今回のテーマは「バス釣と年齢」について考えてみたいと思います。老後を迎えた多くの方々にとって、釣りは新たな趣味としても非常に魅力的ですし、バス釣りを続けて来られた方たちには、これからも続けていく事が重要になります。釣りは自然とのふれあいを楽しむだけでなく、心身の健康を維持するための素晴らしい方法でもあります。この記事では、高齢者が釣りを楽しむためのポイントやメリットについて詳しく解説します。
先日、いつものように淀川でバス釣りをしていると常連のへら師の方たちの会話が耳に入って来ます。ご高齢の方が多いので、話題は釣りの話だけではなく多岐にわたっていて冗談を交えながら楽しそうにお話をされてます。
話の内容を聞いていると話の中でいつまで釣りが続けるのかという話をされていたことがありました。その方は70代の方で今は釣りを続けているが、80歳までにはヘラ釣りを続けるのは難しかもと語っておられました。
ボクは50代ですが、身につまされる話ですが、人間には平等に老いは必ず来るものです。しかし、健康年齢を伸ばす事でバス釣りを少しでも長く続けることが出来るのではとも思いましたが、また、健康だけでは趣味を続けられないとも感じました。
バス釣りを長く続けるためには経済的な問題・時間的な問題・高齢期の生きがい・高齢期の人間関係・健康問題が絡んでくるとボクは考えられます。今回は高齢期にも趣味のバスフィッシングを続けるための備えを考えたいと思います。
では!!「バス釣りと年齢!」高齢でも引退せず趣味を続けるための備え!の始まりです(^O^)/
高齢になっても引退せずに趣味を続けるための経済的な問題!
高齢期に入っても趣味を続ける為には経済的な問題をクリアする必要があります。最近、ボク充てに届いた年金定期便を見て65歳に貰える年金額を確認したのですが、これが!! なかなか厳しい現実を感じさせてくれる金額が記載されていました。

ニュース等を見ると年金だけでは老後の生活が厳しいとも言われています。そんな中でバス釣りを続けていく為には経済的な老後の備えが大切になって来ると考えますので、今から対策を打って行きたいと考えています。
老後には流行りの新しいロッドやリールは我慢して買わないにしても、ルアーにラインは必要ですしワームの釣りもしますので、オフセットフックやウェイト等の最低限の消耗品を買う事は釣りをする上で必要になりますからね。
対策としては収入を増やすか! それとも今の収入はそのままで、どれだけ支出を抑えていくかが重要になるでしょう。
収入を増やすと言っても高齢になってからでは、難しいと思うので、ここはやはり、支出を抑えていく事が簡単に取り組めると思います。例えば1万円収入を増やすよりも保険や通信費を見直して1万円支出を減らす方が簡単だと思います。
定期的に数社の釣り雑誌を定期的に購読している方は1カ月情報は遅れますが、キンドルアンリミテッドを利用する事で支出を抑える事ができます。雑誌や書籍は知識を増やすモノですので、ケチりたくないとボクは考えます。
高齢になっても引退せずに趣味を続けるための時間的な問題!
老後に趣味を謳歌するのに経済的な制約がある場合には働き続ける方法も選択肢の一つとしてあります。しかし!! 働き続ける事で労働時間に自由を奪われて釣りに行く時間が制約されてしまうと本末転倒です。最近よくく思うのですが、50歳を過ぎて人生の折り返し地点に差し掛かり自身の寿命は後、どれだけあるのかと考えたりします。

とは言え、生活をしていく事は重要ですから高齢でも適度に仕事をしながら趣味を楽しむのは良いかもしれませんね。タダ、時間的はバランスは重要になってくると思います。
この辺りの事は現在、現役のボクたちも考えて置く必要があると思います。貯蓄したり資産運用したりして老後の資金を作り足場元を固めておくと老後のバスフィッシングを時間的なバランスを持って楽しむ事ができるからです。
iDeCoやNISA等を活用して老後資金を効率的に作り出すサービスを利用する事も検討する必要がありそうです。ボクもこの辺りのサービスを使っていますが、非課税はとても大きな魅力です。
老後の経済に不安の無い方はバス釣りに没頭することが出来ます。羨ましいですが、落とし穴があるとすれば、毎日毎日バス釣りをすることでバス釣り自体に飽きてしまうことに繋がってしまうかもしれません。
えっ?俺はいくらやっても飽きないよっと言う方はそれで良いのですが、(^_^;)
高齢になっても引退せずに趣味を続けるための生きがいや健康問題!
