バスフィッシングを楽しまれているアングラーのみなさん、こんにちは!今回の釣りたいバス釣り日記は、ブラックバスに見破られにくい「ラインの色」やラインの種類について書かれた「Do Fish See Line?」を釣りたいバス釣り日記が読みやすく編集してお届けします。
ブラックバスの目は、色の認識が出来る機能を備わっています。赤色に対しては微妙な違いの識別も出来るそうです。しかし、青色に対しては微妙な変化は認識出来ていないとされています。
では、どれ位の色の識別が出来るかをオクラホマ州立大学でブラックバスの研究をされていた、「ローレン・ヒル博士」がブラックバスは26色の色の認識をする事を研究の中で結論づけます。
どのような研究をしたのかと言うと、26色を完全に認識できるようにバスを調教し、そのバスを使って透明度や透過光量の変化でバスの視覚に与える影響を調べ論文にまとめ上げ発表したそうです。
また、ローレン・ヒル博士は自身の研究の正しさを証明する為に釣りの釣果でも証明していきます。そんな、ブラックバスですからフィッシングラインを見る事は可能であることは明らかです。
ですが、フィッシングラインの種類や色によって見づらいモノがあるのも事実です。今回の記事では、ブラックバスが気付きづらいラインがどの様なモノなのかを、学ぶことが出来る内容になっています。
では!! ブラックバスを釣る為の知識「ラインの色」について解説!の始まりです(^O^)/
「Do Fish See Line?」魚はラインの存在が見えているのか?
釣具店の通路を歩いていると、たいていの場合、数種類の釣り糸の選択肢に出会うだろう。ラインには、フロロカーボン、モノフィラメント、または複数の色の編組材料(PEライン)が存在します。
釣り人が抱く最大の疑問のひとつは、魚にラインが見えるのかということです。本格的なアングラーとして、私はすべてのラインを使ってきたし、個人的な経験、メーカーの主張、利用可能な調査に基づいて、それぞれのラインをいつ、どこで使うべきかについて十分な理解を深めてきた。
前述したように、釣り糸には大きく分けて3つの種類がある。それぞれに利点があり、あなたの武器に含めるべきである。水中で見られるということに関しては、それぞれについて以下のようなことが分かりました。
フロロカーボン
フロロカーボンラインは、釣り具業界で最も透明度が高いラインとして知られています。その理由は、水と同じ光の屈折特性を持つため、水中ではほぼ目に見えなくなるからです。
この特性はアングラーに多くのメリットを提供し、中でも透明性はこのラインの大きな利点の一つです。水の透明度がどの程度であっても適応できるため、特に超クリアウォーターでは効果を発揮します。
この透明度により、理論的には、ルアーに繋がっているラインが魚に気付かれにくくなるため、不審感のある魚からのバイト数を増やすことが期待できます。フロロカーボンラインは、アングラーにとって貴重な道具の一つと言えるでしょう。
ピンクのフロロカーボン
ピンクのフロロカーボンラインを製造しているメーカーは、この色合いのラインは水中で発見されにくいと主張している。

アングラーにはよく見えるので信じられないかもしれないが、彼らの主張、特にピンクのラインには真実がある。
科学的な研究や水中でのダイバーの生の証言によると、ピンクは様々な水深で色を失う。水に溶け込み、魚には透明になるのだ。フロロカーボンのようにほとんど見えないと言われるラインタイプに着色するのは珍しいと思われるかもしれないが、どう考えてもピンクラインは水中で色を失い、釣り人にも魚にも見えにくくなる。
モノフィラメント (ナイロンライン)
モノフィラメント(ナイロンライン)は市場で最もポピュラーなラインであり、様々なカラーバリエーションがある。そのほとんどが、水中では魚に気づかれにくい、水上ではアングラーに見えやすいという特徴を売りにしている。ここでは、モノフィラメント・ラインの最も人気のある色とそれぞれの利点を紹介します。

