「バス釣りの反則ルアー!」反則ルアーを科学的に考えてみた!

バス釣り雑記

コットンコーデール社の創業者、コットンコーデル氏が釣り人には2つのタイプの人間がいると話したそうです。それはアングラーとフィッシャーマンです。

ブラックバスをタダ釣りたいだけの人間をフィッシャーマンと言い。バス釣りをより深く探求でき釣りに哲学がある釣り人をアングラーと言ったそうです。この話を聞いてアングラーになる為に日々精進していきたいと努力しています。

しかし!!アングラーを目指していても、どうしてもバスを手にしたい釣りたいと思う時があるのが人間の悲しい性です。そんな時にタックルボックスの隅に忍ばせている禁断のコンフィデントルアーが反則ルアーです。

では! 「バス釣りの反則ルアー!」反則ルアーを科学的に考えてみた!の始まりです(^O^)/


「反則ルアーの定義は?」そもそも反則ルアーなるモノは存在するのだろうか?

Nishine Lure Works BABY ABINO 70F

そもそも、反則ルアーなるモノが存在するのでしょうか?あるような気がしますし無いような気もします。バスフィッシングではシーズナルパターン・ストラクチャーフィッシングと言う概念があり、そこからバスの居場所を考えるゲームです。

そしてバスへルアーをプレゼンテーションする為にゾーン・スピード・アクションと言う考え方で更にバスへ近づいて行くのですが、いくら釣れる反則ルアーでもバスの居ないシチュエーションや季節とリンクしない場所、そしてルアーを通す、ゾーンやスピードそして、アクションが間違っていたら、釣れると言われる、反則ルアーを送り込んでも釣れる確率は低いと思います。

でも、実際の釣り場でバスの居場所にプレゼンテーションしてみて釣れぷりに差を感じるルアーがあるのも現実です。この釣れっぷりの良いルアーが、ルアーパワーのある反則ルアーなるモノにあたると思います。

しかし、何時までも、釣れ続けるルアーは存在するのでしょうか?ブラックバスにも記憶する能力がある事が分かっています。次にバスの記憶力と反則ルアーの関係について考えてみたいと思います。


ブラックバスの記憶に定着しづらいワームは反則ルアーなのかもしれない

ローレン・ヒル博士

オクラホマ大学動物学部長で、魚の行動学の権威であるローレン・ヒル博士は、こう言います。「魚は数分で物事を忘れると思っている。しかし、それは真実ではない。私たちの研究によって、魚には記憶があることがわかったのです」

「例えば、ある日スピナーベイトで釣ったバスを、次の日に同じルアーで釣ることはほとんど不可能です。また、そのルアーに2~3日おきに1週間ほど見せ続けた場合は、再びそのルアーにストライクするのは20日後になることもある」

ローレン・ヒル博士の話を聞いて感じるのは反則ルアーであってもバスに何度も見せる事で記憶され釣れにくくなると思われます。また、このような事も仰っています。

「釣られた魚を観察していた魚の仲間も同じです。彼らは仲間が釣られたルアーが通り過ぎるのを見ると、それを思い出して避けるようになる」

「フィッシング・プレッシャーが強い湖でも同じことが言える。多くのルアーを見れば見るほど、バスは条件付けされ、騙すのが難しくなる。」

ブラックバスにルアーを見せ続けると記憶され釣りづらくなるのが理解できました。しかし、ローレン・ヒル博士はスレにくいルアーも紹介しています。

ある日プラスチック・ワームでバスを釣っても、次の日にはまた戻ってきてヒットする。「何らかの理由で、ワームは他のルアーのような記憶反応を刺激しないようです」

面白いですね、ハードルアーは記憶に定着しやすいがソフトプラスチックワームは記憶に定着しづらいとは、ワームのこの辺りの特性が反則ルアーになるかも知れませんね。


「魚を呼ぶ周波数!」反則ルアーは1/f周波数を出すルアーなのかもしれない

ヒロ内藤さんのセミナーでの1/f周波数を解説

皆さんは1/f周波数をご存知でしょうか? 

