「たった10分で学べる」ペンシルベイトの使い方の基礎と応用!

ルアーの使い方

ペンシルベイトを始めて使う上で、初心者にはどんなペンシルベイトをセレクトすればいいのか? また、ペンシルベイトのタックルセットアップをどうしたらいいのか?

そして、ペンシルベイトを動かすためのアクションの付け方はどうしたらいいのか等 ペンシルベイトの疑問に答える為にこの記事を書いてみました。

この記事を読むことで、ペンシルベイトの使い方やペンシルベイトの浮き姿勢による違いや誕生の歴史などのペンシルベイトの基本が理解できると思います。

楽しいペンシルベイトの世界を学んでいきましょう(^O^)/


ペンシルベイトの3つアクションと使い方を学ぼう!

ヘドン スーパースプークJr

ペンシルベイトの基本的な3つのアクションであるウォーキング ザ ドッグとトゥイッチ&ダイブそして慣れるまで少し時間が掛かりますが上級テクニックのハーフトゥイッチやハーフスティピングと呼ばれるアクションを覚えるとペンシルベイトのアクションの基本はOKです。

ペンシルベイトの動かし方のコツはペンシルベイトをロッドでラインを引っ張ってはスグに戻す事で動き始めます。動き出しの始めの方は確実に左右にペンシルベイトが首を振る事を確認しながらロッドを振ってアクションを与えましょう。

ロッドの振る方向はした方向に振る場合と横方向そして上方向でロッドを振ってアクションを与えます。それぞれのロッドワークによるルアーアクションの変化も生まれますし、川などの流れのある場所では上方向でアクションを与えるとルアーコントロールがしやすいです。

では! それぞれのテクニックを見て行きましょう!

1、ペンシルベイトでバスを釣る為のアクション! ウォーキング ザ ドッグ!

引用 ヒロ内藤のハイパーバッシング

ペンシルベイトを動かす基本となるテクニックがウォーキング・ザ・ドッグアクションです。一番よく使われるテクニックです。

ロッドのティプ(穂先)で水面を叩くようにロッドを下に振り、ラインを引っ張った後、スグにロッドティプを戻してラインスラックいわゆるラインにたるみを与えてあげるとペンシルベイトは慣性力で左右どちらかの方向へ動き出します。

ペンシルベイトが動いたのを確認後、少しラインを巻き取って再び引っ張ると今度は反対方向へ動きこの動作を繰り返すとウォーキング・ザ・ドッグアクションになります。

ロッドでラインを引っ張ってはスグ戻す、引っ張ってはスグ戻すこの途中でラインのたるみをリールを巻いて少し取っていきます。ラインスラックを取り過ぎるとペンシルベイトの動きが悪くなるので注意です。ポイントは動き出しはゆっくり確実に首を振らせるように動かすと上手くいきます。


2、ペンシルベイトでバスを釣る為のアクション! トゥイッチ&ダイブ!

引用 ヒロ内藤のハイパーバッシング

トゥイッチ&ダイブは70度で浮くタイプのペンシルベイトで行うと簡単に行えるテクニックです。カバーにタイトに付いたバスを狙ったりフィッシングプレッシャーが高い透明度のいい場所でも効果のあるテクニックです。

ロッドワーク自体はウォーキング・ザ・ドッグアクションの時と変わりませんが、少しロッドを引き切るようにするとペンシルベイトが潜り出します。潜った後に2~3回トゥイッチやジャークを掛けると効果的なテクニックです。

カバー周りでの釣りは出来るだけ障害物からルアーを離さずにアクションを与え続けたいのでロッドの振り幅も小さくタイトにしていく事が必要になってきます。


3、ペンシルベイトでバスを釣る為のアクション! ハーフスティピング!

引用 ヒロ内藤のハイパーバッシング

ハーフスティピングはルアーを片側にずらして動かすことで障害物に当てながら動かすことや障害物の中へルアーを送り込むテクニックです。

ルアーは障害物に打っける方が釣れるので、死にかけのベイトフィッシュがフラフラ障害物に打っかっている姿を演出します。

このテクニックはバスプロのチャーリーキャンベル氏が考えたテクニックでフィッシングプレッシャーが高く活性が悪い時には一度は試しておきたいテクニックの一つです。

習得には時間が掛かりますが、ウォーキング・ザ・ドッグアクションの引っ張りの長さを片側だけ長くする事でルアーが片側にペンシルベイト偏って動いていきます。


「ポーズ!」ペンシルベイトでバスを釣る為の大切な間合い!

