今回はスピナーベイトを最強にする為のおすすめのチューニングを5つ紹介したいと思います。
旧ブログの釣りたいバス釣り日記でスピナーベイトの改造やチューニングを紹介してきました。
チューニングや改造を施したスピナーベイトを持つと、ある特定の条件で有利になることもあります。
隣の人より多くバスを釣りたいと思われるなら今回の記事は参考になると思います。
スピナーベイトのチューニングには簡単な方法ではトレーラーを付けたりブレードを交換したりする方法が一般的ですが、それ以外にも様々なチューニング方法がありますよ。
では!スピナーベイトを最強にするチューニング、スタートです(^O^)/
なぜ? スピナーベイトをチューニングや改造をするのか?
スピナーベイト自体は完成度の高いルアーですが、なぜ?チューニングや改造を施すのか理由を明確にしておかないとタダの自己満損で終わってしまいます。
また、ノーマルのスピナーベイトの方が使い易く、チューニングを施すことはある条件での使用に特化するので逆にチューニングしたスピナーベイトは使用上のシュチュエーションを選ぶルアーになることを覚えておきましょう。
しかし、ある特定の条件、例えば秋の捕食に競争心をバスにおこさせる為にスピナーベイトのリトリーブ負荷を軽減し高速で表層をバーニングリトリーブする事はノーマルのスピナーベイトでは限界があります。こんな、 シュチュエーションにチューニングを施したスピナーベイトが威力を発揮します。
そんなルアーをコッソリ1つ持っている事であなたの釣りが隣の釣り人よりも有利に働くのです。
ヒロ内藤さんのスピナーベイトのブレードチューン
先ず始めのチューニングはヒロ内藤さんの行っていたスピナーベイトのブレードチューンを紹介します。写真のスピナーベイトは今は無き懐かしいエクスキャリバーブランドから発売されていたスピナーベイトです。
ブレードのアイの位置が左右互い違いにづれているのが分かると思います。このブレードはカウンターブレードと言います。ブレードのアイの位置をずらすことでスピナーベイトのブレードの回転方向を強制的に決める事になります。
リーディングブレードとトレーディングブレードが互いに逆回転することでタンデムブレードのスピナーベイトでありながらバイブレーションが大きくスピードを上げて巻いても横に寝にくいスピナーベイトになっています。
この機能を他のスピナーベイトにも出来るようにしたのが今回のチューニングです。
写真で見て頂くと分かりますがスピナーベイトのブレードの端を折り曲げることで回転方向が固定されます。リーデングプレートとトレーディングブレードの端を互い違いに曲げる事でカウンターブレードと同じ特性を持ったスピナーベイトになります。
このチューニングを施したスピナーベイトのブレード交換する際にはチューニングしたトレーディングブレードを用意する必要があります。用意したブレードを交換することでゾーンとスピードの調整が行えるチューニングになっています。
ゴムにスナップよりも優れたスピナーベイトチューン
こちらはヒルデブランドのCMでお馴染みだったバスプロのバーニー シュルツ氏のスピナーベイトのチューニングです。日本でも浮き止めゴムを使ったチューニングをされる方がいますが、こちらはスプリットリングを使ったチューニングになります。
ゴム管を使ったチューニングはスピナーベイトをスナップでも交換できることに重きを置いたチューニングですが、 バーニー氏のチューニングの意図は大きく違っています。
このチューニングはスプリットリングをかます事でワイヤーが広がる量を制限し、それによりワイヤーの摩擦熱を減らし破損を防ぎます。また、ビックバスとファイト中にワイヤーが折れた場合にもアイからラインがすり抜ける事を防止するチューニングです。
バーニー氏によるとRベンドのアイのスピナーベイトはワイヤーが振動しやすいのでクローズドアイのスピナーベイトではなくRベンドのアイで耐久性を上げたい時に使うチューニングだそうです。
ジミーヒューストンのスピナーベイトのスカート無しチューニング
ジミーヒューストン氏もスピナーベイトを使わせたら凄いプロの一人ですが、ジミーヒューストンのスピナーベイトのチューニングはスピナーベイトのスカートのボリュームが多いことでバイトに至らない場合に効果的なチューニング方法です。
やることは簡単でスカートの本数を間引いて減らす方法です。最終的にはスカートを取り外すして無い状態にすることでスカートにシビアなバスを釣るチューニングだそうです。
スピナーベイトのスカートの本数を減らす事でフィッシングプレッシャーの高いフィールドではスカートのボリュームあることでプレッシャーに繋がるそうです。
そんな状況で効果を発揮するのがスカート無しチューニングです。また、スカートを外してシャッドテールのワームに交換する事もするようで、スカートよりもスイムベイトに反応が良ければバスはスピナーベイトをベイトの群れと錯覚していると判断するそうです。
スピナーベイトのフッキング率を上げるフックポイントのチューニング
もう一つジミーヒューストンのスピナーベイトチューンがスピナーベイトでバイトがあるがフッキング率が悪い時に行うフックのチューニングです。
フックポイントをペンチで挟んでスピナーベイトのフックポイントを外側に曲げることでフックアップ率をあげるチューニングです。フックポイントが折れそうでこわいですが上手く滑らせながら引っ張ると上手く曲がってくれますよ。
ワームフックでもこのようなポイントが外側に向いた形状のフックがありますが、考え方は同じでフックポイントをいち早く肉に食い込ますための仕掛けです。
高速巻きを実現! 超、超、超高速スピナーベイトチューン
またまたヒロ内藤さんによるスピナーベイトチューンです。この超、超、超高速チューニングは実際にトライしてほしいチューニングの一つです。スピナーベイトの高速巻ができるチューニングです。とてつもなく高速でスピナーベイトをリトリーブする事ができますよ。
なぜ?このようなチューニングが必要なのか? また、どういう原理でこのハイスピードなスピナーベイトのチューニングが可能なのかをヒロ内藤さんが動画内で説明してくれていますので、動画を見てもらうとナゼこのようなルアーが出来るのかのメカニズムが理解できますよ。
超、超、超高速スピナーベイト チューニング方法
チューニング方法はシングルウィローのスピナーベイトのブレード平らにします。平らなハンマーを使ってブレードを叩いて平らにするのですが、作業する台はしっかりとしたモノを使いブレードを直接に叩くのではなくウエスを引いて叩くとメッキが剥がれるのを減らせます。
上手く叩くと写真のように平らにすることが出来ますよ。ブレードを平らに成型することが、このチューニングで最も重要な部分だと感じました。
成型したブレードの端をペンチで曲げてエッジを作って完成です。後は水の中で調整しますが、上手くブレードが回転しだすとブレードの中心を軸に回転します。スピナーベイトの引き抵抗がなくなりとても高速のリトリーブでも横に寝る事はありません。ボクは#6のブレードを使ってチューニングしましたが、光の散光も強烈でとてもバスに競争心を与えるスピナーベイトチューンです。
スピナーベイトを最強にするチューニング おわりに
今回はスピナーベイトを最強にするチューニングや改造をご紹介しました。アングラーは1尾のバスを釣る為に様々なチューニング方法を考えだすんだなぁ~と感心してしまいます。
実際に試してみると分かりますが、チューニングする過程でルアー構造の理由や水の性質等を更に深く知ることが出来るののもチューニングの面白さだと思います。
また、スピナーベイトはゾーンとスピードを調整して使うルアーです。ブレードの交換やアームの長さの変更などに慣れながら今回紹介した、更に限定されたシュチュエーションに対応したチューニングも試してみて下さい。
この記事が参考になれば幸いです。
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