こんにちは、バス釣りを楽しんでいるアングラーの皆さん!今日の「釣りたいバス釣り日記」は、ちょっとデリケートなテーマ、「ブラックバスを食べること」についてお話ししたいと思います。
皆さんは、ブラックバスを食べたことがありますか?残念ながら、ボク自身はその機会がなく、まだ食べたことがありません。でも、この話題はバス釣りをする人々の間では賛否が分かれるテーマですよね。
ボクは、生き物の命を頂くことで人間は生きていけるという考えから、キャッチ&イートに対して批判的な意見はありません。ただし、「じゃあ積極的にブラックバスを食べるか?」と聞かれると、答えはNOです・・(^▽^;)
この記事の中でも紹介されていますが、アメリカではバスフィッシングの人気は高いものの、実際に釣ったブラックバスを食べる人は少ないそうです。
その理由のひとつに、「ブラックバスよりもウォールアイやサーモン、トラウトの方が美味しい」との考え方もあるようです。また、ブラックバスを食べる場合には水質や季節が重要で、清らかな水域で釣れたバスが美味しいとのこと。特に寒い季節のバスは臭みが少なく、良い味わいが楽しめるそうですよ。
最近では、YouTubeなどでブラックバスを調理して食べる動画も見られるようになりました。昔の日本人は川魚を食べることがもっと一般的だったと思いますが、いつの間にか海の魚が主流になったようですね。ボク自身も、川魚を食べると言えば、アユやウナギくらいでしょうか。
日本でも滋賀県の琵琶湖周辺のお店では、ブラックバス料理が提供されています。「にほのうみ」ではブラックバスの天丼が、「BIWAKO DAUGHTERS」ではスモークタルタル・バスバーガーが楽しめるそうです。地産地消の取り組みとしても素晴らしいですよね!
では!!ブラックバスを「食べる」という選択肢 – その味わいと調理法の始まりです(^O^)/
ブラックバスを調理した料理ってどんな料理があるのか?
ブラックバス料理は意外にも幅広く、魚料理全般で活用できる調理方法が多く存在します。代表的な料理としては以下のようなものがあります。
- フィッシュ&チップス
ブラックバスの白身は淡白で弾力があり、カリッと揚げることで旨味が引き立ちます。タルタルソースやケチャップを添えると相性抜群です。 - 天丼
サクサクの衣と甘辛いタレがブラックバスの淡白な味を引き立ててくれます。ご飯との組み合わせは絶品です。 - 南蛮漬け
淡白な魚でも夏らしい南蛮漬けはピッタリ。酸味の効いたタレでさっぱりと仕上がり、保存が効くのも嬉しいポイント。 - 一夜干し
ブラックバスを海水程度の塩水に漬けた後、干物にすることで旨味を凝縮。素材の味を存分に楽しめます。 - バター醤油ソテー
バターのコクと醤油の香ばしさがブラックバスをより美味しく仕上げます。皮付きでもパリッと焼くことでさらに風味がアップ。
ブラックバス料理には多くの調理方法がありますが、その中でも特別に変わったものではなく、一般的な魚料理で楽しめることが特徴です。
例えば、フライを挟んだバーガースタイルの料理や、少しおしゃれにムニエルとして調理するのも人気です。実際、琵琶湖の湖北で釣れたバスを調理して食べた人によると、フライにすると美味しくいただけるとのこと。その際、ショウガやレモンで臭みを取り除いてから調理するのがポイントのようです。
和風のスタイルを取り入れるなら、煮つけや塩焼きがおすすめ。淡白な味わいのブラックバスには、甘辛いタレやシンプルな塩味がよく合います。
ただし、一部ではブラックバスを刺身で食べるという話も耳にしますが、淡水魚の生食は寄生虫のリスクが高く、特に「顎口虫」と呼ばれる寄生虫による健康被害が報告されています。そのため、刺身で食べるのは控えた方が安全と言えます。
ブラックバス料理を楽しむ際は、十分に火を通す調理方法を選び、美味しさと安全性の両方を大切にしてくださいね!
ブラックバスを美味しく食べる際のポイントは?
ブラックバスを食べる際には、季節や水質が非常に重要です。寒い季節のクリアウォーターで育ったブラックバスは臭みが少なく美味しいとされています。一方で、夏場やタンニンが多い水域では、味や匂いに影響が出ることがあるようです。
下処理が鍵: 臭みがある部位(脂肪や内臓)を取り除いたり、塩やお酢でぬめりをしっかり落とすのが重要。血抜きもおすすめ。
水質に注目: 綺麗なクリアウォーターで育ったブラックバスの方が臭みが少なく、美味しく食べられることが多い。泥っぽい水域のバスは避けた方が無難。
サイズ選び: 35cm以下の個体が理想的。大きくなるほど臭みをため込みやすい傾向がある。
調理法の工夫: フィッシュ&チップスや塩焼きが特におすすめ。揚げ物は臭みを消しやすく、塩焼きは素材の味を最大限に引き出す調理方法。
臭みがある場合は味付けを濃く: ショウガやレモン、ハーブなどで風味を調えることで美味しさアップ!
