バスフィッシングを楽しまれているアングラーのみなさん、こんにちは!今回の釣りたいバス釣り日記は、フレッドアーボガスト社の「ジョインテッドジッターバグ2.0」を徹底インプレッションしたいと思います。
ジッターバグの歴史は、フレッドアーボガスト氏が1938年に作り出したルアーです。当時はフローターダイバーを作ろうとして失敗し、10年後に友達が失敗作のジッターバグの部品を見つけてアイディアを出し合ううちに完成したルアーと言われています。
ジッターバグのカップにはパテント申請されていた事から、他のルアーメーカーがマネする事が出来ませんでした。
また、ジッターバグはカップだけに注目されていますが、フックを取り付けるリグにもパテントが付けられていたりしている点も大きな特徴の一つです。
そんな伝統を引き継ぎながら、現代アングラーのニーズに応える形で進化したのが「ジョインテッドジッターバグ2.0」です!ラインアイの位置変更、フェザーフック採用、そしてフックの取り付け方法に至るまで、随所に改良が施されています。
では! フレッドアーボガスト・ジョインテッドジッターバグ2.0のインプレ!の始まりです(^O^)/
フレッドアーボガスト・ジョインテッドジッターバグ2.0のインプレッション
2025年5月、淀川でフレッドアーボガスト社のジョインテッドジッターバグ2.0を使って釣りを楽しんでみました。このジョインテッドジッターバグ2.0は、スミスの池島さんからご厚意で頂いたルアーの中の一つです。
本来なら釣果が出たタイミングで記事にする予定でしたが、なかなか成果に結びつかず、このままではレビューが永遠に先送りになってしまうと思い、今回記事にすることにしました。

フレッドアーボガスト社のジョインテッドジッターバグ2.0はジョインテッドジッターバグG620のアップデート版として登場しました。最初の見た目から大きく違うのが、クラック塗装されたデスメタル的なカラーリングと通常のジョインテッドジッターバグG620には装備されていない長いフェザーフックです。長いフェザーフックが付いている事で、凄くボリュームが増した感じに見えます。
ジッターバグ・シリーズでフラスカートが付いているモデルは、ウィードレスジッターバグだけだったと記憶します。この辺りのバスを引き付けるパーツをフェザーフックに変えてジョインテッドジッターバグ2.0にアップデートしたようです。
肝心のアクションはジョインテッドなので、余分にお尻を振りながらロールが加わりながらアクションしてくれます。ジョイントボディが干渉するのかサウンド的にも水の動かしも通常のジッターバグと比べて派手な印象です。
ジョインテッドジッターバグ2.0は、ラトルが内蔵されています。ステディーリトリーブでは、ボディ内で転がるラトルがジョロジョロとした音を奏でてくれます。

また、ステディーリトリーブでは、長いフェザーフックを搭載する事で、3連結のボディの様なビジュアル的な効果もあるのが特徴です。ステディーリトリーブからストップ&ゴーに切り替えるとキルを掛けた瞬間にはフェザーフックのフェザーが広がったりキルを掛けてしばらくすると沈んでフォルムが小さく見えたりして視覚的効果でバスを誘ってくれます。
ただ、フェザーフックがかなり長いので、着水の仕方でベリーフックに絡んでしまう事があるので、注意が必要です。
また、ジョインテッドジッターバグ2.0をトゥイッチングで動かすとカップで水を弾きながらテーブルターンをするのですが、ジョイントボディなので動きが艶めかしいのが特徴です。
風が吹いて波が立ち始めると、ジッターバグの弱点であるカップの水噛みが悪くなるのか、アクションは安定しなくなる印象です。
また。ロッドティップを水中に突っ込んだ状態からリトリーブするとインベーダーゲームの様な独特のインベーダーアクションもこなしてくれます。
ジッターバグ2.0は各部アイの形状が変更されている
ジョインテッドジッターバグ2.0の特徴の一つがラインアイの形状です。通常のジッターバグのラインアイは、以下の写真のとおり特殊なラインアイが特徴ですが、ジョインテッドジッターバグ2.0は現代的なラインアイに変更されスプリットリングも取り付けられています。