原点回帰ザラスプーク

ペンシルベイトだけではなく、トップウォータールアー全般に仕えるテクニックがポーズ!ルアーを止めるテクニックです。ポーズ時間の取り方で釣果に影響があるのでポーズ時間は重要です。

ロングポーズはポイントに投げ込んだペンシルベイトを長い時間留めるテクニックです。15秒~30秒放置した後にアクションを開始します。バスが放置されたルアーが動かない事に興味を示して見ている刹那、突然動く事でリアクションバイトを引き起こすテクニックです。

もし、ロングポーズしている時にバスがルアーに向かってきたならバスがルアーを見ている角度に注意して下さい。頭を上げていればバスはルアーに興味を示していますが、頭を下げようとしたら感心が薄れているので、すかさずルアーを動かして興味を誘って下さい。やる気のあるバスならバイトして来ます。


ペンシルベイトの浮き姿勢は3タイプ!最初に選ぶなら45°以下がおすすめ!

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引用 ヒロ内藤のハイパーバッシング

一般的なペンシルベイトは水面に浮かべると45度以下の傾いた姿勢で浮いていると思います。角度が浅いとウォーキング・ザ・ドッグアクションやスケーティングと呼ばれる左右への首振りの動きが大きくなりますが、完全に水平にすると動きが悪くなってしまいます。

ペンシルベイトの浮力が強くボディが水面より多く露出しているタイプはボディが沈んでいるモノよりも動きが大きくなる傾向があります。しかし、動かす時のラインスラック(ラインのたるみ)の使い方で動きの幅はコントロールできます。

一般的に45度で浮くタイプのペンシルベイトは動きが大きくなるので透明度の高い釣り場を広範囲に探るように使用する事をおすすめします。


静止した状態で70度位の角度で浮くペンシルベイトはロッドワーク(ロッドを動かす)によってお辞儀をしながら水面を叩きながら水中へ潜る動きをする特徴があります。

このタイプのペンシルベイトは動きの幅は小さく、アクションを与えても移動距離が少ないので障害物周りでの使用に効果があります。多少の濁りにも強いペンシルベイトです。


シンキングタイプのペンシルベイトはあまり見かける事が少ないタイプですが水中で ウォーキング・ザ・ドッグアクションをするペンシルベイトです。

ペンシルベイトは大きく分けて3タイプある事が理解できたと思います。自身のよく行く釣り場が障害物が少ないウィードエリアなら45度で浮くタイプをチョイスし障害物が多い釣り場なら70度で浮くタイプを選ぶといいでしょう。


攻め方によって違うペンシルベイトを使うためのタックルセットアップ!

ペンシルベイトを使うにあたりどの様なロッド、リール、ラインを使えば良いのかを説明したいと思います。ペンシルベイトにも様々な大きさと重さがあるので、使うペンシルベイトの重さによってロッドを選ぶようにしましょう。

ここではへドン社のザラスプークを使う前提でタックルをセットアップしていきます。へドンのザラスプークは12cmで重さが21gあるペンシルベイトです。とても投げやすく動きも良いのでおすすめのペンシルベイトです。


オープンウォーターでのペンシルベイトに適したタックルセレクト

 ロッド Wizard64CS リール スティーズSVTW ライン ナイロン20lb

水面に障害物があまり出てなく水中に水生植物が生えているようは広い場所で釣る場合にはある程度、ルアーを飛ばして飛距離を稼ぐ必要があるので6.6フィート位のロッドを使用しましょう。6.6フィートを超える長いロッドを使うと操作性に問題が出てきますので、避けた方がいいです。

ロッドのパワーはミディアムヘビークラスが使い易く汎用性も申し分ないと思います。ラインは遠投を考えるとラインが細いと飛距離が伸びますが12LBを下回るラインはおすすめしません。

14LB~16LBのナイロンラインを障害物の濃さで選ぶといいでしょう。フロロカーボンラインは沈んでしまい、ルアーのアクションに支障をきたします。

リールは糸巻量が多いモノを選び ペンシルベイトはリトリーブでルアーを動かすことはなく、ルアーの回収の速さも考えるとギア比はハイスピードリールが使い易いと思います。

