2023年7月1日にアメリカンバスショップのYouTubeライブでヒロ内藤さんが新作ロッドについての仕様を公表しました。
大きな特徴としては全てのロッドにスパイラルガイドシステムを採用しています。また、新作のCalypsoと同じく運搬に便利な2ピースモデルも全機種あるそうです。
発売の予定は2024年の春から夏のどこかのタイミングで発売したい仰っていました。種類は3本を同時発売の予定です。
2023年10月7日にフィッシング叶さんにて新作のHIROismロッドのプロトタイプ3本に触れる機会がありましたので、触ってみた感想を書いてみたいと思います。
それでは!!ヒロ内藤さんのNEWロッド3本の全貌が明らかになってきましたよ!の始まりです(^O^)/
新作ロッドの情報ソースはアメリカンバスショップYouTubeライブから
新作ロッドに関する情報が得れたのは7月1日に生配信されたアメリカンバスショップのヒロ内藤カップトーナメントの前編と後編の動画内でヒロ内藤さんが新作ロッドについての情報を話されています。
後編からはYouTubeに寄せられたコメントからヒロ内藤さんが質問に対して答える形式で進んでいます。ここで、ボクもしっかりと新作ロッドの質問とそれ以外のバス釣りに関する質問をさせて頂きましたよ。
※新作ロッドに関する情報は以下の通りです。
・新作ロッドの発売時期は2024年の4月から7月の予定
・ロッドの種類は3本で同時発売する
・全てのロッドにスパイラルガイドシステムを採用
・全てのモデルに2ピースモデルも用意された
・Capricornが5.8フィートから5.5フィートに仕様変更
新作ロッドに関する現時点で発表された情報は5点です。ブランクスの色やグリップ形状や素材などは、どうなるのか今後の情報を見守っていきたいと思います。
来年の4月に発売されるとしても早く聞かされているので、ロッド購入資金を作るのに時間的な余裕があるので、発売時期の発表はありがたいですね。
2023年10月7日フィッシング叶で新作のHIROismロッドのプロトタイプに触れて見た!
2023年10月7日にフィッシング叶さんにて新作のHIROismロッドのお話と実際にBOUNCE666PDF、Wizard64CSW、Capricorn55TWのプロトタイプ3本に触れてきました。
まず全ての機種に言える事ですが、前作のHIROism The answerシリーズとは全く別物のロッドになっていました。パワーやハリが強くルアーのコントロール性が更に向上している印象です。
BOUNCE666PDFはテイスとしてはMH表記になっていますが、Hに近いパワーのロッドです。前作と違いブランクスには粘りがある様に感じます。そしてガイドの進化のお陰でしょうか持った時に手元に重心が来て更に軽く感じるロッドになっていました。
Wizard64CSWは前作とは違いファーストテーパーに寄せているとの事でしたが、そんなに極端なファーストテーパーではなく前作よりも若干ファーストテーパーになった感じがします。確かにワームの釣りがしやすくなると感じましたし、オカッパリに持って行くには最高のロッドになっています。
BOUNCE666PDFとWizard64CSWはセパレートグリップに変わり大きな特徴としてエンドグリップが極端に大きく作られています。ヒロ内藤さん曰くグリップを大きくする事でキャスト精度が上がるのでデザインよりも機能を重視したとの事です。
スミスの方にもお伺いしたのですが、この大きなグリップを作る為のコルクを用意するのに苦労されたようです。
Capricorn55TWは前作と比べて硬くシャープになった印象です。スーパースプークやペンシルポッパーを鋭く動かす事が出来そうなロッドになっていました。3本の中で一番仕様が変わった感じを受けましたね。
また、最後にヒロ内藤さんにロッド開発について少しお話しを伺いましたが、ロッド開発中の平均睡眠時間が4時間ほどでなかなかタイトなスケジュールで様々な事をチェックされていたようです。ヒロ内藤さんに会うと何時も感じますが、凄くタフな方です。
来年の発売の新作HIROismロッドの販売が楽しみです。価格帯も4万~5万円ぐらいになるでしょうから今から準備して行きたいと思います。
ヒロ内藤さんがタックルに求める大切な要素は3つ! 効率・物性・感性!
ヒロ内藤さんはタックルに求められる大切な要素は効率・物性・感性3つの要素と常々語られています。道具として効率的に作られているのか、物性とは素材やスペックはどのようなモノか、そして感性は使ってみて数値化できない部分での使い易さはどうなのかと言う3要素の事です。
1986年に発刊したヒロ内藤さんの著書、バスタックルにはヒロ内藤さんがタックルに関する考えを書かれていますので、抜粋して紹介したいと思います。
ヒロ内藤さんは1980年代にトーナメントプロからテクニックを指導してもらう事になりバスプロと共に釣りを始めます。それに伴い雑誌に載っているバスプロが使っていた同じタックルを買い揃えて使っていたそうです。
結果、当時、身長163cm 体重44㌔の体格でアメリカ人と同じタックルを使うことで疲労が溜まり1日半の釣行で右手が頭の上まで上がらなくなってしまった経験をされます。
1984年にはエバーグレースへ巨大スヌークやターポンをバスタックルで釣ろうとチャレンジしますが、ロッドグリップの形状が手に合わず、釣行2日目で手の皮がむけてしまい、3日目には化膿してロッドが握れなくなる経験をされたそうです。
ロッドセレクションについて書かれています。わずかな使用時間では決められない面やタックルの種類が多い事で簡単には決められないので、経験豊かな人に相談するのも一つの方法ではあります。
しかし、その前に自分の使うルアーの種類や釣り場でのキャスティングの距離や正確さを考え合わせる事でロッドセレクションのが狭まり絞り込んでいけるとヒロ内藤さんは書かれています。
余談ではありますが、ヒロ内藤さんのロッドはFLWのBFLトーナメントのウィニングロッドとしてOFT期に作られた Hiro Naito SpecialのSlow Jerker6’2’が紹介された経緯もあります。
新作HIROismの進化の遍歴を見る! BOUNCE666編!
