今回は6フィート位までのショートロッドについて色々と考察したいと思います。ショートロッドを使った事がないアングラーの方にショートロッドの出来る事と出来ない事を理解してもらいショートロッドの購入時のアドバイスとして活用してもらえると嬉しく思います。
先ずはショートロッドのメリットとして上げられる部分としてキャスト精度が良くなる点があげられます。ロングロッドのキャストよりも精度の高いキャストがしやすいのは確かです。
次にルアーへの細かいアクションが与えやすいです。ロッドの振り幅の調整が細かくできる分、ショートロッドはルアーアクションが多彩に表現することがやり易いです。
そして、ショートロッドは魚を引き寄せる力が強いです。ロングロッドは、テコの原理が働くのでボート際まで来た時には魚に主導権を奪われやすくなります。
とは言え、ロングロッドにもロングロッドのメリットはあります。ショートロッドとロングロッドの特性を理解する事でより良いロッドの選択が出来るようになると考えます。
では!!「10分で分かるバス釣り!」 ショートロッドのメリットとデメリット!の始まりです(^O^)／
「ショートロッドの３つのメリット!」ショートロッドは細かい操作性がデキル!
①キャスト精度が上がる
②細かいルアーアクション
➂魚を引き寄せる力が強い
ショートロッドを使う事でキャスト精度が上がります。6フィート以上のロングロッドでも慣れればキャストの精度が上がって行くのは確かですが、体格的に子供や女性では厳しい部分がありますし、週末にしか釣りをされないアングラーもやはりスグに精度の高いキャストをするのは難しいと思います。
そして、片手でのワンハンドキャストの方が支点が複数出来ないせいなのか、両手でキャストするよりもショートロッドの場合は狙ったポイントにルアーをプレゼンテーションする事に長けていると感じます。
バスフィッシングではルアーに不規則な動きを与えて誘う必要があります。ルアー本来が持つタダ巻きで動くビルトインアクションだけで釣れればいいのですが、バスの活性やフィールドの状況など様々な要因でバスを誘う必要性が出てきます。
ロッドワークやリトリーブスピードを駆使してルアー本来の動きではないアクションを与える事をギブンアクションと言います。この不規則なアクションを与える時にショートロッドの方がロッドの自重も軽く短いのでルアーに細かい演出、アクションを与える事に長けています。
6フィート6インチを超えるロッドでもアクションを与える事は出来ますが、ロッドティプを細かく動かそうとするとロッドに自重があるので難しいですし、トップウォータールアーを動か時に引っ張ったラインをスグに戻す動作をする時も長い時間、同じ精度では続けられません。
その点、ショートロッドはロッドの長さが短い分自重も軽く作る事が出来る上、ロッドティプのふり幅の調整も細かく行う事ができます。
次にショートロッドは魚をリフトして引き寄せる力が強いです。オフシュアボートのジギングでもロングロッドが使われていないのと同じように長いロッドを使うとテコの原理が作用します。極論を言ってしまえばラインを手で持って魚を引き寄せると簡単に魚は寄って来る理屈と同じです。
「ショートロッドの４つのデメリット」ファイト中のスラックラインの処理
①スラックラインの処理
②カバーを跨いだリトリーブ
➂高い位置からのクランキング
④飛距離を出すのにパワーが要る
ボートでは感じないのですが、ショートロッドをオカッパリで使っているとフィールドの状況によってはルアーの性能を使い切れない場面に遭遇します。
ボクはショートロッドを使っていてショートロッドには４つのデメリットがあると感じています。先ず一つ目がバスを掛けた時にアングラー側に走られた時や急な方向転換により生まれるラインのたるみ、いわゆるラインスラックの処理が難しい点です。
ロングロッドならロッドを立てたりバスの進行方向とは逆にロッドを寝かせる事でスラックラインの処理が叶います。ショートロッドではそれが難しいので対策としてはハイスピードリールを使用してリールのラインの巻き取り量を増やす事で対処する方法が考えられます。
カバーを跨いでリトリーブしたい時にショートロッドではロッドの長さが無い分カバーをクリアさせにくい点があげられます。特にオカッパリでバンク沿いを攻める場合には顕著に感じる部分です。
なので、ショートロッドを使ってオカッパリで釣りをする時にはレインブーツを着用して水に浸かってロッドの長さを補うことでカバーをクリアする事ができます。しかし、水に侵入する分、バスにプレッシャーを掛けてしまう事になります。
オカッパリではボートと違い水面との高低差がある場所で釣りをする事が多々あります。ショートロッドでクランクベイトを水面から離れた位置で使用する場合にシャロークランクを使うと思った水深にルアーを送り込む事が出来ずゾーンコントロールが難しくなる事があります。
対策としてはシンキングタイプのルアーを使う事が考えられますし、クランクベイトであれば限界潜行深度が深いディープクランクを使う事で補う事は出来ますが、イメージどうりの釣りをしているとは言えないのが事実です。
また、ショートロッドでロングキャストする事は体力的に厳しい部分があります。ショートロッドでもロングキャストは可能ですが、ロッドが短い分ロッドに必要以上のパワーを掛けてロッドを曲げて最大限の反発力を作り出さなければならないので、必要以上に力む必要があります。
無駄な力を使うのでショートロッドでのロングキャストは疲れやすくキャスト精度も落ちるのは当然な現象です。
「知っておきたいロッドの特性!」ロングロッドのメリットとデメリット
ストライクとキャッチの比率を改善します。ロングロッドを持ち上げると、より長い距離のラインを引っ張っぱるので、フックセットの動きが大きくなります。ロングロッド使う事で、より強いのテコの力が働きます。
遠くで掛けたバスをテコの原理で引き寄せるのにロングロッドはそのメリットを発揮してくれます。
ロングロッドでキャストすると、キャスト距離が伸びます。クランクベイトでの釣りをする時には、ロッドを構える位置で深度をコントロールできる利点があります。
また、ディープクランクを最大潜行深度まで届ける為にロングキャストしてクランクが潜り切る為の距離を稼ぐためにロングロッドにメリットがあります。
ブラックバスとファイト中にバスが突然逆方向に動きを変えた時にリールでスラックラインの処理をせずともロッドの向きを変える事でバスの動きに対して追随する事が容易です。
6.6フィート以上のロングロッドを使う上でのデメリット4選!
