超キュート!タイニークレイジークローラーを徹底インプレ!

ルアーインプレッション

バスフィッシングを愛されているアングラーのみなさん、こんにちは!今回の釣りたいバス釣り日記は、ヘドンの「タイニークレイジークローラー」を徹底インプレッションしたいと思います。

1940年にクレイジークローラーが誕生するのですが、フレッドアーボガストのジッターバグに対抗する為だとも言われています。

ビッグバドのようにヘドンが新たにノイジールアーを独自開発するのではなく、クレイジークローラーの場合は、ジム・ドナーリー・ベイトカンパニーの「WOW」のパテントを取得し改良をして生まれたが、クレイジークローラーです。

ヘドンのカタログにはクレイジークローラーの紹介文が印象的で、「もし驚きやすい性格や心臓が弱いと感じるなら、このルアーの使用を控えたほうがいい」という警告まで記されています。それほど、このルアーが生むバイトシーンは激しく、心臓に悪いほどの衝撃があることを宣伝しているのです。

発売当初の1940年には3タイプのラインナップでしたが、今回注目する「タイニークレイジークローラー」は、よりコンパクトな形態として1950年代に登場しました。

では!! 超キュート!タイニークレイジークローラーを徹底インプレ!の始まりです(^O^)/


淀川での実践:タイニークレイジークローラーで遊んでみました!

梅雨の中休みに入った2025年の6月19日に淀川へ行って再度、ヘドンの「タイニークレイジークローラー」の良さを再確認して来ました。

「タイニークレイジークローラー」を最初に見た時は、可愛らしいルアーだとマジマジと見てしまいましたね。ボクはあまりノイジー系ルアーを使う事は無いのですが、数年前からハイシーズンになると意識して使う様にしています。

筆者撮影 タイニークレイジークローラー

羽モノ系のルアーはウィングが付いているのでキャスタビリティーが悪い様に見えますが、そんな事は無くウィングを閉じて飛んでいきますので、デザインの割に飛んでくれるのでキャストはし易いです。

クレイジークローラーと言えば、ステディーリトリーブによるクロールアクションが特徴です。「タイニークレイジークローラー」も小さなウィングを一生懸命に動かしてアピールしています。近年の国産羽モノルアーと比べるとアクションの立ち上がりは悪いですしアクションのピッチも細かくはありません。

クロールアクションに入るのも上手くいけばスグにアクションに入りますが、上手くいかない時はグズグズしてしまいます。なので、タイトスポットにキャストしてクロールアクションをさせようと思うと上手くいかないので、ボクはロッドワークで両羽を広げさせてから微震なアクションを与えて水面に落ちた虫を演出します。

また、片方のウィングづつ間合いを取ってクロールさせたり、両方のウィングが開いた状態で大きな音を立てたりして音の強弱やアクションの大きさを調整します。

ウィードフラットの様な場所では、初動のアクションの悪さは気にせずにステディーリトリーブでサーチベイトとして使ったりもします。アクションののピッチはゆったりとしていますので、細かい事を気にせず「タイニークレイジークローラー」を使っているとゆったりとした時間の流れを感じながら楽しく釣りが出来ます。

筆者撮影 ルアーのネームもしっかりスタンプされています

「タイニークレイジークローラー」の初動をよくする為にボクは、着水後に軽くロッドを煽ってウィングを開かせてからリトリーブ開始するようにしています。このひと手間で動き出しに差が生まれるので試してみて下さい。

また、ラインアイに結んだラインの位置を調整することでもアクションに変化が生まれます。ラインアイを上にズラすと軽快感がありますし、逆に下に向ける事で水噛みが増えている様に動きます。もちろん、ロッドを構える高さでも似たような効果あります。

筆者撮影 タイニークレイジークローラーで釣った淀川バス

「タイニークレイジークローラー」は、ウィードの切れ端が掛かったりするとアクションが破綻するので、トレースコースを吟味して思ったところにキャストするキャスティング技術が必要になるルアーです。

この一連の所作の中でバイトがあったり、バスを釣る事が出来た時は、サイズに関係なく嬉しいルアーってありますが、「タイニークレイジークローラー」もそんなルアーの一つです。


