「釣りは身を滅ぼす!」というが科学や幸福学から見たらどうなのか?

バス釣り雑記

釣りは身を滅ぼすと聞くと、そんな馬鹿な事はないと思われる釣り人がほとんどだと思います。しかし!!パートナーである奥様に黙って、高価な釣り具を買って散財するとか、出張と言って遠征釣行したりと言った行き過ぎた事をすれば、いずれ、釣りで身を滅ぼすかも知れませんよね。

ボクもどちらかと言えば高価な釣り具を買って喜んでいたりしますので、もし、パートナーがいたら高価な道具の割に釣果に繋がっていないと突っ込まれているかも知れません(;’∀’)

また、独身者でも彼女とのデートよりも釣りを優先するとかして彼女との二人の時間が取れていなかったりしたら二人の仲は上手くいかなくなってしまいます。

朝練といって平日の早朝から釣りをされる方もいますが、一日元気に突っ走れたらいいですが、仕事に支障がでると周囲に迷惑をかけてしまいますので、注意が必要です。

身の丈に合わないタックルや遠征旅行などしなければ、釣りはとても幸福になる手助けをしてくれるのかもしれません。

「釣りは身を滅ぼす!」というが科学や幸福学から見たらどうなのか?の始まりです(^O^)/


ドーパミンが噴き出すギャンブルや釣りをする事で身を滅ぼすのか?

ギャンブルと釣りは似ているという方もいますが、この辺りも掘り下げて見て行きましょう。パチンコなどのギャンブルや釣りには快楽が与えられる瞬間があります。所謂! キタ――(゚∀゚)――!!という感覚です。この快楽を誘発するのが脳内で作り出されるドーパミンです。

ドーパミンは1950年代にヨーテボリ大学の教授であるアルビド・カールソンが発見します。アルビド・カールソン教授の発見はドーパミンがそれまで信じられていたような単なるノルアドレナリンの前駆物質で無く、脳の中の神経伝達物質であることを実証されます。この事が評価されノーベル生理学・医学賞を受賞されています。

また、快楽とはドーパミン自体が生じさせるのではなく、快楽の予感を感じることで快楽を得ている事が発見されています。なので、予感を感じることを繰り返えすことが快楽に繋がっているようです。

釣りで例えた具体例では、杭の奥にプレゼンテーションしたトップウォータールアーが杭の横まで来た時の興奮がドーパミンかもしれませんね。快楽の予感、つまり、ブラックバスがルアーに猛然とアタックしに水面を割って出るぞ、出るぞと思わず口に出してる時がありますよね。

また、脳には報酬中枢というモノがあります。報酬中枢とは、脳の「側坐核」という部分にあり、欲求が満たされた時や満たされることが分かった時に活性化し快楽を与える神経系です。

報酬中枢は人間が進化の過程での古い動物的な思考を支えています。食べること性交など生きる事に直接結びつく強い欲求が報酬中枢の役割です。

なので、ボクたちが、釣りに行って釣れなくてもドーパミンの快楽の予感を感じることで、また釣りに行ってしまいますし、バスが釣れた時の快楽に酔いしれる事で、原子時代から受け継がれた報酬中枢がボクたちを釣りを通して生きる事に必死にさせているのかもしれません。

ドーパミンの分泌から考えるとギャンブルと釣りで得られる快楽は似ている部分もあるのかも知れませんよね。釣りは本当に身を滅ぼしてしまうのでしょうか?


身を滅ぼすどころか健康になる!自然に触れことで受けるエビデンスを紹介!

釣りを通して自然に触れる事で健康に良い影響を与えのではと考えられる医学的なエビデンスのあるデータもあります。16才から年間5,000本の科学論文を読み続ける「日本一の文献オタク」と呼ばれている鈴木 祐さんの著書、最高の体調 進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法の中から自然と健康について関連するお話を紹介します。

1976年に発見された人類学者のエドワード・シエンフェリン氏のデータには、旧石器時代と同じような暮らしを続けるパプアニューギニアの2000人のカルリ族の人は鬱を発症している事はないそうです。

この結果を踏まえて現代人に旧石器時代の生活をさせたところ体調の改善が見られたそうです。自然に触れる事で人の体調や精神も良くなるそうです。30分間、草木のある公園を散歩するだけでも体調や精神に良い効果があるそうです。

観葉植物を部屋に置いたり待ち受け画面を自然の風景にする事で健康に繋がる

また、スマホやPCの待ち受け画面を自然の風景などにしておくだけでも人間に与える影響はあるようで健康に繋がるというデータもあります。なので、部屋に観葉植物を置いて育てるのも健康になるので、是非やって見てはどうでしょうか。

これらのデータを踏まえてバス釣りに出かける事は長い時間、自然と触れ合う事になるので、健康にとてもいい影響を与えると考えられます。これ以外にも沢山のデータを本では紹介されています。釣りは身を滅ぼすどころか体調も良くなり精神も安定する素晴らしい趣味ですね。


ヒロ内藤さんが語る釣りの幸福論 日本人とアメリカ人の年齢による幸福度の違い

2011年フィッシングショー大阪のセミナー動画で日本人の幸福度が低い事に触れてヒロ内藤さんが釣りで幸福度が上げられる趣旨の話をされています。

ボクは会場でヒロ内藤さんのお話を聞いていたのですが、バス釣りとは関係ないような話ですが、自身の幸福感と照らし合わせて興味深くお話を聞いていました。

お話の内容は、日本人は低年齢の頃は幸福度が高いのですが年齢を重ねるごとに幸福度が下がり60歳を超えてから幸福度が上がるデータがあるそうです。

日本の中学生とアメリカの中学生を比べた時に50%以上の日本の中学生の方が幸福度が高いという結果だそうです。逆にアメリカの中学生は自身は不幸だと感じている割合が高いそうです。