バス釣りは一人でも楽しめる遊びです。しかし、出来れば釣り仲間を増やすと更に趣味の釣りに楽しさが増すと思います。

ボク自身も老後に備えてSNSやブログを発信する中で釣り仲間を増やせるようにしていこうと考え実行しています。釣り自体は一人で行ったとしても釣果報告をSNSで発信する事で反響が得られたり読者とコミニケーションを取ったりする事ができるので心が豊かになります。
生きがい問題でも触れましたが、あなたが仕事を続けられる環境ならばお仕事を続ける事で、人間関係を継続させながら新たな人間関係を築く事も可能です。
2025年になると中小企業も高年齢者雇用安定法により再雇用期間が本人の希望で65歳まで義務づけられます。更に今後の日本は慢性的な人手不足でもあるので、望むなら70歳まで働くことが可能になるので親世代とは違うライフプランの構築を考えた方が良さそうです。
老齢期におけるバス釣りは長距離を歩いたり傾斜のある場所を上ったり下りたり、ボートでの釣りであれば波や風にボートが揺れてしまうので、バランス感覚を獲る事で足腰がしっかりと鍛えられる趣味だと思います。
なので、若いうちからバス釣りを通して健康年齢を伸ばすように日ごろから体を鍛えておく必要があると感じます。健康の維持は日ごろの生活からだと思いますので、フィールドに足を運んでお互い健康に気を付けたい所ですね! ボクもお酒を控えねば!! (/o\)
バス釣りは、楽しみながら日常生活動作を改善できる趣味です!
日常生活動作(ADL: Activities of Daily Living)とは、日常生活を送る上で必要な基本的な動作や活動のことを指します。具体的には、食事、更衣、入浴、排せつ、移動、整容を自分で行う事を指します。
これらの動作は、日常生活を自立して送るために欠かせない基本的な活動です。ADLの評価は、介護やリハビリテーションの分野で重要な指標となり、個人の自立度や介護の必要性を判断するために用いられます。
バス釣りは、楽しみながらADL(Activities of Daily Living、日常生活動作)を改善する素晴らしい趣味です。以下に、バス釣りがどのようにADLの改善に役立つかを説明します。
1. 体力の向上
バス釣りは、体を動かすことが多く含まれます。オカッパリではポイントまでの移動やボートでは操船はもちろんの事、揺れるデッキで踏ん張る事で下半身が鍛えられます。
キャスティング(ルアーを投げる動作)など、全身を使う運動が自然に取り入れられます。これにより、筋力や持久力が向上し、日常生活での動作が楽になります。
2. バランス感覚の向上
ボート上での釣りや不安定な地形での釣りは、バランス感覚を鍛えるのに役立ちます。バランスを保ちながら釣りをすることで、転倒のリスクを減らし、日常生活での安定性が向上します。
3. 精神的な健康
自然の中で過ごす時間は、ストレスを軽減し、精神的なリフレッシュをもたらします。釣りを通じて得られる達成感やリラックス効果は、精神的な健康を維持するのに役立ちます。
4. 社会的なつながり
釣りは、友人や家族と一緒に楽しむことができる活動です。釣り仲間との交流を通じて、社会的なつながりを深めることができます。これにより、孤独感を軽減し、社会的なサポートネットワークを構築することができます。
5. 認知機能の向上
釣りは、集中力や問題解決能力を必要とする活動です。魚の動きを予測し、適切なタイミングでキャストするなど、頭を使う場面が多くあります。これにより、認知機能の維持・向上が期待できます。
バス釣りは、体力やバランス感覚の向上、精神的な健康の維持、社会的なつながりの強化、認知機能の向上など、ADLの改善に多くのメリットをもたらします。楽しみながら健康を維持するために、ぜひバス釣りを取り入れてみてください。
バス釣りを楽しむ為に年を重ねても衰えない知能がある事を知っておこう!
