「10分で学べるバス釣り!バス用フロッグの使い方と基礎!

ルアーの使い方

バスフィッシングを愛するアングラーの皆さん、こんにちは! 今回の釣りたいバス釣り日記では、バス釣り用の「フロッグ」の使い方と基礎を徹底解説します。この夏、一味違う釣りスタイルを楽しみたい方、必見です!

夏のサマーパターン時期になると、ブラックバスはディープに移動するタイプとシャローに留まるタイプに分かれます。このシャローに潜むバスを狙うなら、フロッグ&スカムルアーが最適です。

水面を覆い尽くすべジテーションの中には、ブラックバスにとって快適な環境が広がっています。適温、酸素、そしてベイトフィッシュという3拍子が揃ったバスのオアシスなんですよ。

かつてはライギョ用のフロッグが主流でしたが、現在はバス専用に設計されたフロッグ&スカムルアーが多く登場し、選択肢が広がっています。

フロッグの素材が柔らかくなり、プレッシャーが少ない釣りなのでバイト率も向上し、さらにウィードガード仕様で濃いカバーも大胆に攻められるんです。この釣り方最大の魅力は、水面を激しくバイトする瞬間!見るだけで心が踊り出します!

夏のシャローで繰り広げる刺激的なフロッグゲーム、ぜひ楽しんでみてください!

では! 「10分で学べるバス釣り!バス用フロッグの使い方と基礎!の始まりです(^O^)/


フロッグを使う時期とフロッグが使えるシチュエーションを解説!

フロッグの使用は一般的に5月から11月頃が推奨されていますが、カバーを絡めた釣り方を取り入れることで、真冬の厳寒期を除けば通年で活用できる可能性があります。特に、バスが水面に意識を向けやすく、カバーやストラクチャーに寄り添うタイミングでは、フロッグの威力が最大限に発揮されます。

フロッグで狙うバスはシャローエリアに留まるバス!

夏場、ブラックバスは2つの行動パターンを見せます。一つは適水温を求めてディープエリアに移動するタイプ、もう一つはシャローのベジテーションの日陰に潜むタイプです。この選択には、それぞれ適水温や溶存酸素量が大きな要因として影響しています。

筆者撮影 水生植物が密集したべジテーションエリア

ディープエリアではボートが必要となり、オカッパリからアプローチすることは難しいですが、一方でシャローのフロッグゲームはオカッパリでも楽しめ、さらにはランカーバスを釣るチャンスも狙えます。

シャローのパターン、なぜ不安定?

この時期のシャローのブラックバスは、移動が頻繁で、いわゆる「ノンポジショナルフィッシュ」と呼ばれます。そのため、昨日好調だった場所でも翌日には反応が無いことがしばしばです。

なので、バスを探し続ける柔軟さが必要です。広範囲のベジテーションを効率的に探れるフロッグやスカムルアーを駆使することで、釣果を引き出せるエリアを絞り込むのが成功の鍵となります。

フロッグによる釣りやすい時間帯と注意するポイント

特に夏場は、涼しい朝夕の時間帯が釣りのゴールデンタイム!これらのタイミングで釣行計画を立てるのがおすすめです。

また、広がるベジテーションの中から効率的にサーチを行い、効果的なエリアを見つけることで、安定した釣果が得られます。


「フロッグ&スカムルアーの基礎!」フロッグ&スカムルアーの種類と機能を知ろう!

フロッグは、バス釣りで使用されるカエル型のルアーで、フックがボディに隠れる構造になっているため、藻や草が密集するようなヘビーカバーでも根掛かりしにくく、安心してキャストできるのが特徴です。

スカムルアーの歴史と多彩なデザイン

スカムタイプのルアーの歴史は、1911年にムーンライト・ベイトカンパニーが取得した特許に始まります。当時販売されていた「Moonlight Fish Nipple(ムーンライト・フィッシュ・ニップル)」という、ベル型のゴムにフックが付いたルアーが、現在のスカムルアーの原点とされています。

フロッグ&スカムルアーの種類は3タイプ!