「タイニークレイジークローラー」で楽しく遊ぶためのタックルセットアップ

ボクが、「タイニークレイジークローラー」で遊ぶ時のタックルセットアップは、ロッドがヒロイズムのカリプソSJ2にリールが小型プラグのキャスタビリティーが良い小径スプールのスティーズCTやベイトフィネスリールのアルファスAIRを使います。

ラインは、ナイロンの12lb~15lbを使っています。ボクはシルバースレッドのクランキングラインを使っています。伸びが少ないラインなので、細かいロッドワークをルアーに伝えるのに優れたラインです。

筆者撮影 ヒロイズム・カリプソSJ2

ベイトフィネスリールを使う時は、PEラインの0.8号~1号をつかっています。リーダーはナイロンの12lb~15lbにしています。PEラインのセットアップは更にラインの伸びがないのでアクションが伝わるので動かし過ぎてしまうので慣れが必要ですが、使いこなすと究極な微波動を与える事ができます。

一般的には、ミディアムライトクラスのベイトタックルもしくは、広範囲に探るなら飛距離が稼げるスピニングタックルを使った釣りが楽しめると思います。初心者の方でも使い易いトップウォーター入門ルアーだと思います。


知っておきたい「タイニークレイジークローラー」のスペック!

タイニークレイジークローラーの基本スペックはこちらです。クレイジークローラーの誕生が1940年で最初はウッド素材で作られます。その後、プラスチック製のクレイジークローラースプークが登場し、1954年にタイニークレイジークローラーが誕生します。

筆者撮影 夕日を受けるタイニークレイジークローラー
  • サイズ: 1-3/4インチ (約4.45cm)
  • 重さ: 1/4オンス (約7g)
  • フックサイズ: #6

ヘドンがクレイジークローラーを発表するに至った背景は、1938年に登場したフレッドアーボガストのジッターバグの存在があると言われています。

ジッターバグに対抗する為に、自社のオリジナルではなく、ジム・ドナリーベイトカンパニーのWOWのパテントを購入してデザインを変えて発表したがクレイジークローラーです。

※ノイジールアーの歴史をまとめた記事はコチラ⇩です。あわせて読んで頂くと更にノイジールアーの魅力が深まります。


釣果アップ!タイニークレイジークローラーの簡単チューニング

クレイジークローラーもそうですが、「タイニークレイジークローラー」もフィールドで使う前に家でチェックしておくべき部分があります。

クレイジークローラーには個体差があるようで、成型後のバリが出るモノがあり下の写真の赤〇の部分にバリがあり、跳ねの開閉の邪魔をするのでパリがあるモノはカッターナイフなどで除去して下さい。

筆者撮影 赤〇部分にバリがないか注意!

クレイジークローラーを傾けて羽がスムーズに動けば、大丈夫です。クレイジークローラーの浮き姿勢の加減もあるのか、着水後のリトリーブ直後の羽の開きは悪いのがオールドスクールなクレイジークローラーの欠点でもあり、そんなものだと思って思いやりを持って使うルアーなのかもしれません。

筆者撮影 スプリットリングを追加してバラシを軽減

もう一つのチューニングがスプリットリングを追加する方法です。上の写真のようにヒートンとトレブルフックの間にスプリットリングを追加することで、ロングシャンクの様な効果が生まれフックアップ率が上がり、可動域が増えるのでバスが掛かったときのファイト時にフックが外れにくくなるチューニングです。

後は、フックサイズを変えたりする事でもフックアップ率が上がると思います。ウェイトをボディに貼って浮き姿勢を調整することで、跳ねの開放がスムーズになるのですが、ボクはそこまではしてません。


おわりに

今回は、ヘドンの「タイニークレイジークローラー」をインプレッションしてみました。羽モノのルアーが流行していますが、クレイジークローラーがその元ネタだと知らない方もいるかもしれませんね。

ボクが子供の頃のルアーフィッシング入門書には、必ずノイジールアーのカテゴリーとしてクレイジークローラーが紹介されていました。でも、最近の入門書にはどのメーカーのクローラーベイトが掲載されているのでしょう?

今回の記事を読んでヘドンの「タイニークレイジークローラー」に興味を持ってもらえたら嬉しいです。下記のリンクから購入する事も可能です。

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超キュート!タイニークレイジークローラーを徹底インプレ!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^_^)v


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