モノフィラメント・イエロー (黄色のナイロンライン)
イエローカラーのラインは、アタリを感知するために特化したアングラーにとって大変便利です。明るい色のおかげで水面からは視認性が高く、微細なアタリにも気付きやすいという特長があります。ただし、その一方で欠点として、水中では魚にラインが見えやすい点が挙げられます。
このラインは特に濁りのある水域での使用に適していますが、透明度の高い水域では逆にラインが目立ちやすくなるため注意が必要です。それでも、ラインを警戒している魚への影響を最小限に抑えつつ、アタリを察知するというメリットが優先される場面も多いでしょう。攻撃的な魚がルアーに向かう際にラインを無視する傾向があるのも興味深いですね。
モノフィラメント・レッド (赤色のナイロンライン)
水中では赤いラインが見えなくなるというのは、水中では赤い物体が最初に色を失うという研究結果に基づいています。一方で、ダイバーたちは、色を失った赤い物体が黒く見えると述べています。赤いラインを好む理由として、水面では視認性が高く、見つけやすい点が挙げられます。
さらに、赤いフックを製造する企業によると、赤いフックは血のように見えるため、魚のバイトを増やす効果があるとされています。しかし、赤いラインが水中で見えなくなるのに対し、赤いフックが目立つという点を不思議に思う釣り人も少なくありません。それでも、赤いラインは新しいラインカラーを求めるアングラーにとって興味深い選択肢と言えるでしょう。
モノフィラメント・グリーン (緑色のナイロンライン)
グリーンのラインは、アングラーにとって非常に汎用性の高い選択肢です。水域の大半が何らかの緑色を帯びているため、グリーンのラインは周囲に自然に溶け込むことで、魚にラインを気づかれにくくなります。このカモフラージュ効果は、特にラインの視認性を減らしたい場面で役立ちます。
ただし、透明度の高い海ではグリーンのラインがかえって目立つことがあり、クリアラインの方が効果的な場合もあります。それでも、グリーンは多くの状況に適しており、非常にバランスの取れたラインカラーと言えるでしょう。
モノフィラメント・クリア (透明のナイロンライン)
水中での視認性が気になるアングラーには、クリア・モノフィラメントは優れた選択肢です。このラインはどのような状況でも効果的で、フロロカーボン同様に水面下では見えにくい特性を持っています。
さらに、市場にはもう一つのクリアな選択肢である「クリアブルー」も存在します。このラインは水中では比較的透明性を保ちながら、水面上ではブルーの色合いが目立つため、視認性を向上させます。これにより、ラインの位置をしっかり把握したいアングラーにとって非常に便利です。
ブレイデッドライン (PEライン)
ブレイデッドラインは、その強度とキャスト性能が多くのアングラーに評価されています。細いながらも耐久性に優れ、遠距離へのキャストが可能で、伸びないためアタリを明確に感じ取れるのが特長です。これらの性質が、ヘビーカバーの周辺や濁りのある水域での釣りにおいて非常に効果的であり、ブレイデッドラインを最適な選択肢にしています。
魚に気づかれないという点では優れているとは言えませんが、その強度と利便性は、多くの場面で釣りを成功させる大きな助けとなります。
クリアウォーターでは、ブレイデッドラインとフロロカーボンリーダーを組み合わせることで、その強みを最大限に引き出すことができます。特に、ダブル・ユニ・ノットやアルベルト・ノットを使用して結ぶことで、ブレイドの強度とフロロカーボンの透明度を兼ね備えた仕掛けが完成します。この方法は、魚にラインを気づかれにくくするだけでなく、強度も保つため、非常に効果的です。

ラインの色や種類、そして水中での見え方には多くの議論があり、確かな答えは見つかりにくいですが、いくつかの重要な真実がアングラーにとって参考になります。
たとえば、フロロカーボンは水中で最も目立ちにくいラインとして評価されており、一方で編み込みライン(ブレイデッドライン)は、非常に丈夫であることに加え、水上での視認性が最も高いラインとして知られています。
黄色や赤などの視認性の高いラインカラーも、それぞれ特有のメリットとデメリットがあります。黄色や赤のラインは水上では非常に目立つため、アングラーにとって魚のアタリを感知しやすく便利です。しかし、その一方で水中では魚からも視認されやすいため、警戒心の強い魚には注意が必要です。
※このようなラインカラーの特徴を活かしつつ、釣る場所や状況に合わせて選択することが大切です。紹介した「Do Fish See Line?」の原文は以下⇩のリンクから見る事が出来ます。
おわりに
今回は、ブラックバスに見破られにくい「ラインの色」や「ラインの素材」について書かれた「Do Fish See Line?」を紹介しました。
ラインはバスフィッシングを楽しむ上でも、とても大切なタックルのひとつですから、現在、使われているラインの色や素材に対して見つめ直すいい機会になったと思います。
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ブラックバスを釣る為の知識「ラインの色」について解説!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^_-)-☆
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