障害物周りを釣る為のペンシルベイトのタックルセットアップ

ロッド Calypso SJ2 リール アルファスAIR TW ライン ナイロン12lb

障害物周りのカバーの釣りはキャストの精度を上げていかないとトラブルが増えるので6フィートまでのショートロッドをおすすめします。ロッドパワーはミディアム位のロッドで操作性が良いファーストテーパーの先調子のロッドが理想です。

リールは距離を投げないのでラインキャパは必要ないですがパーミング性にはこだわりたい所です。ラインはナイロンの20LBを準備し障害物にルアーを絡ませたりもするのでこれぐらいの太さが必要になります。


「重要!」ペンシルベイトを使うのに最適な4つの条件とは?

ペンシルベイトを使う上で4つの条件が満たされると、ペンシルベイトは効果的なルアーになります。通常ペンシルベイトを使うのに有効な季節は春の産卵シーズンから秋の捕食活動が活発な時期まで使用できるルアーです。

・水温が20℃前後まである

・水の透明度が高い

・無風または微風

・気圧が下がっている

水温が16℃以上あればペンシルベイトに反応するバスはいるはずです。ベストな水温は20℃~23℃ぐらいがベストで水の透明度は高い方がいいです。

ペンシルベイトは音で誘うルアーではないので出来るだけバスに気付かれる条件が有効になるので、風も無風がベストでさざ波までが有効と考え気圧は下がって行くほうがペンシルベイトを使うには最高の条件です。


1920年にペンシルの元祖ZARAGOSSAが誕生! ネーミングの意味が色っぽい!

引用-ヘドンカタログ

ペンシルベイトは他のルアーと違い投げてただ巻くだけではルアー自体が勝手に動いてくれません、なのでペンシルベイトは難しいと思われがちですが、基本動作と動く理屈が分かれば動かす事は簡単です。なので、難しく考えないでいきましょう。

ペンシルベイトとは日本での呼び方でバス釣りの本場、アメリカではスティックベイトと呼んだりします。今、市場にあるペンシルベイトの原型は1920年頃に作られたへドン社のザラゴッザというペンシルベイトになります。

このザラゴッサの名前の由来は、ルイジアナ州にあるザラゴッサストリートで働く娼婦が色っぽい腰つきで歩いる姿を見てルアーの動きとも通じるのでストリートの名前から取ったそうです。

その後、1939年にプラスチック製になりザラスプークという名作ペンシルベイトが完成し現在のペンシルベイトの基本となっています。


ペンシルベイトの使い方  まとめ

今回はペンシルベイトの使い方をマスターする為に必要な基礎知識を紹介しました。ペンシルベイトはキャストして巻くだけでは動く事がないルアーです。動かすための知識やペンシルベイトを効率よく使う為に知っておかなければならない事があります。

ペンシルベイトには主に3タイプの浮き姿勢がある

タックルセットアップにはオープンウォーターとカバーで異なる

ペンシルベイトの基本となるテクニックはウォーキング・ザ・ドッグアクション

ペンシルベイトが効く条件

ペンシルベイトには浮き角度に3タイプあり、広範囲を探る45度で浮くペンシルベイト、ピンスポットで使用する70度で浮くペンシルベイト、あまり見ないですがシンキングタイプもあります。     

タックルセットアップは障害物が水生植物がメインで広範囲をサーチしながら釣るためには6.6フィートのミディアムヘビークラスのロッドにハイスピードリール、ラインは飛距離も考えて14lb前後で組むのが理想的でカバー周りでは6フィート以下のミディアムパワーのショートロッドにハイスピードリールに20lbのナイロンラインでカバーを果敢に攻めましょう。

ペンシルベイトの基本アクションのウォーキング・ザ・ドッグアクションをまずはマスターしてその後にトゥイッチ&ダイブやハーフトゥイッチを習得していきましょう。ペンシルベイトを動かすのに難しいと考えずに先ずはトライして下さい思いのほか簡単に動きます。

ペンシルベイトが効く条件は水温が20℃前後で無風で気圧が下がっている状態で水の透明度が高いのが理想です。この透明度の考えは相対的濁度と言う考え方で見て行きましょう。前に来た時よりも濁っているのか、それとも透明度が上がっているのか? 