スカムルアーには大きく分けて3タイプ「フロッグラットタイプ」「ポッパータイプ」「トードタイプ」の種類があります、また、ボディに空気層を持たした浮力の高い「中空ボディ」と空気層が無く止めると沈むワーム素材の「中実」のフロッグがあります。

フロッグ&ラットタイプ (ロングノーズタイプ)

筆者撮影 フロッグタイプ (BOOYAH パッドクラッシャー)
  • 鼻が尖ったネズミの形をしたルアーで、すり抜け性能が高く、ヘビーベジテーションでの使用に最適。
  • カエルの形をしたルアー。すり抜け性能はラットタイプに劣りますが、ヘビーベジテーションでのリトリーブに適しています。最近ではラバースカート仕様やカエルの足型デザインのものも登場しています。

ポッパータイプ

筆者撮影 ポッパータイプ (BOOYAH ポッピンパッドクラッシャー)
  • ノーズにカップが付いたデザインで、音や動きでバスを引き寄せます。ただし、ベジテーションの中での使用には不向きで、リリーパッドのエッジやポケットといった限られたスポットで効果を発揮します。

トードタイプ

筆者撮影 トードタイプ (BOOYAH トードランナー)
  • ワーム素材や中空素材で作られたルアーで、テールが水を受けて音や泡を発生させます。インラインバズベイトのように、高速でサーチしながらリトリーブするのに適しています。

フロッグルアーは、サーチルアーとして広範囲を探索しつつ、ワークルアーとしてロッドワークで細かく誘うこともできます。トゥイッチを駆使して狙いたいスポットでのアクションを自在に操れるのが魅力です。


フロッグゲーム成功の鍵: ポイント選びと見極め方!

フロッグゲームを楽しむためには、ポイントの選び方と見極めが欠かせません。ただやみくもに広がるベジテーションへキャストを繰り返すだけでは、効率が悪くなります。そのため、広範囲のベジテーションの中から、バスが集まりやすいポイントをしっかりと絞り込むことが重要です。

ベジテーションと底質の関係とストラクチャーフィッシングの視点

フィールドで見られる水生植物を観察すると、底質によって生えている水生植物の種類が異なることが以下の様に分かります。

  • 軟質の泥の底質: アシやリリーパッドが繁茂。
  • 砂地: イグサやクロモが見られる。

また、ブラックバスはエッジ(境目)に付く性質があります。そのため、水生植物の種類が変化する境目も、大切なエッジポイントとなります。この情報を活用することで、より効果的な釣りが可能になりますね!

水生植物の種類から地質の変化を読み取ることで、ブラックバスの居る場所が絞り込めます。水生植物の種類が変わる部分は、地質の変化が見られます。ブラックバスはちょっとした変化のある所に身を寄せる性質があります。この地質の変化を見極める釣りを「ストラクチャーフィッシング理論」と言います。

さらに、リリーパッドの生え方を観察してリトリーブパスを見極めると、フロッグが水生植物に引っ掛かることなく効率よく釣りが出来る様にもなります。

リリーパッドの「ポケット」に注目!

リリーパッドの密集した中に空間、いわゆる「ポケット」が確認できることがあります。ポケットの下にはキャノピーと呼ばれる空間が存在し、バスが着きやすい場所です。そのため、リトリーブラインをポケットの中を通過させるよう調整することで、バイトのチャンスを大幅に高めることができます。


フロッグゲームを楽しむための必須テクニック3選!

夏から秋にかけて、水生植物が水面に顔を出す季節はフロッグゲームの絶好の時期です。この釣りを存分に楽しむためには、以下の3つのテクニックをマスターしましょう!

1. べジテーションのトレーステクニック

べジテーションにキャストした後、スラックラインを取ってロッドを1時の位置で構えます。その状態で、ロッドとリールを使ってゆっくりと藻面をズルズルと引っ張りながらトレースします。

コツ:

ラインを浮かせてべジテーションに触れさせないことが重要!これにより、スムーズな操作が可能です。

2. ポケット&エッジでのアクションテクニック

  • ドッグウォーク、テーブルターン: スラックラインを活用し、ロッドでラインを引っ張った後、すぐに戻します。この一連の動作で、フロッグが左右に首を振りながらターンをするの事でバイトを誘発するテクニック。
  • ポッピング: マウスカップを持つフロッグを使い、ロッドワークでポコッという「ポップ音」を出すテクニックです。べジテーションが密集しているエリアでは使いづらいですが、エッジやポケットでは効果を発揮します。

3.フッキング

フロッグゲームでは水生植物を割ってバイトする為、なかなかフッキングが決まらない事があります。バイトがあった際には慌ててフッキングはせず、バスがフロッグをしっかり咥えているか確認してから合わせるようにしましょう。

また、フッキングが決まりにくいのでフッキングが決まらず、凄い勢いで自分や周りにもルアーが飛んでくるので、帽子や偏光グラスで身を守る事をして下さい。そして、フッキングの際はロッドを煽る先に人が居ない方向にする事で事故が防げます。

再びバイトを誘発させるためのテクニック

バイトがあったが咥え込まれない場合、その場でロッドのバットエンドを叩いて振動を与え、フロッグに細かなアクションを加えることで再度バイトを誘います。 また、バイトがあるが乗らない場合は、フォローアップとしてワームを使い、ピッチングでそのスポットを狙うと効果的です。

べジテーションからバスを引き離すタックルセットアップ

バスが掛かった後は、一気にべジテーションから引き離すことが求められます。特にオカッパリではタックルのセットアップが鍵となります。しっかりとしたタックルで、ポンピングを駆使しながらバスを寄せてきましょう!