1/f周波数 とは 1/fの揺らぎとも言われ人間の心臓の心拍間隔を精密に測定することで導き出された周波数です。日本の物理学者で東京工業大学名誉教授の武者利光氏が1/f周波数を発見します。

魚の入った水槽の壁にレーザーポインターを当てると魚は興味を示しませんが、1/f周波数の揺らぎでレーザーを壁に当てると、その光に魚が集まって来るそうです。

究極の反則ルアーはベイトフィッシュそのモノなのかもしれませんが、でも、1/f周波数が出せるルアーを作り出すことが出来たのであれば、究極の反則ルアーになるのかもしれないとボクは考えてしまうのです。

とは言え、釣れると言われるルアーの収集家にはならないようにねと、ボクが尊敬するヒロ内藤さんは言われています。

また、こんな話もされていました。「釣れるルアーと釣れないルアーがあったとして何処に投げても釣れるルアーを結んで釣りをしたら、その人は釣に飽きてしまう。そもそもルアー釣りは餌釣りと比べたら1/10の確率でしか釣れない遊びです。」

「そのハンデを受け入れて釣る釣りがルアー釣りで、ルアーを選ぶのにも理由がある、その理由はエキサイティングな釣りがしたいからルアーを選んだはず、釣りたいという結果だけではなく、狙った釣り方で釣る事が重要になるからと仰ってます」釣りの本質を突く素晴らしいお話です。


釣りたいバス釣り日記が選ぶオールドスクールな反則ルアーたち3選!

ここからは、ボクが実際に釣れない時に使っていたオールドスクールな反則ルアー3選を紹介します。古いタイプのルアーですが、ヤバイくらい効果がありスレにくいと感じるルアー達です。

ジグスピナー

スプーン

スピナー

先ずはジグスピナーです。30年以上前のアングラーは知っている反則ルアーがジグスピナーです。5g~7g程度の小さいジグスピナーに小さなグラブを付けてタダ巻きで使うと良いと思います。

当時、ジグスピナーをタックルボックスから出した瞬間!周りの友達から「出た!反則ルアー」っと雄叫びが上がるほどのルアーでしたね。80年代の当時はツインティーズ社から販売されたシャッドタイプのワームが付いたジグスピナーが販売されていましたが、当時はかなり釣れましたね。

当時はコンパクトサイズのジグスピナーではクラッピーを釣る為に作られたサイズのジグスピナーも販売されていたと記憶します。日本にはクラッピーはいませんが、バスやブルーギルも釣れましたね。

DEPSのジグスピナー&チビアダ―

当時はアメリカの輸入品しかありませんでしたが、今はデカバス釣りで有名なDEPS社からしっかりした作りのジグスピナーがヘッドとセットで販売されていますね。

昔はグラブを付けて使っていましたが、クリアウォーターではストレートワームを付けて使うとナチュラルなアピールになります。ボクはヤマセンコーやチビアダーを組み合わせて使ってよく釣れました。

ラバースカートが無くボリュームを抑えたコンパクトでスピードの変化も付けられるジグスピナーは今でもよく釣れる反則ルアーだと思います。


COATAC CERESSO バッハスペシャル サラマンダー

次に紹介する反則ルアーがスプーンです。1806年にヴァーモント州のイースト・ポールトニーに生まれた、ジュリオ・トンプソン・ピュエルという人物がスプーンの原型を作った人です。歴史のある古いルアーですが、動きかが複雑なせいなのか現代でもハマれば釣れる反則ルアーの一つです。

スプーンはタダ巻きからアクションを与えて使っても釣れる万能なルアーです。ボクはトラウトのスプーンで有名なバッハスペシャルなどのトラウト用のスプーンをつかっています

7gのウェイトもアリ、コンパクトシルエットなので遠投も出来て広いエリアをスピーディーに探る事が出来る点もスプーンは便利です。

スプーンは小さなバスしか釣れないイメージでしょうが、ボクは淀川でも40アップのバスをかなりの数、手にした反則ルアーですよ。


スミス AR-SⅡ

釣り歴の長い古いアングラーならチョイスする反則ルアーの極みがスピナーです。当時は重めのスピナーがなく、ベイトタックルで投げるのは大変でしたが、今はスピニングやベイトフィネスタックルがあるので快適に反則行動が行えますね

