キャスティングの基本はオーバーヘッドキャスティングと言われていますが何に注意してキャスティングすればいいのか悩みますね? バス釣りの初心者でこれからキャスティングを覚えようと考えている方や独学でキャストをしているけどイマイチキャストのコントロールが決まらないくて悩んでいる方
こんな人に今回は読んでもらいたいのがヒロ内藤さんが解説するオーバーヘッドキャスティングの動画とテキストです。バス釣りにおけるルアーの投げ方の基本はオーバーヘッドキャスティングでキャスティングの基本を学べばサイドハンド、バックハンド、ロールキャストもこなせますよ。
ヒロ内藤さんのオーバーヘッドキャスティング理論のはじまりです(^O^)/
ヒロ内藤さんのルアーの投げ方 理論編
この動画ではオーバーヘッドキャスティングが何故基本と言われるのかをレクチャーされてます。オーバーヘッドキャスティングを理論的に解析することでサイドハンドやバックハンドキャストにも応用が効くと説明されています。
キャストは5点同一線上にすることが重要

キャストの方向の正確さが決まるのは5点同一線上にルアーをキャストする必要があります。ヒロ内藤さんは一つ目のポイントにルアーの着水点をあげその線上に乗るように軸足の親指を越せるようにします。そしてロッドを構えて脇を閉め肘の内側を同一線上に乗せます。

次にロッドを握った手の小指の付け根を同一線上にして最後はロッドティップ(竿先)を線上にくるように構えます。動画の補足情報としてヒロ内藤さんの著書にはキャスト時にロッドを持っている側に壁があると意識しながらキャストをする事でブレが防げるとあります。
動画で触れられていたロッドの握り方を確認していきましょう。
〇正しい握り方 ✖間違った握り方
動画内でも説明されていますが小指の付け根を同一線上に乗せる為に手首を90度ひねってロッド構える事で左右のブレを防ぎ手首の可動域が増える事でスナップの効いたキャストが行えるのでキャストをする上でとても重要です。

補足情報として動画内では触れていませんがスピニングやベイトキャスティングのダブルハンドルを使ってキャストする場合も理論は同じです。5点同一線上にプラス左の小指の付け根が加わります。
5点同一線上を意識しながらキャストの方向のズレが出なくなるまでキャストの練習をします。まずは左右のブレを失くすことが大切です。
キャスティングの距離の調整 サミング
次にポイントへルアーを正確に落とす為には距離の調整が必要になります。ベイトキャスティングリールの場合はスプールを親指で抑えながら距離を調整するサミングとスピニングの場合には糸巻のエッジであるリムに人差し指を触れながら距離を調整するフェザーリングがあります。
遠くへルアーをキャストしたければロッドにパワーを与えて反発力を増幅させることで距離が飛ばせます。しかしロングキャストをする事でどうしても着水点へのズレが生じることを覚えておきましょう。
キャスト時にターゲットポイントより2m程オーバーさせるぐらいの感覚でキャストを行いそしてターゲットポイントの半分の距離まで飛んだ段階でサミングによる距離の調整を行い徐々にルアーのスピードを落としながら静かに着水させます。
落ちる瞬間にベイトリールならスプールの回転を止めるスピニングならラインの放出を人差し指で止めることが静かに着水させるポイントです。
なぜ2m程オーバーさせるパワーでキャストしてからサミングコントロールするのかについてヒロ内藤さんは2つのポイントを上げています。
・正確にルアーをプレゼンテーションできる
・着水音を抑えることができる
ヒロ内藤さんのオーバーヘッドキャスティング 実践編
この動画では実際にヒロ内藤さんがオーバーヘッドキャスティングを実践しながらレクチャーしてくれています。理論編で学んだ5点同一線上を意識して正確にキャストしていきましょう。
今回のキャスティングの練習で使われたタックルは新作のHIROism/CalypsoSJ2の5.2フィートロッドにスティーズCTラインはヒロズチョイスのクランキング15lbキャスティングプラグ3/8ozです。