また、ラインアイの位置も通常のジョインテッドジッターバグG620はカップの先端の高い位置に付いているのですが、ジョインテッドジッターバグ2.0は少し下側の低い位置になっています。ラインアイの位置が下がっているので、ジョインテッドジッターバグ2.0の方が動きが大きいと思われます。
カップの取り付けネジの位置も違い、通常のジョインテッドジッターバグG620の方はズラした位置にねじ止めされていますが、ジョインテッドジッターバグ2.0の方は縦に並んだ位置でねじ止めされています。また、カップの刻印もジョインテッドジッターバグ2.0の方は、シンプルに「アーボガスト」の文字だけが刻印されています。
フックを取り付けている部分もアイに直結からアイ&スプリットリングに変更されています。フックの可動域を広げる事でランディング率を上げる為だと思われます。

フックも現代的なブラックニッケルに変更されています。全体的に見て現代的なデザインになっているが分ります。クラシカルなデザインも良いですが、実用性も考えられたジョインテッドジッターバグ2.0のデザインもボクはとても気に入っています。
また、ジッターバグはバイトがあっても乗らない事が多いので、その辺りも改善されていると思います。
フレッドアーボガスト・ジョインテッドジッターバグ2.0のスペック
フレッドアーボガスト社のジョインテッドジッターバグ2.0のスペックは、以下のとおりです。フレッドアーボガスト社のジョインテッドジッターバグ2.0は、特徴的なスペックを備えたルアーとして注目されています。
そのサイズは 2.5インチ、重量は 3/8オンス(約10g) で、コンパクトながらも十分な存在感を放っています。フックには #6のブラックニッケルのトレブルフック が採用されており、バイト率を高める設計が施されています。

Size (in) | 2.5インチ |
Weight(oz) | 3/8オンス 10g |
HOOK | #6 TREBLE HOOKS |
これらのスペックから、ジョインテッドジッターバグ2.0はバスを引きつける効果が期待できます。このコンパクトなサイズ感はさまざまな環境での使用に適しており、初心者から熟練のアングラーまで幅広いユーザーに愛される理由となっています。重量も程よいため、キャスタビリティーも優れています。
また、フレッドアーボガスト社の技術の結晶ともいえる設計思想が、このスペックに込められており、伝統的なジッターバグの価値を受け継ぎつつ、現代のニーズに応える形となっています。
ジョインテッドジッターバグ2.0のカラーラインナップ
ジョインテッドジッターバグ2.0のカラーラインナップは、目を引く6色が揃っています。それぞれのカラーは、水中でのアピール力とバスの捕食本能を刺激するデザインが施されています。

どのカラーもファンキーで目立つカラーですよね。釣り場の環境や気分に応じて使い分けが楽しめますね!
ジョインテッドジッターバグ2.0を楽しんだタックルセットアップ
今回、フレッドアーボガスト社のジョインテッドジッターバグ2.0を楽しんだタックルセットアップは、ロッドがヒロイズム・カリプソSJ2にリールがスティーズCT、ラインがシルバースレッドヒロズチョイス12lbです。

ジョインテッドジッターバグ2.0のウェイトが3/8ozなので、キャスタビリティーを考えてミディアムライトクラスのロッドが扱いやすいと感じました。ステディーリトリーブで広範囲を探る釣りでゲームを組み立てるなら、6フィート半ぐらいまでの長さのロッドの方がロングキャストがし易いのでおすすめです。
ロッドワークを使ってジョインテッドジッターバグ2.0をテーブルターンさせたり、小技を効かせた釣りを楽しまれるなら、5フィート代のショートロッドで遊んでみては如何でしょうか。
リールはボクの場合は、パーミング性の良いものでハイギアタイプのモノを使っています。リールに関しては好みとアングラーのリズムがあるので、好きなモノを選ばれると良いと思います。
ラインはステディーリトリーブがメインならフロロカーボンでもナイロンでも構いませんが、ロングキャストで遠くで掛けた時のフッキング率を考慮するとPEラインも使い易いと考えられます。
おわりに
今回のルアーインプレッションは、フレッドアーボガスト社の「ジョインテッドジッターバグ2.0」を紹介してみました。1938年に誕生したノイジールアーがアップデートされて販売するという事は、それだけ現代でも人気のあるルアーだと思います。
羽モノのノイジープラグが近年はやっていますが、同じノイジープラグでも違うサウンドのジョインテッドジッターバグ2.0を使う事で、他のアングラーをだし抜けるかも知れませんよ!
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また、Amazonからキンドル本「アメリカンルアーの歴史と起源」を販売しています。ルアーの誕生秘話や歴史に興味がある方は一読して下さい。キンドル・アンリミテッドに契約されている方は0円で読むことができます。
フレッドアーボガスト・ジョインテッドジッターバグ2.0のインプレ!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを・・(^O^)b
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