高齢者の知能については、さまざまな側面があります。年齢を重ねるとともに、知能の一部が変化することがありますが、全体的な知能が必ずしも低下するわけではありません。
結晶性知能と流動性知能
結晶性知能:これは、経験や知識に基づく知能であり、年齢とともに向上することが多いです。例えば、語彙力や一般知識などがこれに該当します。
流動性知能:これは、新しい情報を処理し、問題を解決する能力であり、若い頃にピークを迎え、その後徐々に低下することがあります。
知能は加齢により影響が受けますが、流動性知能を高齢期でも保つ人が一定数存在しますし、個人差が大きいです。知恵や創造性など、高齢期に成熟する側面もあります。
高齢者は、豊富な経験と知識を持っており、これを活かして社会に貢献することができます。例えば、若い世代への指導やアドバイス、ボランティア活動などが考えられます。
高齢者の知能は、多くの要因によって影響を受けますが、適切な生活習慣や活動を通じて、健康で充実した生活を送ることが可能です。
アルツハイマー型認知症には歩くことで認知症予防や改善に効果的である
長尾和宏氏は、アルツハイマー型認知症には歩くことが認知症予防に効果的であると主張しています。彼の著書「認知症は歩くだけで良くなる」では、歩行が脳の健康に与えるポジティブな影響について詳しく解説されています。
アルツハイマー型認知症には、アミロイドβの蓄積がアルツハイマー型認知症の発症に深く関与していると考えられています。以下に、アミロイドβの蓄積と認知症の関係について詳しく説明します。
アミロイドβの蓄積と認知症
アミロイドβが脳内に蓄積すると、以下のような影響が生じます。
- 神経細胞の損傷:アミロイドβの蓄積は、神経細胞の周囲に「老人斑」と呼ばれる異常な構造を形成し、神経細胞を損傷します。
- シナプスの機能低下:シナプスは神経細胞同士の情報伝達を行う部分ですが、アミロイドβの蓄積によりシナプスの機能が低下し、情報伝達がうまくいかなくなります。
- 脳の萎縮:神経細胞の損傷やシナプスの機能低下が進行すると、脳全体が萎縮し、認知機能が低下します。
歩く事で得られる効果
長尾氏は、特に「ながら歩き」や「ポールウォーキング」など、楽しみながら続けられる歩行方法を推奨しています。
- 脳の血流改善:歩くことで脳の血流が増加し、脳細胞に必要な酸素や栄養が供給されやすくなります。
- 神経細胞の増加:歩行は脳の神経細胞の成長を促進し、認知機能の維持に役立ちます。
- ストレス軽減:歩くことでストレスホルモンのレベルが低下し、精神的な健康も向上します。
- 睡眠の質向上:定期的な歩行は、良質な睡眠を促し、脳の回復を助けます。
では、具体的にどの様にして歩けば良いかと云うと、計算をしながら歩くことです。愛知県の国立長寿医療研究センターで行われた研究で、アミロイドβの沈着が始まりかかっている初期の認知症患者(MCI)の人たちに毎日1時間、50から3ずつ引き算しながら歩く事をしてもらいました。
1年後に脳内に溜まっていたアミロイドβが消えていたそうです。オカッパリのバス釣りでは歩いて移動するので、高齢者の方はこの方法を取り入れて釣りを楽しむ事で、認知症予防にどれほど効果的か、ぜひ試してみてください。
バスフィッシングと年齢についてのリッククランの考えを参考にしょう
Bassmaster.comの記事からRick Clunn – forever youngを紹介します。リッククランが自身の年齢とバスフィッシングについて語られている記事です。
年を重ねる事で若い時の様には成績を残す事は出来ませんが、年齢を重ねる事の強みとそれによる年齢のハンディを克服する事ができる事をリッククランから学べると思います。リッククランはどの様なマインドでトーナメントに臨んでいるのか見て行きましょう。
