ネットのキーワードを調べていると「バス釣り・クズ」というワードが出てきます。確かに!意識の低い釣り人が社会性に欠ける行動をしているのも確かです。
バス釣りをする奴はクズって言われていたりしますが本当はどうでしょう? 一部のクズの為に素晴らしいアングラーの評価が下がり釣り自体が酷い娯楽のように思われるのが辛いですよね。
今回はクズな釣り人とは、どんな人間なのか何時からバス釣りのマナーについて取りざたされたのかなどもツラツラと書いてみました。
では!!「検証!」バス釣りする奴はクズって言われていますがどうですか?の始まりです(^O^)/
90年代バス釣りブームで釣り場は減少したしマナーの悪いクズ釣り人を大量生産!
ボクは自身は釣りは70年代から小学生から餌釣りやルアー釣りを始めました。80年代からはバス釣りにのめり込んでいきますが、当時は今の様にバス釣りをしている人は少なかったのでマナーが悪いと言うのすら目に入らない時代でした。
昭和の時代は今の様にルールに関しても厳しく言われる事はありませんでしたが、そこは最低限のマナーは守っていたと思います。今から考えれば学生時代は色んなところで釣りが出来ましたね。
今は釣り禁止ですが大阪城の堀でもバス釣りは盛んに行っていましたし、加西の野池も釣り禁止のため池はなかったので、行き付けのルアーショップのバス釣り倶楽部のお兄さんたちに連れて行って貰って、とても楽しく釣りが出来た記憶があり、当時は近隣の人とのトラブルもありませんでしたね。
90年代にバスブームが起こり、この頃からは釣り場には凄い数の人がバス釣りを楽しまれていました。これだけの人間がバス釣りに参加するのですから3割ぐらいの人はルールを守る思考を持ち合わせていない人もいたでしょうから、迷惑を掛けられた人も大勢いたと思います。
90年代のバス釣りブームはメーカーもアングラーもモラルに対してかなり注意喚起して語られていましたが、なかなか上手く機能しなかったと思います。
現在はバス釣りは衰退の一途を辿っていると言われますが、ボクからしたら80年代の頃と比べるとまだまだ釣り人は多いように感じます。
「あてはまるとヤバイ!」クズな釣り人になるかもしれない5つのパターン!
①自分は特別と考えている人
②罪悪感が薄い人
➂協調性がない人
④ルールを見下している人
⑤ルールを守る意味が理解できない人
ツラツラとクズ人間とはどんな人か列記してみましたが、バス釣りのモラル云々というよりも、タダのクズ人間ですよね。
自分は特別な選ばれた人なので多少なにをしても許されると考えている人はヤバいです!次に罪悪感が希薄な人もゴミなどを平気で捨ててしまう傾向があります。
協調性の無い人はフィールドを個人の所有物と勘違いしている節があります。自然環境の中で遊ばせて貰っているという認識が無いのかも知れませんし、周りに人がいる事が見えていないのかも知れません。
ルールを見下して考えている人も見かけますね。入ってはいけないエリアに勝手に入って行く人です。危険な場所なので命の危険が及んでも自分は死なないと考えていると思われます。
また、ルールを守る意味を自分の勝手な解釈で理解している人も困った人ですね。自分に都合の良い解釈をしているのでルールが理解できないタイプがこの人です。
よく考えたら、釣り場だけではなくって、こんなモラルの無い人!! 職場にも居るし生活の行く先々にも居てますよね!
そうなんです! こんな人が、どこの世界でも数人は居てるんです。なので90年代のバス釣りブームの時の様にバス釣りに参加する人数が多ければ多い程、おかしな人が目に付くのは当然なんです。
そして対処法は現実の生活と同じく無いんですよね (-_-)/~~~ピシー!ピシー!注意してもトラブルになるのもアレなんで放っておくのが無難です!!
