10分で学べるバレットシンカーの使い方! 基礎と応用!

ワーム

バレットシンカーとはワームフィッシングにおいて使用頻度の高いウェイトですが、名前の由来は銃に使われる弾丸の形に似ている事からネーミングされました。

バレットシンカーの使い方はワームフィッシングの基本となるテキサスリグやキャロライナリグから学ぶと理解が速いと思います。何故ならテキサスリグやキャロライナリグはワームフィッシングの基本だからです。

この記事では、バレットシンカーの重さの表記やウェイトの選び方の基本的な考え方や、シンカーの素材や形状の違いによるバレットシンカーの特性も紹介します。

また、バレットシンカーを使ったリグをプラグやスピナーベイトと組み合わせる事でルアーの機能を使い切ることが出来ます。

それでは! 10分で学べるバレットシンカーの使い方! 基礎と応用の始まりです(^O^)/


基本編! バレットシンカーの使い方 ワームやプラグと組み合わせて使う!

ウェイトも時代と共に釣り場の状況に合わせて選択できるように多様な種類のウェイトが作り出されていますが、一般的にバレットシンカーを使ったワームフィッシングのリグはテキサスリグとキャロライナリグが挙げられます。

まず、ワーム釣りの基本とも言える障害物の回避力の強いテキサスリグですが、テキサスリグが誕生したのが1960年のテキサス州だと言われています。なので、その頃からバレットシンカーは使われていたのかもしれませんね。

そしてディープのストラクチャーやエリアを広範囲に探るのに適したリグがキャロライナリグです。現在は様々なキャロライナリグ用のシンカーが発売されていますが、バレットシンカーを使っても問題はありません。

そして、応用編としてリップレスクランクベイトやジャークベイトそしてスピナーベイトとバレットシンカーを組み合わせることルアーを使い切ることを学びましょう。


ワーム釣りの基本はバレットシンカーを使ったテキサスリグ!

バレットシンカーの使い方で最初に覚えるリグはワームフィッシングの基本といわれるテキサスリグです。テキサスリグはワームのタイプを選ぶ事もなく使えるリグなので必ず覚えておきたいリグの一つです。

テキサスリグ

テキサスリグの作り方は至って簡単です。メインラインにバレットシンカーを通してから、オフセットフックとメインラインを結びます。

オフセットフックのギャップの長さを通したらワームから抜きオフセットフックを反転させてフックポイントをワームに再度刺し通して上の写真のように取り付ければ完成です。

ここでは文章に限りがあるので、テキサスリグの詳しいリグり方や基本的な使い方などの情報は下記のリンクの記事を読んで確認して下さい。


バレットシンカーの王道リグ! バレットシンカーを使ったキャロライナリグ!

キャロライナリグ

ワームを使ったリグでもう一つ押さえておきたいリグがキャロライナリグです。メインラインにバレットシンカーとビーズを通してスイベルに結びます。スイベルからリーダーラインを取ってワームを取り付けます。

キャロライナリグは重めのシンカーを使ってディープのストラクチャーを釣るのに適していますし、ウィードフラットのような場所をワームで広範囲にチェックするのに便利なリグです。

シンカーとワームの距離があるのでワームの動きはノーシンカーワームのようにゆっくりフォールするのが特徴です。

キャロライナリグの詳しいリグり方や基本的な使い方などの情報はリンクの記事を読んで下さい。


バレットシンカーとクランクを組み合わせたキャロライナリグ

引用 プラドコジャパンニュース

バレットシンカーを使ってシャロークランクをキャロライナリグとして使う方法もあります。デーブに動きの良いシャロークランクを送り込むことができます。

クランクベイトは限界潜行深度が決められていますがバレットシンカーを使う事で潜行深度の概念が取り払われます。シンキングのシャロークランクベイトを作ればいいと考えてしまいますが、浮力が無くなる事でアクションやディスプレイメントの効果が得られません。

なので、シャロークランクをキャロライナリグで使う方法が理にかなっています。使うルアーをクランクベイトからシャッドタイプのルアーを使っても効果的です。

この釣りをヒロ内藤さんがYouTubeで紹介しています。動画はキャロライナリグではなく廃盤になってしまったブーフレックスリグを使っていますが、キャロライナリグとやっている事は同じです。