ブラックバスを食べる文化は地域や習慣によって異なりますが、その独自の味わいや調理法を探るのも面白いですね!
滋賀県の琵琶湖の近くのお店では捕れたブラックバスが食べられる!
ブラックバスを食べるのは興味があるけれど、調理に自信がないという方には、滋賀県の琵琶湖周辺にあるお店で味わうのがおすすめです!琵琶湖のブラックバスを使った料理を提供するお店が数か所あり、地産地消の取り組みも魅力的です。

ブラックバス料理を楽しむならここ!滋賀県のおすすめスポット5つ紹介
琵琶湖周辺には、ブラックバスを使った料理が楽しめるユニークなお店がいくつかあります。ブラックバス料理は特別に変わったものではなく、一般的な魚料理の技法で美味しく仕上げられるのが魅力です。以下におすすめのお店をまとめましたので、ぜひチェックしてみてください!
1. 滋賀県立琵琶湖博物館内「にほのうみ」
「にほのうみ」では、琵琶湖の食材を活かした料理を楽しむことができます。ブラックバスの天丼や天ぷらうどんが特に人気で、ハーブ塩を使った調理で臭みを抑えた絶品の味わいです。
- おすすめメニュー: バス天丼、湖の幸の天ぷらうどん
- 住所: 滋賀県草津市下物町1091番地
- 営業時間: 10:30~17:00(食事は11:00~16:00)
2. 滋賀県野洲市「BIWAKO DAUGHTERS」
地元素材を活かした料理が人気の「BIWAKO DAUGHTERS」。中でも「スモークタルタル・バスバーガー」はブラックバスのフライとタルタルソースを絶妙に組み合わせた一品です。他にも鮒寿司サンドやビワマスクリームサンドといったユニークなメニューが揃っています。
- おすすめメニュー: スモークタルタル・バスバーガー、鮒寿司サンド
- 住所: 滋賀県野洲市
- 営業時間: 9:00~17:00(水曜定休)
3. 名神高速道路「おうみ屋」(大津サービスエリア下り線)
「おうみ屋」ではブラックバスを使用した「びわ湖BASSバーガー」が楽しめます。タルタルソースとの相性が抜群で、サービスエリアならではの手軽さが嬉しいですね。
- おすすめメニュー: びわ湖BASSバーガー
- 住所: 名神高速道路 大津サービスエリア下り線
- 営業時間: 9:00~20:00
4. 琵琶湖沖島「冨田屋」
沖島にある「冨田屋」ではブラックバスを活用した「沖島よそものコロッケ」を提供しています。おからを使ったヘルシーなコロッケで、お土産や通販にもぴったりです。
- おすすめメニュー: 沖島よそものコロッケ
- 通販情報: 冷凍50個入りなどあり
5. 大津市石山「mosh.」
「mosh.」は、ブラックバスをおしゃれに仕立てた洋食レストラン。カルパッチョやアクアパッツァ、フィッシュ&チップスなど、多彩なフルコース料理が楽しめます。ブラックバス料理のイベントも定期的に開催され、滋賀県の食材を活かした創作料理が評判です。
- おすすめメニュー: ブラックバスのカルパッチョ、アクアパッツァ、フィッシュ&チップス
- 住所: 滋賀県大津市松原町7-17 ヨドヤビルヂング1F
- 営業時間: 詳細は店舗情報をご確認ください
滋賀県ならではのブラックバス料理をぜひ体験してみてください。地域の取り組みとしても魅力的で、新しい食文化を発見できるかもしれません!🎣✨
滋賀県の琵琶湖では、生態系を守るためにブラックバスの駆除が進められています。駆除されたブラックバスは、肥料や食用として有効活用されており、地産地消の取り組みの一環としても注目されています。
しかし、琵琶湖は世界記録のブラックバスが釣れた実績を持つ湖でもあり、釣り人にとって特別な存在です。そのため、ブラックバスの駆除は多くのアングラーにとって心が痛む現状ともいえます。世界中の釣り愛好家たちは、自然と釣りの楽しみの両立が実現されることを願い、改善の道を模索しているのが現状です。
アメリカ人もあまり川魚のブラックバスは食べないようですね!
アメリカでは、何万人もの人々がバスフィッシングを楽しんでいますが、実際に釣ったブラックバスをキープして食べる人は少ないようです。
その大きな理由として、ブラックバスが「ゲームフィッシュ」として認識されており、ファイトを楽しむことを目的としている方が多いことが挙げられます。また、ブラックバスよりもウォールアイやサーモン、トラウトといった他の魚種が食用として人気があるためでもあります。

さらに、アメリカでは釣ったブラックバスを持ち帰ることに規制があります。例えば、フロリダ州では16インチ以下のサイズで1日5匹までといった規制があり、大型のブラックバスは産卵のため保護されています。このようなルールにより、持ち帰る人が少ないことも一因と言えるでしょう。
州によってブラックバスのキープルールが異なるようです。例えば、テキサス州では16インチ以下のバスは持ち帰ることができるけれど、サイズによる制限やキープできる数が決まっています。
インディアナ州の規則では、湖や川によってサイズや数に関する決まりが異なるみたいで、ブラックバスは特定の条件を満たす場合のみ持ち帰り可能だとか。こうした州ごとのルールは魚の保護を目的としていて、自然のバランスを守るために重要ですね。
ボクがブラックバスが食べるという事を知った1冊! BASS STOP!