写真のスミスからAR-Sはラバースカートですが、トラウトフィッシングに使うスピナーのようにフェザーが付いているスピナーは更に反則度が増します。

釣り場でコッソリスピナーを使って回りが釣れていない中、ボコボコに釣る事が出来たときのあの快楽は釣った人にしか味わえない感動です。

小さなボディに対してブレードによる大きな波動を生む優れたルアーです。バスも釣れますが、ブルーギルも良く釣れるのルアーなので釣り初心者にもおすすめです!

スミスからAR-Sのバス用のスピナーが発売されています。7gあるのでベイトタックルでも扱えるので、とても便利で釣れるスピナーです。


釣りたいバス釣り日記が選ぶ使ってみてヤバいと感じた反則ワームたち3選!

次に釣りたいバス釣り日記でインプレして来たワームの中でこれ何か知らんけどよく釣れるなぁ~と感じる反則ワームを3つ紹介します。

①ボトムアップ  ブレーバーマイクロ3.0

②キーパーライン シ―ズシャッド

➂OSP ドライブクローラー3.5

どれもストレートタイプに近いワームですが、細くて細かいアクションが特徴的なワーム達です。ボクの場合はPEセッティングのダウンショットリグで使っていますが、水質が安定している時には問題なく釣れてくれるワームなので、釣れない時はついつい使ってしまいます。

ボトムアップ  ブレーバーマイクロ3.0

ボトムアップ社のブレーバーマイクロ3.0は川村光大郎さんがトーナメントなどのタフな状況下でも釣り勝てる為に作られたワームです。特徴としてはストレートワームのボディにシャッドテールが付いたタイプのワームです。

小さいワームなのですが、シャッドテールが付いている事でフォール中もアクションに緩急が付いてバスを誘ってくれます。ただ、ブルーギルの活性が高い時はシャッドテールを食いちぎられるのでコスパが悪くなるのが難点ですが、そんな時でも使うと結果出るので使ってしまうワームです。


キーパーライン シ―ズシャッド

キーパーライン シ―ズシャッドは独特なデザインのワームです。淀川で釣りをするアングラーに支持されている激釣れワームです。ハンドポワードで作られたワームでボディマティリアルは柔らかく発色も綺麗なのが特徴です。

魚の尾っぽのようなテールが細かく動く事でバスを誘ってくれます。釣れ過ぎて使うのをタメラウ程のワームです。じっくりとアクションを与えても良いですし抵抗が何もないのでストンと落としてリアクションで誘う事にも長けていると感じるワームです。


ドライブクローラー3.5

皆さんよくご存じだと思います。そうOSPのドライブクローラー3.5です。国産のマイクロワームを長い間使っていない期間があり、久しぶりにスピニングタックルを使おうと思って購入したのがドライブクローラー3.5です。

良く釣れるワームでこんなに淀川にブラックバスが居ったんだと感じさせてくれたほどの釣果を叩き出してくれました。フォール中のアクションがヤバイワームですよね。

もちろん、何処に投げても釣れる訳ではありません。ストラクチャーフィッシングの理論を踏まえての話ですが、バスが居てるであろうスポットに送り込むとバスからの反応が得られるので感動したワームです。


おわりに

ローレン・ヒル博士のバスの記憶力に関する話には続きがあります。「あえて人と違うことをする釣り人が成功をつかむことがある。たとえば、誰も使っていないルアーに変えることで、魚にストライクを起こさせる人もいる。」

魚はもっと多才にならなければならないことを教えてくれると博士は言います。「魚が私たちのキャストするルアーに慣れすぎてしまわないように、私たちは喜んで、色々なな種類のルアーを使わなければならないのです。」

という訳で、今回ボクが紹介した反則ルアーもバス側から考えないと反則級の威力は発揮しませんので悪しからず。

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「バス釣りの反則ルアー!」反則ルアーを科学的に考えてみた!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!!よい釣りを(^O^)/


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