周りに藪や木々に囲まれた狭い場所で釣りをするには不向きです。また、かつて好まれていた 5 1/2 フィート モデルほど持ち運びが容易ではありません。
ロングロッドにはより多くの小さなガイドを付けないといけない、理由は多くのガイドを付ける事でロッドの曲がりに一致しフラット スポット、またはラインがロッドに接触することを防いでくれるからです。
ボートでバーチカルな釣り例えばメタルジグやワーム等を使った場合にロングロッドでは真下を釣るのにロッドの長さが長いと、やりにくい部分が出て来る。
ロングロッドは魚が真下に突っ込むファイトにはロッドの長さが角度の関係でアングラー側に不利な状況を作り出す。てこの原理が働きより強い力が要る様になります。
あなたに最適なロッドの長さは何フィート? バスプロのビルダンスからのヒント!
クァンタム社のマーケティング担当副社長であるボブ・バグビーが語った興味深い点の1つは、より多くの釣り人がロングロッドを購入していることです。
以前は 5 1/2 フィートが販売の大部分を占めていましたが、最近では、6 1/2 フィート以上のロッドが多く販売されています。もちろん、より長いバスロッドを使用することには利点があります。
また、どの長さのロッドで釣りをするかを考えるときは、自分の身長を考慮してください。
たとえば、身長が5.9フィートの釣り人が6.3フィートの釣り人のように7.6フィートのロッドを扱えないかもしれません。しかし、あなたが試してみる必要があります。
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古くからバスフィッシングを楽しまれている人は分かると思いますが、80年代のバスロッドは5.6フィートや６フィート、6.6フィートと6インチ刻みのロッドが多く販売されていました。また、フリッピングメソッドが登場してからは7.6フィートのロングロッドが登場します。
6.6フィートのロッドは80年代、当時では珍しかったと思います。ボクの周りでも6フィートまでのロッドを使用する人が多かったですね。
また、グリップもガングリップと呼ばれるタイプでしたし、ダブルハンドルの仕様のベイトキャスティングロッドはホントに少なかったと記憶します。
釣りたいバス釣り日記が感じるショートロッドの最新事情
1990年代には村田基さんのシマノやヒロ内藤さんのオフトそして田辺哲男さんのノリーズぐらいのメーカーからしか5フィート代のロッドが販売されていませんでしたが、最近はショートロッドの素晴らしい部分に着目されるようになり、各ロッドメーカーが5フィート代のショートロッドを作られています。
ボク的にはバスフィッシングを始めるならショートロッドからスタートする事をおすすめします。理由としてはキャストの基本動作が身に付きやすくロッドワークの釣りにすんなりと入って行けるからです。やってみると分かりますが、ロッドワークの釣りは最高に楽しい釣りです。
また、バスフィッシングの醍醐味にはキャスティングがあります。狙ったスポットの30cm以内にルアーをプレゼンテーションできる技術を身につけると釣りが楽しくなりますし、あんな狭いスポットに入れ込んでバスをバイトさせた時の感動は一生思い出に残ると思います。
おわりに
今回はショートロッドのメリットやデメリットについてロングロッドとの比較を交えながら紹介しました。バスフィッシングのタックルセットアップは適材適所で行う必要があります。
すべてがショートロッドで解決はしません。クランクベイトやスピナーベイト等を使う場合にはロッドの長さを利用してゾーンをコントロールしたりもしますし、ヘビーカバーをフリッピングする場合にもロングロッドである程度の距離を保つ必要が出てきます。
最近のバスフィッシングはシステマチックになっているので、専用ロッドを選んでタックルセットアップする事で思った釣りをする事が出来るのでチャレンジしてもらいたいです。
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「10分で分かるバス釣り!」 ショートロッドのメリットとデメリット!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)／
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