透明度が上がっていればペンシルベイトが効く条件になり、濁りがあるのなら音の出るポッパーやスイッシャーを使う事をおすすめします。

ペンシルベイトをマスターする事でトップウォータールアーにアクションを与える基礎が習得できバスを騙すためのリアクションバイトを釣り人が作り出す事ができるので頑張って習得してください。

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この記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^O^)/


コメント

  1. ふくちょー より:

    こんにちは。
    もし差し支えなければ、ペンシルベイトを使うときのセッティングについてアドバイスをいただければ幸いです。

    自分は恥ずかしながら、未だにペンシルベイトでバスを釣ったことがありません。
    というのも、オリザラなどを使っているとすぐに腕が疲れてしまい、ある程度の範囲を探る前にルアーチェンジしてしまうのです。

    60~65mmのポッパーだったら、丸一日様々なアクションをさせても全く疲れないのですが……。

    参考までにタックルを書いておくと、ペンシルベイトを使うときは普段スピナーベイト用に使っているタックルを転用しているので、
    M+くらいの硬さで6フィート6インチ、レギュラーテーパーのロッドに19アンタレス、ラインはナイロン16lb。

    ポッパーを使うときは、私はポッパーが大好きで専用タックルを組んでいるので、
    6フィート3インチのMLアクション、レギュラーテーパーのロッドに、18アルデバランMGL HG、ナイロン12lbというセッティングです。

    ペンシルベイトについては、ご紹介いただいているタックルセッティングから大きく外してはいないと思うのですが、思うに、リールの重さのせいか、私のアクションの付け方に問題があるのかなと思います。
    NAGAMASAさんなりのご意見を戴ければ幸いです。

    • NAGAMASA より:

      ふくちょーさん コメントありがとうございます。

      ペンシルベイトは確かにウィードフラットのようなエリアを広範囲をサーチする時などはアクションし続けるので疲れやすいと思います。
      タックルセットアップを拝見しても6.6フィートM+アクションのレギュラーテーパーでラインも16ポンドなので、ピンスポットを狙う釣りをしなければ、
      このタックルセットアップでイイと思います。

      オリザラクラスのトップを一日中疲れずに使い続けるので、あればロッドはもう少し短くしてもいいかも知れません。ボクの場合はボートでの釣りの場合では
      6フィートまでのロッドを使っていました。オカッパリで他のルアーも併用する場合は6.4フィートのMアクションのロッドを使っています。キャストの距離を抑えた
      ピンスポットの釣りの場合は5フィート代のロッドで釣りをします。ロッドが軽量で短くなると疲れはかなり軽減できると思います。

      ペンシルベイトを動かす時は初動の首振りが上手くいかないので着水後は意識して丁寧にゆっくりでいいので首を振らせるとロスが無くなります。
      連続したドッグウォークアクションをする場合も早く動かそうとせずに、ゆっくり確実に首を振らすことが大切です。力任せにロッドを振ると疲れる
      原因になります。

      また、オリザラを引っ張った後にロッドを戻す動作を手首だけで行うと一日中動かし続ける事は辛いと思います。下方向のロッドワークの場合にロッドを水面に降ろす動作の時に
      ロッドのグリップエンドを左腕の内側、手のひら側にぶつけてその反動でロッドを戻すようにすれば、ラインスラックを作る為のロッドの戻しの動作が楽になります。
      ドッグウォークアクションの幅を見ながらロッドの振り幅とロッドの戻しのタイミングを計って動かすとイイと思います。慣れてきたらスピードを上げていくと上手くいきます。

      ロッドとリールとのバランスはロッドとリールをセットした状態で何処の位置でバランスが取れているか確認しては如何でしょうか。ベイトリールのレベルワインダーの位置で
      バランスが取れていれば楽にロッドワークが出来ます。ふくちょーさんのリールがアンタレスなので重さのあるリールと思うので手元重心のバランスであれば、問題ありません。
      逆に先重り過ぎるのであれば、お使いのロッドに問題があるかも知れないので、先ほどアドバイスしたバランスが取れるロッドに変更した方がイイと考えます。ロッドのバランスに
      関しては手前味噌ですが、コチラの記事を参考にしてみて下さい。https://advanced-angler.com/lets-learn-about-the-notation-of-the-length-and-hardness-of-the-bass-rod

      また、何か疑問があれば仰って下さい。ボクで答えられる事であれば答えさせて貰います。

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