トップウォータールアーが好きな皆さん、ようこそ!今回の釣りたいバス釣り日記では、スミスウィック社の「デビルズホースAF100」を詳しくご紹介します。
「デビルズホースAF100」はジャックKスミスウィック氏が1950年代に作り出したルアーです。ジャックKスミスウィック氏は、スミスウィック社を創設した人物として知られています。この会社は、特にアメリカのバスフィッシング界で非常に有名で、ルアーデザインの歴史に多大な影響を与えました。
このルアーは、ダブルスイッシャーの性能を備え、特に風の強い状況でその威力を発揮するトップウォータールアーとして、多くのバスアングラーに支持されています。使い勝手の良さやウッドルアー独特の水噛みの良いアクションとスイッシュ音で、バスを惹きつける魅力に満ちています。
この記事では、「デビルズホースAF100」の魅力や特徴を徹底解説し、その性能を最大限に引き出すための活用法やセッティング方法も紹介します。また、このルアーの歴史や背景に触れることで、釣りが持つ奥深さと楽しさを再発見できる内容となっています。
トップウォータールアーの世界に新しい視点を提供する今回の記事を通じて、より充実したバスフィッシングの楽しみ方を見つけていただけることを願っています。
では!!スミスウィック・「デビルズホースAF100」徹底インプレ!の始まりです(^O^)/
スミスウィック社の「デビルズホースAF100」を使ってみた!
2025年5月に淀川で、スミスウィック社の「デビルズホースAF100」を使って釣りを楽しんで来ました。今回、インプレションに使用しているデビルズホースAF100は、80年代に購入したモノを使っています。我ながら物持ちがいいですね。
デビルズホースAF100の最初の印象は、ウッドボディではないでしょうか?プラドコルアーの中で唯一のウッドプラグです。
ウッドブランクスの製作がめんどくさくて、廃盤になるんじゃないのかなぁ?って思ったりもしますが、販売が続いている貴重なルアーでもあります。

ボディの長さはAF200と同じ4 1/2インチですが、ウェイトがAF100は、3/8ozと軽くAF200と比べて、フックはイーグルクロー製でサイズも♯6と小さいフックが取り付けられています。スミスウィック社と言えばこのイーグルクロー製のフックが印象にありますが、最近のフックの仕様は、ログもAF200も変わって来ていますね。
浮き姿勢は、若干お尻を沈めた姿勢で浮き、ボディの大きさに対してペラが大きなものが取り付けられているので、アクション後にペラがブレーキを掛けるので移動距離は抑えられてはいますが、思っているヨリ移動してしまう印象です。好みにもよりますが、浮き姿勢を調整しても楽しそうです。
スイッシュ音も丁度イイ感じで、トゥイッチでも小気味いい音を出してくれますし、ロングストロークで引くとチャガー音的な音色も出す事が出来ます。
AF100は、ヒネリペラを使用しているので、ボティのロールによるボディカラーの変化でバスを誘っう設計です。デビルズホースと言えば、ゲーラカイトを思わせる目ですよね、何故か下に書かれていますが、これもロールした時は隠れて止めた時に現れる視覚効果を狙っていたのかも知れませんね。
ダブルスイッシャーなので、首振りアクションはしませんので、スイッシュの音の強弱やスプラッシュの量をロッドワークで調整する楽しさがあり、ポーズの取り方とポーズ時間を色々と試しながらバスのバイトを誘うルアーです。
※「デビルズホースAF100」をさらに楽しむためのチューニング記事の概要を、以下⇩のようにまとめてみました!「デビルズホースAF100」をより楽しめると思います。
デビルズホースAF100とAF200の使い分け
デビルズホースシリーズは、2種類のモデル「AF100」と「AF200」をラインナップしており、状況に応じて使い分けることで、より戦略的な釣りが楽しめます。

AF100は、ボディが細く浮力を抑えているので、アクション後にヘッドを下げやすくしています。その上、ボディに対して大きめのペラが付けられているので、ブレーキが掛かりピンスポットでの精密なアプローチに優れた特性を持ち、狙いを絞った釣りに最適です。