BOUNCE666が登場する前はオフト期のHIROismからピッチングスパイラル67Bが発売されています。このピッチングスパイラル67Bがヒロ内藤さんが最初にスパイラルガイドシステムを搭載したモデルです。
ピッチングスパイラル67Bをヒロ内藤さんが使用されている映像がボクたちのへドンストーリーやルアーザスピリットで見る事ができます。バイユーブギのリフト&フォールやスピナーベイトのバーニングリトリーブ、フロッグゲームに使われていました。
パーツや材料に制限を掛けないという事で2002年にHIROismAIRシリーズが発売されます。HIROismAIRからは7種類のロッドが発売されその中にBOUNCE666があり、スパイラルガイドシステムではありませんが、ピッチングスパイラル67Bの進化したロッドにあたります。
BOUNCE666はピッチングスパイラル67Bと比べると軽量で素材もパーツも高価なモノになったロッドです。ヒロ内藤さんの動画でたびたび登場するロッドです。ディープクランクやフロッグゲームと使われていました。
HIROism A.I.R The AnswerシリーズにもBOUNCE69がありますが、動画での登場回数も少なく長さを3インチ長くして汎用性を広げようと考えられたロッドです。
今回の新作HIROismBOUNCE666スパイラルでは6フィート6インチの長さを引き継いだ上にスパイラルガイドシステムを搭載してBOUNCE666よりもパワーを若干、抑えて汎用性を広げるとYouTube動画でも仰っていたので更に使い易くなるのではないでしょうか、楽しみですね。
新作HIROismの進化の遍歴を見る! Wizard64CS編
Wizardは2002年に発売されたHIROismAIRシリーズから登場します。オカッパリで使う事も考えてヒロ内藤さんが考えたオールラウンドモデルです。AIRシリーズのWizardは6.2インチでハンドルも若干長く設定されているので、ワンハンドでもダブルハンドでもキャストしやすい設計です。
パワーもミディアムくらいでオカッパリで使うトップからボトムまでの釣りをする上で取り回しも良くある程度の長さもあり、ルアーの操作性も良く、ロッドワークもこなせるロッドです。
2015年にオフトから13年ぶりに登場したのが、HIROism A.I.R The Answerシリーズです。待ちに待った人たちも多かったと思います。このシリーズも際限の無いロッドを作るという事で作られダイワに協力してもらって完成したロッドです。
最大の特徴はショートロッド側にはAGSを採用し究極に軽いロッドを作りあげる事ができました。価格も、その分、高価になり6万円クラスになったロッドです。そんな、HIROism A.I.R The AnswerシリーズのWizardは6フィート4インチになり、パワーもミディアムヘビークラスまで上がっています。
Wizard64CSとあるようにクランクベイトとスピナーベイトなどのファーストムービングなルアーを使い切る為に作られたロッドです。しかし、パワーがあるのでジグ、ワームの釣りにも使えて汎用性が高い1本です。
新作ロッドWizard64CSスパイラルになることで、PEライン使用時のラインの擦れを気にする必要がなくなり、以前のモデルから継承される汎用性の高さが冴える一本になりそうですね。
新作HIROismの進化の遍歴を見る! CapricornTW編
CapricornはHIROism A.I.R シリーズから登場するロッドで大型のトップウォータールアーやシャロークランクをヒロ内藤さんがよく使われていた印象のある5フィート8インチのミディアムアクションのロッドです。
アルバンのボクたちのへドンストーリーではオリジナル ザラスプークやマグナムタイガーをヒロ内藤さんが使っているのを見る事ができます。
ボクの経験ではCapricornで外道ですが、85cmと75cmのビックサイズのナマズを立て続けに掛けたのですが、魚に主導権を与える事無く釣り上げた経験があります。リールの方がヤバかったですね。
Capricornは、とても軽く張りのあるロッドでしたので、ロッドの戻しを意識する必要がありHIROism A.I.R シリーズのショートロッド側の2本は上級者向きに作られた仕様になっていました。
HIROism A.I.R The AnswerのCapricornはロッドの長さは同じですが、A.I.R シリーズの時よりもマイルドになり扱いやすい設定にされています。AGSガイドを使用しているのでロッドの振りぬけも良いロッドです。
そんなCapricornが新作では5フィート5インチに仕様が変更されスパイラルガイドが搭載されます。名付けてCapricorn55スパイラルって感じでしょうか。
おわりに
今回はヒロ内藤さんの新作HIROismロッドに関する情報が発信されたので、要約して記事にしてみました。来年の発売が楽しみですし、ロッド購入貯金を始めないといけませんね!
ヒロ内藤さんは7月12日にフロリダに戻られましたが、日本での最後のTwitterは達成感が高く本当に楽しかったと綴ていました。
次の来日は何時になるかは分かりませんが、来年からヒロ内藤ルアー塾も再開するか検討するとヒロ内藤さんは仰っていたので、今後のヒロ内藤さんの活動には目が離せません。
ボクはTwitterでもバスフィッシングの情報を発信しています。記事を読んで興味を持ってもらえたら「Twitterのフォローやいいね!」を頂けると今後の活動の励みになります。
今回のヒロ内藤さんのNEWロッド3本の全貌が明らかになってきましたよ!の記事は如何だったでしょうか、この記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
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