「ブラックバスの目」バスの視野は約300度で視力は0.1!

ブラックバス習性生態

バスフィッシングを楽しむアングラーのみなさん、こんにちは!今回の記事では、「ブラックバスの目」についてさらに掘り下げてお話ししていきます。視力や視野の特性を知ることで、ブラックバスをより効率的に釣るヒントが得られるはずです。

ブラックバスをサイトフィッシングで狙う際、バスがルアーに近づいてきて興味を示すものの、最終的に見切ったり、人間の存在を察知して逃げてしまうことがあります。このような現象は、ブラックバスが持つ視覚能力の高さから説明できます。

まず、ブラックバスの目の特性についてですが、人間と同様にカラーで物を見ることができ、視野は驚くべき300度と非常に広範囲です。さらに、視力は約0.1とされていますが、これでも彼らにとって十分な能力で、ルアーの細部までしっかりと観察しています。動体視力に関しては、人間の約3倍も優れており、速い動きや小さな変化にも敏感に反応します。

ブラックバスの視野の広さは、後方の一部を除き300度にわたりますが、立体的に見る範囲は前方の狭いエリアに限られています。このため、ブラックバスが興味を持った物体には近づき、両目で焦点を合わせようとします。焦点が合う距離は鼻から約12cm~25cmの間とされています。

さらに、浮いているルアーを見る場合には尾びれを下げ、ボトムにあるルアーを見る場合には尾びれを上げるといった動作を行い、ルアーに視点を合わせる工夫をします。このような詳細な視覚能力を理解することで、ルアーの選択やアプローチに幅を持たせることができます。

ブラックバスは歳をとるほど視力が良くなるという特性もあり、大きなランカーバスほど遠くを見渡す能力が向上します。これにより、歳を重ねたバスは若いバスに比べて、ルアーの細部をより敏感に捉えることが可能となります。

最後に、水中では光の吸収や散乱の影響によってブラックバスの視界が常に霧がかったような状態であることも考慮する必要があります。この環境を逆手にとることで、濁りを味方につけた釣り方を工夫することができるのです。

ブラックバスの視覚能力を深く理解することは、バス釣りの面白さと奥深さをさらに引き立てるものとなります。一匹でも多く釣るために、ぜひこの知識を活用してみてください!

では!!「ブラックバスの目」バスの視野は約300度で視力は0.1!の始まりです(^O^)/


「ブラックバス 視覚」ブラックバスの視野は約300度もある!

人間の視野は左右180度から200度ほど見渡すことが可能です。一方、動物によって視野の広さは異なり、草食動物は360度、肉食動物は比較的狭い範囲を視野に入れる傾向があります。それでは、ブラックバスの視野について見てみましょう。

筆者撮影 このバスはボクの事を見ているのかなぁ?  

ブラックバスの視野は非常に広く、後方の一部を除いて約300度をカバーしています。この数値だけを見ると驚くべき能力に思えますが、実際に見えている状態は遠近感のない「モノキュラービジョン」です。これを人間に例えると、片目を塞いだ状態で物を見る感覚に似ています。

両目で立体的に物を見ることができる範囲は、ブラックバスの場合、前方のごく僅かな角度に限られています。そのため、バスが何かに気づいても、それが具体的に何なのかを完全に理解できないことがあります。

しかし、ブラックバスが興味を抱いた対象に接近する際には、その物をしっかりと見極めるために両目で焦点を合わせる動作を行います。この焦点が合う距離は、鼻から約12cm~25cmと言われています。この特性を活用することで、サイトフィッシングでの攻略がより精密になります。

さらに、浮いているトップウォータールアーに興味を示す際は尾びれを下げ、ボトムにあるルアーを見る際には尾びれを上げて視点を調整します。こうした特有の行動パターンを知ることで、より効果的なルアーの操作や釣り方を考案することが可能となります。


「ブラックバス 視覚」ブラックバスの視力は人間で言う所の0.1ぐらい!