「妄想ですが!」釣り場環境を整える為にクズ釣り人を規制する方法3選
1、釣りをする為の免許制度
2、全ての釣り場で遊漁券が必要
3、ゴミを放ったら罰金刑
バス釣りもそうですが、釣り自体のルールが厳しくなったらどうなるのでしょうか?
出来る出来ないはさて置き釣りの免許制度はどうでしょうか? 実技ではキャスティングから仕掛けの作り方などがあり、学科では釣り場でのルールや魚の取り扱い釣りの歴史などを学びます。当然! 免許制度なので違反があれば罰金や釣りをすること自体も規制されます。
遊漁券を購入しないと釣りが出来ないようにする! フィッシングパスで得た収益はトイレを作ったり魚を放流したりして釣り場の保守保全に使われます。
ゴミを捨てたら罰金ってのはどうでしょうか? シンガポールのように厳しく取り締まると釣り場も綺麗に保たれるのではないでしょうか (^O^)/
クズな釣り人の話だけではアレなんで、次は素晴らしいアングラーを紹介します。
「良い人もいますよ」実在した人として尊敬できるアングラーを紹介しよう!
アウトドアライターとしてアメリカでは超有名なホーマーサークル氏はバス釣りというレジャーを「文化」として釣り人に定着させる活動をした人です。
分かりやすい功績としてはヘドンの副社長を務めた経歴のある人でバイブレーションプラグとして知っているスーパーソニックの名付け親でもある方です。
ホーマーサークル氏は、考えがバラバラで自分の利益しか追求しない釣具業界をまとめ上げた人でもあります。1957年に全米釣具協会(AFTMA)アフトマをスタートさせます。
釣りの普及活動や釣り場環境の改善には政治へのアプローチが必要な場面もあり、考えを実現する為には個人の力では難しい場面が多いので釣り人を結集して力を持って発信していく団体を作りあげました。
日本にもブラックバスが特定外来種に指定される前に、このような政治に物が言えるバス釣り団体を作りあげていく事が必要だったと考えます。
もう一人尊敬できるアングラーを紹介したいと思います。アーカンサス州出身のコットンコーデール社の創業者であるコットンコーデール氏です。
バス釣り師にはただ魚を釣りたいフィッシャーマンと哲学をもって釣りをするアングラーに分かれると釣り師の気質に対して言及されていた方でもあります。
また、コットンコーデール氏はクリスチャンで宗教心の強い方だったそうで人としての生き方にも哲学を持たれた人だったようで、自分以外の周囲の人を助ける行動を取られていたそうです。
例えばバスプロで有名なビル・ダンスを釣り具業界へ導き、そしてテレビの世界へも後押ししたり、有名ロッドメーカーのGルーミスのメーカー立ち上げの際には資金面だけではなく、機械までも提供されたそうです。
そして、コットンコーデール社と言えばクランクベイトの元祖と呼ばれているBIG-Oです。このクランクベイトは1年間で130万個も売れたルアーでした。
実は自社だけで売ろうと思えば500万個も売る事が出来たそうですが、自社で独占販売するよりも各メーカーがクランクベイトを作る事でクランクベイトの普及に繋がりユーザーである釣り人が喜んでくれると考えたからそうしたそうです。
おわりに
バスフィッシングは自然を相手にした奥深い遊びです。なので、沢山の人に一度はチャレンジして欲しいと思います。中国のことわざで釣りを知らないのは人生の殆どの楽しみを失っているようなモノという諺があります。
釣りをブームにするのではなく、至高の遊びや文化として取り組む事で、マナーなどの問題や意識の向上に繋がるのかもしれません。まあ! クズ呼ばわりされないようにバスフィッシングを通して人間性を磨いていきたいとボクは思います。
ボクはTwitterでもバスフィッシングの情報を発信しています。記事を読んで興味を持ってもらえたら「Twitterのフォローやいいね!」を頂けると今後の活動の励みになります。