しかし、ここから両学生の幸福度は大学進学から社会人へと人生ステージが変化するにつれ日本人は幸福度が下がりますが、アメリカン人の幸福度が上がる転換点が訪れます。

アメリカ人の場合は27歳頃になると不幸と感じる度合いが減って行き、年を重ねるに従い幸福度が上がっていくそうです。日本人の幸福度は年齢を重ねるごとに下がり続け不幸だと感じ続けます。日本人が幸福だと感じる年齢は何と70歳になってからだそうです。


ヒロ内藤さんが感じる幸福度には家族との良好な関係性が不可欠

12月 クリスマス

11月 サンクスギビングデー

10月 ハロウィン

9月 デーバーデ―

7月 独立記念日

何故、アメリカの人達の幸福度が約30代から上がって行くのでしょうか?ヒロ内藤さんが言うには、考えられる要因には家族との繋がりではないかと話されています。

日本とアメリカの家族や親せきの付き合いや生活の違いをアメリカの生活が長いヒロ内藤さんは話します。日本とアメリカの生活習慣の違いがあり、アメリカでは1年の間で家族や親せきが集まる行事が5回から6回もあるそうです。

12月のクリスマスや10月のハロウィンは日本でもなじみがありますが、サンクスギビングデー(感謝祭)やデーバーデ―は聞いたことがない祝日ですよね。サンクスギビングはアメリカでは毎年11月の第4木曜日に行われ、ほとんどの会社は翌日の金曜日も休みになり、週末を含めて4連休となるそうです。学校も丸々1週間休みになる地域も多くアメリカ人はこの期間を心待ちにしています。

この祝日の起源は、1600年代に宗教的自由を求めてイギリスからアメリカに渡った入植者の一団ピルグリムが行った感謝の宴が始まりだと言われています。

「デーバーデ―」は、アメリカとカナダで9月の第1月曜日に祝われる労働者の日だそうです。この日は法定休日となり、多くの人々が休暇を楽しむそうです。

アメリカ独立記念日(インデペンデンス・デイ)は、毎年7月4日にアメリカ合衆国で祝われる祝日ですこの日は、1776年にアメリカ独立宣言が公布されたことを記念しています。

独立記念日は、アメリカ人にとって最もアメリカらしい祝日の一つでありクリスマスや感謝祭と並ぶ重要な日なんだそうです。この期間は全米が祝日となり、ワシントンDCやボストンなどの都市では大規模な花火打ち上げや屋外コンサートが行われ観光客で賑わうそうです。

このようにアメリカでの家族の集まりには家族全員参加が絶対という習慣が絆を深めていると見ているようです。そんな文化が希薄になった日本では家族の繋がりを築く方法に釣りを活用してはどうかとヒロ内藤さんは講演でも話をされているそうです。


幸福学を使って釣りを通して幸福になるにはどうするべきかが学ぼう!

ヒロ内藤さんのフィッシングショー大阪でのセミナーで話を聞いてから、しばらくすると幸福学というNHKの番組が放送されていたので見ました。ロバート・ディーナー博士の回の番組を見たのですが様々な角度から人間の幸福についての研究を進められています。

ロバート・ディーナー博士は、アメリカの幸福研究の権威であり、ポジティブ心理学の第一人者です博士は科学的に裏付けされた「勇気」の実用的な方法について研究し、その成果を多くの著書で紹介しています。

お金で幸せになるのか?

挫折や逆境から立ち直るためにどうすればいいのか?

幸せを導く人間関係とは?

NHKの番組では上の3つのポイントで進行していました。なかなか興味深い内容です。ロバート・ディーナー博士によるとやはり幸福度は40~50歳代で低くなるようです。

結婚している人とそうでない人では幸福度に差があり、独り身の人は幸福度が下がる傾向にあるようですが、パートナーと離婚や死別すると更に幸福度が下がるというデータがあります。

では!どのようにしたらボクたちは幸福度を上げる事が出来るのでしょうか?幸福になりたければ以下の行動をすると良いそうです。

自分の行った親切を数え、記録し書き留める。

自分の行った親切を数え、記録し書き留めことで幸福になるのは理解できました。では!!具体的な行動として釣りを通して身を滅ぼさず幸福に成りたければ、釣り場でゴミを拾い釣行日記やSNSで配信して記録として残す事で幸福度があがります。また、幸せは連鎖するそうなので、友人が幸せなら、あなたの幸福度が15%上がるデータがあります。

また、友達の友達が幸せでも8%も幸福度が上がるそうです。なので、釣り場で友達がバスが釣れた際には、喜んであげるとお互いの幸福度がアップします。

幸福度は下がる要因として頼れる人、支えになってくれる人がいないと不幸になるそうです。友人、恋人、家族の関係性が大事になってくるそうです。ヒロ内藤さんの話ともリンクしてくる部分ですね。

幸福を感じる要因は国別に見た場合には少し違いがあるようです。イランの人は家族との繋がり方が幸福度に大きく影響があるようですし、アメリカ人は家族と友人の繋がりが影響するそうです。日本は家族、友人、地域、職場の人間関係に影響されるようです。

人間関係の量と質ではどちらが大事なのか?それは質のようです、多く知り合いがいても幸福度が上がる訳ではないようですし、多様性が大事なようです。


おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。釣りは身を滅ぼすと言われますが、本人がどのように釣りと向き合い取り組んで行くかが大きいと感じます。

また、幸福に成りたければ今回紹介した内容を実践する事であなたの幸福度は上がって行くと思われるので生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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「釣りは身を滅ぼす!」というが科学や幸福学から見たらどうなのか?の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!!よい釣りを(^O^)/


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