「拘りの塊り!」ブーヤー スクイールチャーのインプレ!

ルアーインプレッション

バズベイトを最初に見た時は、こんな針金で作ったルアーでブラックバスが釣れるの?っと半信半疑で見ていた思い出があります。このバズベイトという魚に似ても居ないルアーが作られたのは1960年の後半と歴史的には浅いルアーでもあります。

ボクが最初にバズベイトで釣ったのは80年代に売られていたSMITHのダブルブレードのバズベイトが最初でした。その一匹を切っ掛けにボクに取ってバズベイトというルアーは無くてはならないルアーになっていきました。

今回紹介するバズベイトはブーヤ社から2018年に発売になったヒロ内藤さんが手がけた拘りが詰まったバズベイト、スクイールチャーをインプレしたいと思います(^O^)/


サウンドのバランスがとても良い! ブーヤー スクイールチャーのインプレ

ロッド Wizard CS リール スティーズSVTW ライン18LB

プラドコ社のブーヤーから販売しているスクイールチャーバズベイトの最初の印象はカップ形状の特殊なリベットとペラのデザイン効果でしょうが、スイッシュ音とスクイーク音のバランスがとても良い点ですね。

スクイールチャーは大きいペラを装備している事でキャスト後のバズベイトの浮き上がりも早くスグに臨戦態勢がとれます。浮き上がりの悪いバズベイトはバンクを攻める時にも無駄が出ますし浮き上がらすためにリールを巻く事に気を取られてしまいますが、スクイールチャーはそんな事はありません。

オフセットタイプのペラなのでバイブレーションも大きくスカートの動きも抜群ですしリトリーブパスが膨らむので杭などのハードカバーに当てて釣るバンプ&ランをする時もやり易いのが特徴です。

また、スカートはゴムではなく糸で縛られているのでゴムの劣化によるスカートのほつれが無いのが嬉しいですし、デプスが開発した外れにくいワームキーパーの方法が取り入れられています。

片側が水を受ける為に下方向に飛び出たヘッド形状

フックはエクスキャリバープロバズと比べて少し大きくゲイプが少しワイドになっています。大きいフックの方が取れる魚が増えると考えられているのかもしれませんね。

ファーストリトリーブでの使用も特殊なヘッド形状のおかげでヘッドが水を受けて傾く事が抑えられているので、以前にエクスキャリバーから販売されたプロバズよりもヘッドの傾きが抑えられてスピードの上限が広がった印象です。

また、ペラの全体のRとカップのR径を広げたり縮めたり手で調整する事で浮き上がりとスピードの調整をする事ができますが、カップの方は特殊なデザインになっているで気を付けて調整して下さい。

上エクスキャリバープロバズ3/8oz 下スクイールチャー3/8oz

エクスキャリバープロバズと比べて見ると分かりますが、スクイールチャーの方がペラが大きいので風の抵抗が受けやすいく風の強い日の向かい風にはキャストの飛距離が稼げず広範囲をサーチしたい時には辛いです。

向かい風の中を広範囲にサーチするときには小さいペラのバズベイトの方が飛距離が出やすいので使い分ける必要を感じました。

とは言え、大きな特殊ペラを持つスクイールチャーのサウンドは唯一無二なバズベイトなのでトレーラーワーム等を付けて飛距離を安定させるのも一つの方法だと思います。

また、コストの関係上、仕方がないようですが、ペラの回転が右方向の1種類しかないのが残念です。スクイールチャーはペラの形状的に逆曲げが出来ないので無理に左回転を作ろうとして曲げたりすると壊れるので止めておきましょう。


釣りたいバス釣り日記的! スクイールチャーのタックルセットアップ!

ロッド Wizard CS リール スティーズCT ライン20LB

ブーヤー スクイールチャーを使ったタックルセットアップは様々なルアーを使う場合にはロッドはMHパワーの6.6フィート前後の長さのベイトロッドが使い易いです。ボクはヒロイズムのWizard CSという6.4フィートのロッドを使っています。

更にカバーの濃い所をフロッグやスイムジグも併用して釣りを組み立てた時にはヘビーアクションの6.6フィート前後のロッドを使います。ボクはヒロイズムのバウンス666を使っています。

リールはバズベイトを素早く浮上させたいのでハイスピードリールが良いと考えます。ボクはギア比7.1のリールを組み合わせて使っていますが、釣り方やハイシーズンではギア比が8.5も使い易いかも知れません。

ボクはバズベイトを使う時はラインはナイロン14~20LBを釣り方やカバーの濃さによって使い分けています。バズベイトはトップウォータールアーですが、フロロカーボンラインでも問題はなく使い易いです。ボクは、たまにPEラインも使いますが3号~5号を直結で使っています。


「プロバズを超えろ!」ブーヤー スクイールチャーのスペック!

