バスフィッシングを愛するアングラーの皆さん、こんにちは!今回の「釣りたいバス釣り日記」では、繊細なアプローチとナチュラルな動きが特徴の「スプリットショットリグ」についてご紹介します。
この記事では、スプリットショットリグの作り方や動かし方、キャロライナリグとの違いを詳しく解説します。このリグは、日本でガン玉オモリとして知られる軽量なショットを使用し、キャロライナリグに似た外見を持ちながらも独特の魅力を持っています。
スプリットショットリグは、フィッシングプレッシャーが高い透明度の良い湖でバスを釣るために、カリフォルニア州で誕生したリグです。
キャロライナリグとの主な違いは、誘導式ではなく固定式の軽量ショットを使用する点で、沈下率が抑えられ、ワームの動きがより自然でバスに違和感を与えにくいというメリットがあります。また、このリグの登場により、スピニングタックルでのフィネスな釣りが広まり、これまでベイトタックルが主流だったバスフィッシングに新しい流れをもたらしました。
さらに、スプリットショットリグは状況に応じた調整が可能です。例えば、底質に応じたリーダーの長さの調整や、使用するショットの重さの選択によって、より効果的なアプローチができます。
このリグを使う際のタックルセットアップも重要です。軽量なスプリットショットリグはスピニングタックルが最適で、風が強い日にはライン選びが釣りの成果を左右することもあります。
スプリットショットリグは、その繊細さから、タフな状況でもバスを誘う効果があり、初心者から上級者まで幅広いアングラーにおすすめのリグです。キャロライナリグやダウンショットリグと併せて使い分けることで、バスフィッシングの幅がさらに広がるでしょう。
では!! たった10分で学ぶバス釣り!スプリットショットリグ完全解説の始まりです(^O^)/
「とっても簡単!」スプリットショットリグの仕掛けの作り方を学ぼう!
プリットショットリグの作り方はとても簡単です。必要な道具はワーム、オフセットフック、そしてスプリットショットだけ。シンプルなリグで初心者でも始めやすいのが特徴です。

まず、メインラインにオフセットフックを結び、ワームを装着します。その後、メインラインにスプリットショットを挟んで取り付ければ完成です。スプリットショットにはさまざまな形状があり、中には羽根が付いていて開きやすいデザインのものもあります。

取り付ける際には、ラインが傷つかないように注意してください。特に繊細なラインには、内側にゴムが付いたスプリットショットを使用すると安心です。これによりラインのダメージを軽減し、より安定した釣りが楽しめます。
メインラインとスプリットショットの挟み方のポイント
通常、メインラインに直接スプリットショットを挟んでリグを組む方法がありますが、釣りの最中にシンカーがずれることがよくあります。
これを防ぐために、ボクは下の写真のようにスプリットショットにラインを一周巻き付けてから締め付けて固定する方法を採用することがあります。この方法ではラインへの負担が増えるものの、シンカーがずれる心配が少なくなります。

PEラインを使用する場合、スプリットショットを直接取り付けると摩擦によってラインブレイクのリスクが高まります。そのため、ナイロンやフロロカーボンラインのリーダーシステムを組んでからリグを作るのがおすすめです。
次に、スプリットショットリグを使用する際に、ショットの重さとリーダーの長さをどのように選ぶかを考えてみましょう。これらの要素は、釣り場の状況や目的に応じて調整することが重要です。
スプリットショットリグのリーダーの長さは、底質に応じて選ぶべきです
バスプロのゲーリー・クレイン氏によるスプリットショットリグのアドバイスは、非常に参考になります。彼はリーダーの長さを底質に応じて調整することを推奨しており、以下のガイドラインを挙げています。
- ハードボトムの場合:フックから約25〜30cmの位置にスプリットショットを設置。
- ソフトボトムの場合:リーダーを約38〜46cmに延長。
また、適切なリーダーの長さに加え、釣り場の状況や目的に合わせてショットの重さを選ぶことも大切です。これらを実践することで、より効果的なアプローチが可能になります。
スプリットショットリグの「ショット」の重さの選択方法
バスプロのゲーリー・クレイン氏のスプリットショットリグに関するアドバイスも非常に興味深いです。彼は水深に応じてショットの重さを選ぶことを推奨しています。
- 水深12フィートまででは、小さなBBショットを使用して繊細なアプローチを実現。
- より深い水域では、サイズNo.4からNo.7の重いショットを選択します。中でも最も重いNo.4ショットはメーカーによって異なるものの、最大1/8オンスの重さがあります。
これにより、狙う水域の条件に応じて最適なセッティングが可能となります。
スプリットショットリグの動かし方は湖底を引きづるのが基本!
スプリットショットリグの動かし方は、キャロライナリグと同じ方法で以下の図のように操作します。ワームをカバーやストラクチャーにコンタクトさせながら、引きずるように動かします。ロッドの先端をゆっくりと横にスイープし、50cmから1m程度の範囲で底面を這うような動きを作ります。その状況に応じて引く距離やポーズの時間を変えることが重要です。