一方で、AF200は広範囲を効率よく探ることができ、ボディ前方が太いことで、ヘッドが水中にダイブするのを抑えペラもミッキーマウスのような小さなペラが付いている為、ブレーキ効果が低くアクション後は惰性で前進します。なので、ウィードフラットのようなサーチ力が求められる場面で活躍するモデルです。
この使い分けができるデビルズホースシリーズは、さまざまな釣りのシチュエーションに対応可能な心強いアイテムです!
※以下の記事は、デビルズホースAF200のインプレッションです。あわせて読むことで、より2つのルアーの違いと特徴が理解できます。
スミスウィック社の「デビルズホースAF100」のスペック
スミスウィック社の「デビルズホースAF100」のスペックは以下のとおりです。

- サイズ: 4 1/2in
重さ: 3/8oz
フックサイズ: #6
デビルズホースAF100の歴史
1950年代に誕生したとされるデビルズホースは、最初にシンキングタイプの「S100」が作られ、その後フローティングタイプの「F200」が開発されました。この流れは、当時のバスフィッシングの進化を象徴するものでした。
デビルズホースの名称には興味深い歴史があります。1960年代には「Devels Warhorse」と名付けられ、その後1960年代後半から1970年代にかけて「Devils Warhorse」に変更されたとされています。さらに1973年には「Carrot Top」という名前で登場したとの説もあります。
また、アメリカではキリスト教徒が多いため、製品名に「Devil(悪魔)」という言葉を使うのは縁起が悪いと考えられ、一時的に「Devel」という意味を持たないスペルに変更して販売されました。しかし、このルアーが大ヒットしたことで、数年後には再び「Devil」のスペルが復活したとも言われています。
デビルズホースの名前には、時代背景や文化が反映されており、その変遷もまたこのルアーの魅力の一つと言えるでしょう。
※スミスウィック社の歴史と創業者、ジャックKスミスウィック氏とログを作り出した2代目社長のジャックAスミスウィック氏についてまとめた以下の記事⇩を合わせて読んでもらう事で、更にスミスウィック社の魅力が理解できます。
スミスウィック社の「デビルズホースAF100」のカラーラインナップ
現在、デビルズホースAF100のカラーラインナップは10色あります。

スミスウィック社はルアーのカラーラインナップが多い会社で契約プロですらスペシャルカラーを作ってもらえなかったそうです。昔のアメリカンルアーは何処のルアーメーカーもカラーが豊富でカタログを見ているだけで、ワクワクさせられたものですよね。
スミスウィックのデビルズホースAF100を楽しむ為のタックルセットアップ
スミスウィックのデビルズホースAF100を楽しんだタックルセットアップは、ロッドがヒロイズム・カリプソLJ2にリールがスティーズCT、ラインはシルバースレッド・ヒロズチョイス12lbです。

ラインが12lbなので、キャスタビリティーは申し分なく、飛距離も安定しますが、カバー周りで使う事を考えると16lbはあった方が安心して使えます。
ロッドはミディアムライト~ミディアムアクション程度のショートロッドが細かいアクションを与えるのに便利です。ヒロイズム・カリプソLJ2は5.2フィートのミディアムライトアクションのファーストテーパーのロッドです。
ダブルスイッシャーのアクションで、「シバリング」というテクニックを使うのですが、あまり長いロッドですと細かく「デビルズホースAF100」を揺さぶるのが難しくなるのでロッド選びは重要です。
リールは好みでノーマルギアかハイギアを選択されると良いと思います。ボクは回収が速いハイギアのロープロファイルなリールが好みで使っています。
おわりに
スミスウィック社の「デビルズホースAF100」をまだ試したことがない方にも、その魅力が伝わると嬉しいです。風が強い状況でも活躍するダブルスイッシャーとして、このルアーはハイシーズンにはぜひタックルボックスに加えておきたい一品です。その特有の動きとスイッシュ音で、きっと新たな釣りの楽しさを発見できることでしょう!🎣
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スミスウィック・「デビルズホースAF100」徹底インプレ!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^_^)v
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