「検証!」バス釣りする奴はクズって言われていますがどうですか?の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
コメント
第三次バスブームのときの問題に加えて、現代のバス釣り人が世間一般から批判される原因は、外来生物法やリリース禁止措置の違反者の存在するからだと思います。
オオクチバスについて外来生物法の違反者として逮捕されたのは、確か池原ダムで釣った大きなブラックバスを恋人に見せたいが為に生体を運搬してしまった男性の1件だけだと聞いていますが、コクチバスを中心に外来生物法の特定外来生物にバスが指定されて後も不自然に生息域を拡大していることについて、その最大の受益者たるバス釣り人が疑いの目を向けられるのは是非もないことと思います。
(ルールを守り、特定外来生物指定以前からバスが生息している場で竿を出しているバス釣り人からすれば、結果的に誰が目先で得をしたかというだけで導かれた「本能寺の変-秀吉黒幕説-」ばりに身勝手な嫌疑を掛けられているとは思いますが。)
リリース禁止については現状17県で全面または一部水域で定められています。
その法源が条例によるものであるのは滋賀、佐賀、熊本の3県。
他は内水面漁場管理委員会(各県が設置する行政委員会)の委員会指示が法源です。
指定されているのは、東北4県、関東4県、甲信越全てと東日本の方が強硬な姿勢です。
この地域のバス釣り人がバスを殺すに忍びなく(あるいは今日のバス釣りは釣ったバスを締めて持ち帰るプランをメーカーが想定して物を販売していないために)リリースすれば、ただちに刑罰を科されることはなかったとしても、バスを良く思わない人達からすれば、「無法者」の誹る格好の材料になります。
17県には琵琶湖を要する滋賀県の他、人口の多い埼玉・神奈川(神奈川は相模湖・津久井湖・芦ノ湖・丹沢湖が除外水域)も含まれ、バス釣り人口も相応に多いと思います。
去年のBasser8月号では見開き記事で現在のバス釣りに係る法について解説する特集を組んでいましたが、各社メーカーも道具を売るだけでなく、法的な問題の啓発や、リリ禁地域のバス釣り人の為に、バスの締め方、バスの美味しい食べ方などを発信しても良いと思います。
ふくちょーさん コメントありがとうございます。
良く調べられてますね、感嘆してコメントを読ませて頂きました。
ふくちょーさんが仰る通り第三次バス釣りブームの釣り人の数の増え方は尋常ではありませんでした。
大半の釣り人は良心と節度を持ってバス釣りをされていたと思います。しかし、残念ながらマナーの
悪い釣り人も居たのも事実でフィールドの近隣住民に迷惑を及ぼしました。外来生物の運搬をして逮捕された
事件も確かにありましたね。
ブラックバスの生息域の拡大の話もフィッシャーマンによる放流が根強く主張されていますが
時代と共に拡大した要因として鳥が卵を食して他の水域に移動してその卵を戻したり消化不良のまま排泄したことで、その地で
孵化して広がっているという事が確認されています。面白いのがボクの行く淀川のへら師の人たちの雑談の中でこの事を語られていた
ヘラ師の方が居られた事です。バスアングラー以外の釣り人でも冷静な目で事実を見極める方も少なからずいるのも事実です。
釣ったブラックバスを持ち帰る方法も検討する必要がありますね。バスアングラーではありませんが外来魚に指定された魚を
陸に捨てる方がたまに居ますが、コチラの方がボク的には法に触れる事なのでしっかりと釣り具メーカーや雑誌が注意勧告して頂きたいと
感じています。
リリ禁地域のバス釣り人の為に、バスの締め方、バスの美味しい食べ方も一つの方法として良いと思います。日本のブラックバスは
自然の産卵でしか増えないのでボク的にはリリ禁地域でのバス釣りは控える様になっています。琵琶湖も5年以上は行ってませんね。
イヤーとても難しい問題ですけどルールの中でお互いバスフィッシングを楽しんでいきましょう。