フロッグ&スカムルアーを楽しむためのタックルセットアップ!

フロッグゲームでは、狙うポイントが濃いカバーなのか、エッジなのかでタックルを変える必要があります。特に濃いべジテーションでは、バスをしっかり引き出すためのパワーが求められます。

筆者撮影 筆者のタックルセットアップ

フロッグゲームを楽しむ為のロッドの選び方

ボクが使っているのは、「HIROism AIRバウンス666」です。これは6.6フィートのファーストテーパーのヘビーロッドでべジテーションからのバスを引き出すのに最適なロッドです。

6.6フィート前後の日本製フロッグ専用ロッドも増えており、アクションを与え続けるフロッグゲームでは短めのロッドは疲労を軽減し、長時間の操作にも適しています。

カバーの濃さによってミディアムヘビーからヘビーアクションのロッドを選択しましょう。

リールとギア比

ボクが使用しているリールはタトゥーラSVTW7.1。フロッグゲームではリールのギア比が高いほど、フッキング率の向上とルアーの回収やカバーからのバスを引き離す際に有利になります。

ベイトフィネスリールは剛性に問題があるので、フロッグゲームで使う事はおススメしません。ヘビーカバーからバスを引きずり出せる強い剛性を持ったベイトリールを選びましょう。丸形リールの剛性か、ロープロファイルリールの握りやすさかは、アングラーの好みで選びましょう。

フロッグゲームをする上でのラインセレクト

オカッパリでフロッグ以外のルアーを使う場合は、ナイロンライン25lb~30lbは安心感がありますが、ベジテーションに引っ掛かり時に、フロッグを外す際の伸びが気になる場合はPEラインがベストです。

PEラインは伸びがなく、操作性に優れているためフロッグの動きも正確になります。PEラインは5号~6号を目安にカバーの濃さで選びましょう。

PEライン使用時のノットの選択

PEラインを使う際は、解けにくいノットを選ぶことが重要です。ボクはパロマーノットハングマンズノットでフロッグを結んでいます。

フロッグゲームだけのタックルを1本組むなら、ディミニツイスト&キャットパウというノットでしっかりとしたノットで組むのもアリです。


フロッグルアーの性能を高めるチューニング方法!

フロッグルアーをさらに効果的に使うために、いくつかの簡単なチューニング方法をご紹介します。これらを試すことで、フックアップ率が向上し、ルアーの寿命も延びます!

1.フックの角度調整

デフォルト状態のフックは、根掛かりを防ぐためにフックポイントが内側に入りすぎている場合があります。これを解消するには、プライヤーを使ってフックの角度を調整し、少し外向きに起こしてあげましょう。

  • フックアップ率の向上
  • ボディの傷を防ぎ、浸水リスクを軽減

2.スカートのトリミング

スカートの長さを調整することで、ショートバイト(スカートだけ噛む)を防ぎ、フロッグの動きがより良くなりスカートのフレア感も増します。

  • スカートを短くカットすることで、動きのキレが増し、フロッグのアクションが強調される
  • スカートの長さを左右で異なるようにトリミングすると、テーブルターンの初動がさらに滑らかになります。

どのチューニングも最終的にはアングラーの好み次第!フィールドやバスの反応を観察しながら、自分だけの最適なセッティングを見つけてくださいね!


おわりに

「たった10分で学べるバス釣り!」フロッグ&スカムルアーの使い方!を最後までお読みいただきありがとうございました。夏のこの時にしか楽しめない釣りのスタイルだと思います。

フロッグ&スカムルアーの釣りはバイトシーンが目と音で楽しめるエキサイティングな釣りです。思いのほかバイトも多いので夏の暑さを忘れさせてくれます。

シャローのべジテーションのバスはノンポジショナルフィッシュなので、昨日良くても今日は違う場所に移ってしまっているので、広範囲にバスを探す釣りを心がけましょう。

夏のバス釣りでは熱中症にならないように、こまめに水分補給をし日陰で休憩を取りながら楽しむようにしましょう。

ボクはTwitterでもバスフィッシングの情報を発信しています。記事を読んで興味を持ってもらえたら「Twitterのフォローやいいね!」を頂けると今後の活動の励みになります。

今回の「10分で学べるバス釣り!バス用フロッグの使い方と基礎!があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^O^)/


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