このリグの特性上、ロッドの動きに対してワームの反応が遅れるため、大きな動きではっきりとしたアクションをつけることが求められます。
パワースプリットショットリグ
スプリットショットリグはシャローフラットな地形に向いていますが、「パワースプリットショットリグ」という釣り方もあります。この方法では、タックルを強化し、水中の枝や岩などのハードカバーを狙います。カバーに向かってキャストし、コンタクト後にバイトがなければワームを回収し、次のスポットをテンポよく攻めるスタイルが特徴です。
スプリットショットリグを使う上でのタックルセットアップを考えよう!
スプリットショットリグのタックルセットアップを考えてみたいと思います。スプリットショットリグでは、軽いウェイトと小さなワームを使用するため、スピニングタックルが適しています。以下の要素がポイントです。
スプリットショットリグに適したロッド
6フィート前後のライトアクションロッドが最適です。より遠くのエリアを探る場合は、6.6フィート以上のロッドも選択肢に含めると良いでしょう。

スプリットショットリグに適したリール
スピニングリールの2500番~3000番を選び、使用するラインやキャストの距離に応じて最適なものを選びましょう。
スプリットショットリグに適したライン
ナイロンまたはフロロカーボンラインの4ポンド~6ポンドが扱いやすいです。遠投や遠くのフッキングを重視する場合はPEラインがおすすめですが、リーダーシステムを組む必要があります。ただし、PEラインは風が強い日の操作が難しい場合もあります。
スプリットショットリグに適したフックしとウェイト
スプリットショットリグに適したフックは、スィープなフッキングでも容易に掛かる細軸のオフセットフックが使いやすいです。
スプリットのウェイト(重さ)は、 1/20oz~1/8ozのウェイトを、水深や釣り場の状況に応じて調整してください。
スプリットショットリグとダウンショットリグとの違いを理解しょう
スプリットショットリグとダウンショットリグの違いを理解することで、スプリットショットリグが効く条件を明確にできます。
ダウンショットリグの特徴
ダウンショットリグは、ウェイトがフックの下に配置されているため、ロッドを少し動かすだけでワームが迅速かつ鋭く反応します。この特性により、移動距離を抑えつつ一点で誘うアプローチが可能です。

ダウンショットリグは、垂直な地形変化に対して使い易いリグです。ディープをバーチカルに近い状態で攻めるのにも適しています。
スプリットショットリグの特徴
スプリットショットリグは、ウェイトの後ろに配置されたワームの反応が遅く、動きが穏やかな傾向があります。このノーシンカーに近いナチュラルな動きが、スプリットショットリグの特徴です。

スプリットショットリグは、フラットな地形を効率よく釣るのに優れたリグです。フラットに広がるウィードエリアやロックエリアでサーチルアーとしても有効です。
リグが適応する状況
さらに、スプリットショットリグは広い範囲を探る釣りに適しており、特にフィネスな釣りやプレッシャーの高い場面で効果を発揮します。一方、ダウンショットリグは、一点集中の誘いが必要なシチュエーションで活躍します。
スプリットショットリグとキャロライナリグの違い
スプリットショットリグとキャロライナリグはどちらも広範囲を探るのに適しており、リーダーを使ってワームをノーシンカーのような状態にできる点で共通しています。しかし、それぞれには次のような違いがあります:
- ウェイトの重さ キャロライナリグは、深い場所を探るために重いウェイトを使用します。一方で、スプリットショットリグは軽いウェイトを使用するため、沈下速度が遅く、ナチュラルな動きを演出します。
- ラインと誘導方法 キャロライナリグでは、バスがワームをバイトしたときにウェイトの存在で違和感を与えないように誘導式になっています。一方、スプリットショットリグは、ウェイトをラインに固定する設計となっています。
- フィネスな特性 スプリットショットリグは、細いラインを使った繊細なアプローチを特徴とし、フィッシングプレッシャーの高いバスに対して特に効果的です。
スプリットショットリグは、キャロライナリグと比べて柔らかなプレゼンテーションが可能で、釣り場の状況や目的に応じた使い分けが大切です。
おわりに
今回は、スプリットショットリグを使った釣りについてご紹介しました。ボク自身、90年代スピニングタックルでのバスフィッシングには抵抗がありましたが、このリグが持つ圧倒的な効果に驚かされた経験があります。タフな状況でもバスを誘える、このリグの凄さは一度使えば実感できるはずです。
近年、ダウンショットリグやワッキーリグの流行で影が薄くなっているスプリットショットリグですが、忘れられたリグを活用することでバスの新たな反応を得られる可能性は十分にあります。
テキサスリグを覚えた初心者の方で、次のステップとしてスピニングタックルを使ったフィネスな釣りに挑戦したいと考えているならば、スプリットショットリグはおすすめの選択肢です。ぜひこのリグを使って、バスフィッシングの楽しさをさらに広げてみてください!🎣✨
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たった10分で学べる!スプリットショットリグの使い方!の記事を読んでスプリットショットリグの面白さに気付いてもらえると幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
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