今回のルアーインプレッションは、スミスウィック社のサスペンドジャークベイトであるサスペンディングラトリンログ「ASDRB1200」をインプレしたいと思います。
サスペンドジャークベイトが使われる時期は、冬の水温が下がった寒い時期の活性の低いブラックバスを狙う時や春のプリスポーニングにも活躍するルアーですね。
そもそもサスペンドルアーはいつ頃作られたのでしょうか、一説によると70年代に作られたレーベルのクランクベイトが最初のサスペンドプラグだと言われています。
なので、スミスウィック社のサスペンディングラトリンログも1970年以降に作られたジャークベイトであると解釈できますね。
サスペンディングラトリンログをインプレッションするにあたり、サスペンディングラトリンログの水中での姿勢や泳ぎの潜行角度や限界潜行深度はどうなのか、これらの質問に答えられるようにフィールドで検証したり様々な情報を集めました。
これ以外にも、サスペンドタイプのラトリンログの見分け方や使用した感想を書いています。
では!「冬の定番!」サスペンディングラトリンログASDRB1200のインプレの始まりです(^O^)/
サスペンディングラトリンログASDRB1200を使ってみた
今回もインプレもいつもながら淀川にやって来ました。この日は冬の季節でも暖かく最高気温が12℃あり防寒着を脱いで釣り歩いていました。サスペンディングラトリンログASDRB1200にはボディ表面の凸凹があるモノと無いモノがあります。
動きそのものはローリングが主体のログのアクションですが、凸凹があるログは動きが大きく暴れる印象があります。逆にボディ表面がコウティングされているログは動きが小さくヌメヌメ動く感じです。
サスペンディングラトリンログASDRB1200はARB1200と比べてリップも硬く長いのが特徴で限界潜行深度は0~6fと記載されているので、オカッパリでも使い易いジャークベイトだと思います。
オカッパリでサスペンディングラトリンログを使用する場合は、スローに浮くセッティングの方が根掛かりを回避出来て使い易いと思います。浮く側に調整する際には、トレブルフックのサイズを下げるかスプリットリングのサイズを下げるなどして調整しましょう。
サスペンディングラトリンログも重心移動システムは付いていないので、飛距離は落ちますが、最近のベイトリールの性能が良くなったので十分な飛距離がでますが、重心移動になれている人からすると、物足りないと感じるかもしれませんね。
サスペンディングラトリンログASDRB1200の仕様
スミスウィック社のサスペンディングラトリンログASDRB1200は水中で静止する時間が長いタイプのサスペンドするタイプのジャークベイトです。
バス釣りのプロサーキットでもよく使用される事からサスペンディング プロログとも呼ばれるジャークベイトです。冬の冷水期や状況変化でタフったバスでも捕食時にルアーに追いつけるように、サスペンドさせられるのが、この手のミノーの強みです。
サスペンディングラトリンログASDRB1200のラインによる深度の違い
カタログスペック以外の情報としてヒロ内藤さんのTHE ANSWER GAME2のルアーのライン別の限界潜行深度のデータを記載しておきます。ナイロンラインの20lbでも18メールの距離をリトリーブすると約2m近く潜ることが分かります。
このグラフを見る事で、ラインサイズ別にサスペンディングラトリンログが水中でどの様に潜って行くのかが、イメージしやすくなると思います。
サスペンディングラトリンログファミリーの見分け方と使い分け
サスペンドタイプのショートリップのラトリンログは3タイプスミスウィック社から発売されていますがイマイチ見分け方が分かり辛いと感じている人も多いようですので、簡単な見分け方を記載しますね。
サスペンドタイプのログでショートリップのモノは上記の3タイプ販売されています。まず簡単な見分け方はリップに製品名が記載されているのでリップを見ればわかります。しかし透明なリップの刻印は見ずらいので種類を判断する方法はボディの大きさに気付くはずです。
この中でElite10ログはボディの長さが5 1/2inと一番大きいのでスグに分かるはずです。
では、 ASDRB1200とElite8の違いですが、これも簡単でリップの長さが違います。限界潜行深度がElite8の方が深く潜るのでリップが長いのが特徴です。
サスペンディングラトリンログASDRB1200の水温による浮力
今回、サスペンディングラトリンログを使用した時の表水温が平均で9℃でした。サスペンドタイプのジャークベイトを使う場合には水中でサスペンドする様に調整をする必要があります。
しかし、バスの活性によってスローに浮くものと沈むものを使い分けた方が良い場合もあります。 今回インプレしたサスペンディングラトリンログにはボディに凸凹があるログとないログがあると書きました。水温9℃では凸凹のある方はスローに浮き上がり、凸凹の無いモノはスローに沈みました。
製品の個体差もあり一概には言えませんが一つのヒントとしてもらえると幸いです。サスペンドジャークベイトは現場で調整が必要な場合が多々あるルアーでもあります。
サスペンディングラトリンログASDRB1200のサスペンド姿勢
サスペンドタイプのジャークベイトを使う場合に気を付けたいポイントがジャークベイトのサスペンド姿勢です。頭を上げているのか、それとも下げているのかによって使用するシチュエーションが変わってきます。
サスペンディングラトリンログの水中での姿勢は水平でフラットな姿勢で浮いています。このように浮くタイプのジャークベイトは冬の時期に強いジャークベイトであります。
また、フックサイズを変更する事で水温が上がり出す初春の時期には頭を上げた姿勢に調整が出来ますし、冬の前日の夜に冷え込んだ日には頭を下げた姿勢を取らせたりするチューニングが楽にできます。
サスペンディングラトリンログASDRB1200のボディの凸凹
ラトリンログのボディ表面には凸凹はバルコ二ウムと呼ばれ1950年の発売当初からログのボディに刻まれたデザインです。バルコ二ウムがある事で水中でのルアーと水との剥離効果が生まれルアーの動きにキレが生まれる仕組みになっています。
サスペンディング ラトリンログASDRB1200にはボディの塗装の厚いログと薄いログがあります。ボディの塗装が厚いサスペンディング ラトリンログはバルコ二ウムの凸凹が塗料で埋まっています。なぜ塗装の厚いモノと薄いモノの両方が販売されている真意はわかりません。
ASDRB1200の厚塗りボディの方が冬の冷水期のジャークベイトには向いています。先ほど触れたルアーのアクションにキレが出ないのが逆に冬には良いのです。
では!バルコ二ウムがくっきり浮き出ているのはダメかと言うとそうではありません。ここで、使い分けが生まれると考えられます。バルコ二ウムがくっきり浮き出ている方がアクションにキレと余分な動きをするのであれば、水が少し濁った時などにはコチラのタイプを使う手も考えられます。
サスペンディングラトリンログASDRB1200のまとめ
今回はサスペンディングラトリンログASDRB1200をインプレッションしてみました。ASDRB1200の特徴をまとめておきたいと思います。
以上がASDRB1200の基本性能になると考えます。
この記事を読んでスペンディングラトリンログ ASDRB1200を購入したいと考えている方は下記のリンクから購入する事ができます。
「冬の定番!」サスペンディングラトリンログASDRB1200のインプレの記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
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