ボクがブラックバスを食べることを初めて知ったのは、トップウォータープラッガーとして名を馳せた則弘祐さんの名著『BASS STOP』を読んだ時でした。この本は1986年に廣済堂出版から発行された別冊フィッシング第33号です。
昭和の時代に出版されたこの本には、ストラクチャーやマイグレーションといったブラックバスの生態に関する解説が含まれており、さらに「ソナールナーテーブル」という太陽と月の関係がブラックバスの行動に与える影響についての記述もあります。科学的な視点を持ちながらも、アングラーに役立つ情報が詰まった内容でした。
特に印象深いのは、本の中でワームを飲み込んで死んでしまったブラックバスをフライにして食べるという内容です。これはワームを使う釣りの是非を問う内容とともに、ブラックバスを大切に扱う気持ちや釣り人としての責任感を感じさせるものとなっています。
また、この本の初版はカバーが和紙で仕上げられており、製本の美しさも際立っています。さらに、永井文雄さんによるイラストもユーモアに溢れ、釣りの楽しさや深みを表現する魅力的な要素でした。
本の内容はトップウォータールアーの使い方だけでなく、アングラーとしての所作や1尾のバスを求める情熱を語っています。釣りの楽しさと奥深さを学べる一冊であり、ブラックバスを大切にする姿勢がひしひしと伝わってきます。
現在のブラックバスの釣り文化も、この本が示したような熱意や深い思索に基づいて続いていると思います。もしどこかで!『BASS STOP』を手にされたのなら読んでみる事を強くお勧めします📚🎣
おわりに
今回は、ブラックバスを食べることについて考えてみました。釣り上げたブラックバスが何らかの要因で死んでしまった場合、水質が良い環境であれば食べることで良い供養になるのかもしれません。
ただし、日本のブラックバスは自然繁殖のみで増えているため、バスをキープする際には慎重な判断が求められます。例えば、15インチ程度のバスが食べごろと言われていますが、成魚を取りすぎると産卵する魚が減少し、生態系に影響を与える可能性があります。
また、水質は見た目では判断が難しい部分もあるため、釣った魚を食する際には自己責任で行うことが重要です。安全性を確保したい場合には、ブラックバス料理を提供しているお店で食べるのが良い選択肢です。
ブラックバスを食べることは、釣りの楽しみを広げるだけでなく、環境保護の観点からも深く考えるべきテーマです。あなたのバスフィッシング体験に新しい視点を加えてみてはいかがでしょうか?
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皆さんと情報を共有しながら、さらに楽しいバスフィッシングライフをお届けできるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!
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ブラックバスを「食べる」という選択肢 – その味わいと調理法の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
コメント
はじめまして。
私は「都市河川のテナガエビだって釣ったものを食べられるのだから、バスだって食べられるはず」という考えから、水の透明度が高めのリリース禁止域でバスを釣ったときは、オオクチ/コクチを問わず、魚を捌く練習も兼ねてなるだけ食べるようにしています。
ただ、オオクチバスは本当に味がない魚なので、美味しい食べ方を未だに見つけられません。
臭みの原因である皮を剥ぐ作業も面倒なので、例えばムニエルにするにしても、ウロコだけ取れば済む上に味で勝るニジマスなどと比べると、どうしても魅力が劣る気がします。
コクチバスは塩焼きや塩を多めに振った唐揚げにすると、そこそこ食べられる魚になります。
塩焼きは皮を剥がなくても食べられますが、渓流魚と比べると、味は一段劣る印象です。
ちなみに、どちらも卵は美味しくありません。
どちらも、食糧難にでもなれば喜んで食べるでしょうが、飽食の時代に進んで食べたい魚ではないと思います。
リリースしても助かりそうにないバスの他にも、河川で釣れたコクチバスや、リリース禁止県在住で家庭の事情でなかなか遠征もできないバス釣り人のために、バスの美味しい食べ方を発信してくれるメディアがあっても良いと思うんですけどね……。
ふくちょーさん 初めましてコメント頂きありがとうございます。
ブラックバスを調理して食べられるんですね。アメリカでは食べる人もいるそうなので
バスフィッシングの文化の違いが日本ではキャッチ&イートに結びつかない原因だと思います。
ボクがバスフィッシングを始めた時代で既にバスフィッシングのキャッチ&リリースを含めた
行動がファッションであり、バスフィッシングでしたから、なかなか食べることに抵抗が
ありました。そんなブラックバスも元を辿ればご存知だと思いますが、食用の為に赤星鉄馬氏が
芦ノ湖に放流したのが始まりです。そんな日本のバスフィッシングも2025年には放流から
100年の年月が経つのですから考え深いですね。ボクはまだ、ブラックバスを食べた事は
ありませんが機会があれば食べてみたいと思います。