1920年に登場したトップウォータールアー、ヘドン社のラッキー13をインプレションしたいと思います。ラッキー13もとうとう100年以上の歴史を持つルアーになってしまいました。
13が何でラッキーナンバーなんだろうと思いながら釣具店に陳列されたラッキー13を子供の頃に見ていたモノですが、理由を知ると面白いネーミングだと感心させられます。
そんな、古くからあるラッキー13ですが、とても様々な機能が盛り込まれたトップウォータープラグであります。ポッパーとしても使えますしチャガーとしても楽しめる上にダーターとしても使える100年の歴史は伊達ではないですよね。
今回は運気を上げるルアー!ヘドンのラッキー13のインプレションを始めたいと思います(^O^)/
100年前のルアーとは思えない! ヘドン ラッキー13の機能性!
1920年に登場してから現在までラインナップされているヘドンを代表するルアーの一つでもあるのがラッキー13です。ボディが太く長いのでかなりの高浮力なトップウォータールアーです。
ラッキー13をインプレするにあたり組んだタックルセットアップはロッドがヒロイズムCalypsoLJ2にリールがスティーズCTにらいんはヒロズチョイスのクランキング18lbです。
重量のあるルアーですし装飾もないのでキャスタビリティーは申し分ありません。ラッキー13は3つの機能が備わったポッパーです。一つ目が小魚が逃げるような音を出すポッパー機能と2つ目にバスがベイトフィッシュを捕食した時に出すチャガー音で空気を含んだ太い音が出せます。
3つ目がダーター機能でルアーを引っ張るとマウスカップの下唇がリップの役目をしてルアーを潜らせてくれます。これによりバスの居る側に近寄る事ができます。ラッキー13を使っていて感じるのは武骨な見た目とは違い多彩な使い方が出来る点です。
ショートストロークで引っ張るとポッパー音を奏でながら水を弾いてくれますし、ストロークを少し長く取ると空気を含んだ太いチャガー音が出せます。更にストロークを伸ばすかリトリーブすると水中にダイブしてぎこちなく泳いだりもしてくれます。
これらの特徴を組み合わせる事で操作していて飽きないルアーでもあるのが、ラッキー13です。初めて使う方にはチョットサイズが大きいので使用するのに抵抗があるのも事実ですが、ある程度トップウォータールアーで釣りをされた方は使ってみると良いと思います。
ヘドン ラッキー13のスペックと過去に販売されていたモデルを紹介!
LENGTH | 3-3/4inch 9.44cm |
WEIGHT | 5/8oz 17.4g |
HOOK | #2 |
ラッキー13にはカラーリングがプラドコの通常仕様と原点回帰シリーズのモノ、そしてスミスファクトリーの仕様のモノがあります。性能はどれも同じですが、カラーリングの仕上がりが全然違います。
見た目のカラーリングに拘るのなら原点回帰シリーズのモノかチョットお高いですがスミスファクトリーのラッキー13が美しいので、おすすめです。ボクが今回使っているラッキー13はプラドコの通常仕様のモノになります。
ラッキー13には廃盤になったベビーラッキー13とタイニーラッキー13がありました。タイニーラッキー13のデザインは下あごが長いデザインになっているのが特徴です。既に廃盤になってしまって時間が経っているのでオークションでもソコソコな値段がしています。
このベビーとタイニーの2つのルアーも復刻してもらえると嬉しいですしベイトフィネスリールがある現代ではタイニーラッキー13は昔に比べて扱いやすくなると思います。
ヘドン ラッキー13を使う上での知っておきたい3つのポイント!
・ポップ&ポーズ
・ポップ音とチャガー音の使い分け
・トゥイッチ&ダイブ
ラッキー13を使う上で知っておくテクニックはポップ&ポーズとポップ音とチャガー音の使い分けができる事とダーターの機能を使ったトゥイッチ&ダイブの3つのテクニックを覚えるとラッキー13を使っていて楽しくなります。
ポップ&ポーズは木や杭などの障害物やそれ以外でも目に見えた変化がある場所を釣る時に使うテクニックです。
バスは障害物の近くに身を隠している事が多いのでロッドを小刻みに動かしてポップ音を奏でながら引っ張って来て障害物の半径70cm程度のエリアにルアーが入ったらルアーを止めてバスを誘いましょう。
ポップ音とチャガー音の使い分けは音色の変化でバスにアピールする方法です。ロッドを小刻みに動かしてピチャピチャと立てる音がポップ音で、一般的に小魚が逃げる音と言われています。次にストロークを長くロッドの先端を50cm程度ゆっくりラッキー13を引くとゴボッと言う音と共に泡がでます。
これが、チャガー音と呼ばれる音でバスが捕食した時に出す音と言われています。何で捕食した時の音を出す必要があるのかと言いますと捕食音を聞いたバスが自分以外のバスがエサにありついたと思わせる効果があるからです。
捕食音のする方向を見るとルアーがあり喰いそこなったと思わせたらそのバスはルアーに飛びつくと考えられます。
ラッキー13はダーターの機能があるので水中にダイブさせやすいポッパーなのでトゥイッチ&ダイブをさせる事ができます。ロッドをゆっくりと引き切るとラッキー13が潜り出しますので、潜り切った後にロッドを素早く戻し水中にあるラッキー13にトゥイッチングアクションを与えます。
すると水中でラッキー13が不規則な動きをした後に水面に浮かび上がります。この後にバイトが集中しますし、慣れてくると浮き上がり方もコントロールする事ができます。ルアーが浮き上がる時にラインを張る事でシミーライズしますのでアクションを使い分けてみて下さい。
「ヘドン ラッキー13の歴史」名前の由来はキリストの処刑に関係あり!
ラッキー13の名前の由来はキリスト教の考えが関わって来ます。英語圏では13日の金曜日はキリストが処刑された日で不吉と考えられています。また、13日はクリスチャンは忌むべき日と考えられているそうで、そんな不吉な13日の金曜日に爆釣した事が切っ掛けに命名されたのがラッキー13です。
ラッキー13は1920年にウッドモデルが最初に登場しますが、この時のラッキー13のデザインは現在のモノとは違い下あごが長いのが特徴です。そしてオールドのラッキー13には目がペイントされていないのも特徴の一つになります。
また、ヘドン100周年記念で作られたHeddon Centennial Editionも見かけますが、こちらは90年代に作られたモノです。デザインはオールドと同じ下あごが長く作られています。
1950年にラッキー13もウッドからスプーク化いわゆるプラスチックモデルになっていきます。目のペイント方法や成型方法の違いがあり首割れと縦割れに分かれ古い方が首割れで作られています。
おわりに
今回はヘドンのトップウォータールアー、ラッキー13のインプレション記事を書かせて貰いました。雑誌の記事でヘドンのバサーがなくなって形のよく似たラッキー13が何故、現在も販売され続けているのか理由ついてヒロ内藤さんが答えています。
理由としては13日の金曜日に爆釣したストーリーがあったから今日まで支持されてて来たのではではないかと話されていました。確かにストーリー性のあるルアーってなかなかありませんよね。
ラッキー13のインプレション記事を読んで「ラッキー13」を使ってみたいと感じられたのであれば、下記のリンクから購入する事ができます。
今回のヘドン ラッキー13の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
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