動画内では7.5m先の帽子をターゲットポイントとしてキャストの練習を行っています。黄色い線がターゲットポイントを結ぶ仮想線です。この線上に理論編で学んだ5点のポイントを乗せていきます。
まずは方向のズレが無いように練習します。ターゲットポイントの帽子を超えて黄色い線上に釣り糸が乗るようにキャストします。

流石、ヒロ内藤さん黄色い線上にラインが乗っています。このようにまずはズレを失くすことがキャスティングの精度を出すために重要になります。
サミングによる距離の調整

まずは軽く投げてどれ位の距離が飛ぶのかを確認するところから始めます。ターゲットポイントを超えているようであれば、超える距離をターゲットポイントの帽子から2m先に落ちるように調整します。
次にターゲットポイントの帽子から2m先に落ちるロッドパワーのかけ具合が分かった段階でサミングで距離の調整を行います。 この練習を行う事でロッドティプをターゲットポイントに向けて振る感覚が養われてきます。
ロッドティプの運び方が分かるとサイドハンドキャストやバックハンドキャストも出来るようになっていきます。
再販が望まれるヒロ内藤さんの著書
今回の記事はヒロ内藤さんの著書に掲載されている情報も加えて書かせてもらってますが、オーバーヘッドキャスティングの理論を掲載されているのが、釣り人社から販売されていたバスフィッシングという本です。とても素晴らしい本ですが現在は販売していません。
2009年に発刊した初心者に向けて書かれた名著でベテランのアングラーも読み返している人も多い本だと思います。kindleで復活してくれると嬉しいんですけどね、見つけたら買いですよ
ベイトキャスティングリールのブレーキセッティング

ベイトキャスティングリールのブレーキシステムはバックラシュを防ぐ為に複数あり基本的にはリールスプールの回転軸を調整する事でスプールを制御するメカニカルブレーキとシューがスプール回転時に摩擦する事でブレーキになる遠心ブレーキ、そして磁石を用いたマグネットブレーキがあります。
先ずは、メカニカルブレーキを閉めて竿先を軽く振るとルアーがゆっくり下がってくるようにメカニカルブレーキを調整します。
そして、遠心ブレーキやマグネットブレーキを最初は強めに設定することでバックラッシュが防げますが、どんなに上手い人でも軽いバックラッシュはするモノなので気にせず練習しましょう。
フェザーリングをマスターしょう
![DSC_0100[1]](https://livedoor.blogimg.jp/airegin515-bass/imgs/4/d/4d0d1abb-s.jpg)
フェザーリングにも練習方法があります。スピニングロッドにラインを通してラインにルアー又はキャスティング用のウエイトを結びます。
リールのベールを起こし人差し指でリールのリム(糸巻きのエッジ)と指でラインを挟んでラインの放出を止めます。少し指を浮かしてフェザーリングしながらルアーを床に優しく置くように速度を調整。
それが出来たら、ロッドティプから床までの間を自分が止めたい位置でフェザーリングでルアーを止めながら床に下ろしていきます。これで、フェザーリングの基礎動作はOKです。
フェザーリングの感覚を掴んだら実際のフィールドでキャスト練習して見ましょう。距離のコントロールはベイトでの練習と同じで徐々にキャスト精度を上げて行くことができます。
バス釣りのルアーの投げ方 おわりに
ルアーを正確にポイントに落とせた時の達成感はこの釣りをしたことがある人なら誰でも分かると思います。狙ったポイントにルアーが吸い込まれて理想的な着水からのワンアクションでバスがバイトして来た時にはアドレナリンが出まくりです。
昔はロングキャストすることが楽しい時もありますが、正確にカバーへキャストする事を覚えると釣りが更に偶然性を排したモノになるような気がします。
ボクも自身のキャスト精度を確認する為によく冬にキャストの練習とフォームの確認をして修正をしたりします。離れた距離は年と共に目が悪くなるせいかキャストの精度も落ちてきますが少しでも補えるようにチェックしたりしていますよ。
この記事が参考になれば幸いです。
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