この動画でヒロ内藤さんがリグの利点やこのリグを使った攻め方のポイントを解説しています。


バレットシンカーとジャークベイトを組み合わせたサスペンドチューン

引用 プラドコジャパンニュース

ジャークベイトの釣りでジャークベイトのアクションを止めて0.5秒~1秒の間ジャークベイが停止することがバスを釣る上で重要になります。天候やフィッシングプレッシャー等でバスがルアーにアタックしなくなるとこの時間は伸びます。

では!停止時間を伸ばすのにジャークベイトのボディに板オモリを貼る方法があります。これも良い方法なのですが、ジャークベイトのボディに直接ウェイトを足す事でジャークベイトの動きが小さくなる欠点があります。

バレットシンカーとシンカーとシンカー止めを使う事で動きを損なわずにサスペンドジャークベイトの浮力を作り出す方法が上の図の方法です。この方法だとジャークベイトの浮力を殺さないので動きが良いです。ボクも実際に動かして見ましたがウェイトが動きの邪魔はしません。

ヒロ内藤さんのYouTube動画でもこの釣りが紹介されています。使用しているルアーはスミスウィック社のラトリンログARA1200にバレットシンカーではなくかみつぶしオモリ1.5gを使っています。

動画を見てもらうと分かりますが、ジャークベイトの動きは損なわれていません。喰い渋った時にウェイトを足すだけで出来るチューニングですからやらない手はないです。

ウェイトとジャークベイトの間隔は1cmほど取っておくとキャスタビリティーを損なう事もなく使い易いです。


リップレスクランクベイトを簡単にバレットシンカーで深度調整!

リップレスクランクベイトにバレットシンカーを組み合わせて更に深いゾーンへリップレスクランクベイトを送り込む事ができます。

1/2ozのリップレスクランクベイトに1/4ozのバレットシンカーを追加する事で3/4ozのリップレスクランクベイトで引けるゾーンを攻略することができます。スピードを上げたリトリーブをしたい時にも有効な方法です。

ヒロ内藤さんの動画で紹介されていますので、こちらを参考にして下さい。動画の目次に水深3m前後を攻めるための調整と言う11分56秒からのキャプチャーをクリックするとこの釣りのリグり方や概念を学ぶ事ができます。


バレットシンカーによるスピナーベイトのゾーンとスピード調整

引用 プラドコジャパンニュース

スピナーベイトとバレットシンカーを図のように組み合わせてゾーンとスピードの調整をする事ができす。やり方はリップレスクランクベイトの時と同じですが有効な方法です。

1/4ozのスピナーベイトしかない場合に1/4ozで引いていたゾーンをバレットシンカーを加える事で1/2ozのスピナーベイトを引いているスピードまでスピードを上げることが出来ます。

バレットシンカーがスピナーベイトに接触しないようにシンカー止めを使って前後から止めると動き出しも良く違和感なく使えます。


グラムそれともオンス? バレットシンカーの重さの表記を知ろう!

バレットシンカーの重さの単位はアメリカと日本では異なります。日本はグラム(g) アメリカはオンス(OZ)表記になります。1オンスが28グラムになりますので、その半分の14gが1/2ozとなります。

このようにアメリカのウェイトは半減法を用いています。

釣り場でシンカーの重さを選ぶ基準は使用するウエイトで水底が感じ取ることが重要になります。例えば、5/16ozのシンカーでボトムが感じ取れないとしたら重さを1/4ozに上げてボトムが感じ取れるようにするのが基本です。

地形変化を確認する為にもシンカーでボトムを感じることはワームやジグで釣りをする上でとても重要なテクニックです。ボトムを感じ取れるウエイトから使って徐々に軽くしていくとウェイトを感じるトレーニングになります。


「使い分けてます?」バレットシンカーの形状による使い分け!

