今回はレーベル社のクローフィッシュを紹介したいと思います。現在のレーベル クローフィッシュのラインナップは5種類あります。
とても、リアルなザリガニの形状は本物のザリガニから型を取ったと言われていますし、リアルな塗装は塗装ではない、プリント技術がほどこされています。
そんな、レーベル社のクローフィッシュの種類、スペックはもちろんのこと、クローフィッシュを使ったメソッドや歴史も紹介します。
では!!「レーベル クローフィッシュの秘密」使い方からチューニングまで!の始まりです(^O^)/
レーベル クローフィッシュの種類とスペックを紹介!
REBELのCRAWFISHシリーズにはF77からD74までの5つのタイプがあり、サイズと潜行深度を選ぶことができます。このレーベル・クローフィッシュは、外観だけでなく、使用するエリアや方法に応じて潜行姿勢やリップの形状に工夫を凝らしています。
- REBEL Big Craw (D74): ビッグクロウD74
- REBEL Deep Wee (D76): ディープウィークロウフィッシュD76
- REBEL Wee-Crawfish (F76): ウィークロウフィッシュF76
- REBEL Deep Teeny Wee (D77): ディープティニーウィークロウフィッシュD77
- REBEL Teeny Wee-Crawfish (F77): ティニーウィークロウフィッシュF77
レーベル ティニーウィークロウフィッシュF77&ディープティニーウィークロウフィッシュD77
ティニーウィークロウフィッシュ・シリーズには、シャロークランクのF77とミッドレンジのD77の2タイプがあります。
ティニーウィークロウフィッシュF77はボディサイズが1 1/2インチ、重さが1/10オンス、フックサイズは#14で、潜航深度は2フィート(0.6メートル)から3フィート(0.9メートル)です。特にバスがあまり活動していない時に効果的です。使ってみた感想は、小さなサイズながらも大きなアクションでリアルな形状とカラーリングが印象的です。
クロウフィッシュF77は小型クランクでありながら、しっかりとしたアクションでバスを引き付けます。バスがあまり活発でない時には、キャロライナリグでの使用が効果的で、シャッドキャロが流行する以前からティニーウィークロウフィッシュを用いたこの方法がありました。
ディープティニーウィークロウフィッシュD77のボディサイズは1 1/2インチ、重さは1/9オンス、フックサイズは#14で、潜航深度は4フィート(1.2メートル)から5フィート(1.5メートル)です。
REBEL社のクロウフィッシュ・シリーズは、クランクベイトの中心部からテールにかけてハサミの形をデザインしており、通常のクランクベイトよりも浮力が大きいため、クロウフィッシュ特有のアピールを可能にしています。
ティニーウィークロウフィッシュF77やD77を一段深いレンジで使う際には、ウェイトをボディに張り付ける方法では動きが悪くなるので、1/8oz~3/8ozのバレットシンカーを通して使うテキサスリグスタイル・メソッドが効果的です。
辻本ナッ雄氏のテキーラ・メソッド!
このテキサススタイルを進化させたのが、ソルトウォーターゲームで有名な辻本ナッ雄氏のテキーラです。ウィークロウフィッシュF77、D77、ウィークロウフィッシュF76をゾーンと浮力で使い分けます。
リグにはバレットシンカーとクロウフィッシュの間にフロートビーズがあり、ルアーはスナップスイベルで取り付けられています。フロントフックはダブルフックに交換されてます。
テクニックとしては、ボトムバンピングやワームのようにクロウフィッシュをリフト&フォールさせる方法があります。このリグの魅力は、水中でのキックバックアクションにあります。カバーを感じ取ったら、キルをかけ、ラインを引っ張ったり緩めたりして、シンカーが静止している位置でキックバックアクションを繰り返す仕組みです。
レーベル ウィークロウフィッシュF76&ディープウィークロウフィッシュD76
ウィークロウフィッシュ・シリーズにはシャロークランクのウィークロウフィッシュF76とミッドクランクのディープウィークロウフィッシュD76の2種類があります。
ウィークロウフィッシュF76はボディサイズが2インチ、ルアーウェイトが1/5オンス(約5.7グラム)、フックサイズが#8で、潜航深度は5フィート(1.5メートル)から7フィート(2.1メートル)です。
ディープウィークロウフィッシュD76のボディサイズは2 3/8インチ、ルアーの重さは3/8オンス(約10.6グラム)、フックサイズは#6で、潜航深度は8フィート(約2.4メートル)から10フィート(約3メートル)です。
クロウフィッシュを効果的に使用するためには、狙いのゾーンに応じて使い分けることが重要です。このサイズのクランクベイトは、ベイトタックルで扱いやすい重さです。
ディープウィークロウフィッシュD76の最大潜行深度と潜行角度
ヒロ内藤さんのDVDのTHE Answer VOL2に添付られているディープウィークロウフィッシュD76のライン別の最大潜行深度と潜行角度のデータがあったので共有したいと思います。
最大潜行深度と潜行角度を知ることで見えないクランクベイトの動きを3次元的に捉える事が出来ますので、ご活用ください。
ディープウィークロウフィッシュD76の最大潜行深度と潜行角度を理解することで、その性能をフルに活用できます。「THE Answer VOL2」ではヒロ内藤さんがタックルセットアップについて詳しく解説しており、現在AmazonのPrimeVideoで視聴することができます。Prime Videoへの登録は下記のリンクを通じて行えます。