ブラックバスの視力は人間でいうところの0.1程度と言われています。この視力では、人物の判別や大きな文字を認識することが可能であり、視力0.1が必ずしも見えにくい状態を意味しないことがわかります。ブラックバスも同様に、重要な情報をしっかりと捉える能力を持っているのです。

それでは、ブラックバス以外の魚の視力について見てみましょう。例えば、海に生息しているキハダマグロは特に視力が良いとされており、表の右にある最小解像角度が示す通り、数値が小さいほど視力が優れていることがわかります。このような比較を通じて、魚類の視覚の多様性を深く理解することができます。

ブラックバスの視力に関して注目すべき興味深いポイントがあります。人間は年齢を重ねるごとに老眼などで視力が低下する傾向がありますが、ブラックバスは年齢を重ねることで視力が向上すると言われています。これにより、歳を取った大きなランカーバスは、若いバスと比較して遠くを見る能力や小さな物を見極める能力が向上します。この特性が理由で、体の大きなランカーバスは釣りづらい存在となることがあります。

ブラックバスのこうした視覚特性を理解することで、釣り戦略をさらに深化させることが可能です。視力が高いランカーバスを攻略するには、ルアーの選択や操作方法に細心の注意を払う必要があるでしょう。


「ブラックバス 視覚」ブラックバスの動体視力は人間の3倍も優れています

ブラックバスの視力には人間よりも劣る部分もありますが、動体視力に関しては非常に優れています。具体的には、ブラックバスの動体視力は人間の約3倍とされており、この能力が釣りの際の重要な要素となっています。

例えば、電車の車窓から風景を見るとき、ブラックバスは人間の3倍の情報量を認識することができます。人間には見えない駅の看板の小さなシミやキズといった微細な部分さえも、ブラックバスの目にははっきりと映るのです。また、速い動きや小さな震動にも敏感に反応することができるため、アングラーが投げ込むルアーの細かな動きや特性を的確に捉えることができます。

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動体視力の高さを示す指標として「CFF数値」が挙げられます。ブラックバスのCFF数値は52.1と非常に高く、これが彼らの優れた動体視力を裏付けています。この数値は、水中での動く物体への敏感な反応能力を示しています。

また、ブラックバスが興味を持つ動きには特徴があります。それは、水平方向に動くものよりも、上下に動くものに対して敏感に反応するという点です。さらに、ブラックバスは目を支点にしながら、毎秒30度の速度で動く物体に特に強い興味を示すと言われています。この視野の約10%にあたる範囲が、彼らにとって重要な情報エリアとなっています。

ブラックバスの視野は300度と非常に広範囲ですが、その中で特定の動きに強い興味を示す性質を理解することで、釣りの戦略をより精密に組み立てることができます。こうした知識を活用して、より効果的なアプローチを試みてみてはいかがでしょうか?


「ブラックバス 視覚」水中は常に霧が掛かった視界である

魚類生理学の授業では、魚類の視覚を理解するために霧のかかった光景がスクリーンに映し出されたそうです。この霧は視野をどのように制限するのかを示しています。例えば、濃霧の中では、30フィート先のものがほとんど見えなくなり、車の運転が非常に危険になります。

森の中でさえ、霧がかかることで近くの巨木さえ見えなくなりますが、木に近づくにつれて徐々に視界に入り、隣に立つと樹皮の細部まで見えるようになります。このように、視覚は距離や環境条件に左右されるものなのです。

魚は、人間が視界の広がる晴れた日に楽しむような状況とは対照的に、時に薄く、時に濃い永久的な霧の中で生きています。私たち人間の視野が何キロも広がることができるのに対し、魚の最大視認距離は最も澄んだ水路でも100〜150フィート程度とされています。しかし、そんなに視界の良い状況は水中では極めて稀なものです。

さらに、水中環境では光の吸収や散乱が発生し、魚が物体を見たり識別したりするために利用できる光が減少し、質も変化します。水中の汚れや粒子の量が多ければ多いほど、視覚への影響はさらに大きくなるのです。これが理由で魚たちは非常に厳しい視覚条件の中で生活しているといえます。


おわりに

今回はブラックバスの視覚に関する資料を紹介しました。人間が思っているのと違った部分が往々にしてあったのではないでしょうか。

ブラックバスの視覚は人間よりも劣っている部分と逆に優れている部分があります。動体視力は3倍あるのでボクたちがキャストするルアーの細部をしっかりと見極めている事が分かりました。例えばスピナーベイトならブレードが隠す赤いビーズもしっかりとバスには見えています。

しかし、水中はボクたちが思っているよりも視界が悪い世界でもあるので、濁度を味方に付けてブラックバスを騙すことが出来るのも事実です。ブラックバスの視覚に関する知識を知ることでバス釣りの奥深さを感じてもらえると嬉しいです。

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「ブラックバスの目」バスの視野は約300度で視力は0.1!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^O^)/


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