図の左のウェイトはルアーショップでよく見かけるタイプの頭部が丸いシンカーは通常のバレットタイプのバレットシンカーです。とても万能なシンカーでテキサスリグやキャロライナリグのシンカーとして使われています。

シンカーには様々なデザインがあるのですが、ウィード等のソフトカバーの奥までワームを送り込みたい場合には、形状が細くテーパーが付いた、図中央のネガティブテーパーのシンカーがあります。

そして通常のバレットシンカーと共によく目にするシンカーのデザインが図の右のウェッジタイプです。ウェッジタイプのシンカーも障害物をすり抜けやすいデザインのシンカーです。

バレットシンカーの形状を使い分けることでバスの居場所へワームを届ける事ができます。テーパーのきついネガティブテーパーやウェッジタイプのシンカーを使用する事でカバーの奥へワームを送り込む事が出来きます。


バレットシンカーの材質による特徴とコストパフォーマンス!

・鉛

・ブラス

・タングステン

バレットシンカーは現在は主に鉛・ブラス・タングステンの3種類の金属で作られています。それぞれにの金属による特徴や使用感があるので見て行きましょう。

鉛で作られたバレットシンカーは一般的なシンカーの素材です。鉛は金属としても柔らかい素材で、削ったりプライヤーで切ったりしてウエイトの微調整が可能ですし価格も安価なコスパの良いモノが多いです。

しかし、鉛は毒素があり脳や肝臓に蓄積する危険があります。鉛中毒を起こすので環境や人体にも悪影響を与えると考えられ鉛のシンカーの使用を控えるアングラーも増えています。

鉛に比べて硬質な素材が真鍮素材です。ブラスは鉛に比べ硬質な素材なので感度は鉛よりもあるので、ボトムの状況などが感じやすくなります。

また、硬質なブラス素材はキャロライナリグではシンカービーズが接触する事で音を発します。この音でバスにアピールさせます。テキサススタイルにビーズを加えたシェイキングやドゥードゥリングも同じ効果が得られます。

タングステン素材は銀灰色の非常に硬く重い希少金属なのです。高級切削刃物の素材としても使用されたりする高価な素材です。希少金属なのでコスパは悪いです。

タングステンは硬い素材なので、真鍮と比べても感度がよく湖底の状態を感知するのに優れたシンカーです。同じ大きさなら、鉛と比べて重いので、同じ重さでもタングステンの方が形状がコンパクトになります。また、鉛のような毒性はないので、環境にやさしい金属です。


「バレットシンカーの収納!」シンカーのウェイトが一目で分かる収納が大事!

リューギ タンク

バレットシンカーを使うにあたり、深い場所や流れのあるエリア、ワームをリアクションで食わせたい場合などはウェイトが重いバレットシンカーが必要ですし、逆にバスがタフで活性が悪い場合は沈下速度を落とすためにバレットシンカーのウェイトを軽いモノをセットします。

シチュエーションに応じてシンカーのウェイトを変える必要があるので、様々なウェイトを用意し釣り場へ持って行く必要があります。

バレットシンカーの収納方法は様々あります。仕切りの入ったプラスチックケースに収納したり、パッケージごとリングで束ねて持ち歩く方法もあります。

ボクはバレットシンカーを持ち歩く場合はプラスチックケースに収納しています。大量に様々なシンカーを持ち歩く場合はリューギのタンクを使っています。


おわり

今回はバレットシンカーの使い方を紹介しました。一般的にはバレットシンカーはワームフィッシングで使う事が大半です。シンカーも鉛のモノから環境に配慮したタングステンシンカーが販売されています。高価ですが感度も良くコンパクトなので根掛かりの軽減にもつながります。

ワームだけでしか使わないと思われがちのバレットシンカーですが、プラグやスピナーベイトと組み合わせることで、ルアーの機能を使い切ることが出来ますので、試してみて下さい。

ボクはTwitterでもバスフィッシングの情報を発信しています。記事を読んで興味を持ってもらえたら「Twitterのフォローやいいね!」を頂けると今後の活動の励みになります。

10分で学べるバレットシンカーの使い方! 基礎と応用!の記事でバレットシンカーの使い方の発想が広がれば嬉しいです。

では!! よい釣りを(^O^)/


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