レーベル クローフィッシュSD76のシンク&ダイブにチューニング
ディープウィークロウフィッシュD76のリップは昔にクローフィッシュSD76として販売されていた名残があります。クロウフィッシュD76のリップの先端の裏側に鉄球が入る穴が設けられています。この穴に5.5mm0.8gの鉄球が入る様になっています。
SDはシンク&ダイブの略で鉄球を入れる事で、クロウフィッシュD76がゆっくり沈んで行きます。ボクは鉄球を持って無かったので、スプリットショットの1.0gを瞬間接着剤で取り付けた、クローフィッシュSD76チューンで使っています。鉛のスプリットショットなので、削ってスローラスザーやサスペンドに調整する事もできます。
スポーニングの時期に効くチューニングで、先日の淀川釣行で写真のバスを含め2匹釣る事ができました。なかなか、強力なチューニングです。
「変形リップが特徴!」 レーベル ビッグクローD74
レーベルのビッククローD74は1983年に市場に登場しました。ビッククローD74のスペックは全長2.6インチ、ウェイトは7/16オンス、最大潜行深度が3メートルを超えるディープクランクベイトです。
レーベル・ビッククローを見て特徴的なのがリップの形ではないでしょうかこの葉っぱのような形状にも意味があります。障害物を避けるためにリップに段差を設けています。岩盤や堰、枯れ木などの障害物を狙うのに適しています。また、潜行姿勢が立っているため、ミッドレンジのウィードを狙う際にも非常に扱いやすいです。
さらに変形リップについて詳しく見ていきましょう。リップの先端は滑らかなカーブを描いており、この形状によってルアーの潜行開始をスムーズにしています。
両側の凹みは、障害物を避ける能力を高めるために設けられており、枝などの障害物にリップが接触した後、リップの側面に沿って枝が凹みに挟まれて引かれると、ルアーは水面方向へと跳ね上がり、障害物を回避します。
レーベル ビッグクローD74の最大潜行深度と潜行角度
ヒロ内藤さんのDVDのTHE Answer VOL2に添付られているプラドコルアーのライン別の最大潜行深度と潜行角度のデータを共有したいと思います。
ビッグクローD74最大潜行深度と潜行角度を知ることでレーベル・ビッグクローD74の性能を最大限に引き出す事が出来ます。
ヒロ内藤さんの「THE Answer VOL2」は、タックルセットアップについて詳細に学べるコンテンツです。現在、AmazonのPrimeVideoで視聴可能です。Prime Videoの登録は、指定されたリンクから行うことができます。
レーベル ビッグクローD74にまつわるエピソード
レーベル社のルアーデザイナー、ジム・ギャーウィング氏がビッグクローD74のデザインを手掛けました。彼はリアリズムを追求し、本物のザリガニをモデルにしてビッグクローのボディ形状を作り出しています。そのため、製品が本物に非常に似ているのは自然なことです。。
また、カラーリングには、レーベル社のエンジニア、ウィリアム・チャーリー氏が1970年に開発したフォト・プリント技術が使用されており、本物のような見た目を再現しています。1970年代には、アメリカのルアーメーカーの間で実際のベイトフィッシュに似せたリアル・ペイントが流行し、他のメーカーもこの技術を取り入れたいと考えていました。フォト・プリント技術は、曲面を持つルアーの表面にも印刷が可能な技術です。
フォト・プリント技術をレーベル社がバグリーベイトカンパニーに伝えた歴史
まず、フォトプリントとは、レーベルクローフィッシュなどに使用される技術で、塗装とは異なり、写真をルアーに転写する技術です。塗装と違って、実際のザリガニや魚の模様をルアーに忠実に再現することができ、よりリアルな仕上がりを実現します。
レーベルのフォト・プリント技術をバグリーベイトカンパニーに無償で伝えたのですが、社員たちは、同業他社であるバグリー社にこの素晴らしい自社の技術を教えると聞いて、当然ながら反対の意を示したそうです。
しかし、ジョージ・ペレン氏はルアーメーカーの先輩であるバグリー社への憧れがあり、親しくなりたいという願いを持っていたため、社員の反対を押し切って技術を伝えたと言われています。
フォト・プリント技術に関する指導は、その技術の細部から使用する機械の種類、作業の進め方に至るまで、バグリー社に対して惜しみなく伝えられたと言われています。
この指導によって、リアルイミテーションが流行していた時代に、バグリー社はその波に乗ることができたのです。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございます。今回はレーベル社のクランクベイト、レーベルクローフィッシュを紹介しました。ゾーン別に使い分ける事が出来るレーベルクローフィッシュは行くフィールドに合わせてチョイスする事が出来るルアーです。
今回紹介したレーベル社の「ディープウィークロウフィッシュF76」に興味がある方は下記のリンクから購入する事ができます。
ボクはX(旧Twitter)でもバスフィッシングの情報を発信しています。記事を読んで興味を持ってもらえたら「X(旧Twitter)のフォローやいいね!」を頂けると今後の活動の励みになります。また、記事の感想などがあれば、お問い合わせフォームからコメントして下さい。
「レーベル クローフィッシュの秘密」使い方からチューニングまで!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです
では!! よい釣りを(^O^)/
コメント