WEIGHT3/8oz 1/2oz
HOOK#5/0

ブーヤー スクイールチャーバズベイトは3/8ozと1/2ozの2タイプのウエイトがラインナップされています。風などのフィールドの状況やリトリーブスピードによって使い分けする事ができます。

1997年にレーベルのチーフデザイナーであったジム ギャーウング氏がエクスキャリバーブランドからプロバズというバズベイトを作り出します。

ヒロ内藤さんは、このバズベイトに衝撃を受けた事が切っ掛けで、何時かこのバズベイトを超えるバズベイトを作ろうと、長い間に溜めておいた幾つものアイディアを注ぎ込んで作りあげたバズベイトが2018年に販売になったブーヤー スクイールチャーバズベイトです。

発売当初はバレないように日本先行発売で発表された点も驚きだったバズベイトですが、ネットの記事などで機能や日本で販売している事を知ったアメリカの個客がプラドコに何故アメリカでも販売しないのか問い合わせがあったようです。


ブーヤー スクイールチャーを使い切るためのバズベイトテクニック!

〇 ステディーリトリーブ 

〇 バンプ&ラン

ブーヤー スクイールチャーバズベイトを使う上で知っておきたいテクニックはステディーリトリーブとバンプ&ランの2つのテクニックです。

ステディーリトリーブはバズベイトをキャストして素早く水面にバズベイトを浮上させてカバー周りをリトリーブで釣るテクニックです。活性が高ければファーストリトリーブで泳がせますが、活性が低い時はバズベイトが沈みかける程のスローリトリーブで使う場合もあります。

また、ステディーリトリーブ中に障害物に近づいた時に一瞬リトリーブスピードを上げて水しぶきを激しくさせる小技を使うと更にバイトが増えます。

バズベイトの釣りはキャスト後の一連の動作が大切になってきます。ボクの場合は右手でキャストしてからバズベイトが空中にある時点でロッドを左手にパーミングした状態で持ち替えてサミングし着水と同時にクラッチを入れてリトリーブを開始します。

ロッドを立ててバズベイトを浮かす方法もありますが、ボクはおすすめしません、理由はロッドの位置を戻す時にスラックラインの処理でバズベイトの泳ぎがコントロールしにくいからです。

バンプ&ランはバズベイトをカバーに当ててバズベイトにイレギュラーなアクションを与えて釣るテクニックです。ステディーリトリーブでカバー周りを通してもバイトがない時はバンプ&ランで攻めるとバイトが得られる事が多々あります。

※更に詳しいバズベイトの機能や使い方などの基礎知識をコチラの記事で紹介しています。


『バズベイトチューン!』ブーヤー スクイールチャーのチューニングを紹介

上がノーマルの状態 下がアームの端をカットしたスクイールチャー

ブーヤー スクイールチャーのチューニングとして一般的なのが扇風機の風を使って小一時間程度、ブレードを回転させてリベットのアタリを取ってスクイーク音がさらに良く出る様にチューニングする方法です。

途中でペラとリベットの当たり具合を見てアタリが偏っている場合は全体がアタルようにペンチなどで調整します。バズベイトを育てるルアーとよく言いますが、ベストな状態に育てたバズベイトを使う事で釣果に繋がります。

また、写真のようにリベットが外れないようにカシメた後にバズベイトの余分に飛び出ているアッパーアームの端をカットしてチューニングする方法もあります。

こうすることで切れ端のウィードやゴミなどを拾わないようになりバズベイトに付いたウィードの除去などの手間が省けますし、釣りのリズムが良くなるので釣果にも繋がると考えられます。


おわりに

今回はブーヤからプラドコ在籍時にヒロ内藤さんが手がけたバズベイト、スクイールチャーを紹介しました。バズベイト好きな方は様々なバズベイトを使われていると思いますが、ここまで拘ったバズベイトをボクは見た事はありません。

今回の記事を読んで「ブーヤー スクイールチャー」に興味が湧いた方は下記のリンクから購入する事ができます。

ルアーもどんどん進化していきますが、人間の発想やひらめきの素晴らしさをルアーを通じて感じる事ができます。今回のブーヤー スクイールチャーの記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。


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