロッドで、一見「ADR5パーフェクト10ログ」にはオーバーパワーかと思われましたが、実際には驚くほど少ない力でルアーにアクションを伝達することができ、非常に使いやすいと感じました。一回一回のジャークでは、リップに受けるテンションを感じながら適度なスラックを与える釣りができ、ミディアムヘビークラスのロッドを使う事で、ログの動きにメリハリを与える点で非常に面白かったです。
さらに、このロッドは6.0フィート以上の長さがあるため、ロングキャストが容易で、春の時期にパワーのあるバスを掛けた際も、主導権をアングラー側がしっかり保ちながら安心感のあるファイトを楽しむことができました。

2セット目のタックルセットアップでは、ロッドにヒロイズムのカプリコーンTW2を選び、リールにはスティーズ7.1を使用しました。そしてラインにはシルバースレッドSARの20lbをスプールすることで、多段ジャークを多く取り入れたいという目的に適した構成としています。
カプリコーンTW2はミディアムアクションのファーストテーパーロッドであり、「ADR5パーフェクト10ログ」のようにリップが大きく、抵抗の強いジャークベイトの操作にもパワー負けせずに対応できる点が特徴です。一方で、ミディアムライトクラスのロッドパワーでこのルアーを扱う場合は体力的な負担が大きくなる可能性があります。
さらに、カプリコーンTW2は5.5フィートという短めのロッドレングスを持つため、ピンスポットへのキャスタビリティーが優れており、アフタースポーニングの時期に「ADR5パーフェクト10ログ」のような大型ジャークベイトを扱う際に特に適していると感じました。
「ADR5パーフェクト10ログ」のスペック
スミスウィック ADR5パーフェクト10ログは、特に低水温期や春のバス釣りで力を発揮するジャークベイトです。その特徴を以下にまとめました。

サイズと重量: 長さ約13.59cm(5-1/2インチ)、重量約18.87g(5/8オンス)の大型ボディ。
潜行深度:
- リーリング: 約10ft(3.0m)~12ft(3.6m)
- トローリング: 約12ft(3.6m)~15ft(4.5m)
アクション: トゥイッチ時にロールアクションを伴い、左右にふらつきながらベイトフィッシュのきらめきを再現。
サスペンドモデル: 水中で一定位置を保つ能力で低水温期のバスに適し、特にスローライザー設定が特徴。
ログロール: ベイトフィッシュの横光りを模した「ログロール」アクションでバスを引き寄せ、攻撃性を引き出します。
フック: ガマカツ製の高品質フックが装備されているが、製造時期による仕様変更がある場合があります。
このルアーは、特に冬や春の低活性のバスをターゲットにする際にその威力を発揮します。また、最先端技術が活かされたカラーパターンと、ログシリーズ独特のアクションが、釣果を最大化するための効果的な選択肢となっています。
おわりに
スミスウィック「ADR5パーフェクト10ログ」のインプレッション記事はいかがだったでしょうか?。今回の釣果を「IKE-Pの釣れづれ日記」にも投稿して頂いたのですが、記事の中でデカログの再販についても触れられています。
限定生産されたサスペンドタイプの「ASDRC1200」が限定販売されたので、デカログの再販も期待されたのですが、残念ながらプラドコから断られたようです・・(^_^;)
でも、スミスとしては古き良きアメリカンルアーの復活に奔走してくれているので、今後に期待したいですね。
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また、Amazonからキンドル本「アメリカンルアーの歴史と起源」を販売しています。ルアーの誕生秘話や歴史に興味がある方は一読して下さい。キンドル・アンリミテッドに契約されている方は0円で読むことができます。
スミスウィックADR5パーフェクト10ログのインプレッション の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^_^)v
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