セントジョンズ・リバーは、クランにとってのキャリア後半の2つの大きな成果を上げた舞台である。高齢の彼は2016年と2019年のエリートシリーズのトーナメントを制しました。
2年とも最終日の検量で、レジェンドがまだ勝つために必要なものを今も持っていることを証明し、多くの大人達が涙しました。
彼は60歳以上の年齢層にとっても、40歳以下の年齢層と同じくらいインスピレーションを与える存在です。前年の彼はここで99位、つまり最下位の成績で終わっています。
リッククランは「釣りの一番いいところは、腕利きのクォーターバックにはならないことだ。「6歳でも60歳でもできる。今、私はその限界を超えているんだ」と話されています。
リッククランのトーナメント戦績は、バスマスター・クラシックの優勝4回、クラシック出場回数は32回、B.A.S.S.優勝賞金260万ドル以上です。
しかし、2009年以来のバスマスタークラッシックの出場はありません。過去の偉業にこだわることも、未来への期待にエネルギーを費やすこともなく、クランにとって大切なのは、今この瞬間を集中することなのだそうです。
リッククランは「私は歴史的に若いアングラーに惹かれる傾向がある。「年をとると不機嫌になる。いい環境とは言えない」。
また、リッククランは若いアングラーとの交流に対しては、このように捉えて接しているようです。「いい若いコーチを得たよ」とクランは言い、特にハフ氏がソナーの最新の進歩について教えてくれたことに言及した。
クランは若いアングラーを対象としたセミナーの冒頭で、ゾンビを信じるかどうか尋ねることがよくあるそうです。
しかし、この問いはクルーンの哲学の重要なポイントへの印象的な導入部でもあります。ゾンビとは定義上、動くことができ、理性的な思考ができない生き物のことです。
リッククランによれば、私たちは、五感と頭脳を使って目の前にあるすべての可能性を見るのではなく、いつもと同じやり方や物事を行うことで、人生の多くの場面で「ゾンビ」になってしまう可能性がある。
つまりゾンビ的思考から完全に目覚め、意識することこそが、リック・クランの人生哲学であり、それがバスフィッシングの哲学なのだ。
「この思考はは私たちを生かしてくれるものだ。「釣りは私たちにそれを与えてくれる。普段の生活以上に、生きていることを強いられるんだ。
おわりに
今回はバスフィッシングを高齢になっても楽しむ為にこれからどの様に備えて行けばいいのかをボクなりの考えを紹介させて貰いました。
趣味であるバスフィッシングを健康で長く続けていく事が50代を過ぎて最近は特に意識するようになりました。世間では100歳まで生きる人生の生き方を説かれていたりしますが、ニュース等をよく見ると案外、短命でお亡くなりになって方も多いので、日々の自分の人生を意識する事が多いです。
Blog記事の中で紹介した長尾和宏氏の著書「病気の9割は歩くだけで治る!」に詳しく認知症と歩く事の関連が掲載されていますので、コチラも参考にしてみて下さい。
ボクはX(旧Twitter)でもバスフィッシングの情報を発信しています。記事を読んで興味を持ってもらえたら「X(旧Twitter)のフォローやいいね!」を頂けると今後の活動の励みになります。
「バス釣りと年齢!」高齢でも引退せず趣味を続けるための備え!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
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