バスフィッシングを愛されているアングラーのみなさん、こんにちは! 今回の釣りたいバス釣り日記は、ヘドン社のTADPOLLY「 タドポリー」をインプレしたいと思います。
現在、ヘドン社のタドポリーは、生産されていませんが、昔のルアーには、こんな変わったデザインのルアーが存在していた事を知ってもらう為に紹介します。
ヘドン タドポリーは、バスフィッシングで非常に人気のあったルアーです。特にその独特な形状と動きが、多くのアングラーに愛されています。
1980年代の頃、 子供だったボクはタドポリーの事を、あまり魅力的なルアーとは思っていませんでした。当時のボクは、疑似餌志向が強かったので、本物のエサに近いデザインのルアーの方が安心して使えていました。
タドポリーは、1920年代に初めてカタログに登場しますが、最初はウッドモデルで、その後も多くの改良が加えられてきました。
その後、タドポリーは当時の最新技術だったプラスチック製になり、タドポリー スプークへと変わっていきました。
プラスチック製になってからのタドポリーはメタルのプレートは取り除かれ、ラインアイとリグが時代と共に変更されていきます。
では!! 「ヘドン タドポリーのインプレ」アングラーに愛された廃盤ルアーの始まりです(^O^)/
懐かしのヘドン・ルアー タドポリーをインプレションしてみた!
ヘドンのタドポリーは、独特なデザインと歴史を持つ、魅力的なルアーです。その特徴的なボディとリップが一体化した構造は、ユニークさを際立たせるだけでなく、釣り人たちの目を引きました。ボクが初めてこのルアーを手にしたのは中学生の頃。歴史について詳しく知らないまま使っていたため、「なんてケッタイな形のルアーなんだろう!」と少し戸惑いを覚えたのを今でも覚えています。
当時、自分で購入するのではなく、バス釣り倶楽部のお兄さんたちから譲り受けたセットの中にタドポリーが含まれていました。彼らが新しいセットを組むたびに、後輩のボクたちにお得な価格で譲ってくれるという心温まる習慣があったんです。そんな流れで手にしたタドポリーは、今でもボクのコレクションの中で大切にされています。

また、1983年にはヘドンがペプシコーラとのプロモーションで特別なカラーリングを製作していたことも興味深いですね。タドポリーのアクションは、ボディのヘッド部分がリップの役割を果たし、水を受けて潜るというユニークな仕組み。1920年代にはすでにリップという概念は存在していましたが、ヘドンは独自の工夫を凝らしてそのデザインを追求しました。
例えば、1915年にクラブウィグラーという金属の襟巻(シャンプーハット)の角度を調整し襟巻が水を受けてダイブするデザインのルアーを発表します。
1917年にはクリークチャブ社からリップ付きの「クリークチャブ・ウィグラー」が販売されました。この「ウィグラー」はリップ機能の特許を取得しており、他のルアーに影響を与える重要な存在だったと言えます。それでも、ヘドンは既存のデザインを模倣することなく、独創的なアプローチでタドポリーを開発したのかもしれません。
こうした背景を知ると、ただの釣り道具以上に、そのルアーが持つストーリーや歴史に触れる楽しみが増しますよね。
ヘドン タドポリーのアクション
近年、国産のルアーでヘドンのタドポリーに似たボディデザインのものが販売されていますが、アクションに関しては少し異なります。タドポリーは、ハイレスポンスの軽快な動きではなく、ウォブリングとロールを主体とした滑らかなアクションが特徴です。

また、最大潜行深度に関しては、それほど深く潜らない印象があり、ロッドワークを与えることで魅力を引き出せるルアーでもあります。ついついギブンアクションを癖で付けてしまうところが、釣り人心をくすぐりますね!
タドポリーのサイズラインナップは4タイプから構成され、1991年のカタログでは、グローカラーがラインナップに加わっており、90年代のバリエーションは多彩でした。
名前 | ウエイト (oz) | レングス (inch) |
---|---|---|
マグナム・タドポリー | 5/8 | 3.3/4 |
タドポリー | 1/2 | 2.7/8 |
タイニー・タドポリー | 1/4 | 1.3/4 |
ミニ・タドポリー | 1/10 | 1.1/2 |
ボクが所有しているタドポリーはオリジナルサイズとタイニー・タドポリーの2種類です。どちらもベイトタックルで扱いやすい適度なウェイトが魅力です。使い込むほどに、この歴史あるルアーの味わい深さを実感できます。
ヘドン タドポリーを操作したタックルセットアップ
ヘドン タドポリーのインプレッションで使用したタックルセットアップは、ロッドがヒロイズムのカリプソSJ2、リールがスティーズCT、ラインはシルバースレッド・クランキング12lbといった構成でした。このセットアップは、タドポリーの特徴を最大限に引き出すために選んだものです。

オリジナルサイズやタイニータドポリーを快適に楽しむためには、ミディアムライトアクション程度のロッドが非常に扱いやすいと感じます。
ステディーリトリーブでも安定した動きを見せますが、ロッドワークを加えて操作するスタイルでは、その真価を発揮します。特にショートロッドを使用すれば、操作性が高く、タドポリーのアクションを細かくコントロールできるため、より自由度の高い釣りを楽しむことができます。
このルアーは多様な使い方が可能で、釣り人の技術次第でどんどん新しい表情を見せてくれる魅力的なルアーです。タックルの選択肢や使用感を踏まえながら、自分だけの楽しみ方を見つけてみてください!
ウッドからプラスチックへ ヘドン・タドポリーの歴史と遍歴を知ろう!
ヘドン・タドポリーは、釣りの世界で長い歴史を持つ伝説的なルアーです。その初登場は1920年代で、シリーズ5000および6000として木製ルアーとしてカタログに載りました。独特な形状と滑らかな動きは、多くのアングラーを魅了し、当時から人気を博しました。

その後、1952年には透明性と耐久性を特徴とする「スプーク」プラスチックを使用したタドポリー・スプークが登場。この新しいバージョンでは、フローティングとシンキングタイプがあり、バスやサーモンを狙う釣り人に特に好まれるルアーとなりました。

また、時代を経るにつれて、タドポリーはさらに改良されていきます。内部に金属プレートが追加されるなど、性能を向上させる工夫が施され、コレクター向けには新しいカラーバリエーションが次々と導入されました。その多様性と優れた性能によって、タドポリーは単なる道具を超え、クラシックなルアーとして時代を超えた価値を持ち続けています。
こうした歴史を知ることで、釣りそのものが持つ深い文化や技術の進化を感じることができます。ぜひタドポリーを手に取る機会があれば、その魅力を実際に体験してみてください!
おわりに
今回のルアーインプレッションは、ヘドンのタドポリーを紹介しました。ヘドンのタドポリー。現在は廃盤となっていますが、このルアーを手にする機会があれば、ぜひ試してみてください!その独特な形状や動きには、ヘドンの歴史と情熱が詰まっています。古き良き時代のルアーデザインに触れながら、釣りの楽しさと深みを感じてみてはいかがでしょうか?
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「ヘドン タドポリーのインプレ」――アングラーに愛された廃盤ルアーの魅力をお届けしました。この内容が、あなたのバスフィッシングライフの一助になれば嬉しいです!
では!! よい釣りを (*´▽`*)
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